okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
この記事では
ということについて解説していきます。
最終的にあなたが思い描いている内容ではないところに着地する記事内容ですが、着地地点に納得できない方も、記事途中は有益な情報があるかもしれませんので最後まで読んで頂ければと思います。
ツーリングの雨対策と、バイク通勤の雨対策の違い
- Qツーリングと通勤の雨対策に違いはありますか?
- A
運転している時間や距離が短い通勤は耐水性だけを気にしていればいいですが、ツーリングは積載性や快適性とのバランスを考えながら対策を施す必要があります。
雨の日バイク通勤の主たる目的は「レインウェアの下に着ている仕事着を絶対に濡らさないこと」ですし、乗車時間や距離がツーリングよりも極端に短いので、「耐水性」だけに的を絞って対策をすることができます。また、雨が降ることが確定している状態で出勤するので、万全の対策を施すことができます。
一方で、ツーリングの雨対策は不意の雨に備えることが主な目的になるので対策品の携帯性や、長時間の雨に備えるため快適性などが重要になります。
通勤は着替えを職場に置いておいたりできるしね。限られたスペースに限られた物資を積まなきゃいけないツーリングの方が難しいよね。
雨の日ツーリング、装備一式
準備が整った所で、雨の日のバイク、原付通勤で使用する装備品などを頭から足へ、上から順に紹介していきます。
クリアシールドのフルフェイスかジェットヘルメット
- Q雨の日は視界が悪いけど、スモークシールドが好き。ピカソより普通にラッセンが好き。
- A
雨予報が出ているときはクリアシールドに交換して出発しましょう。
雨が目に入らないようにシールドがついたフルフェイスヘルメットかジェットヘルメット(オープンフェイスヘルメット)を被るのが基本です。ハーフヘルメットではゴーグルをつけていても30km/hを超えると顔に当たる雨粒がどんどん痛くなってきますし、趣味としてバイクに乗るのであれば安全性を考えてハーフヘルメットの使用はおすすめしません。
ジェットヘルメット(オープンフェイスヘルメット)には「視界が広い」というメリットがありますが、雨の日は事故の可能性が高くなるので、より安全性が高いフルフェイスヘルメットをおすすめします。
雨と薄暗さで視界が悪くなるので、雨予報が出ている日にツーリングにでかけるときは普段スモークシールドやミラーシールドを使っている方でも、クリアシールドに交換してから出発することをおすすめします。
シールドには出発前に曇り止め&撥水加工をする
- Qヘルメット専用の曇り止めスプレーとか必要ですよね!
- A
個人的にそういった類のものは情弱ビジネスだと思っています。中性洗剤で十分です。
普段から行う必要はありませんが、雨予報が出ているときはシールドに撥水加工と曇り止めを施してから出発するようにしましょう。
専用の曇り止めなどは全く必要ありません。シールドの外側にシリコンスプレーを吹いて拭き、内側に食器洗い用の中性洗剤を指で薄く塗ればOKです。
次の雨に備えて今からやっておくわ!
それダメなんです。
曇り止めの効果はせいぜい数日しか持ちません。これは高価な専用ケミカルでも同じです。張り切って前もって準備をしてもどうせ前日か当日に塗り直しをしなければならないので予報がでてからで大丈夫です。
どうしてもシールドが曇る方はピンロックシート!
- Q中性洗剤を塗ってもシールドが曇ります。
- A
まずは口呼吸をやめましょう。それでもダメならピンロックシートです。
先述の中性洗剤でシールドの曇り止めを行うことができますが、口呼吸の方で曇りがひどい方はピンロックシートの使用をおすすめします。
ピンロックシートはシールドを簡易的に2重にすることで空気の層を作り出し、曇りを防ぐ「2重サッシ」をシールドで行うものです。その効果は絶大なので、どうしても曇ってしまう・・・という方にはおすすめです。
口呼吸は体に悪いから鼻呼吸に強制した方が人生がより良くなるよ・・・ピンロックシートを使う前にまずは鼻呼吸を始めよう!
ツーリング用のレインウェアは耐水圧、透湿度、コンパクトさのバランスで決める
- Qバイクや原付ではどれくらいの耐水圧のレインウェアが良いですか?
