バイクタイヤメーカーの特徴!ダンロップ、ミシュラン、ピレリやブリヂストン | okomoto

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バイク三郎
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ハイニック

バイクタイヤメーカーの特徴!ダンロップ、ミシュラン、ピレリやブリヂストン

バイクタイヤメーカーの特徴!ダンロップ、ミシュラン、ピレリやブリヂストン バイク用品
オコモト
オコモト

okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!


この記事にたどり着いた方は

こんな方向けの記事です。
  • タイヤ交換の時期だが、次のタイヤが決まらない
  • 振り出しに戻ってバイクタイヤメーカーの特徴とか調べ始めちゃってる・・・


という方ではないでしょうか。

バイクの消耗品の中で最も高価でもっとも効果のあると言っても過言ではないタイヤですのでタイヤ交換のときは多くのライダーが銘柄に迷いますよね。

初心者のころは

オコモト
オコモト

とにかく安くてとにかく長持ちするのが最高のタイヤ!!

と信じていたのでタイヤ選びは簡単でしたが、実際にバイクで走ることを覚えると

オコモト
オコモト

このタイヤではどんな曲がり方になるんだろう・・・フロント切れ込み過ぎたら嫌だな・・・

などという考え方になるので中々タイヤ選びが進まないですよね・・・。頭がパンクして結局バイク屋さんのおすすめを入れることになってしまったり・・・(多くの場合プロに任せるのが最善ではありますが)

この記事では、そんなあなたのために

この記事でわかること
  • まずはツーリングタイヤかハイグリップタイヤを選ぼう!
  • BRIDGESTONE(ブリヂストン)
  • DUNLOP(ダンロップ)
  • MICHELIN(ミシュラン)
  • Pirelli(ピレリ)
  • IRC.
  • METZELER(メッツラー)

まずはツーリングタイヤスポーツタイヤ、ハイグリップタイヤかを決める!

バイクタイヤの種類と性能一覧表【ハイグリップ?スポーツ?ツーリング?バイクタイヤの種類】


バイクのタイヤは大きく5つのカテゴリに分けることができます。

バイクタイヤの種類、カテゴリ


というものです。

オコモト
オコモト

タイヤメーカーごとに呼び方は異なったりしますが、一般的にこの4種類に分けて考えます。



それぞれのカテゴリの5つの性能がどんな感じになるのかをざっくり図解すると上のようになります。
タイヤ選びの際に特に気になるのが「グリップ力」と「ライフ」ですが、この2つは完全なトレードオフの関係にあります。

グリップが良いということは「タイヤがよく溶けて/よく削れて路面を噛む」ということなのでライフは当然短くなります。

逆にライフが良いということは「タイヤの路面を噛む力が弱く、溶けにくく削れにくい」ということなのでグリップ力は低くなります。

法律的にはプロダクションタイヤでも公道を走ることはできますが、ほとんどサーキット専用タイヤなのでこの記事を読んでいるあなたはハイグリップ、スポーツ、ツーリングタイヤの中からタイヤ選びをすることになろうかと思います。

バイク太郎
バイク太郎

「価格の高い低い」は寿命が短いから距離あたりの価格が高くなるだけで、価格自体はそれほど変わりはないよ。詳しくは下の記事を読んでみてね。

バイクタイヤメーカーBRIDGESTONE(ブリヂストン)の特徴

バイクタイヤメーカーBRIDGESTONE(ブリヂストン)の特徴
BRIDGESTONE(ブリヂストン)の基本情報
  • 創業1931年
  • 日本


ブリヂストンは日本が世界に誇るタイヤメーカーで創業者は石橋正二郎という方。海外輸出のために「石橋」を英名に変えて社名としました。ストーンブリッヂでは語呂が悪かったため逆さまにしてブリヂストン。「ブリストン」と間違われやすいです。

motoGPやF1などレースの分野でもたくさんの実績があり、シェア世界1のタイヤメーカー。

一般的に日本のメーカーは癖が少なく比較的安い優等生だと思われることが多いですが、ブリヂストンに関してはこれは当てはまりません。割と高価で寿命が短いです。それと引き換えに高い性能を誇っているイメージ

ロングライフなツーリングタイヤからスポーツタイヤまで幅広いラインナップがあり、ゴムの柔らかさ重視しています。


日本のタイヤメーカーは日本のバイクメーカーと相性がいいことがありますが、ブリヂストンの場合はどんなバイクにもマッチします。

タイヤに熱が入りやすく、休憩明けのライディングでも意識してタイヤを温めなくてもグリップ力を発揮してくれるのも大きな特徴です。

バイク太郎
バイク太郎

熱しやすく冷めやすい感じのタイヤ

バイク次郎
バイク次郎

溝が少なくなってもグリップ力が低下しづらい

ブリヂストンの特徴まとめ
  • すぐに温まるので温度管理が楽(初心者でも安心)
  • 熱しやすく冷めやすい(休憩を頻繁に入れるライディングに有利)
  • 溝が減ってもグリップ力が低下しづらい(長く楽しく使える)
  • ゴムの柔らかさを重視
  • 日本のメーカーなので価格は低め
  • いかにも「バイクのタイヤ」というデザインのパターンが多いが、たまに車種を選ぶ奇抜なものもある

