okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いたあなたは、
という方ではないでしょうか。この記事に辿り着いている時点であなたのマスツーリングはほとんど成功したようなもの…。あなたはおそらく、
という検索をしてこのページを読んでいるはずです。マスツーリングに参加する上で大事なことの1つに「周りへの配慮」というものがあります。「マスツーリング マナー」で検索をするほど良識のがあり周りに配慮しようと考えている方はマスツーリングに参加しても気持ちよくツーリングを楽しむことができるでしょう。
一緒にマスツーリングに行く人がそうであればね・・・
あなたのマスツーリングはすでに成功したも同然ですが、この記事を読めば更に楽しく、安全にマスツーリングに行くことができるようになりますので是非最後まで読んでみてください。
現時点であなたの心意気は完璧!この記事で「具体的なスキル」を知っていってね!
なお、この記事はいくつかの「マスツーリングのコツ」を網羅的にまとめた『まとめ記事』になります。深掘りして知りたい内容があればリンク先の記事を読んで頂ければと思います。
マスツーリングとは?何人から?2人でもマスツー?
- Qマスツーリングは何人から?2人でもマスツー?
- A
集団という意味のMASSと旅を意味するツーリングで『マスツーリング』。『集団』は2人以上の人間の集まりを指すので、2人で行くツーリングも言葉的にはマスツーリングと言いますが、一般的には3人以上、ライダーの感覚によってはそれ以上の人数で走ることをマスツーリングと言います。
マスツーリングの『マス』は、
- 多数
- 大規模な
- 集団
という意味があります。
マスツーリングに「何人から」という人数、台数の決まりはありません。常に複数で走ってばかりいる人は「10人はいないとマスツーって言わない」というかもしれませんし、ソロツーリングをメインで楽しんでいる人は「2人でもマスツーリング」という言うかもしれません。
2人ツーリングの呼び方、人数によるツーリングの呼び方はマスツーリングは何人から?2人でもマスツーなの?語源は?というこちらの記事で深掘り解説しています。
ちなみに1人の場合は「ソロツーリング」揶揄していう場合は「ボッチツーリング」といい、2人の場合は単に「2台でツーリング」ということが多い気がします。僕は2台の場合は「ウィンウィンツーリング」と呼んでいます。
ソロツーリングの気軽さとマスツーリングの「万が一の時にお互い助け合うことができる」ということが両立しているので2人にとってメリットしかないのでウィンウィンツーリング。詳しくはWINWINツーリングの記事で解説しています。
マスツーリングの心構え・あちがちなトラブル・危険を知っておく
マスツーリングは風光明媚な景色や新しい発見を楽しめるツーリング方法ですが、特有の危険性もあることは認識しておくべきです。視界不良による事故やカーブミス、過剰な疲労、ロードコンディション、交通事故などが起こりうるため、運転には細心の注意が必要です。
また、マスツーリングでは長時間のライディングが必要となるため、疲れがたまることがあります。疲労がたまった状態での運転は、事故を引き起こす原因になることもあります。
よって、安全運転のためには適度な休憩を取り、体調管理にも気を配る必要があります。全体的に、マスツーリングを楽しむためには、安全運転と周囲の状況把握が欠かせません。
ソロツーリングとは違ってマスツーリングには、
などの危険やトラブルの原因がありますが、
ということに気をつければ楽しくマスツーの時間を過ごすことができます。それぞれ簡単に説明します。
自分のペースを守る
事故を起こさないためにもっとも大切なこと。
バイクの上手い下手は車種依存ではなく技術や経験に依存するところが非常に大きいです。
初心者の方がどんなに性能の良いバイクに乗っても、長くバイクに乗っている方と同じペースや同じラインで走ることは難しいです。
マスツーリングではついつい前のバイクにペースを引っ張られてしまいがちになりますが、自分限界を超えた走りをしないようにしましょう。
「もっと速く走れない?」などと自分のペースで走らせてくれない方々とはお付き合いしないほうがいいです。
周りに配慮するけどそれを周りには期待しない
記事冒頭でマスツーリングで大事なことは「周りへの配慮」と言いましたが、これはとても曖昧なものですよね。どれくらい他人を尊重するか・・・ということは人によって様々です。
ですのでマスツーリングを楽しむコツとしては「あなたがその人に対して行っている配慮をその人に求めない」ということが大事です。
つまり、あなたは周りの安全を考えて車間距離を空けて走っていても周りの人が同じくらい空けてくれるとは限らない、それに対して腹を立てないということが大事だということ。
