okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
バイクの種類、カテゴリを理解しておくと、バイク選びの際に「このバイクがかっこいい!コレに似ているバイクはどんな車種があるんだろう?」といった考え方ができたり、いざバイクに乗り始めてバイク仲間とバイク談義をするときに「あのバイクは長距離ツーリングが楽だよね。あのジャンルだもんね!」などと会話のスパイスにすることができます。
音楽のジャンルみたいね!ロックとかクラシックとかポップとか!
音楽のそれと似ていて、バイクの種類、カテゴリの表現はメーカー、雑誌、人によって異なったり、同じジャンルを表す新しい言葉がポンポン出てきたりしてかなり複雑なものです。そこでこの記事では「これさえ覚えておけば新しい言葉、色んな表現に対応できるよね」というベースとなるバイクの種類、カテゴリについて、
ということについて解説していきます。あなたのバイク選び、将来のバイク談義のために少しだけ読んでいって頂ければと思います。
バイクの種類と性能一覧表
バイクの種類、カテゴリの全体図やそれぞれの性能一覧を先に載せておきます。
頭が痛くなるので真剣に見なくて大丈夫です!理解が深まったあとで全体を見渡したいときにみてみてください!バイクの種類、カテゴリの世界地図のようなものです!
バイク種類の全体図
上の図は各バイクの種類の関係を表しています。例えば、
オンロードバイクの中の、フルカウルバイクの中の、スポーツバイクの中の、独立したメガスポーツという種類であり、ツアラーやストリートファイターとも関係している
という感じになります。
バイクの種類の性能一覧
スーパースポーツ | スポーツタイプ | レーサーレプリカ | メガスポーツ | ツアラー | スクーター | 原二スクーター | 原付 | ネイキッド | ストリートファイター | ストリート系 | トラッカー | クラシック | 旧車 | ネオクラシック | アメリカン | クルーザー | アドベンチャー | デュアルパーパス | マルチパーパス | モタード | オフロード | トレールバイク | モトクロッサー | エンデューロ | トライアル | |
車体価格 | 安★★★★★高 | 安★★高 | 安★★★高 | 安★★★★★高 | 安★★★★高 | 安★★★高 | 安★★高 | 安★高 | 安★★★高 | 安★★★★★高 | 安★★高 | 安★★高 | 安★★★★高 | 安★★★★★高 | 安★★★★高 | 安★★★高 | 安★★★★★高 | 安★★★★★高 | 安★★★★★高 | 安★★★★★高 | 安★★高 | 安★★高 | 安★★高 | 安★★★★★高 | 安★★★★★高 | 安★★★★★高 |
維持費 | 安★★★★★高 | 安★★★高 | 安★★★★★高 | 安★★★★★高 | 安★★★★★高 | 安★★★高 | 安★★高 | 安★高 | 安★★★高 | 安★★★★★高 | 安★★高 | 安★★高 | 安★★★高 | 安★★★★★高 | 安★★★★高 | 安★★★高 | 安★★★★高 | 安★★★★高 | 安★★★★高 | 安★★★★高 | 安★★高 | 安★★高 | 安★★高 | 安★★★★★高 | 安★★★★★高 | 安★★★★★高 |
街乗り | 難★易 | 難★★★★易 | 難★易 | 難★易 | 難★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★易 | 難★易 | 難★★★易 | 難★★★易 | 難★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 公道走行不可 | 公道走行不可 | 公道走行不可 |
タンデム | 難★易 | 難★★易 | 難★易 | 難★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★易 | 不可 | 難★★★★易 | 難★★易 | 難★★★易 | 難★★★易 | 難★★★★易 | 難★★★★易 | 難★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★易 | 難★易 | 難★易 | 公道走行不可 | 公道走行不可 | 公道走行不可 |
