
okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
ヘルメットの解説記事はだいたい・・・

前のモデルと比べてー

(前のモデル使ってないんだよなぁ・・・)

シェルは高濃度ギャラクシーポリマースペシャルを使ってーファイナルアポカリプスシールド開閉システムを採用しー

(そんな難しいこと気にしてないんだよなぁ・・・)
ということが多いですよね。これらの情報は我々パンピーライダーにはそれほど重要ではありません。せいぜい

重くないかな?
規格は?
ベンチレーションは大丈夫かな?
いくらくらいするのかな?
バイザー内蔵してるのかな?
他のモデルとはなにが違うのかな?
程度の情報で十分ですよね。
ということでこの記事では
ということについて解説していきます。
この記事で紹介するアライヘルメットのモデルは
になります。

解説に加えたいモデルがあればコメントから連絡いただければと思います。
アライヘルメットの特徴

価格 | ★★★★★ |
安全性 | ★★★★★ |
国 | 日本 |
快適性 | ★★★★ |
帽体の大きさ | ★★★ |
シェルデザイン | ★★★ |
デザイン | ★★★ |
似合うバイク ライダー | 全てのバイク 全てのライダー |
アライはショウエイと双璧をなす国内一流のヘルメットメーカーで、とにかく安全性に全振りしているようなメーカーです。
「規格の先を見据えて現実の衝撃からライダーを守る」「選手用と市販品の安全性の区別をしない」という理念のもと、全てのヘルメットにSNELL規格を上回る「arai規格」という独自の規格を設けています。つまり最も安価はアライヘルメットでももっとも高価なアライヘルメットと同等の安全性を有しているということです。これは他のメーカーには見られない特徴です。
帽体の大きさ比較的小さく、小顔に見えるのも嬉しいポイントですが、「衝撃をいなす」という発想でデザインしているため、全てのモデルが卵型をしているのでシェルデザイン(帽体の形状のデザイン)のバリエーションは多くありません。
グラフィックなどのデザインも比較的地味なものが多く、派手なものはだいたいどこかとのコラボモデルだったりすることが多いので値段が高くなっていることが多いです。
趣味としてバイクに乗る全てのライダーにお似合いで、「アライかショウエイをかぶっていれば間違いない」と言われます。
頭全体を包み込むような内装は日本人の頭に最適化して作られていますが、よりアライがフィットする「アライ派」とショウエイの方がフィットする「ショウエイ派」にわかれます。
ちなみに僕はアライ派です。

とにかく安全なヘルメット、王道のヘルメットが欲しいという方には最もおすすめできるヘルメットメーカーです。
アライヘルメットフルフェイスの各モデルの主要スペック一覧表

