okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
バイク冬眠方法をしなんする情報は多くありますが、その多くが「屋内保管を前提としている」「ある程度のメンテナンススキルを前提にしている」というものが多いです。
あたしにはムリ・・・
この記事では
について解説していきます。
この記事を読めば
ということがわかります。
ズボラだけど、ほとんどメンテナンススキル不要で的を得たバイクの冬眠方法です。
バイク冬眠準備~バイクの冬の保管方法~
バイク初心者の方、メンテナンススキルがない方向けの内容(スキルがあってもやることはほぼ変わりませんが・・・)ですが、一部「空気圧管理」「バッテリー管理」「注油」などの作業がでてきます。
これらの作業は「ショップにお願いするよりも自分でやった方が圧倒的にコスパがいい作業」ですのでできるようになってください。というかできます。
「バイク乗りなら自分でやろう」と言われているエンジンオイル交換は「ショップにお願いした方がコスパがいい」という認識の人がこの記事を書いています。詳しくは下の記事で解説しています。
ショップでエンジンオイルを交換してもらう~バイク冬眠準備~
エンジンオイルはバイクに乗らなくても劣化してくので冬眠前に新しいオイルにしておきます。
自分でオイル交換する方は交換後エンジンをかけて新しいオイルをエンジン内循環させて下さい。
ショップにお願いする方はショップからの帰り道でオイルが循環します。
ガソリンに燃料添加剤を入れ、満タンにする~バイク冬眠準備~
ショップからの帰り道にガソリンスタンドに寄ります。ガソリンを入れる前にガソリン添加剤を入れましょう。一般的にエンジンの調子を良くするために使われるガソリン添加剤ですが、ガソリンの防腐効果もあるので入れておきましょう。
ガソリンは半年程度は腐りませんが、念のためガソリン自体の寿命を長くしておきましょう。
ガソリンを満タンにしていないとタンク内が錆びやすくなるので満タンは必須です。
先に添加剤を入れるとタンクの中で添加剤とガソリンが良く混ざっていい感じになってくれるよ
タンクを空にして完全に乾燥させる方法もありますが面倒ですし、この方法で十分ですよ。
空気圧を高めにする~バイク冬眠準備~
災害時にライトにもモバイルバッテリーにもなるこの空気入れがおすすめ!
タイヤの空気はバイクに乗らなくても少しずつ減っていきます。通常月に一度点検が必要なものですが、数か月間放置する予定なので空気を多めに入れておきましょう。
空気圧が低い状態で長期間タイヤと地面が触れているとタイヤが変形することもあります。
1割増しくらいでいいと思うよ。指定空気圧が2.5kPaなら2.7kPaくらい。詳しくは下の記事を読んでみてね。
板の上にバイクを置く(屋根下は避ける)~バイク冬眠準備~
バイクを土の上に置かなければならない場合は敷板の上に置くようにしましょう。下からの湿気や汚れを防いでくれます。
またサイドスタンドが埋まってバイクが倒れてしまう事故も予防することができます。
木のコンパネでもいいですが、1シーズンでダメになってしまうので長期的に考えると建築現場で使われるような敷材がおすすめです。
バイクの置き場所は雪やつららが落ちてくる屋根の下などは避けるようにしましょう。
1速に入れてサイドスタンドをかける~バイク冬眠準備~
タイヤの変形を防ぐために、長期間保管のときはセンタースタンドやメンテナンススタンドでタイヤを浮かせることが一般的です。
しかし、それらのものは地震に対してとても弱いのでバイクが倒れてしまって「タイヤの変形どころではないダメージ」が起きる可能性があります。
冬眠中の数か月間の間に地震がこないという保証はどこにもないのでバイクは1速に入れてサイドスタンドで駐輪した方が良いです。
詳しくは下の詳細記事を読んでみてください
燃料コックをオフにしてエンストさせる(インジェクションは何もしない)~バイク冬眠準備~
キャブレーターにガソリンが残っていると固着する可能性があるのでガソリンを抜いておきます。
ドレンボルトから抜く方法もありますが、ガソリンを受けたり捨てたりするのが面倒なので燃料コックを「OFF」にしてエンジンをかけっぱなしにして下しさい。自然にエンストすればOKです。
燃料コックはOFFのままにします。
ONにするとまたキャブレーターにガソリンが流れるからね・・・
は
ここで解説した内容は燃料噴射装置がキャブレーターのバイクに対しての話です。インジェクションの場合は何もしなくて大丈夫です。
バッテリーを外してトリクル充電をする~バイク冬眠準備~
「バッテリーのマイナス端子を外すだけで良い」という方もいますが、バッテリーはマイナスを外しても少しずつ放電していくので外したほうがいいです。
トリクル充電とは絶えず微弱な電流を流し続けることで自然放電を防ぐことができる機能です。
星乃充電器はバッテリーを繋げておくだけで「バッテリー機能の維持(トリクル充電)」「バッテリーの掃除(サルフェーション除去)」を自動でやってくれるので超おすすめです。
バッテリーを外すときは先にマイナス端子を外しましょう。
充電器に繫いだら3ヶ月に一回コンセントを抜き差しするだけ。詳しくは下の記事で。
チェーン給油、各部注油を行う~バイク冬眠準備~
冬眠中のサビを防止するためにチェーンと各可動部に油をさします。
やり方の詳細は下の記事を読んで下さい。
タイヤとシート、ブレーキ周り以外にシリコンスプレーを吹く~バイク冬眠準備~
シリコンスプレーはバイクとの相性がとても良いです。タイヤとシート、ブレーキ周り以外の場所に使うことができます。
