
okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
「夜ツーリング」「ナイトツーリング」と聞くとなんだか大人のバイク乗りのような気がしてかっこいい感じがしませんか?
その夜は永遠に明けないかもしれません。

(なんだかストーリーテラーな入り方の記事だなオイ・・・)
この記事では
ということについて解説します。
この記事は
という結論に向かって進んでいきます。
夜ツーリングは魅力がいっぱい!

夜ツーリングには
それぞれ解説します。
夜ツーリングは渋滞がない
交通量が少ないのでスムーズに走ることができます。ツーリングも予定通り消化することもできますし、なにより道が空いていると快適にバイクを走られることができます。
夜ツーリングは夏は涼しくて最高!

真夏のツーリングは修行と言ってもいい程過酷なものになります。スマホもすぐに熱暴走をするので目的地へのナビもままならなくなります。
気温が低い夜ツーリングであれば日焼けもせず、意識朦朧にもならずにツーリングを楽しむことができます。メッシュジャケットで快適に走ることができます。

熱中症対策とスマホ熱暴走対策を知っている僕にとってはそれほど過酷なものではなくなりましたけどね!
夜ツーリングは取り締まりが少ない

夜は交通量が少ないので取締効率が悪いのか、ネズミ捕りなんかも少ないです。というかほとんどやっていません。

飲酒検問はあるけどまさかお酒を飲んでバイクには乗らないから問題なし。
夜ツーリングは夜景がきれい

日中は絶対に見ることができない夜景を楽しむことができます。映えた写真も撮りやすいです。
夜ツーリングは星がきれい
山にツーリングに行き、真っ暗な中でヘッドライトを消すと信じられないほどの星空が頭上に広がります。
星空を見るときは、寝っ転がってずーーーーと星を見ていると少しずつ見える星が増えていきます。目が暗さに慣れていくので最初は見えなかった星が少しずつ見えるようになっていきます。
夜ツーリングは魅力以上に危険がいっぱい!

とても魅力的な夜ツーリングですが、その魅力を遥かに上回る危険がたくさんあります。
それぞれ解説します。
お店がやっていない

当然ですが、昼間ツーリングに比べて開いているお店は少ないのでご当地グルメを食べたりすることはできません。観光地も閉まっているので、そういった意味では「見どころがないツーリング」になりがちです。

夜景と星空オンリーです。
ガソリンの管理に気を使う

お店が開いていないということは当然ガソリンスタンドも開いていないということです。24時間営業のガソリンスタンドを見つけなければならないのでガソリンの管理に気を使います。
レッカー屋さんが遅い、深夜料金がかかる
ガス欠、事故、故障などでレッカーを要請すると到着までかなり時間がかかります。また、数千円の深夜料金がかかる場合もあります。
治安が悪い

夜は治安が悪いのでコンビニで休憩するにしても昼間のようにみは行きません。下卑田下卑夫とのエンカウント率がとても高くなるのでヘルメットなどの盗難、バイクへのイタズラに細心の注意が必要になります。
ここまでの4つの危険は正直許容できる範囲の危険です。
夜ツーリングに行く方は最初からお店や観光地に寄れないことは理解していますし、ガソリンスタンドのも段取り次第でなんとかなります。
特に都市部を走るのであれば深夜に空いているガソリンスタンドを見つけることは難しいことではありません。治安が悪いに関しても昼間でもとんでもない人はたくさんいます。そういう人とトラブルにならないように行動すればある程度危険は減らせます。
ここからは許容できない危険について書いていきます。
視界が悪い
都市部の明るい場所を走るのであればそれほど問題になりませんが、山道ではヘッドライトの照射範囲しか見えないのでのでとても危険です。道路上の障害物を目視したときには手遅れの場合が多く、転倒のリスクが高いです。