種類 | 価格 | 重量 | ベンチレーション数 | 安全規格 | バイザー | 内装脱着 | あご紐機構 | |
RX-7X | フルフェイス | 54000円~ | 1585g | 13箇所 | スネル・JIS・アライ規格・PSC・MFJ・SG | なし ※シールド交換で取り付け可 | 可 | Dリング式 |
アストロ‐GX | フルフェイス | 52000円~ | 1560g | 11箇所 | スネル・JIS・アライ規格・PSC・MFJ・SG | なし ※シールド交換で取り付け可 | 可 | Dリング式 |
アストラルX | フルフェイス | 51000円~ | 1620g | 13箇所 | スネル・JIS・アライ規格・PSC・MFJ・SG | あり | 可 | Dリング式 |
ラパイドネオ | フルフェイス | 46000円~ | 1535g | 6箇所 | スネル・JIS・アライ規格・PSC・MFJ・SG | なし ※シールド交換で取り付け可 | 可 | Dリング式 |
XD | フルフェイス | 46000円~ | 1590g | 13箇所 | スネル・JIS・アライ規格・PSC・MFJ・SG | なし ※シールド交換で取り付け可 | 可 | Dリング式 |
ベクターX | フルフェイス | 41000円 | 1590g | 10箇所 | スネル・JIS・アライ規格・PSC・MFJ・SG | なし ※シールド交換で取り付け可 | 可 | Dリング式 |
先に一覧表を書いておきます。
各項目の説明は数の通りです。
種類 | ヘルメットの種類を記載しています。詳しくは>>>こちらの記事を参照してください。 |
価格 | 定価です。実売価格は商品リンクから確認してください。 |
重量 | ヘルメットの重量です。ネットで調べた範囲なので参考程度にして下さい。一般的にグラフィックモデルの方が若干重くなります。基本的にはLサイズ【Lサイズ相当】の重量を記載します。 |
ベンチレーション数 | ヘルメットに空いている穴の数です。口元も首の後ろもカウントしています。ベンチレーションが効くかどうかはあまり気にしない方がいいかもしれません。詳しくはこちらの記事で。 |
安全規格 | 安全規格に関しては>>>こちらの記事を参考にして下さい。国内販売されているものなのでPSCは通っているものとして考えてください。 |
バイザー | サングラスの役割をするバイザーが標準でついているかです。 |
内装脱着 | 今どき内装脱着ができないものはないと思いますが、初心者の方が安心できるように項目を設けました。内装の洗い方は>>>こちらの記事を参考にして下さい。 |
あご紐機構 | 個人的には Dリングのものがもっとも安全性が高いと考えています。詳しくは>>>こちらを読んでみてください。 |
スモークシールド オプション | スモークシールドに変更できるかです。シールドに関しては>>>こちらの記事を読んでみてください。純正で存在しなくても社外品であります。 |
ミラーシールド オプション | ミラーシールドに変更できるかです。純正で存在しなくても社外品であります。 |
特徴や向いている人 | ヘルメットの個性や向いている方を偏見で書いています。あまり参考にしないでください。 |
スモークシールド・ミラーシールどの有無、向いている人やヘルメットの特徴などはヘルメット詳細の表に記載します。
各モデルを解説していきます。
RX-7X【おすすめのアライヘルメット】
現在の実売価格は上の商品リンクから確認して下さい。
アライヘルメットのフラッグシップモデル、最上位に位置するヘルメットです。
ベンチレーションのためのディフューザーは乱気流をコントロールし、高速域での静音性、安定性に寄与します。
オプションでスポイラーを追加すれば高速安定性は更に増します。ちなみにシールドを交換すればアストラルXについているバイザー(VAS-Vシールドシステム)を取り付けることも可能です。
種類 | フルフェイス |
価格 | 54000円~ |
重量 | 1585g※アライはLサイズよりもMサイズの方が重いので注意。 |
ベンチレーション数 | 13箇所 |
安全規格 | スネル・JIS・アライ規格・PSC・MFJ |
内装脱着 | 可 |
あご紐機構 | Dリング式 |
スモークシールド オプション | 有 |
ミラーシールド オプション | ・純正はサンバイザーとして有り(VAS-V PSノンバイザーシールドへの変更が必要) ・社外品のミラーシールドは有り |
特徴や向いている人 | アライのハイエンドモデル スポーツ走行メインの方 高速道路で飛ばす方 妥協したくない方 |

