okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
そんなあなたに朗報です。
立ちゴケはあなたの努力で防ぐことができます。あなたが立ちゴケしてしまう、立ちゴケを恐れているのはあなたの知識とスキルが足りないからです。
この記事を読めば知識が身につき、それを実行すればスキルとなって身につきます。楽しいバイクライフのために是非最後まで読んでいってみてください。
十分今のままでバイクライフ楽しいんだけど
そう思っている方にこそ読んで欲しい記事です。今の楽しさの比較にならない楽しさを得るきっかけになるかもしれない記事です。
15年間立ちゴケしたことない人の18個の立ちゴケ防止対策を知る前に理解しておくこと
- Q立ちゴケしたら誰かが助けてくれますよね!
- A
くれるかもしれませんが、その考え方だとバイクの経験を積み上げることができません。
立ちゴケは誰でもするから仕方がないよ。恥ずかしくないよ。周りに助けてもらえばいいんだよ
という考えがありますが、この考え方はバイクに乗る上で非常に危険です。
バイクは頭に知識を入れて、経験を積み重ねることでしかうまくなれません。つまり練習や訓練と言ったものが必要です。そしてある程度うまくならないとバイクの本当の楽しさを感じることはできません。
立ちゴケを「起こしてもらえばいいや」と、許容してしまうと「できないことをできるようにする」という努力(練習や訓練)を放棄してしまうことになります。いつまで経ってもバイクがうまくならないので、いつまでたってもバイクの本当の楽しさを感じることができないのです。
努力を放棄した方が感じているバイクの楽しさは承認欲求や所有欲などを満たす楽しさであって、「本来のバイクの楽しさ」とは程遠いものです。
きちんと「立ちゴケは恥ずかしいことだ」と認識して、今日から立ちゴケしない努力を始めることで、今日という日をあなたの新しいバイクライフのスタートラインにしましょう。
努力で解決できることを解決しないのは怠慢です。せっかくバイクに乗っているのだから楽しんで乗れるようになりましょう!
立ちゴケの原因
対策を立てるには何事も原因を明らかにしなければいけません。立ちゴケは「バイクが動いていない時に転んでしまうこと」と言ってしまえばそれまでですが、それに至るまでの原因はたくさんあります。
もしかしたらもっとあるかもしれませんがこれらの原因を解決できる対策を
- バイクを停止させるとき
- バイクを発進させるとき
- 乗り降り、取り回しの時
- 低速走行時
- 事前に準備
という5つの段階別に解説していきます。
バイクを停止させるときの立ちゴケ防止対策
休憩のためや交差点の信号のためにバイクを停止させるときのテクニック、立ちゴケ防止対策は4つです。
それぞれ簡単に解説していきます。
立ちゴケしたことない人は足元をよく見る
- Q足を着く所に砂がないかとか気にすればいいですか?
- A
轍や穴にも注意しましょう。
道路は車の走行によって少しずつ削れていって轍(わだち)を作ります。轍の窪みに足を置いてしまうと足を取られて立ちごけする可能性が高くなります。特に大型車が通る幹線道路や冬にチェーンを巻いた車両が走る雪国の国道では十分注意しましょう。
また、砂や砂利があっても同様に足を取られてしまうので、立ちゴケしたことない人は足を着くときは常に足元をよく確認しています。
立ちゴケしたことない人は停車の瞬間はリアブレーキを使う
- Q止まるときに「カックン」ってなってイチイチ怖いです。
- A
リアブレーキを使うことで問題は解消されます。
フロントブレーキだけで停止しようとすると、フロントサスが縮みすぎて、停車の瞬間縮んだサスが伸びようとするのでバランスを崩してしまいがちです。
立ちゴケしたことない人はフロントブレーキをかける一瞬前にリアブレーキをかけ、停車寸前にフロントブレーキを抜いて、リアブレーキ停車の仕上げをしています。サスの戻りを最小限にすることができ、バランスを崩さずに安定して停車することができるからです。
次にバイクに乗ったときにフロントブレーキだけで止まる方法と両方やってみて比べてみよう!反動が全然違うよ!
立ちゴケしたことない人は停車時は左足のみをつくクセをつける
- Q両足ついたほうが安定しますよね?