- A
大雨の高速道路も想定するなら40000mm、しないなら15000mm、原付10000mmです。
レインウェアの防水性能はどれくらいの水圧に耐えられる生地かを示す『耐水圧』という数字で知ることができます。
ウェザーニュースによると小雨程度では耐水圧300mm、中雨では耐水圧2000mm、大雨では耐水圧10000mm、嵐では耐水圧20000mmが好ましいとされています。
レインウェアの 推奨耐水圧 | |
小雨 | 300mm |
中雨 | 2000mm |
大雨 | 10000mm |
嵐 | 20000mm |
雨の日に高速道路で雨に降られ、80km/hでゆっくり運転するときに体に当たる風速は22.2m/s、これは「非常に強い風」に分類される風速で
何かにつかまっていないと立っていられない。飛来物によって負傷するおそれがある。細い木の幹が折れ、根の張っていない木が倒れ始める。看板が落下・飛散する。道路標識が傾く。車は通常の速度で運転するのが困難になる。屋根瓦・葺材が飛散するものがある。
引用元:ウェザーニュース
台風並みであることがわかります。
この風とともに体に当たる雨は嵐並なので、バイクに乗る場合は「耐水圧20000mm」は欲しい所です。
雨の日にツーリングなんかいかないわよ・・・高速道路なんて走るわけないじゃん・・・
という僕のような方は下の表を参考にして用途に合った耐水圧を見つけてみてください。
時速 | 風速 | 推奨耐水圧 | |
一般道の制限速度 | 60km/h | 16.62m/s | 15000mm |
原付の制限速度 | 30km/h | 8.32m/s | 10000mm |
ここまで紹介した耐水圧は「中雨(しっかり降る雨)」の場合です、「大雨(バケツを引っくり返したような)」を想定される場合は耐水圧を倍にしてください。
ここまで紹介した耐水圧は「中雨(しっかり降る雨)」の場合です、「大雨(バケツを引っくり返したような)」を想定される場合は耐水圧を倍にしてください。
透湿度は5000g/㎡/24h以上が快適
- Q透湿度はどれくらいを目安にすればいいですか?
- A
ツーリング用なら5000g/㎡/24h以上、短い通勤ならそれ以下でも大丈夫です。
いくら耐水圧が高い素材でも汗を外に排出できないものだと体が汗で蒸れてしまします。レインウェアを選ぶ際は耐水圧と併せて『透湿度』も選び方の基準にしましょう。
透湿度は『g/㎡/24h』という単位で示されます。これは『1㎡あたり、24時間で何gの水分を透過させられるか』という単位になります。
蒸れにくいレインウェアは5000g/㎡/24hからと言われているので、最低でも5000g/㎡/24hのレインウェアを選ぶようにしましょう。
数字が大きくなればなるほどサラっと快適に着られるようになるよ。
バイクに乗っている時間が長ければ長いほど数値が透湿度が高い方がいいです。10分くらいの通勤通学なら正直透湿度はどうでもいいですよ!
雨の中の運転が長い時間になる方は最低でも5000g/㎡/24h以上、短い通勤通学の方やツーリングのにわか雨に備えるだけという方はそれ以下のものという選び方で良いと思います。
バイク用のレインウェアはコンパクトに畳んで専用の収納袋に収められるようになっています。
これらのことに価格を加味すると、もっともコスパが高いツーリング用のレインウェアはRSタイチのドライマスターRSR048になります。
価格を度外視してとにかく耐水性と透湿度が高いものだとコミネのGTXスプリームレインウェアになります。こちらはバイク用品メーカーから販売されているものでぶっちぎりの性能を誇っています。
詳しくは下の記事にまとめているので購入前に納得したい方は読んでみてください。
バイクにリュックを使っている場合はポンチョ
- Qリュックは防水ならOKですよね?
- A
ベルト部分は濡れるのでポンチョの中に背負いましょう。
普段使っているビジネスバッグは大型の防水リュックにそのまま入れましょう。リュックを背負ってからポンチョを着ればリュックを濡らさずに済みます。
防水リュックなんだから別にポンチョの外から背負ってもいいんじゃないの?
レインウェアの上から防水リュックを背負って「これで完璧です」と教えている方も多いですが、防水リュックのベルトは防水ではありません。
あくまでも「中に入れているものが濡れないリュック」です。雨予報が出ているときは防水リュックと一緒にポンチョも持っていくと良いでしょう。
とはいえ、ツーリングの荷物が増えてしまうのでリュックは諦めてもいいかと思います。
ポンチョを使いたくない方はラフ&ロードからリュックを背負える拡張式のレインウェアがでているので検討してみてください。
防水グローブはテムレス02 winter
- Qバイク用の防水グローブを持っていくのが面倒なのですが・・・
- A
テムレスという選択もありです。
晴れているときのライディングはお気に入りのグローブをつけますが、雨用に防水グローブをわざわざ持っていくのは手間ですよね。そんな方にはテムレスという防水グローブが嵩張らないのでおすすめです。少し大きめのものを用意して、雨が降ったらグローブの上からつけてもいいですし、インナーグローブだけでつけても良いです。
バイク用の防水グローブはライディングがしやすいように立体裁断になっているので、縫い目から徐々に浸水してきまが、テムレスには縫い目が無いので水は一切通しませんが、透湿度が1157g/㎡/24と防水グローブとしては比較的高いので快適に使用することができます。
02 winterというモデルは肘の手前くらいの位置で保持することができるので水の侵入をほとんど100%防ぐことができます。
防水グローブを外側、レインウェアを内側に
腕周辺の雨の流れは「前から後ろ」になるのでグローブにウエアの袖を入れないと水が浸入します。袖をどんなにきつく縛ってもシワの部分から入ってくるので袖は必ずグローブの中に入れましょう。
ブーツカバーで雨からブーツを守る
防水シューズを使用していない方、特に革のレーシングブーツを使用している方はブーツを守る必要があります。
バイク用のブーツカバーはシフトペダルのダメージを保護するパッドが入っているので長く使うことができます。荷物にもならないので1セットバッグに忍ばせておけば安心してツーリングを続けることができます。
雨の日ツーリングのバイクの乗り方
- Q雨の日はどんなことに気をつけてバイクを運転すればいいですか?