ツーリング | 難★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★易 | 難★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★易 | 難★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★易 | 難★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★易 | 難★★★易 | 難★★★易 | 公道走行不可 | 公道走行不可 | 公道走行不可 |
ロングツーリング | 難★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★易 | 難★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★易 | 難★易 | 難★★★★★易 | 難★★易 | 難★★易 | 難★★易 | 難★★★易 | 難★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★易 | 難★★易 | 難★★易 | 公道走行不可 | 公道走行不可 | 公道走行不可 |
低速コーナー | 苦★★★楽 | 苦★★★★楽 | 苦★★★★★楽 | 苦★★★楽 | 苦★★★楽 | 苦★楽 | 苦★楽 | 苦★楽 | 苦★★★★楽 | 苦★★★楽 | 苦★★楽 | 苦★★楽 | 苦★★楽 | 苦★★★楽 | 苦★★★★楽 | 苦★楽 | 苦★★楽 | 苦★★★楽 | 苦★★★楽 | 苦★★★楽 | 苦★★★★★楽 | 苦★★★楽 | 苦★★★楽 | 公道走行不可 | 公道走行不可 | 公道走行不可 |
高速コーナー | 苦★★★★★楽 | 苦★★楽 | 苦★★★★楽 | 苦★★★★★楽 | 苦★★★★★楽 | 苦★楽 | 苦★楽 | 苦★楽 | 苦★★★★楽 | 苦★★★★★楽 | 苦★楽 | 苦★楽 | 苦★楽 | 苦★★★★楽 | 苦★★★★楽 | 苦★楽 | 苦★★楽 | 苦★★★楽 | 苦★★★楽 | 苦★★★楽 | 苦★★楽 | 苦★楽 | 苦★楽 | 公道走行不可 | 公道走行不可 | 公道走行不可 |
常識内の高速道路 | 苦★★★★★楽 | 苦★★★★★楽 | 苦★★★★★楽 | 苦★★★★★楽 | 苦★★★★★楽 | 苦★★★★★楽 | 乗れない | 乗れない | 苦★★★★★楽 | 苦★★★★★楽 | 苦★★★★★楽 | 苦★★★★★楽 | 苦★★★★★楽 | 苦★★★★★楽 | 苦★★★★★楽 | 苦★★★★★楽 | 苦★★★★★楽 | 苦★★★★★楽 | 苦★★★★★楽 | 苦★★★★★楽 | 苦★★★★★楽 | 苦★★★★★楽 | 苦★★★★★楽 | 公道走行不可 | 公道走行不可 | 公道走行不可 |
常識外の高速道路 | 苦★★★★★楽 | 苦★楽 | 苦★楽 | 苦★★★★★楽 | 苦★★★★★楽 | 苦★楽 | 乗れない | 乗れない | 苦★★楽 | 苦★★楽 | 苦★楽 | 苦★楽 | 苦★楽 | 苦★★楽 | 苦★★★楽 | 苦★楽 | 苦★★★★★楽 | 苦★★★楽 | 苦★★★楽 | 苦★★★楽 | 苦★★楽 | 苦★楽 | 苦★楽 | 公道走行不可 | 公道走行不可 | 公道走行不可 |
未舗装路 | 難★易 | 難★★易 | 難★★易 | 難★易 | 難★易 | 難★★易 | 難★★易 | 難★★易 | 難★★★易 | 難★★★易 | 難★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★易 | 難★★★易 | 難★★★易 | 難★★易 | 難★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 | 難★★★★★易 |
エンジン | 直列4気筒 | 並列2気筒 | 直列4気筒 | 直列4気筒 | 直列4気筒 | 単気筒 | 単気筒 | 単気筒 | 2気筒、4気筒 | 直列4気筒 | 単気筒 | 単気筒 | 2気筒 | 直列4気筒 | 直列4気筒 | V型2気筒 | 4気筒以上 | 2気筒 | 2気筒 | 2気筒 | 単気筒 | 単気筒 | 単気筒 | 単気筒 | 単気筒 | 単気筒 |
出力 | 小★★★★★大 | 小★★大 | 小★★★大 | 小★★★★★大 | 小★★★★★大 | 小★大 | 小★大 | 小★大 | 小★★★大 | 小★★★★★大 | 小★大 | 小★大 | 小★大 | 小★★大 | 小★★★★大 | 小★大 | 小★★★★大 | 小★★★大 | 小★★★大 | 小★★★大 | 小★大 | 小★大 | 小★大 | 小★★大 | 小★★大 | 小★★大 |