- A
腰をズラして左足をついて方が立ちゴケしづらいです。
停車時に両足を地面に着くということは「常にバイクの真ん中でバランスしなければならない」という状況に自ら追い込んでいるのと同じです。バイクがたまたま右に傾けば右足に力を入れ、左に傾けば左足に力を入れるというバイク任せの状況になってしまっています。
立ちゴケしたことない人はリアブレーキに右足を乗せ、地面に着くのは左足のみというとても基本的なことを守っています。
基本中の基本だと思うんだけど、できてない人がほとんどだよね。
立ちゴケしたことない人は停車直前に右にハンドルを切る
- Q止まるときにバイクが左に倒れるのか右に倒れるのかコントロールできません。
- A
ハンドルを右に切ると左に倒れやすくなります。
バイクはハンドルを切った方向とは逆に傾きます。これはコーナリング時、倒し込みのきっかけを作るために使われる「逆ハンを当てる」「カウンターステア」というものと同じです。
立ちゴケしたことない人は停止直前にハンドルを軽く右に切ってバイクを左側傾かせています。そこで左足をついてあげれば何の問題もなく停車することができます。
要は両足を着いて止まるライダーは無意識に「右に傾くか左に傾くかわからない不安」を抱えているのです。左に傾くことがわかっていれば、その状況を能動的に作ってあげればいいのです。
立ちゴケしたことない人は信号待ちでは後ろを向かない
- Q後ろのメンバーと話していたらコケそうになりました。偶然ですか?
- A
片足で立って振り返ってみてください。そういうことです。
バイクに跨っているときに後ろや横を向いたりするとバランスを崩しやすいです。立ちゴケしたことない人はこれを知っているので自分の力を過信せず、むやみに横や後ろを向いたりしません。
特に両足を着いている方は左右のバランスが変化してしまうのでマスツーリングのときなど、不用意に後ろを向くことは控えましょう。実際に後ろを向いただけでバランスを崩して立ちゴケしてしまう動画がYoutubeに上がっています。
バイクを発進させるときの防止対策テクニック
続いて、バイクを発信させる時のテクニックを解説します。交差点の一時停止から発進するときや、コンビニなどの施設の駐車場から発進するときは注意が必要です。
車の流れの切れ目を見つけて発進する必要があるので焦って発進後にブレーキをかけてしまうと大きくバランスを崩してしまいます。
それを防止するためのテクニックです。
立ちゴケしたことない人は発進しながら安全確認をしない
- Q車を気にして横を見ながら発進したら転びました。
- A
安全確認と発進操作は分けましょう。
当然発進前には安全確認をします。しかし多くの人が発進してからしばらく前を向かずに「安全確認したまま発進する(首を確認方向に曲げたまま発進している)」ということを行っています。
バイクは目線を向けた方に曲がりたがる特性がありますし、目線を進行方向に向けていないとバランスを崩しやすくなるので、立ちゴケしたことない人は停止状態で安全確認を終わらせ、発進に集中するようにしています。
そもそも安全確認をしながら発進しなければならない状況で発進しないようにしましょう。
立ちゴケしたことない人は曲がりながら発進しない
- Q曲がりながら発進したらエンストしました。
- A
曲がる作業と発進は分けましょう。
ハンドルを切りながら発進するのは結構危険です。ハンドルを曲げ、バイクが傾いた状態でエンストをすると高確率で立ちゴケをしますし、腕が不自然に突っ張ったり、肘が曲がった状態になっているので通常時よりもクラッチ操作がしづらいです。
立ちゴケしたことない人は曲がりながら発進しなければならない場所に駐車したときは、曲がった先までバイクを少々移動させてからバイクにまたがるようにしています。
立ちゴケしたことない人は直角に曲がりたい時はクラッチを切る
- Q極低速時に曲がると膨らんでしまいます。
- A
クラッチ切りましょう。