- A
先頭を走らず、適切な速度で走っている車の後ろを適切な車間距離を空けて走るのが最良の方法です。
雨の日ツーリングの装備や装備方法について解説しました。ここからは雨の日に特に気をつけたい運転方法について解説していきます。とても基本的な内容になりますが、記事の網羅性を高めるために少しお付き合いください。
急のつく操作をしない!
四輪車とは違い、バイクタイヤと路面の接地面積はそれぞれ名刺一枚分とも言われるくらい極々わずかです。ステップ荷重による目の覚めるような急な体重移動、急加速、急ブレーキをするとタイヤは簡単にグリップを失って滑ります。急のつく運転は絶対にやめましょう。
急な体重移動は横滑り!
濡れた場所に指を押し付けて、力を入れたまま指を倒しても滑りません。これは最初に指を押し付けることで指が当たる場所の排水を行えるためです。しかし、最初から指を倒した状態で濡れた場所に指を当てると(濡れた場所に対して斜めに指を当てに行く)と排水が終わる前に斜めに力が入力されるので簡単に滑ってしまいます。
バイクのタイヤもこれを同じで急にタイヤを傾けると排水が間に合わずにすぐに滑ってしまうのです。
雨の日ツーリングの急加速は後輪が空転しやすい!
車の場合、相当なハイパワー車でない限りは濡れた路面でホイールスピンすることはありませんが、車と同程度のパワーを持ち、車重が圧倒的に軽いバイクは急加速をすると簡単にホイールスピンします。走行中に後輪が空転するとタイヤが滑るので注意です。
雨の日ツーリングの急ブレーキはブレーキロックしやすい!
ブレーキパッドがキャリパーを押さえて摩擦力を発揮させ、その摩擦力でタイヤの回転を止めようとします。止まろうとするタイヤと路面の間に摩擦力が発生し、バイクは止まります。
ブレーキロックは「タイヤと路面の間の摩擦力」よりも「キャリパーを押さえる摩擦力」が大きくなったときに起こります。
雨の日は「タイヤと路面の間の摩擦力」が著しく低下するので少し強くブレーキをかけただけで「キャリパーを押さえる摩擦力」の方が大きくなるのでブレーキをロックしやすくなります。
ブレーキのロックは主にペダルの踏みすぎによって後輪で起こることが多いですが、雨の日の急ブレーキでは前輪でも簡単に起こります。
前輪の方が制動力が強いしね。
後輪のロックは立て直しがききやすいですが、前輪のロックはハンドルと直結しているので立て直しが困難です。十分注意しましょう。
3つの急はノーサンキューなんつってかー!!!
(・・・)
雨の日ツーリングはリーンインを基本に
曲がるときはバイクの傾きを最小限に済ませられるリーンインがおすすめです・・・とはいえ、速度を控えめにしていつもどおり通勤すればいつものリーンウィズでも全く問題有りません。下手にいつものフォームを崩さないほうが安全と考えたほうが良いでしょう。
雨の日ツーリングの速度はいつも以下!
速い速度で走るとそれだけ「急」がつく動作をしなければならない可能性が高くなります。後ろの車の迷惑にならない程度の速度で走るようにしましょう。
雨の日は歩行者も車も視界が悪い!
雨の日は歩行者も四輪車もみんな視界が悪いです。「もしかしたらこちらのバイクに気付いていないかもしれない」という意識で運転するようにしましょう。
雨の日ツーリングの車間距離はいつも以上!
いろいろと書きましたが、結局もっとも効果的なのは車間距離です。安全な速度の範囲内で走っている車と適切な車間距離をとって追従していればなんの問題もありません。急な操作をすることもないですし、対向車や歩行者の視界が悪くても事故に巻き込まれるのは前を走る車になるでしょう。
ちょっと卑怯な運転に思うかもしれませんが、これが防衛運転だと思っています。夜ツーリングのときに先頭を走らないのと同じ発想です。
雨の日はすり抜けを控え、周りの車に合わせて走りましょう。
雨の日ツーリングで特に注意するべき場所
- Q雨の日はどんな場所に注意して走ればいいですか?
- A
マンホールの蓋、白線、鉄板、轍などです。バイクを傾けた状態でこれらの上を走らない+停車するときに足をつかないということに注意しましょう。あと、キープレフトはやめましょう。
雨の日(に限ったことではありませんが)のライディングでもっとも簡単に、安全に走る方法がわかったところで、雨の日ツーリングに潜む危険を解説していきます。
マンホール
雨の日にバイクに乗るときにもっと注意するべきはマンホールの蓋です。
鉄なのでタイヤはほとんどグリップせず、バイクを少し倒しただけでタイヤは滑ります。
特にバイクを傾けるときは避けられるマンホールの蓋は避けて通るようにしましょう。
マンホールを無理に避けるのは危険!真っすぐ乗れば滑らない!