トルク | 小★★★★大 | 小★★大 | 小★大 | 小★★★★★大 | 小★★★★大 | 小★★大 | 小★大 | 小★大 | 小★★★大 | 小★★★★大 | 小★★大 | 小★★大 | 小★★★大 | 小★★大 | 小★★★大 | 小★★★★★大 | 小★★★★★大 | 小★★★★大 | 小★★★★大 | 小★★★★大 | 小★★★★★大 | 小★★★★★大 | 小★★★★★大 | 小★★★★★大 | 小★★★★★大 | 小★★★★★大 |
燃費 | 悪★良 | 悪★★★★良 | 悪★良 | 悪★良 | 悪★★良 | 悪★★★良 | 悪★★★★★良 | 悪★★★★★良 | 悪★★★★良 | 悪★良 | 悪★★★★良 | 悪★★★★良 | 悪★★★★良 | 悪★良 | 悪★★★良 | 悪★★★良 | 悪★★良 | 悪★★★良 | 悪★★★良 | 悪★★★良 | 悪★★★★良 | 悪★★★★良 | 悪★★★★良 | 公道走行不可 | 公道走行不可 | 公道走行不可 |
主力排気量帯 | 600~1000cc | 250~400cc | 250~400cc | 1000cc~ | 1000cc~ | 250cc | 125cc | 50cc | 全排気量 | 1000cc~ | 250cc | 250cc | 250~800cc | 750cc | 750cc~ | 1000cc~ | 1000cc~ | 800~ | 800~ | 800~ | 250cc | 250 cc | 250 cc | 250cc | 250cc | 250cc |
積載性能 | 低★高 | 低★★高 | 低★★高 | 低★★高 | 低★★★★★高 | 低★★★★★高 | 低★★★★高 | 低★★★★高 | 低★★★★高 | 低★★高 | 低★高 | 低★高 | 低★★★高 | 低★★高 | 低★★★★高 | 低★★★★高 | 低★★★★★高 | 低★★★★★高 | 低★★★★★高 | 低★★★★★高 | 低★高 | 低★高 | 低★高 | 公道走行不可 | 公道走行不可 | 公道走行不可 |
初心者おすすめ度 | 低★高 | 低★★★★★高 | 低★高 | 低★高 | 低★高 | 低★★高 | 低★★高 | 低★★高 | 低★★★★★高 | 低★高 | 低★★★高 | 低★★★高 | 低★★高 | 低★高 | 低★★★高 | 低★高 | 低★高 | 低★高 | 低★高 | 低★高 | 低★★★★★高 | 低★★★★★高 | 低★★★★★高 | 低★★★★★高 | 低★★★★★高 | 低★★★★★高 |
立ちゴケ心配度 | 低★★★★高 | 低★★高 | 低★★★高 | 低★★★★高 | 低★★★高 | 低★★高 | 低★高 | 低★高 | 低★★★高 | 低★★★★高 | 低★★高 | 低★★高 | 低★★高 | 低★★★高 | 低★★高 | 低★高 | 低★★★高 | 低★★★★★高 | 低★★★★★高 | 低★★★★★高 | 低★★★★★高 | 低★★★高 | 低★★★高 | 低★★★★★高 | 低★★★★★高 | 低★★★★★高 |
ヤエーされやすい度 | 低★★★高 | 低★★★★高 | 低★★高 | 低★★★★★高 | 低★★★★★高 | 低★高 | 低★高 | 低★高 | 低★★★★★高 | 低★★★★高 | 低★★★高 | 低★★★高 | 低★★★★★高 | 低★★高 | 低★★★★★高 | 低★高 | 低★★★高 | 低★★★高 | 低★★★高 | 低★★★高 | 低★★★★★高 | 低★★★★★高 | 低★★★★★高 | 公道走行不可 | 公道走行不可 | 公道走行不可 |
先にそれぞれのジャンルの特徴や性能などをまとめた一覧表です。例えば、
メガスポーツはお金がかかって高速走行に向いているけど初心者向きではない。
というような見方ができる一覧になります。参考程度に考えてください。
走行場所によるバイクのカテゴリの違い
バイクは走行できる場所によって大きく「オンロードモデル」「オフロードモデル」の2つに分かれます。
オンロードモデルのバイク
オンロードとは舗装された道路のことで、オンロードモデルは舗装された道路を走りやすいように、凹凸のないタイヤを履いています。
カウルの有無による違い「フルカウル」
オンロードバイクはカウル(防風のためのパーツ)の有無によってさらに大きく2つに分かれます。