配慮だけでなく安全意識や想像力は人それぞれです。もしもどうしても腹が立ってしまうん場合はもうその方とはマスツーリングに行かなければいいだけの話です。
また、安全意識の低い方とずっと一緒に走っていると、水と同じで、どうしてもそっちの方(低い方)に流されてしまいがちになります。
雑な運転をする人とつるんでいるといつの間には雑な運転がうつってしまったりするよ。
「自分がこれをやっているから相手も自分に対してそれをやって当然だ」とは考えずに「色んな人がいるなぁ。僕はあぁはなりたくないなぁ。」くらいに考えましょう。
マスツーリングが嫌いな方が結構いますが、こういったこととの折り合いがつかないからだと思います。
「周り」とはメンバーだけではない
また、「周り」とは「一緒にツーリングに行っているグループのメンバー」だけを指しているものではありません。それには周囲のドライバーやライダー、歩行者なども含まれます。
マスツーリングでは特に集団心理の奴隷になって気が大きくなる方が多くいます。
禁煙エリアで喫煙をしたり、駐輪場が空いているのに車の駐車スペースに止めたり、大声で話したり、SAを逆走したりノーヘル(SAはみなし公道なのでノーヘルは違反になります)で走ったりする方々がそれです。
マスツーリングに参加するときは「この人は普段からこんな非常識なんだろうか」「自分はそれに引っ張られてしまっていないか」ということを考えるようにしましょう。
他のトラブルの原因や、それぞれの対処方法について詳しくはマスツーリングならではの危険やトラブルを知り、事故を予防する方法を書いた記事で解説しています。
マスツーリングの準備とルールの確認
マスツーリングに出発するまでの準備について解説します。基本的にソロツーリングと同じですが、相手がいるマスツーリングでは下記のような準備をすると良いでしょう。
行き先の相談には積極的に乗る
マスツーリングは基本的に主催する人が1人ます。主催する人に「どこか行きたいところある?」と聞かれても多くの方が「お任せです。」と答えますが、計画する側からすると少しでもヒントがあった方が助かるので「ほうとうが食べたい」「海が見たい」など漠然とでもいいので伝えてあげるのが良いです。全員の希望はかないませんが、次回のマスツーリングのヒントとしてとっておけます。
ガソリン満タンにしておく
集合してすぐに「ガソリン入れたい」というのは参加者全員を拘束することになるのでかなりヒンシュクをかいます。前日、もしくは集合場所につく直前でガソリンを入れておきましょう。
これは広く知られたマナーだよ。当日の朝だと時間がもったいないからね。
バッグ類は前日に取り付けておく
早朝出発の場合、バッグ類の取り付けで思ったよりも時間がかかることがあります。設置に慣れていないバッグを使用する場合は特に前日の内に取り付けておくと安心です。
バイク乗りの朝は早いからなるべく余裕を持ちたいよね。
オコモトは効率大好きだからなぁ・・・ここはお好みで大丈夫だよ。
持ち物の準備、バイクのメンテナンスを済ませておく
空気圧チェック、各部注油、灯火類のチェックなど簡単なメンテナンスをしておきましょう。久しぶりにバイクに乗る場合はエンジンがかかるか、バッテリーが上がっていないかもチェックしましょう。モバイルバッテリーやインカムなどの充電や持ち物の準備も忘れずに。ツーリングの持ち物についてはこちらの記事を参考にしてみて下さい。
緊急連絡先を財布に入れておく
ツーリング中の事故などで意識を失う可能性があります。緊急連絡先には、
などを記載しておきましょう。バイク乗りに特化した緊急連絡先カードを無料配布しているのでお役立て下さい。
中止条件の把握しておく
「朝起きて雨が降っていたら中止」「前日の降水確率が〇%以上なら中止」という条件をあらかじめ聞いておきましょう。当日朝に慌てなくてもよくなります。
ルート・タイムスケジュールの把握
ルートはあらかじめナビにセットしておきましょう。同じルートを共有して入れば当日ハグれてしまったときに「このルート上のどこかで待ってるだろう」となるので余計な連絡をせずにスムーズに再会することができます。
集合場所の連絡はきますが、解散時間や場所などの予定も聞いておくと安心。
航続距離の伝達
あなたのバイクの航続距離(一回の給油で走れる距離)は事前に主催者に伝えておいた方が良いです。主催者はと最も航続距離が短い参加者に休憩や給油の段取りを組みます。もしもそういったことまで詰めないツーリングであっても主催者から「この人ちゃんと考えてるなぁ。素晴らしいなぁ」と思われますので損はしません。
他にも確認しておくべきルールはたくさんありますし、あなたが主催者になったときのためにマスツーリングのルールや注意点を解説しています。参考にして頂ければと思います。
マスツーリング集合時、バイク乗りが嫌いなバイク乗りにならないようにする
マスツーリングの集合時に注意したいことを解説します。
集合場所はSAかPAがおすすめ