バイク全体をシリコンスプレーでコーティングする感じでバイク全体に吹き付けていきます。エンジンはもちろんスイッチボックスの中にもノズルを突っ込んで吹きかけます。
マフラーエンドを塞ぐ~バイク冬眠準備~
マフラーエンドに布を突っ込んだり、軍手をかぶせたりします。
長期間保管によって水が入り、消音材が劣化することを防ぐ目的と「虫のお家にならないようにする」という目的があります。
毛布を掛ける~バイク冬眠準備~
長期保存ではバイクカバーの中に湿気が溜まりやすくなります。毛布を車体にかけてあげることで毛布が湿気を吸収してくれるのでバイクが錆びにくくなります。
また、カバーとバイクが擦れも緩和してくれます。
バイクカバーをかける~バイク冬眠準備~
バイクカバーをかけてしっかりカバーの裾の紐を引っ張りカバーをかけます。
おすすめのバイクカバーは下の記事を読んでみて下さい。
ブルーシートをかけて紐でグルグル巻きにする~バイク冬眠準備~
最後にブルーシートをかけて紐でぐるぐる巻きにします。このときに少しでも空気が循環するようにブルーシートと地面には隙間が空くようにしましょう。
なんとなく紐で調整して下さい。
バイクカバーだけだと水分がしみてくる可能性もありますし、バイクカバーの表面はザラザラしていることが多いのでブルーシートをかけることで雪が積もりにくくなるという効果も得られます。
薄手のものではなく3000番の厚手のものをかけるようにしましょう。バイクによってサイズは変わりますが2700×3600mmもあれば十分かと思います。
4000番の厚みでUVカットもできるいい感じのシルバーシートを見つけたのでリンクを張っておきます。
雪が積もってもちょっと叩くだけで雪が落ちるようになるよ。
バイク冬眠中にするべきこと
バイク冬眠中にすることは特にありません。バッテリーをトリクル充電しながら春を待ちましょう。
バイク冬眠中はたまにエンジンをかけたほうがいい?~バイク冬眠中~
たまにエンジンをかけたほうが良い(エンジン内部に油圧をかけて潤滑させるため)という方もいますし、掛ける必要はない(長時間のアイドリングでも必要な油圧を得ることが難しいため)という方もいます。きっと両方正しいので都合のいい方を選びましょう。
バイク冬眠中はたまにバイクカバーを外すべき?~バイク冬眠中~
バイクカバーを定期的に外して湿気を外に出してサビを防いだほうがいいという方もいますが、それが面倒なのでシリコンスプレーを吹いて毛布をかけ、ブルーシートの下に隙間を作っています。
ブルーシートでガチガチにしたのは
たまにエンジンかけたほうがいいって誰かが言ってた!かけてみるか!
カバー外してみるか!
という気を起こさせないためでもあります。
バイク冬眠明けにやること
春がやってきたときのバイク再始動方法について簡単に解説します。
空気圧を適正値に調整~バイク冬眠明け~
空気圧が高いままでも減っていても空気圧を適正値に戻してあげます。
洗車(グリスアップ含む)~バイク冬眠明け~
なんだかんだ汚れているので水を使った洗車をします。冬眠前に吹いたシリコンスプレーはとっくに揮発していると思いますがこの洗車で完全に落とします。
バイクが乾いたらチェーンも含めてグリスアップしましょう。
バッテリーを繋ぎ、燃料コックをオンにしてエンジン始動~バイク冬眠明け~
バッテリーのマイナス端子を外しただけだとこの瞬間はとても緊張するものですが、長期間トリクル充電していたバッテリーは絶好調です。燃料コックをオンにしてエンジンをかけましょう。
バッテリーを付けるときは先にプラス端子をつける(赤いカバーがある方)
灯火類の点検~バイク冬眠明け~
久しぶりに公道に出るのでウインカーやヘッドライトがちゃんと点いているか確認してからバイクにのりましょう。
ショップでエンジンオイル交換~バイク冬眠明け~
エンジンオイルの交換は一般的に3000km走行毎か6ヶ月に1度とされています。
冬眠期間が3ヶ月の場合は3ヶ月の猶予があるのですぐにエンジンオイルを交換する必要はありません。
僕は安いオイルを頻繁に変えるようにしているので3ヶ月に1回交換しています。
バイクの冬眠期間はバイク屋さんに預けるという選択肢
寒空の下凍えている愛車を見ていられない!!
と言う方はレンタルボックスがおすすめです。
- コンテナタイプ(個室で保管最強)
- 屋内共同保管(相部屋で保管最強)
という2種類から選びましょう。屋内だとバイクの劣化も防げるし、セキュリティも万全。詳細は下のリンクから検索してみてください。
<レンタルボックス>の種類・料金を見る
冬眠するしないに関わらず
バイクは自宅に置けるけど、セキュリティが心配
という方にもおすすめです。。
バイクの冬眠期間だけレンタルボックスを借りるという選択肢
この記事を読んで
それでもやっぱりムリ・・・
という方は最終手段としてショップに預けるという選択肢があります。
雪国のバイク屋さんでは有料で冬の間バイクを預かってくれるサービスをしているショップもあります。
お世話になっているショップに聞いてみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
バイクを冬眠させる方法について網羅的に解説しました。この記事の内容を上から順番に実践すれば気持ちよく春風を感じることができると思います。
次のシーズンに向けてしっかり冬眠させましょう。
冬の間はオコモトを読んで過ごしてね。
ではさっそくこの記事を読んだ方が興味のありそうな記事を張っておきますね。ではまた次の記事でお会いしましょう。
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