この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
バイクタイヤはライダー、バイクと路面をつなぐ唯一のパーツです。寿命を超えたタイヤを使用すると危険であるばかりでなく、ライダーやバイクの本来の性能を発揮できず、ライディングがつまらないものになってしまいます。
ただ、タイヤは定期的に交換しなければならないバイクパーツの中でももっとも交換部類に入るものなので気軽にホイホイ交換しにくいのも事実・・・。
この記事では、とても大事で高価なバイクタイヤの寿命を少しでも長くする方法など、バイクタイヤの寿命にフォーカスして解説していくものです。
この記事は
という結論に向かって進んでいきます。
原付、バイクタイヤには2つのロウソクが灯されている【原付き、バイクタイヤ寿命を長くする運転、スリップサイン、製造年月日、目安など】
バイクタイヤには「年数」と「距離」という2つの命のロウソクが灯されています。
年数のロウソクはタイヤが製造された瞬間に灯され、
距離のロウソクはタイヤがバイクに装着されて走り出した瞬間に灯されます。
この2つのロウソクはどちらかの火が消えれば「タイヤの寿命が尽きた」ということになります。
年数の寿命を迎えていなくても距離の寿命を迎えていたらもうそのタイヤでは走れないということ。
原付、バイクタイヤの寿命年数
先に「年数の命のロウソク」の話をします。
バイクタイヤはゴム製品なので、温度の変化や紫外線に弱いです。
バイクの保管状況が悪い環境で紫外線にさらされ続けたバイクタイヤはひび割れを起こすこともあります。
製造された瞬間から劣化が始まり、バイクの保管環境にもよりますが、おおむね3~5年で時間の寿命を迎えるとされています。
個人的には3年くらいのタイヤになるとガクッと性能が落ちる気がしています。
3年 | 楽しくライディングできる限界 |
5年 | 移動手段としてバイクを使用できる限界 |
と考えた方がいいと思います。
寿命年数はタイヤの銘柄に関わらず共通しているものです。
原付、バイクタイヤの製造年月日の確認方法
タイヤの寿命年数を知るには、ロウソクに火がともる「製造年月日」を知る必要があります。
タイヤの製造年月日を知るにはタイヤサイドにある4桁の数字を探します。
写真のタイヤの数字は「1220」です。これは2020年の12週目に製造されたタイヤであることをしめしています。
上の写真のタイヤは「2020年3月16日から3月22日の間に製造されたタイヤ」という事がわかります。
タイヤサイズなど、タイヤサイドから読み取れる情報のまとめは下の詳細記事を読んでみてください
と言いつつその記事は鋭意執筆中!!書き終えたらリンク張る感じです。
とはいえ、バイクを趣味として楽しむライダーや移動手段として日常的にバイクに乗るライダーであればこの「時間依存の寿命」を迎えることはほとんどありません。
その前に「距離依存、タイヤの摩耗依存の寿命」を迎えるからです。
正直、距離寿命より時間寿命が早く来る人は「バイク乗り」というか「バイクを持っている人」だと思うよ。
僕は1年で3回タイヤ交換したことありますよ。サーキット行く人は行く度に変えますしね・・・。
「そろそろ前回のタイヤ交換から3年経つので~」
(お前全然バイク乗ってねーだろ!)
原付、バイクタイヤの寿命摩耗の見方、スリップサイン
次に「距離による命のロウソク」の話をします。
排水のためについているタイヤの溝には複数の「スリップサイン」というものがついています。スリップサインとは簡単にいえば「わざと溝を浅くしている部分」です。
タイヤが削れることでスリップサインが周りのゴムと平らになったらタイヤの寿命です。この状態を「スリップサインが出ている」といいます。
スリップサインが出た場所以外の溝が十分に残っていたり、他のスリップサインにはまだ溝がある乗田でも、1か所でもスリップサインが出たらそのタイヤは寿命を迎えています。
スリップサインが出ても路面がドライならスポーツランをしなければ走れるけど、濡れた路面だと氷の上を走っているみたいになるよ。最悪の場合タイヤが爆発するしね。
スリップサインを超えてタイヤを使うと、交換の時にバイク屋さんに怒られるかれすぐに交換しよう!詳しくは下の詳細記事を読んでみて下さい。
スリップサインと車検の関係
タイヤの溝の一番浅いところの深さが0.8mm以上あれば車検は通ります。スリップサインはタイヤの溝の一番深いところから0.8mmのところにあるので、スリップサインが出ているタイヤは車検には通りません。
検査員の目視による検査なので「スリップサインがでているか微妙なとき」でも検査員がダメと言えばダメです。スリップサインがでていたら交換しておきましょう。
年数寿命とは違って、寿命距離はタイヤの銘柄によって大きく変わります。
原付、バイクタイヤの銘柄によって変わる寿命距離の目安
一般公道で使用されるタイヤは