上の図のようにマンホールを縫うように走る方もいますが、バイクを傾けていない直進状態であればマンホールの上で滑ることはないのでまっすぐマンホールの上を走った方が安全です。
マンホールを避けるために急ハンドルになりがちだからね。それで転んだら本末転倒!
カーブどうしてもマンホールを避けられないときは・・・
マンホールの蓋はバイクの走行ライン上に意図的に配置されているかのように絶妙な場所に設置してあります。カーブの最中にどうしても蓋の上を通らなければならないときは
よし!今からタイヤが滑るぞ!
よし!今からタイヤが滑るぞ!
という気持ちで通過しましょう。無理にブレーキをかけたり、マンホールを避ける動作をするよりも安全です。
通過中は後輪滑ると思いますが蓋を通り過ぎればグリップは回復するのでパニックブレーキにならないように無心で通過しましょう。
正直僕はこの方法で通過しています・・・だって配置が絶妙すぎるんですもん・・・
滑るもんだと思っていればパニックブレーキにもならないしね。
白線
マンホールの次に危険なのが道路に引いてある白線です。
停止線を後輪で踏んで停車しない
交差点ですり抜けをして前に出たときに注意したいのが後輪の位置です。滑りやすい停止線の上に後輪を乗せてしまうと発進の時に空転してしまう可能性があるので後輪の位置に気をつけましょう。そもそも雨の日は先頭に出ない方が良いですが・・・。
右左折する交差点で横断歩道を避ける
交差点で右左折するときはバイクを傾けた状態になっているのでなるべく横断歩道の白い部分を踏まないように意識して進むようにしましょう。
縦線を少し踏んでしまうんだけど、横の線は踏まずに通過できるよ。
車線の白線は足を着くときに特に注意!
交差点などで足をつくときに意外とやってしまいがちなので滑りやすい白線の上に足を着いてしまうことです。タイヤだけではなく、靴も滑りやすくなっているので白線を避けて足をつくようにしましょう。
橋のつなぎ目などの鉄の上
他にも橋のつなぎ目や工事で鉄板が敷いてあるところを通過するときはバイクを傾けないようにまっすグ進み、スロットル操作は控えて惰性で進むようにしましょう。
水たまりや轍
四輪車のタイヤが当たる部分は轍ができやすくなっています。タイヤと路面の間に水が入り込んで、水の上を滑るように走ってしまうハイドロプレーニング現象が起きることがあるのでなるべく避けるようにしましょう。
普段はキープレフトをしている方でも、雨の日は道路の真ん中を進むのが良いです。というかそもそも晴れの日もキープレフトは危険が増えるので行わないほうがいいです。
水たまりは足を着くときも注意!
水たまりには走行中だけでなく、停車する際も注意が必要です。浅い水たまりだと思って足をついたら、中に大きな穴が空いていて足を取られた・・・ということもあるので長靴最強だからといって水中が見えない水たまりには足を入れないように気をつけましょう。
落ち葉
落ち葉は乾いていても滑りやすいものですが、秋雨のときはとくに注意が必要です。落ち葉も道路の真ん中を走ることで避けることができます。
雨の日ツーリングの安全性を高めてくれるバイクの機能
雨の日ツーリングの安全性(安心感)をくれるバイクの電子制御システムを紹介します。正直これらの制御システムが必ずついている必要はありませんし、これらの機能の有無で趣味のバイクを選ぶ必要はありませんが「この機能僕のバイクについてる!ラッキー!」くらいの気持ちで読んで頂ければと思います。
- Q雨の日ツーリングの安全性を高める装備はどんなものがありますか?
- A
ABS、CBS、トラクションコントロールなどがあります。
ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)
急ブレーキをかけたときにタイヤがロックすることを防いでくれる装置で、世界的にバイクはABS義務化の方向に進んでいます。日本でも新型車は2018年から、継続生産車も2021年からABSの装着が義務化されています。
ABSがあれば濡れた路面でもタイヤがロックしないので転倒を防いでくれる他、制動距離が短くできるので安心してバイク通勤を行うことができます。
CBS(コンバインド・ブレーキ・システム/前後輪連動ブレーキシステム)
フロント、リアのどちらかのブレーキをかけると、速度や状況に合わせて適切に前後のブレーキが連動し絵かかるブレーキシステム。バイクのブレーキングは前後のバランスがとても重要になりますが、それを機械的に行うことで最適なブレーキングをバイク側で行ってくれるシステムです。
市街地での操作を楽にするために、主にスクーターに多く採用されているコンビブレーキ(左のブレーキレバーが前後連動ブレーキ)の上位互換のようなブレーキシステムです。
トラクションコントロール
路面と車輪が空転することを防ぐのがトラクションコントロール。主にハイパワーの大型バイクに採用されるタイヤの空転を感知するとエンジン出力を抑え、再びタイヤをクリップ(トラクションがかかる)させます。
主にコーナーの立ち上がりでのスリップダウンを防止するためにつけられている機能ですが、濡れた路面でラフにアクセルを空けたときにも有効な機能です。
大型のスクリーン
バイクの前方にカウルやスクリーンがあれば体に雨があたる面積をカバーしてくれるので濡れにくくなります。高さの高いスクリーンがあればヘルメットも濡れにくくなるので視界をクリアに保つこともできます。
ほんの少し高さのあるスクリーンに変更するだけでも見た目以上の効果を発揮しますし、スクリーンがないバイクに追加でつけることも可能です。
効果はバツグンだ!