発進直後にバイクの向きを変えなければならない局面ではクラッチを繋いだままだと曲がりづらく感じますよね。立ちゴケしたことない人が直角に曲がりたい局面では「①まっすぐ発進する→②曲がりたいところで完全にクラッチを切ってバイクを曲げる→③バイクが曲がり切ったら普通に発進する」と、3つの区間に分けて操作をしています。
速度が落ちてエンストしやすくなっている「曲がりたい所」ではクラッチを切っているのでエンストの心配がありませんし、駆動力をぬいてあげることでバイクが不安定になり、クイックに曲げることができます。
図解をすると
通常はこの画像のように曲がります。至って普通の曲がり方ですが、こうではなく、
一度前進し、曲がりたいポイントにきたらクラッチを握ります。するとバイクはすっと向きを変えるので向きが変わったらもう一度クラッチを繋いで発進していけばいいのです。バイクに対して少しでも「左に曲がりたい」という入力をしていればバイクは曲がってくれます。
半クラを使いながら曲がる必要がないので楽にズボラに曲がることができます。
切り分けられる動作はなるべく切り分けた方が運転は楽になります。
乗り降り、取り回しの時の立ちゴケ防止対策テクニック
バイクに跨っていない時、乗り降りや取り回しの時はちょっとしたことで危険を排除することができます。
立ちゴケしたことない人はサイドスタンドを出して乗り降りするようにする
- Qまたがるときに左側に倒してしまいました。
- A
サイドスタンドを出していれば倒れませんでしたね。
サイドスタンドをしっかり出せていればサイドスタント側にバイクが倒れることはありません。
立ちゴケしたことない人は、停車したらまずはサイドスタンドを奥までしっかり出して、バイクをサイドスタンドに完全に預けてから降ています。この時ライダーの体重も預けてしまうとサイドスタンドに大きな負担がかかるので預けるのはバイクだけにしましょう。
乗車時も同様に跨ってすべての準備が整い、発進する直前までサイドスタンドにバイクを預けておきましょう。
立ちゴケしたことない人はどんなときでも1速でバイクを止める
- Qロン毛のちょんまげが平地で1速に入れるのは何故ですか?
- A
バイクを動かないようにして安定させるためです。
バイクを駐車するときは「傾斜地ではギアを入れておく、1速に入れておく」ということが広く知られています。ギアを入れておけばリアタイヤが回らなくなるためですが、立ちゴケしたことない人はどんな時でも常に1速に入れてバイクを停めています。
それは万一サイドスタンドの出し方が甘かったときの転倒防止でもありますし、常に1速に入れる作業をチャンク化しているためです。
タイヤが回る状況よりも回らない状況の方が明らかにトラブルに強いので1速に入れる癖をつけましょう。
立ちゴケしたことない人はバイクの取り回しは降りて行う
- Qまたがったまま取り回しをしたほうが楽ですよね。
- A
長い目で見れば降りたほうが経験が積み重なります。
足がべったり付くのであれば、取り回しを行うときはバイクに跨ったままの方が難易度は低いです。
しかしいずれ足がつかないバイクに乗るかもしれませんし、なにより跨ったままだと後方や足元の確認がしづらいです。
何よりバイクから降りて上手に取りまわしているとスマートです。バイクの右側で車体を支え、振り向きながらスイスイとバックさせているライダーなどは走る姿をみるまでもなく格上認定してしまいます。
立ちゴケしたことない人は両足べったりつくバイクに乗っている方でも積極的にバイクを降りて取り回しをしています。
立ちゴケしたことない人は取り回しのときは腰にバイクを当てて「人」の字を意識する
- Q人という字の由来を教えて下さい。
- A
「人と人が支え合ってるから人なんです」ではなく、実はよくわかっていないそうです。
取り回しの時に注意しなければならないのは右側に車体が倒れることです。通常ライダーは車体の左側から取り回しを行うので、立ちゴケしたことない人はバイクとライダーがお互い支え合うように、「人」という字になるようにお互い支え合いながら取り回ししています。
立ちゴケしたことない人はUターンは降りて行う
- Q前日までモタードに乗っていて、久しぶりのSSで急な坂道砂利道Uターンのときに立ちゴケしました。
- A
下手くそ!