という3種類に分けることができます。
ハイグリップタイヤタイヤが「性能重視」のタイヤ、ツーリングタイヤが「寿命重視のタイヤ」で、スポーツタイヤはその中間という感じです。
寿命が長いツーリングタイヤの中でも、銘柄によって「10000kmで寿命を迎える」「20000㎞までイケる」など寿命は異なります。
それぞれの種類のだいたいの目安は
ハイグリップタイヤ | 3000km |
スポーツタイヤ | 8000km |
ツーリングタイヤ | 12000km |
くらいのようなイメージがあります。
ちなみにタイヤの価格はどれもそれほど変わらないよ。ただ、寿命が違うからハイグリップタイヤはツーリングタイヤに比べて4倍高価だということになるよ。
先ほども書いた通り、銘柄によって寿命はまちまちなので
などで検索をして、実際のレビューをみるのが良いです。
タイヤの減りはバイクの乗り方によってかなり変わってくるので「個人ブロガー」などの情報よりも「二輪タイヤ専門店」のブログを参考にした方が良いです。
二輪タイヤ専門店にはお客さんの情報が集まってくるから平均値が出せるんだよね。
タイヤの性能維持性能
ちなみに、タイヤの性能は距離に比例して落ちていくわけではなく、「ある1点」を境に急に落ちていきます。
タイヤ交換直後、100km程度の走行でタイヤ慣らしと皮むきを終えたときから性能のピークを迎え、この状態がある程度続きます。
ある1点を過ぎると性能が落ちる速度が上がります。
この「慣らしを終えて、ある1点を迎えるまでの間」を「タイヤが美味しいところ」と言ったりします。
走りが好きな方はスリップサインには程遠くても、タイヤの美味しい部分が終わったらすぐにタイヤ交換をする人もいます。僕にはもったいなくてとてもとても・・・
原付、バイクタイヤの寿命を延ばす方法【原付き、バイクタイヤ寿命を長くする運転、スリップサイン、製造年月日、目安など】
それぞれ簡単に解説します。
保管中は紫外線にさらさない
ゴムは紫外線に弱いので保管中はガレージに入れたり、バイクカバーをしっかりタイヤまで被せることで劣化を遅らせることができます。
バイクを見えなくすることは防犯にも直結します。詳しくは下の記事で解説しています。
指定空気圧を守る
指定空気圧よりも下げ過ぎるとサイドが、上げすぎるとセンターが減りやすくなります。バランスよく減らすには指定空気圧がおすすめです。
僕は空気圧は「タイヤ節約」ではなく「自分が走りやすい空気圧」にしています。走るのがメインですからね!
急な加減速をしない
急な加速をするとリアタイヤが、急な減速をするとフロントタイヤが減りやすくなります。走っていて楽しくない街乗りでシグナルダッシュをするような使い方は避けましょう。
スピードを出さない
そもそも論ですが、タイヤが高速で回転するとそれだけタイヤの摩耗は進みます。一般道では気にしなくてもいいですが、走っていて楽しくない高速道路では速度を控える運転をしましょう。
リアサスの圧側を強める
フルアジャスタブルのサスを履いているバイクであれば「リアの圧側」を強めることでリアタイアの負担を減らし、摩耗を遅らせることができます。二輪タイヤのテストライダーさんと二輪タイヤ専門店さんに聞いたので間違いないかと思います。
僕は高速道路ではリア圧を最強にし、高速を降りたらリア圧を自分の好みのセッティングに戻しています。
リア圧が調整できないバイクはリア伸びを強くしても効果があるよ。伸びをいじっても圧側に影響はあるからね。
タイヤ節約でとても大事なこと
燃費にも言えることですが、タイヤの節約運転は「走っていてもつまらない局面」で行うべきです。
ワインディングをグイグイ走りたい方が
タイヤもったいないから節約運転・・・
なんてやっていたらバイクに乗っている意味がありません。
タイヤの節約は「楽しい局面で思いっきりタイヤを使えるようにするため」と考えてワインディングではグイグイタイヤを使うことを心がけましょう。
高速道路を飛ばしているライダーは、バイクに乗れているライダーからすると
こんなつまらないところであんな乗り方してるなんてバイクに乗れてない人なんだろうな。下手くそだな。
と思われています。
ちなみに僕は
お金持ちかな。うらやま・・・
と思っています。
原付、バイクタイヤを安く交換する方法【原付き、バイクタイヤ寿命を長くする運転、スリップサイン、製造年月日、目安など】
ちなみのちなみにバイクタイヤを安く交換する方法を挙げておきます。
詳しくは下の詳細記事を読んでみてください
と言いつつその記事は鋭意執筆中!!書き終えたらリンク張る感じです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
という内容の記事でした。
この記事があなたにとってお財布に優しい記事になったのであれば嬉しく思います。
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