正直、雨の日に備えてわざわざ用意する必要はないかと思いますが、大型のスクリーンは雨だけではなく、風も軽減してくれるのでツーリングの疲れを減らす効果もあります。スタイルを受け入れられるのであれば前向きに検討する価値があるのかなと思います。
雨に強いタイヤ
濡れた路面と接しているのは唯一のパーツはタイヤです。濡れた路面でも滑りにくいタイヤを装着することで安全性を高めることができます。
僕は趣味用のバイクにはハイグリップタイヤ、通勤用のバイクにはツーリングタイヤを履かせています。
ツーリングタイヤ
寿命が長く、濡れた路面でもグリップ力を発揮できるのがツーリングタイヤ。ツーリングタイヤには大きな溝(タイヤパターン)が施されており、排水性を高めています。マンホールや白線の上はツルツル滑りるので過度な信頼は禁物ですが、スポーツタイヤやハイグリップタイヤよりもずっとずっと走りやすいです。
とはいえ、趣味を楽しむバイクにはやっぱりハイグリップタイヤがおすすめです。スポーツライディングは到底できませんが、それはツーリングタイヤでも同じです。ハイグリップタイヤでもおとなしく走ればツーリングタイヤと同じペースで走ることができるので「雨に備えてツーリングタイヤを選ぶ」ということはする必要はないと思います。
バイクで走るのが楽しいなら「楽しく走るときのタイヤ」をは行きましょう。
シリカ率が高い
シリカとはケイ素の粉で、長年タイヤのゴムの添加剤として使われてきたカーボンの代わりになるものです。シリカは雨の日の制動力に優れているのでシリカ率が高いタイヤを選ぶことも安心感を高めてくれます。
ちなみに先程紹介したロード5はシリカ高配合を謳っています。ぶっちゃけツーリングタイヤであればなんでもいいですけどね・・・
ラジアル/バイアスの差はない
ちなみにラジアルタイヤとバイアスタイヤの間にウエット性能の差はないです。
雨の日ツーリングで濡れたレインウェアの手入れ方法
- Qレインウェアのメンテは撥水スプレーでOKですか?
- A
いいえ、浴室乾燥かアイロンがけです。
レインウェアは使うたびに撥水スプレーを拭くことで撥水性能を維持していくことができますが撥水スプレーは地味に高価は消耗品なので、レインウェアが濡れるたびに撥水スプレーを使っていると撥水スプレー貧民になってしまいます。
レインウェアが撥水しているロータス効果を知っていれば撥水スプレーに頼ることなく撥水性を長期間維持することができます。
方法は簡単で、浴室乾燥に干すだけです。浴室乾燥がない方はタオルをあててアイロンがけするだけでもOK。
雨の日ツーリングで濡れたバイクの保管方法
濡れたバイクの扱いはバイクの寿命に直結します。帰宅したら
ということをやってあげましょう。この作業をするとバイクの劣化を最小限に抑えることができます。
なかなかのボリュームだったけど、これで安心してツーリングに行けるわ!早速次のツーリングからレインウェアとブーツカバー、テムレスを持っていって車間距離とって安全運転するわ!サンキューオコモト!
ここまで「雨の日ツーリングの対策」について網羅的に解説しました。
ここまでの内容は僕がバイク初心者だったときに勉強し、実際に行っていたものです。
ここからは「バイクの楽しみ方」を理解した後に行っている「雨の日ツーリングの対策」について解説していきます。
自分で書いておいて難ですが、ここまでの内容はクソです。僕があなたに伝えたいことはここからです。
どどどどーいうことーーーーー!?
最強の雨の日ツーリング対策は「ツーリングに行かない」
- Q雨の日はツーリングに行かなければいいって乱暴過ぎませんか?
- A
考えはそれぞれですが、雨の日にツーリングに行くほうが乱暴だと僕は思います。
さっそく結論をお伝えするとバイクが全く濡れない最強の雨対策は「雨の日はツーリングに行かない」です。
本末転倒マイク着火ファイヤーじゃん!!!
