
okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
スマホの登場によってバイクライフのハイテク化、効率化が目覚しいツーリングライダー界隈ですが、スマホとならんで便利なもの、というかスマホを使うのであれば必要不可欠なものが「バイク用のインカム」です。
折角スマホでナビや音楽を流しても、音声や音楽が聞こえなければ意味がありません。インカムは「音」によってバイクライフをランクアップしてくれる重要なアイテムです。
インカムがあればマスツーリングのときの仲間とのやり取りがスムーズになりますし、タンデムツーリングのときは大声で話さなくてもパッセンジャーを会話を楽しむことができます。

モトブログをやるのにも必須よね!

実は僕もモトブロガーです。走行動画は一本も上げていないですが 笑
この記事では現代のツーリングの必需品「バイクインカム」について
ということを解説していきます。
この記事は
という結論に向かって進んでいきます。
バイクインカム主要メーカーはセナ、ミッドランド、デイトナ、サインハウス

バイクインカムで主要なメーカーは
の4つです。
この4つの中から選べば間違いはありません。
インカムは単体で使用するというよりも「バイク仲間と」「パッセンジャーと」会話をするのがメインの機能です。バイク仲間であれば購入は1つで済みますが、パッセンジャーをの会話に使用する場合は2つ購入する必要があります。
もしも

マスツーリングは滅多に行かないけどタンデムは頻繁に行く。パッセンジャーと会話ができればいい
と言う方であれば「中華製の安いインカム」がおすすめです。(後述します)
ちなみに

ヘルメットの中は自分だけの空間!音楽とナビだけ聞ければいいんだよ!
という方は代用品がおすすめです。(後述します。)
一旦まとめるとこんな感じです。
主要メーカーインカムが おすすめのライダー | ・マスツーリングで会話を楽しみたい方 ・ツーリング中に電話をしたい方 ・モトブログをしたい方 |
中華製の安いインカムが おすすめのライダー | ・パッセンジャーと会話ができればい方 |
代用品がおすすめのライダー | ・音楽とナビさえ聞ければいい方 |
ご自分に合った内容まで読み飛ばして頂いても結構です。
では主要メーカーの概要とおすすめの機種を解説していきます。
セナ、ミッドランド、デイトナ、サインハウスなど主要メーカーのインカムを購入する場合

というのがおすすめです。
それぞれ解説します。
最新でハイグレードのものにする理由

インカムは家電と同じように最新版が出るとなにかしらの真新しい機能がついてきます。その機能は先代モデルや下位モデルとは互換性がある上位モデルになります。
中途半端なグレードや古いものを選んだ場合、せっかく高いお金をだして購入したにもかかわらず、例えば「君のインカムはメッシュ機能がついていないから今回は通話に入れないよ」と言われてしまう可能性があります。
それではインカムを購入した意味がなくなってしまうので、購入時もっとも新しくてグレードが高いものを購入しましょう。
また、最新のハイグレードのものであれば「操作の簡単さ」「ボタンの押しやすさ」などはそれまでのものよりも優れているはずなので

これは操作が面倒ってレビューが多いなぁ

こっちはグローブのままの操作が面倒ってレビューが多いなぁ

どれが最適解なのかわからない・・・探し始めてもう3年経っちゃった・・・
と悩む必要がありません。
下位グレードと上位グレードで何万円もの金額差があるわけではないのでせっかく買うのであればいいものを買いましょう。

ポンポン買い替えるものでもないしのぅ。良いものを買って長く使った方がいいのじゃ。最新のものであれば時代遅れになるには数年かかるからのう。
ツーリンググループ内で多く使われているインカムメーカーにする理由

それぞれのインカムメーカーが異なると、接続台数や同時通話台数に大きな制限が発生します。
ツーリングクラブなどに所属してツーリングを楽しんでいる方がツーリングクラブではマイナーなメーカーのものを選ぶと

・・・今回は○○メーカーの人だけで繋ぐね・・・
ということになりかねません。せっかく通話目的で買ったインカムが意味をなさなくなるので「ツーリンググループ内でメジャーなインカム」を買うようにしましょう。
ここからはおすすめのメーカーの特におすすめの機種を紹介していきます。
セナインカム(sena)
セナは株式会社インターソリューションマーケティングが運営しているバイク用インカムのブランドです。インターソリューションマーケティングはバイク用品メーカーではなく、コンピューターのネットワーク関連の会社で様々な通信機器を取り扱っています。
「バイク用品メーカーがインカムを作っている」のではなく、「インカム屋さんがバイク用インカムを作っている」ということなので通信に関する品質は間違いありません。
セナインカムの最大の特徴は「ジョグダイアルによる直感的な操作」です。スマホアプリをインストールすることでさらに使いやすくなります。
おすすめのSENA(セナ) 50S
伝統のジョグダイヤルで使いやすいフラッグシップモデル。
Bluetooth通話時間 | 14時間 |
Bluetooth同時通話人数 | 4人 |
メッシュ通話時間 | 9時間 |
メッシュ同時通話人数 | 無制限 |
通話距離 | 2km |
他者インカム登録 | 1台 |
音楽シェア | 有 |
ラジオ | 有 |