バイクタイヤメーカーDUNLOP(ダンロップ)の特徴

DUNLOP(ダンロップ)の基本情報
  • 創業1889年
  • 発祥はイギリス、現在日本国内では住友ゴム工業のブランドの一つ


空気入りのタイヤを初めて作ったのがダンロップ創業者のダンロップさんです。

現在日本市場にタイヤを供給しているのは「日本ダンロップ」で、住友ゴム工業のブランドのひとつになっています。

古いバイクのタイヤも長きに渡って供給し続けてくれる面倒見がよく、ユーザー目線に立ってくれているメーカーという良いイメージがあります。ユーザー目線は在庫切れを起こさずに製品を安定供給してくれるという点にも現れています。

タイヤの性能は癖がなく、いい意味で日本的で、日本のメーカーのバイクにとてもよくマッチします。

バイク本来のコーナリング性能を楽しむ乗り味です。タイヤ選びに迷ったら「ユーザーに優しいから」という理由でダンロップを選ぶのも良い選択だと思います。

海外メーカーほどではないですが、タイヤの温まりは良くないので、ある程度タイヤの温度を気にする必要がありますが全体的にバランスのとれたメーカーです。

オココ
オココ

イギリスなの?日本なの?

バイク三郎
バイク三郎

日本だね。だからバランス型になっているとも言える。

ダンロップの特徴まとめ
  • 少しだけタイヤ温度を気にする必要がある(初心者がスポーツライディングする場合少々注意が必要)
  • 価格、グリップ力、温まりやすさなどのバランスが取れている
  • 溝が半分くらいになるとグリップ力の低下が顕著になる
  • 日本のメーカーなので価格は低め
  • 比較的シンプルなデザインのタイヤパターンが多い

バイクタイヤメーカーMICHELIN(ミシュラン)の特徴

バイクタイヤメーカーMICHELIN(ミシュラン)の特徴
MICHELIN(ミシュラン)の基本情報
  • 創業1889年(元となった会社は1832年!)
  • フランス


新しいタイヤの構造である「ラジアルタイヤ」を発明したのがミシュランです。1889年にアンドレとエドゥアールのミシュラン兄弟がフランスで作った会社。

路面の衝撃をタイヤでも受け止めているような、サスの一部のような軽くしなやかなタイヤでグリップ力が強め。癖が少なく、ライフも長いので多くのライダーからの支持を受けています。

タイヤ自体は素晴らしいですが、同じ銘柄を履いても個体差が大きいことがあるので神経質な方や気に入ったタイヤの銘柄を続けて履きたい方はやめたほうがいいかもしれません。ライフは長めな傾向があるのでライフ重視の方はミシュランを選ぶのがいいかもしれません。

個体差はありますが、全体的にバランスが良いメーカーで、とりあえずミシュランにしておけば後悔はしない・・・という感じ。

海外メーカーの中ではタイヤが温まりやすいという特徴もあります。

ちなみにミシュランガイドはもともと「ドライバーが食事を楽しむガイドブック」として誕生しました。

バイク次郎
バイク次郎

ツーリングタイヤはキモいくらいの溝があるよ。

バイク太郎
バイク太郎

ウエット性能を高めてるよね。キモいけど。

ミシュランの特徴まとめ
  • 比較的タイヤが温まりやすい
  • しなやかなタイヤ
  • ライフは比較的長め
  • 癖が少ない
  • 個体差があることがある
  • ライダーを選ばない万能タイヤ
  • 海外メーカーなので価格は高め
  • ツーリングタイヤは極端に溝が多く、ハイグリップタイヤは極端に溝が少ないデザインが多い

バイクタイヤメーカーPirelli(ピレリ)の特徴

Pirelli(ピレリ)の基本情報
  • 創業1872年
  • イタリア(現在は中国化工集団の傘下)


スーパーバイク世界選手権の公式サプライヤーとしてタイヤを供給しているピレリはレーシーなイメージが強いメーカー。

剛性を低くしてタイヤを柔らかくし、潰して乗るので接地感を感じやすいのでスポーツライディング以外の局面でも安心感を感じやすいです。指定空気圧よりも若干空気圧を下げたときに真価を発揮するのでタイヤにしっかりトラクションをかけてタイヤを潰せるライダーにおすすめです。