本当に恐縮なんですが、固定概念にとらわれず読み進めてください。
雨の日にツーリングに行かない理由
- Q何故雨の日にツーリングに行かないのですか?せっかくのツーリングなのに。
- A
せっかくのツーリングだからです。
雨の日にバイクツーリングに行かない理由は一言で言うと「コスパが極悪すぎる」からです。
この場合のコストは「時間」「手間」「費用」「転倒の可能性」など、パフォーマンスは「楽しさ」です。
- 雨の日バイクツーリングは装備代がかかる
- 雨の可能性を考慮すると積載が増える
- 雨の日バイクツーリングはバイクの故障を招く
- 雨の日ツーリングはバイクが汚れる
- 雨の日にバイクに乗ると帰ってからやることが多すぎる
- 雨の日バイクツーリングは危険過ぎる
- 雨の日バイクツーリングは全く楽しくない
- 晴れでも雨でもコストが変わらない
それぞれ詳しく解説します。
雨の日ツーリングは装備代がかかるor装備の選択肢が狭まる
雨の日にツーリングへ行くとなると、細かいものまで挙げると
- 耐水圧の高いカッパ(ゴアテックスなど)
- 防水グローブ
- 防水のインカム
- 防水のバッグや防水カバー
- 雨に強いタイヤ
- 防水のバイク専用ナビ
- シールド撥水剤
- シールド曇り止め剤
- ブーツカバー
- 折りたたみ傘(目的地用)
が必要になります。雨の日のツーリングを考慮しなければこれらのものを揃える必要がありません。
これらすべてを揃えると10万円以上するでしょうし、雨をまったく考慮しなければ
音楽を聴くだけだけど高い防水のインカムにしよう・・・
こっちのブーツがいいけど防水じゃないからやめよう・・・防水のブーツにしよう・・・
というような買い物をする必要がなくなります。
雨を考慮すると選べる装備品の選択肢が大幅に狭まります。
雨の可能性を考慮すると積載物が増える
バイクは荷物を積むには適していない乗り物です。バイク乗りたちは「如何に少ない荷物でバイクに乗るか」を考えながら装備を揃えます。雨の日のことを考慮すると
- 耐水圧の高いカッパ(ゴアテックスなど)
- 濡れたとき用の着替え(下着靴下も)
- 予備の防水グローブ
- バッグの防水カバー
- シールド撥水剤
- シールド曇り止め剤
- ブーツカバー
- 折りたたみ傘(目的地用)
を常にバイクツーリングにもっていかなければいけません。
今日も大荷物で運転しずらいなぁ・・・あ、これお土産で買いたいけどもう積めないな・・・でも雨が降るかもだしなぁ・・・
雨の日ツーリングはバイクの故障を招く可能性がある
- Qバイクは雨で壊れたりしませんよ。
- A
雨に耐えられるように設計されていますが、エンジン、電装系むき出しの乗り物であることは忘れてはいけないです。わざわざリスクを取りに行くことはないと思います。
バイクは雨が降ったときのことを考慮して作られていますが四輪車とは違い、エンジンむき出し、パーツむき出しであることに変わりはありません。
雨が故障を招く原因は
という可能性があるので「雨でも走れるが、走らないことに越したことはない」という認識でいた方がいいです。
そんなすぐ壊れたりはしないけどなるべくなら雨には当たりたくないよ。
わざわざリスクを負わないで平穏無事に過ごさせてくれよ・・・
工業製品であるバイクには雨というか水自体がデメリットしかないので僕は余程バイクが汚れない限り水を使わないで洗車をしています。錆もなくいつまでもピカピカです。
ちなみに雨があたる前方からの水には強いですが、雨があたらないそれ以外の方向からの水には弱いので高圧洗浄でバイクを洗車することはやめましょう。
雨の日ツーリングはバイクが汚れる
- Q濡れるだけでそんなに汚れないでしょ。
- A
ドロドロになります。
道路にはたくさんの砂ぼこりが落ちています。それが乾いていれば巻き上げた砂ぼこりは道路の砂ぼこりのままですが、路面が濡れた状態だと「泥」となってバイクに付着します。
この泥がエンジンやエキパイ、マフラーなど、高温のパーツに付着すると焼き付いてしまい、頑固な汚れになってしまいます。
それらは容赦なく手が届かないところ、エンジンのフィンの間にも入っていきます。
高速道路での汚れはまだマシですが、山道だと山から土が流れてくるので最悪です。
雨の日にバイクに乗ると帰ってからやることが多すぎる
- Q帰ってからきれいにすればいいでしょ。
- A
簡単な判断でやらずに済んだものをやるのは超絶面倒くさいです。
先述したとおり、バイクが傷まないようにきちっと対応しようとすると
こんなことをしなければなりません。
直ちに悪影響があるわけではないので、「長期的にそのバイクを所有しない」「そのバイクを大切にするつもりがない」という方はこの対応はする必要がありませんが、そうでない方は必要だと僕は思います。
雨の日にバイクに乗らなければメンテナンスサイクル以外のときにイレギュラーなこれらの対応をする可能性を減らすことができます。
雨の日バイクツーリングは危険過ぎる
- Q気をつけて運転すれば危険はないのでは?