フルフェイス用のマイクやジェット用のマイクなど付属品が充実

PCなくてもファームアップが可能

外部マイクや外部スピーカーをつけられる
ミッドランドインカム
ミッドランドはイタリアのメーカーですが、日本では無線技術を応用したガジェットを手掛ける株式会社LINKSが代理店として運営しています。こちらも無線屋さんなので通話の品質には定評があります。
他社ブランドのインカムとの通話を可能なモデルを出した最初のメーカーなのでユーザー思いなイメージがあります。
ユーザー思いなイメージはインカムの使いやすさからも感じることができるでしょう。主要メーカーの中でも比較的安価な部分もユーザー思いだと思います。
ミッドランドインカムのおすすめ BT MESH
大きなボタンで使いやすいモデル。
Bluetooth通話時間 | 20時間 |
Bluetooth同時通話人数 | 2人 |
メッシュ通話時間 | 14時間 |
メッシュ同時通話人数 | 10人 |
通話距離 | 1.4㎞ |
他者インカム登録 | 1台 |
音楽シェア | 有 |
ラジオ | 有 |

接続が切れた後の自動復帰が便利

パブリックモードだとペアリング不要で楽

アンテナ折れた・・・
デイトナ
世界中のバイク用品を取り扱っている会社。バイク用のカスタムパーツをたくさん扱っています。バイク用品屋さんがインカムを作った感じです。

HPをブロガー目線で拝見したら超見づらくて引きました。

ブログやると変な目線からみるようになるよね・・・
デイトナインカムのおすすめ DT-01
付けていることを感じさせない落ち着いたデザイン。
通話時間 | 12時間 |
同時通話人数 | 4人 |
通話距離 | 1㎞ |
他者インカム登録 | 1 |
音楽シェア | 有 |
ラジオ | なし |

話中に雑音が入る

1年強の使用でバッテリーが1日持たなくなってきた

購入後最初の充電で異常発熱
正直、マスツーリング目的で買うにはデイトナは性能が低いのでおすすめしません。おそらくマスツーで使っている方はほとんどいないと思います。使い方のジャンルとしては少人数ツーリングやタンデム用と、後述する「安価な中華製インカム」に入るかと思います。
サインハウス
超有名インカムビーコムでお馴染みです。恐らくマスツーリング用のインカムはビーコムとセナのどちらかを使っている人がほとんどです。
で、どちらかというとビーコムの方が多いイメージです。それくらい間違いのないメーカーです。
サインハウス(ビーコム)のおすすめインカム
通話時間 | 16時間 |
同時通話人数 | 6人 |
通話距離 | 1.4㎞ |
他者インカム登録 | 1台 |
音楽シェア | 有 |
ラジオ | なし |

スピーカーがいい音を響かせてくれます

バイク生活が一変

バッテリーがすごいもつ
マスツーリング用インカムまとめ

Bluetooth 通話時間 | Bluetooth 同時通話人数 | メッシュ 通話時間 | メッシュ 同時通話人数 | 通話距離 | 他者インカム登録 | 音楽シェア | ラジオ | |
セナ | 14時間 | 4人 | 9時間 | 無制限 | 2km | 1台 | 有 | 有 |
ミッドランド | 20時間 | 2人 | 14時間 | 10人 | 1.4㎞ | 1台 | 有 | 有 |
デイトナ | 12時間 | 4人 | 無 | 無 | 1㎞ | 1台 | 有 | 無 |
ビーコム | 16時間 | 6人 | 無 | 無 | 1.4㎞ | 1台 | 有 | 有 |
こうして比較してみるとマスツーリングに使うのはセナが圧倒的に優れていることがわかります。

ビーコムってよく使われている割に大したことないのね・・・

超意外ですよね。価格を考えると最も選ばれないインカムかもしれません。
特に大人数通話をするにはメッシュ機能が必要です。
メッシュ機能とは

メッシュ機能がない従来のインカムは1台1台が数珠つなぎになっているので走行する順番を守らないと通信が切れたり、通信が切れると一度バイクを停めて再接続する手間が必要でした。