これ以上のヘルメットがあるとは思えない。

ヘルメットはお金を惜しんじゃ駄目。

髪型が変に癖がつかない
アストロ‐GX
種類 | フルフェイス |
価格 | 52000円~ |
重量 | 1560g※アライはLサイズよりもMサイズの方が重いので注意。 |
ベンチレーション数 | 11箇所 |
安全規格 | スネル・JIS・アライ規格・PSC・MFJ |
内装脱着 | 可 |
あご紐機構 | Dリング式 |
スモークシールド オプション | 有 |
ミラーシールド オプション | ・純正はサンバイザーとして有り(VAS-V PSノンバイザーシールドへの変更が必要) ・社外品のミラーシールドは有り |
特徴や向いている人 | シンプルデザインで高機能なヘルメット スポーツ走行メインの方 高速道路走行が多いツーリンガー方 すべてのライダー |
ハイエンドモデルのRX-7Xよりも軽いです。ヘルメット正面のアライのロゴマークにもベンチレーションの穴があり、乗車姿勢に関わらず正面からの吸気効率が高くなっています。このベンチレーションを試すという理由だけでアストロGXを選ぶ理由になるくらい魅力的な機構です。
ハイエンドモデルでもオプション扱いのスポイラーが標準装備されています。スポイラーのデザインは控えめながら300km/h走行でも整流効果があるのでツーリングからサーキット走行まで幅広く快適さを提供しています。
そして驚くべきはその軽さですね。これは買いです。次はこれにします。
アストラルX【おすすめのアライヘルメット】
RX-7Xではオプション扱いのバイザー(VAS-Vシールドシステム)が標準装備になっています。もしも好みでなければ逆にシールドを変えれば バイザーなしで使うこともできます。
ロングツーリングが多い方であれば最初からバイザーを装備しているアストラルXの方が最上位モデルのRX-7Xよりもおすすめです。
種類 | フルフェイス |
価格 | 51000円~ |
重量 | 1620g※アライはLサイズよりもMサイズの方が重いので注意。 |
ベンチレーション数 | 13箇所 |
安全規格 | スネル・JIS・アライ規格・PSC・MFJ |
内装脱着 | 可 |
あご紐機構 | Dリング式 |
スモークシールド オプション | 有 |
ミラーシールド オプション | ・純正はサンバイザーとして有り ・社外品のミラーシールドは有り |
特徴や向いている人 | ツーリングに最適化されたモデル ロングツーリングがメインの方 |

高速での後方確認で斜め後方に頭を傾けた時のヘルメットが受ける風圧が、全く違います。

高速走行でもピタッと頭が安定する

VAS-Vプロシェードシステムが昼夜を通し使えてとても便利
ラパイドネオ【おすすめのアライヘルメット】
アライにしては珍しい「見た目重視」のヘルメット。ベンチレーションを諦めたXD。
ネオクラシック系のバイクに良く合う、クラシカルでシンプルなデザインのため大げさなベンチレーションはついていません。
このヘルメットの良さは「シンプルさ」であるためインカムの設置もためらわれます。シールドを変えればバイザーをつけることもできますが、バイザーをつけるのであればラパイドネオは選ばないほうが良いです。このシンプルさを活かす方向で運用するべきです。
額や後頭部にベンチレーションはないので上位モデルに比べると蒸れやすく、空気の流れをコントロールする清流システムもないので高速ツーリングでは少々不満が出るかもしれません。
種類 | フルフェイス |
価格 | 46000円~ |
重量 | 1535g※アライはLサイズよりもMサイズの方が重いので注意。 |
ベンチレーション数 | 6箇所 |
安全規格 | スネル・JIS・アライ規格・PSC・MFJ |
内装脱着 | 可 |
あご紐機構 | Dリング |
スモークシールド オプション | 有 |
ミラーシールド オプション | ・純正はサンバイザーとして有り(VAS-V PSノンバイザーシールドへの変更が必要) ・社外品のミラーシールドは有り |
特徴や向いている人 | >>>クラシックバイク >>>ネオクラシックバイク >>>アメリカンバイク >>>真夏はバイクに乗らない方 |

デザインが派手すぎずカッコよすぎ

高速域では頭が安定しない

熱くはないが熱はこもりやすい
XD【おすすめのアライヘルメット】
ベンチレーションを諦めなかったラパイドネオ。ラパイドネオと同じ定価が設定されているので「ベンチレーションを諦めて見た目を取るライダーはラパイドネオ」「諦めきれないライダーはXD」という選び方を示してくれた様な気がします。
ラパイドネオやショウエイのグラムスターがあるので「ネオレトロなヘルメット」としての存在感が薄いが、かなり無骨デザイン。
無骨なデザインが好きな方にとっては様式美と機能美の調和がもっとも取れているヘルメットに感じられるはず。
種類 | フルフェイス |
価格 | 46000円~ |
重量 | 1590g※アライはLサイズよりもMサイズの方が重いので注意。 |
ベンチレーション数 | 13箇所 |
安全規格 | スネル・JIS・アライ規格・PSC・MFJ |
内装脱着 | 可 |
あご紐機構 | Dリング |
スモークシールド オプション | 有り |
ミラーシールド オプション | ・純正はサンバイザーとして有り(VAS-V PSノンバイザーシールドへの変更が必要) ・社外品のミラーシールドは有り |
特徴や向いている人 | >>>真夏にもバイクに乗るがシンプルなヘルメットが好きな方 |