Uターンは立ちゴケの可能性が最も高いといってもいい鬼門です。
立ちゴケしたことない人がバイク歴15年目の時に初立ちゴケをしてしまったのもUターン(坂道&砂利道)のときでした。
立ちゴケしたことあんのかよ
15年しなかったんですけどね・・・油断ですね・・・いいえ、僕が下手なくせに可能性を排除しなかったからです。
Uターンを楽にする裏技はたくさんありますが、結局バイクを降りてUターンするのが最も安全です。
低速走行時の立ちゴケ防止対策テクニック
低速走行時は半クラッチ操作をしながらの操作になるので立ちゴケの可能性が高まります。フロントブレーキを不用意にかけてしまうと一瞬でバランスを崩してしまうので注意しましょう。
コツとしては「半クラッチをなるべく使わない」というベクトルで考えていきます。
それぞれ簡単に解説します。
立ちゴケしたことない人は交差点ではクラッチを握ってしまう
- Q交差点で小さく曲がときに、半クラもあるのでギクシャクします。
- A
クラッチを切ればギクシャクしません。
先述の「クラッチを握ってクイックに曲がる」と同じなのです。立ちゴケしたことない人は低速で交差点を曲がるときなど半クラを使うのであればいっそのことクラッチを握ってしまおうと考えてそれを実行しています。
ちなみにこれは徐行程度の速度域で有効な方法であって、コーナリングの向き替えのきっかけにするとトラクションが抜けて転倒するので注意していください。あくまでも徐行中の話です。
立ちゴケしたことない人は低速時はニュートラルを使う
- Q半クラの渋滞中にエンストしました・・・
- A
半クラの代わりにニュートラルを使うとエンストは絶対にしません。
立ちゴケしたことない人は渋滞中、ほとんど半クラを使いません。
- 1速に入れて進む
- すぐニュートラル
- 速度が落ちたら1速に入れて進む
- すぐニュートラル
という操作を繰り返しています。エンストの可能性のある半クラッチを使わなくて済みます。正直「疲れない」という理由の方が大きいですが・・・。
僕のバイクは特にクラッチレバーが重いことで有名なのでまともに半クラを使うと10分くらいで限界がきます。ニュートラルに頻繁に入れると全然余裕です。
立ちゴケしたことない人は一時停止は6段階に分ける
- Q停止線の発進で立ちゴケしました。ついでに一時停止違反捕まりました。
- A
両方をクリアできる完全なる一時停止の方法を知っています。
立ちゴケしたことない人は、ここまで説明してきた「半クラを使わない」「作業を分割する」という方法のまとめのような「立ちごけも取り締まりも受けない」一時停止の方法で一時停止をクリアしています。詳細は長くなるので概要だけ載せておきます。詳しく知りたい方は詳細記事を読んでみてください。
事前に準備できる立ちゴケ防止対策
事前に準備することで立ちゴケの可能性を減らせたり、精神的に余裕を持つことができます。
立ちゴケしたことない人はちゃんとした装備でバイクに乗る
- Q立ちゴケが怖いです。
- A
ちゃんとした装備で心にゆとりを持ちましょう。
立ちゴケしたことない人は、バイク用の装備でバイクに乗っているので「ズボンの裾が引っかかった」「靴紐が引っかかった」というくだらない立ちゴケをしません。ヘルメット、グローブはもちろん、ジャケットやパンツ、シューズもバイク用のものを使うようにするのがおすすめです。
スニーカーで乗る場合でもそれなりの作法があるよ。
立ちゴケしたことない人は正しい引き起こし方法を知っている
- Qバイクを起こす自信がないので立ちゴケしたらと思うと夜も眠れません。
- A
コツを知っておくだけでだいぶ安心できますよ。
いざ立ちゴケしたときにバイクを起こせるか起こせないかで立ちゴケに対する恐怖心は大きく変わってきます。
もちろん立ちゴケしないに越したことはありませんが、万一の時引き起こし方法を知っていれば心にゆとりが生まれ、操作に集中できるようになります。
立ちゴケしたことない人はコツを知っているので気持ちの余裕があります。
適度な緊張感は必要だよ。
ということを知っていればいいだけです。
立ちゴケしたことない人はヘアゴムを持っていく
- Qそれでも不安です。
- A
ツーリングにヘアゴムを持っていきましょう。お守りになります。
ヘアゴムは引き起こしに使うために手首につけておきましょう。ヘアゴムはニュートラル状態で左側にバイクが倒れたときに、ブレーキレバーにかけてタイヤが回ることを防いでくれます。お守り代わりもっていきましょう。
立ちゴケをしたことがないライダーはいざとなったら髪を結っている100均のヘアゴムを使うつもりです。
立ちゴケ防止対策テクニックまとめ
いかがでしたでしょうか。
ということに関して網羅的に解説しました。
他にも賛否がわかれるところではありますが、引き起こしが楽になる大型のエンジンガードや、立ちゴケの傷を防いでくれるアクスルスライダーといったパーツを付けてもいいかもしれません。
この記事で紹介した中のいくつをあなたは知っていましたか?いくつ実践していましたか?その数が少なければ少ないほどあなたが立ちゴケを克服する日は近いという事です。
この記事で「知識」を入れたら、あとはバイクに乗るときに実践するだけです。それによってあなたの経験は積み上がります。
バイクが心から楽しいと思えるように努力を重ねていきましょう。
コメント