タイヤが温まりにくい反面、温まった後は吸い付くようなグリップを得ることができます。温度管理がきちっとできるライダーでないと「休憩明け、アクセルを開けたらスリップダウン・・・」なんて悲しいことになる可能性が他のメーカーより高いかもしれません。

ピレリは限界バンク角に達する速さやスムーズさを追求しているのでパタパタ寝かせることができ、コーナリング時のバイクが軽く感じられます。

ある程度のライテクがあればピレリに変えただけでライディングがうまくなったと感じることがあるほど乗りやすい人には乗りやすいです。

バイク三郎
バイク三郎

よく調子こいてるライダーが履いているよ。

オコモト
オコモト

(・・・)

ピレリの特徴まとめ
  • レーシーなメーカー
  • タイヤは温まりにくい
  • 温まったら吸い付くようなグリップを発揮
  • バイクをパタパタ寝かせられる
  • 剛性を下げてタイヤを潰してグリップを得る
  • 海外メーカーなので価格は高め
  • スーパーバイク選手権のノウハウ
  • タイヤからの情報量が多い
  • 「フラッシュパターン」というイナズマのようなタイヤパターン

バイクタイヤメーカーIRC(アイアールシー)の特徴

IRC(アイアールシー)の基本情報
  • 創業1926年
  • 日本


この記事で紹介しているメーカーの中ではもっともマイナーだと思いますが、歴史は古く、バイクタイヤを作り始めた(それまでは自転車など)のも1952年からです。

他のメーカーより知名度が低いのはおそらく「バイクタイヤ専門」だからかと思います。他のメーカーは四輪車のタイヤも手掛けている(手掛けていた)のでバイクに乗る前から社名を知っていることが多いからかと。

小排気バイクスクーターオフロードタイヤを得意としていて、世界一売れたスーパーカブの純正タイヤに採用されているすごいメーカーだったりします。

ダンロップと同じ様に日本メーカーらしい癖のなさが特徴。この記事で紹介しているメーカーの中ではもっとも価格が低いメーカーかと思います。

バイク次郎
バイク次郎

価格で選ぶならIRC!変な中華タイヤより100倍信頼できるよ。

バイク太郎
バイク太郎

中華タイヤと比べる格のメーカーじゃないんだけどね。

オココ
オココ

安くて品質がいいのはありがたいわ!!

IRCの特徴まとめ
  • バイク専門
  • 小排気量バイクタイヤが得意
  • 価格は安い
  • フレアパターン(炎)など変わったパターンのタイヤがある

バイクタイヤメーカーMETZELER(メッツラー)の特徴

METZELER(メッツラー)の基本情報
  • 創業1892年
  • ドイツ(現在はピレリ傘下)


以前は車のタイヤも作っていましたが、1979年からはバイクタイヤ専門になっています。1986年にピレリ傘下になってからは「レースのピレリ」「ツーリングのメッツラー」のように棲み分けをしていて、ピレリのように急かすような走りではなく、どっしりとした安定感のあるタイヤです。

元々はドイツの会社なので車重が重く、ロングツーリング向けのBMWと相性が良いとされています。また、同じく車重が重くロングツーリング向けのハーレーなどのアメリカンバイク(クルーザー)にも良く使われています。

ピレリほどではないですが日本メーカーのタイヤと比べると熱が入りにくいのでしっかり温度管理ができる方におすすめです。

ピレリが「限界到達までの速さ」を追求しているのに対して、メッツラーは傾きを感じながら倒し込んでいける感覚を大事にしています。

バイク太郎
バイク太郎

ツーリング主体の人はメッツラーがいいかも

バイク次郎
バイク次郎

ライフも長めな感じ

METZELER(メッツラー)の特徴
  • 安定感のある走り
  • ツーリング向き
  • 重量バイク向き
  • タイヤからの情報量は少なめ
  • 高速道路走行が多いライダーにおすすめ
  • マン島TTのノウハウ
  • 円(π)をイメージしたタイヤパターン

まとめ


いかがでしたでしょうか。

正直この記事の内容は「ホンダは優等生だよね!」「漢カワサキ!」などという話題と同じくらい当てにならないものです。ホンダやカワサキのバイクが車種によってまったく性能や思想が異なるように、タイヤも銘柄によって全く変わります。

オココ
オココ

元も子もない

壊れたバイク三郎
壊れたバイク三郎

元も子もオコモトもない

ただ、どうしてもタイヤが決まらなければこの記事の内容をほんの少しだけ参考にして頂ければ幸いです。

初心者の方は

あなたが興味があるのはどっち?


とタイヤの種類を決めてからこの記事で紹介したタイヤメーカーを上から順に履いていきましょう。そうすれば

ピレリ履いても切り返しが遅いokomoto
ピレリ履いても切り返しが遅いokomoto

ピレリはねー切り返しがねースパスパなんだよ!

なんて知ったかぶりができるようになります。まずはブリジストンからどうぞ。

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