車体全体がカウルに覆われているものを「フルカウル」と呼びます。防風性能が高いので、最高速が速い車種や走行風による疲れの影響が大きいロングツーリング向けのバイクはフルカウルであることが多いです。
カウルの有無による違い「ネイキッド」
カウルがついていないものを「ネイキッド(裸という意味)」と呼びます。エンジンがむき出しで無骨なイメージのバイクです。カウルがない分、メンテナンスがしやすいというメリットがありますが100km/hを超えた辺りから風の影響を感じ始めます。ちなみに車体の一部にしかカウルがついていない「ハーフカウル」と呼ばれるバイク多くの場合ネイキッドに分類されます。
オフロードモデルのバイク
オフロードとは林道や砂利道のような未舗装の道路のことで、オフロードモデルは砂利道や土の上を走れるように凸凹しているブロックタイヤを履いています。
オンロードバイクの種類:フルカウル
オンロードを走るバイクには、
というバイクの種類があります。それぞれ解説します。
スーパースポーツ
オンロードバイクの中のスポーツ走行を楽しむバイクの中の最上位に位置するバイク。排気量や種類ごとのバイクの楽しみ方は様々ですが、単に「オンロードを速く走る性能」という点を考えれば最上位。
特徴
大排気量(概ね600cc~)、フルカウルタイプで高性能。高出力を出せる直列四気筒、V型四気筒などの高性能なエンジンを積んでいることが多く、各バイクメーカーがフラッグシップとして販売する多くのバイクがスーパースポーツ。
SS(エスエス)とも呼ばれ、1000ccのスーパースポーツは「リッターSS」と呼ばれる。レーサーレプリカと似ているが、スーパースポーツは「レーサーを模していないハイスペックバイク」。
低い位置にあるセパレートハンドル、高く後方にあるバックステップにより乗車姿勢が窮屈。
メリット
デメリット
代表的車種
スポーツタイプ
オンロードモデルのスポーツ走行を楽しむバイクの中の「スポーツタイプ」。
「レーサーを模していないバイク」なのでレーサーレプリカではない。スーパースポーツと言うこともあるが、「性能がスーパーではない」「スーパースポーツを模している」「スーパースポーツはもともと大型バイクに名付けられていた」という理由でスポーツタイプとスーパースポーツを分けるバイク乗りは多い。
特徴
小排気量(~400cc)、フルカウルで性能は同排気量帯のバイクと同程度。生産コストが安い単気筒や並列2気筒のエンジンを積んでいることが多い。また、エンジンを別のネイキッドバイクと共通のものを使っていることが多い。
基本的にセパレートハンドルがついているが、スーパースポーツやレーサーレプリカのそれが低い位置にグリップを設置しているのに対してスポーツバイクの場合はネイキッドバイクと同じくらいの高い位置にグリップが設置してある。
見た目はスポーツタイプだが乗車姿勢は楽。大排気量のスーパースポーツと同じペットネームがつけられる(CBR250RRなど)。
メリット
デメリット
代表的車種
レーサーレプリカ
オンロードモデルのスポーツ走行を楽しむバイクの中の「レーサーレプリカ」。
80年~90年代のスポーツタイプの車種を指すことが多い。競技車両を模さないスーパースポーツに近いがレーサーレプリカは「競技車両を模したもの」。「レーレプ」「レプリカ」とも呼ばれる。
先に競技車両が存在し、それを模した市販車がレーサーレプリカ。競技用の車両からの技術のフィードバックによって改良されていく。
「先に競技車両があればレーサーレプリカ」「先に競技車両がなければスーパースポーツ」。スーパースポーツと同じで、乗りこなすには高い技術が求められる。
特徴
スポーツタイプと同排気量帯だがスペックが高い。250cc2ストロークが衰退、絶滅し、大排気量の4ストロークスーパースポーツに移行していったのでスーパースポーツのようにセパハン、バックステップを持つため乗車姿勢が窮屈。そういった意味ではスーパースポーツの先輩的立場とも言える。4ストローク車の多くが四気筒。250ccの四気筒も珍しくない。
メリット
デメリット
代表的車種
メガスポーツ
オンロードモデルのスポーツ走行を楽しむバイクの中の「メガスポーツ」とはいえ大きく思い車体と大きすぎるエンジンのため実際のスポーツ走行は苦手。「メガスポ」と略されることもあります。
上の表では一応スポーツバイクにカテゴライズしていますが、その実はほとんど「ツアラー」です。1000ccを超えるバイクに「メガ」とつけて別格扱いをしますが、その典型例です。おそらく、
カウルついてるからスポーツで良くない?排気量すごいからメガスポーツで良くない?