- A
程度の差はあれど、気をつけないで運転しない人はいません。それでも起きるから事故なんだともいます。
言うまでもなく雨の日にバイクを運転することはとても危険です。「雨の日」というか「路面が濡れている」という状況でもアウトです。
タイヤがグリップしないので転倒のリスクがありますし、制動距離も伸び、視界が悪くなります。
バイクライフとライフを長く続けたいのであれば雨の日にツーリングへ行くべきではありません。
雨の日バイクツーリングは全く楽しくない
- Q雨ツーリング楽しいですよ。
- A
趣味ではなく、移動手段としてバイクに乗っている方は晴れの日と同じくらい楽しめるのかもしれません。
バイクが、ツーリングが楽しいというのは究極的に言えば「バイクに乗ること」だと思います。
「きれいな景色が見られるからツーリングが楽しい」などというのは「バイクに乗る」ということを楽しめて初めて「きれいな景色が見られるからツーリングが楽しい」と思えるのだと思います。
きれいな景色をみたいだけなら危険なバイクに乗らずに車で見に行けばいいのです。
路面が濡れていると「バイクに乗るこをとを楽しむ」ということができません。
バイクに乗っている意味がないと言ってもいいです。
「バイクに乗ることを楽しみたい」のにそれができないということです。そういう意味では「路面濡れてるツーリング」も同じです。
バイクに乗る以外にも楽しいことがあるわよ!
それをわざわざ雨の日にバイクに乗って行わずに「バイクに乗る以外の手段でやったほうがいいのでは?」という提案です。
晴れでも雨でもコストが変わらない
晴れの状態のバイクツーリングはとても楽しいですよね。
楽しい晴れツーリングへ行くには
がかかりますよね。では楽しくない雨の日ツーリングではどうでしょうか?
ですよね。「雨割」なんてないのでコストは同じです。
わかりやすいように金額で表すことができるものを列挙しましたが、他にも「時間」「手間」「転倒の可能性」というコストがかかっています。
感じられる楽しさは天と地ほどの差があるのに費用は全く同じです。それならば晴れた日に行った方が良くないですか?
いや、マジで。普通になんで雨の日にツーリングに行くのかわからないんです。
夕立エピソード
以前真夏の高速道路を走っているときに夕立が降ってきました。
そのときはツーリングの帰り道だったので
雨降ってきたから帰ろう!ってゆーかもう帰ってるんだけどね!
とかなんとか下らないことを思い浮かべながら走っていました。
暫く走ると3台のハーレー乗りを追い越しました。彼らは段取り良くカッパを持ってきていたようで3台ともセーラームーンのタキシード仮面のマントのようにカッパをなびかせて走っていました。
PAなどがしばらくない区間で雨が降ってから間もなかったのでタイミング的に恐らく本線上でカッパを着たのだと思います。
(たまに高速道路の路肩でカッパ着てるバイク乗りいるけどすごく危ない上にがっつり違反ですからね・・・。すこしは想像力をもって行動してくださいね。)
全身がしっとりと濡れたころ僕は
(さっきまでの暑さが嘘みたいだ!バイクは濡れちゃったけど気持ちいいなぁ!)
と超ご機嫌になって走っていました。夕立で冷やされた身体とアスファルトから立ち上夕立特有の匂いを楽しんでいました。
次のSAで休憩しているとさきほどのハーレー乗りが入ってきて大声で話し始めました。
汗でカッパの中ぐちゃぐちゃだわ!最悪!
まじ暑かったわ!!!夕立とか最悪だな!!!!
すぐ止んだのはいいけどカッパしまうのめんどくせー!!!!!
マスツーリングのライダーって「絶対普段のボリュームじゃないよね」って大声で騒ぐのが苦手という話はおいておいて、彼らは
- 本線上でカッパを着るという違反と身の危険、周りへの迷惑を犯し
- カッパを着る時間、脱ぐ時間
- カッパを着る手間、脱ぐ手間
- カッパを積む積載スペース
を失ってなにを得たのでしょうか。
多くのベテランライダーを自称する方や雑誌の出版社に所属しているライターの方が「カッパはツーリングに必携のアイテム」といいますが、
思考停止でカッパをツーリングに持っていくバイク乗りにならなくて良かった
と思いました。
バイクベテランさんが雨ツーリングでもないのにレインウェアを携行していたときのエピソード
数台でマスツーリングをしていたときの話です。
僕の周りのバイク乗りは僕も含め、「バスツアーのようなマスツーリングは嫌い」「それぞれのペースで走りたい」という方が多いので、高速道路などでは
ここから○○SAまでそれぞれのペースねー。一旦解散!
という感じで走っています。
その日も○○SAで後から到着するバイク仲間を待っていると、一番のベテランさんが一旦解散時は着ていなかったレインウェアを着ていました。
あれ?途中雨降ったっすか??
いや、寒くて途中で着ちゃったよ。防寒対策にレインウェア持ってきてるんだよねー。そもそも雨予報の日にツーリングなんて行かないから雨対策でレインウェアなんて持ってこないでしょ!雨ツーリングしても辛いだけでしょ!HAHAHA!!