メッシュ機能はそれぞれのインカムがメッシュのように繋がっているので、走る順番を気にする必要がないばかりか、離脱してしまったインカムがあっても他のインカムは接続は保持されるというストレスフリーな機能です。
しかも離脱したインカムは自動復帰するのでバイクを停める必要がありません。出発から解散までつなぎっぱなしにできるマスト機能です。
業界大手のビーコムにはメッシュ機能がない(記事執筆時点)のでこのままでは「セナ」「ミッドランド」の2強になるのは間違いありません。
マスツーリング用のインカムはセナか?ミッドランドか?
ミッドランドはメッシュ通話時間が14時間と圧倒的です。これは1日のツーリングを余裕でカバーするでしょう。同時通話が10人までというのが気になるかも知れませんが、実際この人数が同時に話す環境でツーリングする機会は稀だと思います。少なくとも僕はそんなカオスなツーリングには参加したくないです。
日常的に10人以上でツーリングしているのであれば話は別ですが、通話時間を考えるとミッドランドがもっともおすすめです。

セナも昼食時に充電しておけばツーリンングの最初から最後まで使うことは可能です。昼食時はバイクのエンジンはかかっていないのでUSB電源ではなくモバイルバッテリーが必要になるかと思います。

マスツーリングのコツに関しては下の詳細記事を読んでみてください
バイクインカムおすすめの安いもの

完全に同じメンバーとしか走らず、誰もインカムを持っていない場合や、パッセンジャーと話せればよいという場合は格安の一見いかがわしい中華インカムを使うのがコスパが良いです。
1台5000円程度で手に入れることができます。
ただし、メッシュ機能や音楽を共有したりする機能はついていないので「通話用」と割り切って使う必要があります。

スマホの音楽は聴けない。パッセンジャーと同じ音楽は聴けない。

パッセンジャーと音楽を共有したいのであればデイトナのDT-01がおすすめです。
バイクインカムの代用品のおすすめ


ヘルメットの中は自分だけの空間!音楽とナビだけ聞ければいいんだよ!
という方にはバイク用のインカムの代わりにBluetoothレシーバーがおすすめです。
単純にスマホの音声をヘルメットに仕込んだスピーカーから出すだけです。

レシーバーにボタンがあればボリュームの調整、早送りや一時停止はできます。
駆動時間、充電方法、価格を考えると現在ぶっちぎりの性能を誇っているのが「FiiO μBTR」です。
通話をしたい場合はマイク付きのものを用意すれば電話が可能です。LINE電話などを繋いでパッセンジャーや一緒にツーリングしている方を話すことも可能です。

音楽の音質はいいですよ!もともと音楽を聴くことをメインにしているものなので!
バイクインカムの付け方

インカムのヘルメットへの付け方は機種によって若干の差異はありますが、基本的には
という方法で取り付けを行います。
それぞれ簡単に付け方のコツなどを解説します。
両面テープかマジックテープで直接貼り付ける(ヘルメットの縁に挟み込むタイプも)
安いものだと直接両面テープで取り付けるモデルもあります。主要メーカーのものだとインカムを載せるベースをヘルメットの縁に挟み込み、両面テープかマジックテープで固定した後でインカム本体を載せることが多いです。
ここで注意して欲しいのが、「両面テープを使わない」ということです。両面テープを使うとヘルメットを洗えなくなります。
それと、両面テープを使う場合は「オス側(ざらざらした方)」をヘルメット側にしましょう。「メス側(フカフカした方)」をヘルメット側にすると、ヘルメットを洗ったときに水分を保持してしまうので乾くのが遅くなります。
スピーカーをヘルメットの内装に貼り付ける
本体の取り付けと同じで、両面テープを使わない、オス側をヘルメットに貼るという2点に注意してください。
マイクを固定する
マイクは「アームタイプ」と「コードタイプ」の2種類があります。
フルフェイスメットに取り付ける場合はチンガード(アゴ部分)にコードタイプのものをテープで貼ります。ジェットタイプのものは口元が空いているのでアーム式のものを使うことになります。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
バイクのインカムについて、目的別におすすめを紹介してみました。
個人的にはバイク乗り同士のコミュニケーションは不自由を楽しむハンドサインが好きですが、僕はきっと時代についていけなくなっているのでしょう。

なんでヘルメット被ってまで他人とおしゃべりしなきゃなんないんだよ・・・

あたしは便利な方がいいわ!意思疎通できた方が安心だし!

僕もこれを機にミッドランドを使い始めます!!嘘です!!
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