的なノリで言葉として生まれたのではないかと思います。排気量の大きなスポーツバイクというよりかは排気量の大きいツアラーという認識です。メガスポーツのことを「ビッグツアラー」「メガツアラー」などと呼んだりもします。
特徴
スポーツバイクのような見た目とは裏腹に乗車姿勢はきつくありません。コーナリングよりも高速道路をまっすぐ走るような走行が得意。
メリット
デメリット
代表的車種
ツアラー
オンロードモデルのツーリングを楽しむバイクがツアラーです。
排気量に関わらず、フルカウルで乗車姿勢がきつくないものをツアラーといいます。
メガスポーツや一部のクルーザーと混同されて語られることもあります。
特徴
長距離移動を考慮しているのでツーリングの疲れが少ない。フルカウルに大型のスクリーンがついており、乗車姿勢もハンドルが高めなので楽。シートにもクッション性があり、エンジンの振動を抑えた作りになっています。車体が長く、コーナリング性能を多少犠牲にして直進性能を高めています。
メリット
デメリット
代表的車種
ビッグスクーター
メイン排気量は250ccです。日本発祥のバイクで、荷物をたくさん入れられるメットインがあるので街乗りに非常に便利です。フルカウルのオンロードバイクです。スクーターなのでスロットルをひねるだけで前進することができます。こういうタイプのバイクをAT(オートマ)と言います。
特徴
フルカウルよりもフルカウルなすべてを包み込むカウルは風だけでなく多少の雨からもライダーを守ってくれます。大きなメットインにはたくさんの荷物が積めるので街乗りやツーリングにも便利です。
ただし、移動手段としては優れたバイクですが、趣味として考えるとシフトチェンジがないので少々物足りなさを感じます。
メリット
デメリット
代表的車種
原二スクーター
オンロードフルカウルの中のスクーターに含まれるのが原付二種のスクーターです。ビッグスクーターの下位互換のように思うかもしれませんが、街乗りだけに特化して考えれば上位互換です。
特徴
50ccの原付とほとんど変わらない大きさの車体に倍以上のエンジンを積んでいるので、ストップアンドゴーが多い街乗りでは最速の部類に入ります。通勤通学に特化したバイクが欲しいのであればこれ以上の選択肢はないでしょう。
メリット
デメリット
代表的車種
原付
50ccに満たないバイクを原付と言います。原付の中でもスクータータイプやネイキッドタイプがありますが、スクーターのイメージが強いと思ったのでここで紹介します。
特徴
タンデムができない、二段階右折をしなかればならない、制限速度が30km/hまどさまざまな制限があります。これはもっとも簡単に取得できる免許なので「免許取時ではなく、取得後の縛りを厳しくしよう」という発想から着ています。免許の取得の容易さからも「趣味としてのもの」ではなく、「自転車の上位互換の日常の移動首位団」という感じかなと思います。
メリット
デメリット
代表的車種
オンロードバイクの種類:ネイキッド
というバイクの種類があります。それぞれ解説します。
ネイキッド
フルカウルの解説が終わったのでここからはカウルがないバイクの種類を紹介していきます。
上の画像の通り、ネイキッドは多くバイクの基本となるようなバイクの種類です。「カウルがない」という大きな括りので「ネイキッド」といういう意味とは別(別というわけでもないのですが・・・)に他のバイクの種類のように「ネイキッドという種類」があります。
日本発祥のスタイルで、海外では「スタンダード」と呼ばれることもあります。
特徴
ハンドルはアップハンドルで上半身が起きる姿勢になり、自然な姿勢でバイクを操ることができます。
カウルがないので高速道路は苦手ですが車体バランスの良さ、初心者からベテランまで楽しめるフレンドリーさから幅広い層に人気があります。ツーリングからワインディングまで楽しめる領域がもっとも広いバイクのひとつ。
エンジンも多様で単気筒から四気筒までさまざまです。
以前は「丸目一灯」「ツインサス」などネイキッドを特徴づけるものがある程度決まっていたような気もしますが最近はいろんな形のネイキッドがあります。
特徴ないじゃん!