カブトと並べると同サイズなのに一回り小さい

フィッティングは比較的深く全体でホールドする感じで、アライらしい

シールドの開閉がなんか変
ベクターX【おすすめのアライヘルメット】
ネクターxの最大の特徴は、全面上部の空気の取り込み口が横ではなく、縦に並んでいる点です。
前傾のきついバイクに乗ったときは後ろの穴から多くの空気を取り込み、状態が起きたポジションでは前の穴から多くの空気を取り込めるように工夫されています。
アライヘルメットの中でもっともグレードが低いとはいえ、十分なベンチレーションとスネル規格に裏打ちされた安全性を持つヘルメットです。
種類 | フルフェイス |
価格 | 41000円 |
重量 | 1590g※アライはLサイズよりもMサイズの方が重いので注意。 |
ベンチレーション数 | 10箇所 |
安全規格 | スネル・JIS・アライ規格・PSC・MFJ |
内装脱着 | 可 |
あご紐機構 | Dリング |
スモークシールド オプション | 有り |
ミラーシールド オプション | ・純正はサンバイザーとして有り(VAS-V PSノンバイザーシールドへの変更が必要) ・社外品のミラーシールドは有り |
特徴や向いている人 | 初めてアライを被る方 スポーツタイプとそれ以外のバイクを複数所有している方 |

選定理由は値段

インナーにインカムホールがある

100km/h走行時、頭を持ってかれる事は無い。
アライヘルメットサイズの測り方

後述するメーカーのサイズ表に照らし合わせるための頭の外周の長さを測ります。
眉毛の上のおでこの一番高い位置から後頭部の一番高い位置をメジャーを回して計測します。

メジャーがないときは伸びない紐を回して長さを測るよいう方法もあります。
ヘルメットは頭の外周が1番長くなるところ(鉢)で合わせるのが基本です。頬などのパッドは時間が経つと馴染んできますし、最悪パッドのみ交換することができるからです。
あとあと内装が馴染んでくることを考えると、試着した際は少し窮屈に感じるくらいがちょうどいいです。
アライヘルメットサイズ表と帽体(シェル)のサイズ

サイズ表記 | XS | S | M | L | XL | XXL | XXL(特大) |
頭の外周(cm) | 53,54 | 55,56 | 57,58 | 59,60 | 61,62 | 63,64 | 65,66 |
シェル | 小 | 小 | 中 | 中 | 大 | 特大 | 特大 |
アライヘルメットのサイズ感や頭が小さく見えるサイズ

アライのヘルメットは頭全体を包み込むような、頭全体でヘルメットを支えるフィット感が特徴です。ショウエイのヘルメットがしっくりこない方がアライを被るとしっくりくることがあります。そういう方のことを「アライ頭」と呼びます。
相対的に頭が小さく見えるサイズは「S」と「L」と「XXL(特大)」です。
おすすめのアライヘルメットフルフェイスまとめ

いかがでしたでしょうか。
アライのフルフェイスヘルメットに関して網羅的に解説しました。
RX-7X | 最上位モデル |
アストラルX | ツーリング快適モデル |
ラパイドネオ | 見た目重視モデル |
XD | 見た目とベンチレーションのバランス |
ベクターX | エントリーモデル |
と、選びやすい個性が見えてきました。
エントリーモデルといえども高価なアライヘルメットなので、「どうせ高いのだから!」と思い切り開き直って(?)金額は気にせず用途と好みに合ったものを選びたいところです。
少しでもあなたのヘルメット選びの役に立てたのであれば嬉しく思います。
ヘルメットに関して更に知りたい方は下の記事を読んでみてください。
他のメーカーのヘルメットについて一覧で知りたい方は下の記事を読んでみて下さい。
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