僕は寒かったらコンビニで500円カッパ買う派です。雨の時は買わないです。帰るから 笑
僕も予報外の雨が降っても着ないことが多いね!どうせすぐ止むし!HAHAHA!!
こんな会話をしました。
世間の「バイクツーリングにはレインウェアが必携品!」という情報をみて「僕が異常なのかな?まったく必要性を感じない・・・」と思っていましたが、割とこういうライダーもいるんです。ちなみに僕の周りは全員こういうライダーでした。
降水確率50%以上の日はツーリングに行かない
- Qツーリングの途中で雨が降ってきたらどうするの?
- A
僕は降水確率50%以上でツーリングを中止にしているので途中で降ってくることはほとんどないです。
「いやいや・・・ツーリングの途中で雨降ってきたらどうするの?」とあなたは思っていると思います。
「降水確率50%以上の日はツーリングに行かない」ので問題ありません。最近の天気予報は精度が高いので前日に降水確率を確認することでツーリングの途中で雨が降る可能性をかなり減らせます。
せっかくマスツーリングの予定を合わせて計画したのにすぐ帰るわけないじゃん!
という方にこそ読んで頂きたい記事を張っておきます。「降水確率」以外にもツーリングをあっさり中止することは結構あります。
それでもツーリングの途中で雨が降ったら帰る
- Qそれでも降ることはあるでしょ。そのための対策でしょ。
- A
降ったら濡れて帰ります。万に一つしかないことのためにわざわざ荷物を増やして対策はしません。
それでも万一ツーリング途中で雨が降ったら、雨雲レーダーで雨雲の動きを確認して帰るかどうかの判断をします。
帰るかどうかの判断は「雨が上がった後路面がすぐに乾きそうかどうか」で判断しますが真夏かにわか雨でもない限りすぐに帰ります。
天気予報をきちんと確認しなかった自分、運の悪い自分、天気予報を当ててくれなかった天気予報アプリを恨みながら帰ります。
バイク濡れてるじゃん・・・
(これはテヘペロしかねーな・・・)
雨の中バイクに乗る、雨具を持っていく場合
とここまでは「雨の日にバイクツーリングに行くべきではない」ということに関して書いてきましたが、雨の日でもバイクに乗る局面に触れておきます。
- 通勤通学
- 超ロングツーリング
通勤通学
移動手段として街乗りをする通勤通学はツーリングのように「走りを楽しむこと」を目的としたものではありません。「移動」を目的としているのでバイクに乗ります。
僕は趣味用のバイクと通勤用のバイクを分けていますので「通勤バイクは濡れてもいい」と割り切って使っています。もちろん濡れたら出勤後水分を拭いて注油しています。
超ロングツーリング
長距離を長期間走る超ロングツーリングでは天気が読めないのでカッパは必須のアイテムになります。
その場合はこちらの記事で紹介している装備の内「耐水圧10000mmのカッパ」を「ゴアテックスのカッパ」に代えれば最高の雨対策装備が揃いますので参考にしてみてください。
とか言いつつ4泊のツーリングでも僕はレインウェアを持っていきません。予報が変わったらルート変更するので・・・。ルート変更でも雨から逃げられなくなったら途中で中止します。
予約している宿はどうするのよ!
天気に左右されるツーリングの宿は当日予約が基本だと思っています。
まとめ
「雨の日はツーリングに行かない」というとても当たり前のことを書いたので散らかった文章になってしまいました。
相変わらず当たり前のことを書くと文章が散らかるわね・・・
すごく次元の低い話を解説すると自分でもなに書いてるのかわからなくなります。「いやこんなのわざわざ書く?わかるだろ」という感じです。
それでも世の中にはカッパを持ってツーリングに行ったりするバイク乗りがいらっしゃるので、そうならないように初心者の方に向けて記事にしました。
バイク乗りは一瞬で通り過ぎる材料から常に様々な判断をしなければいけません。それが命に関わる場合もあります。この記事にはたくさんの材料があり、判断する時間は無限にありますが、それでもなお「雨の日ツーリングにいく」という方は公道での判断を誤らないことを願いばかりです。
風呂に入ればリセットさせるので体が濡れることはまったく気にしませんが、バイクが濡れると長期的に傷みは蓄積されていきます。
バイクが濡れることには無頓着で自分が濡れることばかりに頓着してカッパを持っていくバイク乗りの方に対して僕は言葉にできない違和感を覚えるのです。
バイク屋さんに言われた事があります。
引用元:https://oshiete.goo.ne.jp/qa/6033630.html
バイクは雨の中で走るように設計は、されているが雨の日にでも乗るバイクと乗らないバイクでは、数年経った時の痛み方が全然違うと。
男なら雨でもヘーキヘーキ!HAHAHA!!!
最後に大事なことをお伝えします。この記事の後半部分はあくまでも僕個人の勝手な考えです。参考にしていただく必要はまったくありません。
それでもこの記事が誰かの荷物を少なくして、浮いた費用をツーリング代に回し、そのツーリングがもっともっと楽しくなるきっかけになったのであれば嬉しく思います。
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