なんか言語化しづらいです。
「キャストホイールを履いた比較的高性能なカウルのないバイク」ってとこかの?
メリット
デメリット
代表的車種
ストリートファイター
ストリートファイターはかなり複雑な特徴を持っています。
上の画像で分かるように、
という多くの種類とかぶっています。
ストリートファイターはスーパースポーツのカウルを取っ払ってネイキッド化し、さらにストリートに最適化したバイクの種類なのでこんなことになってしまっています。もともとヨーロッパで流行ったカスタムジャンルの一つでしたが、徐々にバイクの種類として定着してきました。
見た目はネイキッド、中身はSSみたいな?
カウルがない、ヘッドライトが小型、ハンドルがワイド、ショートテール、バーエンドミラーなどの特徴があります。
特徴
車体やエンジンがSSと共通、見た目はネイキッドでバーエンドミラーを装着していたりします。
とりあえずSSのカウルなしバージョンで最近のデザインのものをストリートファイターと呼んでおけばOKです。「ストファイ」と略して呼ばれることもあります。
SSベースではない単なるネイキッドバイクがストリートファイターとして紹介されていることも多いですが認識の違い(スポーツタイプをSSと呼ぶかどうかなど)ですし、正直どっちでもいいです。
昔からスポーツタイプとネイキッドタイプの両方を販売することは多くあったのじゃ。設計コストが大幅に下がるからの。
だからわざわざ「ストファイ」っていうならバーエンドミラーとかカチ上がったテールとかついててほしいよね。
メリット
デメリット
代表的車種
ストリート系
ストリートファイターよりも定義が曖昧でタチが悪いのがストリート系です。
ストリート系の円がクラシックやトラッカーに触れていることに注目です。
特徴
スペックが高くなく、若者受けしそうなバイクを乱暴に放り込んでおくために存在するバイクの種類です。いろんなタイプがゴチャゴチャに存在するのでとてもわかりにくい種類で、この種類のバイクは他の種類を兼任?することが多いです。
例えばヤマハのSRはクラシック系にもカテゴライズされます。
メリット
デメリット
代表的車種
トラッカー
トラッカーバイクとはフラットダートレースで使われるバイクを模したバイクの種類です。
現在のトラッカーはフラットダートを走るためではなく、「見た目がかっこいいから」という理由で乗られることがほとんどです。ですのでトラッカーバイクに乗ってもフラットダートを走る機会はほぼないと思います。そういった理由から「オフロードのカテゴリ」よりもオンロードのネイキッド、ストリート系のカテゴリの方がより近いです。
特徴
オンロードとオフロードの中間のようなタイヤ、ハンドルは幅広のアップハン、タンクは小さいのが特徴です。
メリット
デメリット
代表的車種
クラシック
クラシックと言っても実際に何十年前もの車両ではなく、何十年前のバイクを模したある意味伝統的なデザインのバイクを差します。最近出現した「ネオクラシック」というバイクの種類は1970年以降のバイクを模していることが多いのに対して、クラシックは1950年頃の海外(イギリスのトライアンフやノートン)のバイクを模していることが多いイメージです。カスタムジャンルの「カフェレーサー」もクラシック系の一部です。
特徴
黒でまとめた車体にアップハンドル(カフェレーサーの場合はセパハン)、空冷エンジンを積み、スポークホイールを履いています。簡単に言うと「昔のネイキッド」なので性能的には最新の4気筒ネイキッドなどよりも劣ります。
メリット
デメリット
代表的車種
旧車
特徴
「旧車」とは正しくは「生産中止になっているすべてのバイク」を差しますが、バイク乗りの間では
「1970~80年代に暴走族に好まれたような国産ネイキッド」を指すことが多いです。クラシックバイクやネオレトロとは違い、「昔のバイクを模したバイク」ではなく「本当に昔のバイク」を指します。
例えば「旧車に乗ってみたい!NSR(レーサーレプリカ)がいいな!」というのは変です。正しくは「昔のレーレプに乗ってみたい!どうせなら2ストがいいな!88なんか乗れたら最高!」です。「旧車に乗りたい!CB750が良いな!十文字マフラーの!」というとばっちり決まっています。「旧車會」というピーターパンライダー組織の会員さんが好むバイクでもあります。
メリット
デメリット
代表的車種