日中と比べたら都市部であっても視界は圧倒的に悪いです。スモークシールドなんて最悪です。
視界が悪いのは自分だけではなく、周りの車も同じなのでいくら気をつけていても、もらい事故にあうこともあります。
バイクは四輪車に比べてヘッドライトが小さいので「遠くにいる四輪車」に誤認されることが多く、車が急に飛び出してくることもあります。

飲酒運転の車に出くわす可能性も昼間より全然高いよ。
救護が期待できない

単独事故を起こしたときに交通量の少ない深夜だとそのまま誰にも見つけてもらえない可能性があります。電波が届かない場所や体を動かすことができない状況では命に関わります。

田舎道だと本当にヤバイ
道に動物がいる
夜ツーリングが危険なもっとも大きな理由は道に動物がいることです。
昼間は動物をみかけることがない道でも夜になると夜行性の動物で溢れます。日中のクネクネ道は我々人間のものですが、夜は彼ら動物のものです。
動物は人間の都合など一切考えないので、教習所のシミュレーターくらい理不尽な飛び出しをしてきます。
ということがありました。
コーナリング中、ライン上に立ちはだかるタヌキがいて後輪ロック

宿泊ツーリングの予定が押したときです。太い国道を走っていましたが、県道を使ってショートカットできることに気が付いて県道に入りました。それまではつまらない運転だったので最初のコーナーを気持ちよく曲がろうとしたらライン上に狸がいました。ぶつかることはありませんでしたが、後輪はロックしとても怖い思いをしました。Uターンした国道に戻りました。
夜のビーナスラインの鹿の群れでまともに走れない

これも宿泊ツーリングの予定が押したときです。暗くなるのに合わせて鹿がどんどん増えていき、最終的に周りが鹿だらけになり、「いつ鹿が突っ込んできてもおかしくない」という状況になりました。めちゃくちゃ気を使うのでひどい経験になりました。
夜の奥多摩走行中に鹿が飛び出してきて廃車

知人の話ですが、納車されてから半年くらいで飛び出してきた鹿に突っ込んで廃車になっていました。
都市部を走るナイトツーリングはおすすめしない、ワインディングを走るような夜ツーリングには行ってはいけない

都市部を走って工場地帯の夜景を見に行くようなツーリングを「ナイトツーリング」、山間部のワインディングを走るようなツーリングを夜に行うことを「夜ツーリング」とすると
ナイトツーリングはおすすめしないレベル
日中よりも視界が悪く、ガソリンスタンドも少なくなり、治安も悪くなるのでおすすめはしない
夜ツーリングは行ってはいけないレベル
視界が圧倒的に悪く、動物との衝突の可能性が高く、事故時はシャレにならないので行ってはいけない
ということがこの記事でお伝えしたい内容になります。
ナイトツーリング、夜ツーリングをするときのコツ

夜ツーリングをするときはガソリンの管理に気をつかったり、治安が悪そうなところではバイクを停めないなどの工夫が必要です。
最も大事なことは
ということです。
バイクのヘッドライトは車と比べて小さく、視界が圧倒的に悪いです。

大きさも個数も違うしね
車に先を走ってもらうことで、大きな2つのヘッドライトで先に危険を見つけてもらうということをします。

なんだかコバンザメみたいで嫌な感じがするが、鹿とぶつかるよりよりましなのじゃ。
これを行うだけで
- 視界が悪い
- 救護が期待できない
- 動物とぶつかる
という「許容できない危険」のほとんどクリアすることができます。
ツーリングの予定が押してしまって強制夜ツーリングになってしまったときは
ということを意識すると比較的安全に走ることができます。

ちなみにこの方法は「速度違反で捕まらないコツ」でもあります。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
という内容の記事でした。
夏の夜ツーリングを楽しむには暗いうちに都市部を抜け出し、夜景や涼しい風を感じて走り、日が昇るころに涼しい高原のワインディンロードに到着するという段取りだと上手くいきます。

その後は暑いツーリングですけどね。高原まで涼しく行ければいいですよね。
ガチンコの夜ツーリングには行かないようにしましょう。
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