ネオレトロ
カワサキZ900RSの発売くらいから出てきた言葉のように感じています。
で説明したネイキッドの「クラシックタイプ」「旧車」に最新の装備を与えた「見た目は昔、中身は最新」のようなバイクです。とはいえ近未来的な見た目で中身が最新のバイクもネオレトロと呼ばれるので難しいところです。「ネオクラシック」と呼ばれたり、短く「ネオクラ」と呼ばれたりします。
特徴
見た目は昔、中身は最新。全然レトロではないネイキッドもネオレトロ、ネオクラと呼ばれるので注意です。
メリット
デメリット
代表的車種
アメリカン
カウルがないのでネイキッドですが、他の「ネオレトロ」などと比べてとても個性がはっきりしているのがアメリカンです。ハーレー社のバイク、もしくはそれを模したものを「アメリカン」と呼びます。ちなみにハーレー社のバイクはインディアン社のバイクを模したものです。ハーレーはアメリカの広々とした直線の道路を悠々と走るために作られたバイクなのでクルーザーと呼ばれることもあります。クルーザーとは居住設備を持ち外洋を航海できる、大型のヨットやモーターボートのことなので「それくらい悠々とツーリングできる」というバイクのジャンルを指します。イメージとしてはクルーザーという大きなジャンルの中にアメリカンというジャンルが存在する・・・という認識だとすっきりするかと思います。
特徴
アメリカ大陸のまっすぐな道を移動するものとして設計されているため「ローアンドロング」と呼ばれる長く低い車体とスポークホイールで直進性能を上げ、手足を前に投げ出すような乗車姿勢です。車体が大きく重いです。多くの場合Vツインエンジンを積んでいます。
メリット
デメリット
代表的車種
クルーザー
クルーザーとは居住設備を持ち外洋を航海できる、大型のヨットやモーターボートのことなので「それくらい悠々とツーリングできる」というバイクのジャンルを指します。ゆったり走ることができるバイク全般がクルーザーという理解でいいかと思いますが、車体構成的にはアメリカンよりも「ツアラー」に近い感じがします。例えばホンダのゴールドウイングはツアラーでもありクルーザーでもあります。
VFR800はツアラーの代表車種ですがクルーザーとは言わないと思います。VFR800は「ツアラーの中でもスポーツ走行ができるスポーツツアラー」という小さなジャンルに入るため、悠々と走るクルーザーではないという認識です。
特徴
大きな車体に大きなエンジンを積んでいて、6気筒など珍しいエンジンを積んでいることも多いです。
ライダーもタンデマーもゆったりと座れてエアコンやオーディオがついているモデルもあります。
メリット
デメリット
代表的車種
オフロードバイクの種類
というバイクの種類があります。それぞれ解説します。
アドベンチャー・デュアルパーパス・マルチパーパス
オンロードもオフロードも走ることができるのがアドベンチャーです。オンロードもオフロードも走れるオフロードバイクを「トレールバイク」と呼びます。「トレールバイク=一般的に販売されている、公道を走ることができるオフロードバイク」という理解です。トレールバイクは「デュアルパーパス(2つの目的)」「マルチパーパス(複数の目的)」とも言われますが、この「目的」とは「オンロード」と「オフロード」のことです。
「デュアルパーパス」「マルチパーパス」は全く同じバイクの種類を指します。つまり「デュアルパーパス=マルチパーパス=トレールバイク」ということです。
これらの中で特に排気量が大きいモデルを「アドベンチャー(冒険)」と呼んだりします。
ちなみに単に「トレールバイク」と言った場合は「250ccくらいの公道を走れるオフロードバイク」を指しますが、競技用のオフロードバイクに乗っている方くらいでないと「トレールバイク」という言い方はしないと思います。
我々のようなマイルドライダーは「オフ車」「オフロードバイク」と呼びます。「トレールバイク」「オフロードバイク」については後述します。
ここでは「マイルドライダーが言うオフロードバイク以外のアドベンチャー・デュアルパーパス・マルチパーパス」についての説明になります。
特徴
大きなオフロードバイクという見た目で「ビッグオフ」とも呼ばれます。
パニアケースや大型のスクリーンが装着でき、走る場所を選ばない超ロングツーリングに向いています。「いってきます」と自宅を出たら平気で10日間くらい帰ってこない雰囲気を出せるバイクで「世界一周バイク」とも呼ばれています。僕は呼んでいます。最近は排気量の小さなモデルが多いのも特徴です。
メリット
デメリット
代表的車種
モタード
「見た目はオフロード、中身はガンガンのオンロード」でお馴染みのモタード殿です。
なぜ敬称が殿かと言いうと、このバイクは日本の道にもっともマッチしているから殿様なのです。
特徴
オフロードの車体にオンロードタイヤを履かせています。
オフロードの頑丈さ、軽快さをそのまま日本の素晴らしい峠に持ち込める素晴らしさがあなにわかるでしょうか。アメリカンとは対極にあるバイクです。タイトな峠の下りならオンロードバイクの最高峰リッターSSよりも早いです。腕があればですが・・・。
メリット
デメリット
代表的車種
オフロード(トレール・デュアルパーパス・マルチパーパス)
オンロードもオフロードも走れるオフロードバイクを「トレールバイク」と呼びます。「トレールバイク=一般的に販売されている、公道を走ることができるオフロードバイク」という理解です。
トレールバイクは「デュアルパーパス(2つの目的)」「マルチパーパス(複数の目的)」とも言われますが、この「目的」とは「オンロード」と「オフロード」のことです。
「デュアルパーパス」「マルチパーパス」は全く同じバイクの種類を指します。
つまり「デュアルパーパス=マルチパーパス=トレールバイク」ということです。
これらの中で特に排気量が大きいモデルを「アドベンチャー(冒険)」と呼んだりします。
ちなみに単に「トレールバイク」と言った場合は「250ccくらいの公道を走れるオフロードバイク」を指しますが、競技用のオフロードバイクに乗っている方くらいでないと「トレールバイク」という言い方はしないと思います。
ここでは「マイルドライダーが言う「オフロードバイク」厳密にいうとトレールバイク」についての説明になります。
一般的に「オフロードバイク」というと「ナンバー付きの公道を走ることができるトレールバイク」を指し、トレールバイクは「デュアルパーパス」「マルチパーパス」とも呼ばれ、特に排気量の大きいものを「アドベンチャー」という事が多いです。
特徴
荒れた道でも走破可能なブロックタイヤを装備し、川を渡れるようにアップマフラーがついています。シート高は高いですが、凸凹をクリアするために柔らかい設定になっているので跨ると沈み込みます。
オフロードでは転倒がつきものなので転倒してもダメージが少なく、パーツも比較的安価です。
最初のバイクにオフロードを選び、オフロード走行を経験するとリアが滑ったときの対処方法やバイクを低速で走らせるテクニックが身に着くので非常に良いとされています。
メリット
デメリット
代表的車種
モトクロッサー
ここからは僕の守備範囲外なので簡単に流していきます。いつもの峠の最後の1本くらい軽く流していきます。
特徴
ゴリゴリのオフロードです。公道走行できません。モトクロスレースのために作られたレーサーです。超絶かっこいいです。モトクロスレースは短距離走です。
メリット
デメリット
代表的車種
エンデューロ
特徴
ゴリゴリのオフロードです。公道走行できません。エンデューロレースのために作られたレーサーです。超絶かっこいいです。エンデューロレースは長距離走です。
メリット
デメリット
代表的車種
トライアル
足を着かずに、いかに低速でバイクをコントロールできるかを競うトライアル競技用の車両。
基本立ち乗りなのでシートはありません。自転車のBMXのような楽しみ方をするバイク。
特徴
シートがない。信じられないくらい空気圧を低くする。
メリット
デメリット
代表的車種
まとめ
いかがでしたでしょうか。
バイクの種類の呼び方は様々ですが、この記事の内容を知っておけば色々と応用が効くと思います。なんとなく全体像のイメージができたのであれば嬉しく思います。
それぞれの種類の詳細解説記事も書いているのでそちらも併せて読んでいただけると更にイメージしやすく鳴るかと思いますのでぜひ読んでみて下さい。
「めんどくせー」という方はバイクの種類なんて知らなくても困らないので安心してください。
バイクの種類なんて割とどうでもいいよ。見た目がかっこいいバイクをに乗るのが一番大事。
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