マスツーリングのスタートは高速道路を使用することがほとんどです。集合は個別に高速道路に乗った後、SAやPAで行うのがスムーズです。個人的には利用者が少なく、施設も小さく合流しやすいPAがおすすめです。他の車の邪魔になりにくいのです。
広いSAだと駐輪場が2つあって合流しづらかったりするよ。
コンビニなどで合流する場合は、「○○号沿いのセブン」などではなく、「セブンイレブン○○店」と店名を共有しましょう。結構間違えたところに行ってしまうものですし、ナビを入れるのも店名の方が楽です。他の利用者の邪魔にならないように、お店の邪魔にならないようにしましょう。特にコンビニはたむろするバイクを嫌う傾向が強いので集合したらささっと出発しましょう。
以前、コンビニに集合して10分くらい静かに打ち合わせをしていたら「いつまでいます?出てってほしいんですけど・・・」と言われたことがあります。
コーヒー買って飲んでたんですけどね。台数はたったの2台で2台ともノーマルマフラー、もちろんエンジン停止です。世間様はバイク嫌いだよなぁ・・・
遅刻しそうになったら連絡を入れて先に出発してもらう
遅刻しそうになったら、
を伝えましょう。
マスツーリングでは全体の足並みを崩す行為が最も嫌われます。あなたが遅刻してしまうのはもう仕方のないことですが、「待たずに先に出発して」と伝えるだけであなた以外の方の足並みを崩さなくなります。
主催者に連絡し、「10分遅れるかも。間に合うようなら集合場所寄りますが時間になったら出てください。次の休憩場所目指します。道の途中でお会いしましょう。」と伝えましょう。
意外と間に合うこともあるからね。時間になったら出て欲しいと伝えるのが大事。配慮配慮。
連絡を受けた側は「待ってるよ」と返すと遅刻者をとても急がせることになります。「OK!お言葉に甘えるかも!ゆっくり走るからゆっくり安全運転で来てね!」と返しましょう。
自己紹介、挨拶をする
そのツーリンググループに初めて参加する場合は自己紹介をしましょう。主催者が仕切ってくれると思います。
などを伝えるのが良いでしょう。
主催者説明をよく聞く
郷に入っては郷に従えではないですが、ツーリンググループの主催者ルールに従うのが良いです。慣れている主催者であれば
など説明をしてくれます。こちらの内容についてもマスツーリングのルールや注意点について書いた記事でそれぞれ解説しています。
主催者の考え方によって変わってきますのであなたの考えと合わなくてもそのツーリングでは従うようにしましょう。
バイク乗りが嫌いなバイク乗りにならないようにする
一緒に行くメンバーが嫌なヤツだった困りますよね。それはメンバーからあなたを見ても同じ。まずはあなたが「バイク乗りが嫌いなバイク乗り」にならないように気をつけるところから始めるのが良いです。
嫌いなバイク乗りは人によって様々なので難しいですが、マスツーリングに参加するような方からすると、
などがあります。仲間と周囲に対するリスペクト・気遣いがあればそうそうバイク乗りが嫌いなバイク乗りになることはありませんが気をつけましょう。
バイク乗りが嫌いなバイク乗りは他にもあるので一度こちらの記事を読んで頂ければと思います。
これは「バイク乗りからみたあなた」ということ
千鳥走行の順番
千鳥走行とは、車両が交互に左右に走行することを指します。ツーリングにおいては、千鳥走行は複数のバイクがグループで走行する際に、車線をキープしながら安全に走行するための一つの方法として使われます。
車間距離を保ったまま隊列の長さを短くすることができ、左右のスペースも取れるので、信号での分断・追突事故を防ぐ効果があり、横にスペースがあるので落下物などの緊急回避もできる理にかなった隊列。
どんな順番にするかはベテランの人数やグループの考え方によって変わりますが、
というものがもっとも一般的かなと思います。
ルートを把握している方が先頭を行き、休憩や給油のタイミング、ペースの調整などを行います。
最後尾のベテランは万一後ろの方がはぐれてしまったときにはぐれた仲間の前に出て次の休憩場所まで先導したりします。
最後尾にベテランがついていてくれる安心感を初心者の方に与える役割も大きいですね。
ベテランが2人入れば成立するので最も使われている順番になります。
他の順番や千鳥走行のメリットは別記事で深掘り解説しています。一度確認してみて下さい。
ガソリンの入れ方や場所
マスツーリングの給油は全員同時に行うのが基本です。バラバラに入れると航続距離が最短のバイクが200㎞で他のバイクが300kmの場合、結局100kmごとに給油しなければならなくなります。台数が多い場合はセルフのガソリンスタンドで入れましょう。フルサービスのガソリンスタンドだと「給油機はたくさんあるけど店員が足りない」ということになりがちです。セルフであれば給油機の数だけ同時に給油することができます。
詳しくはバイク乗りはセルフガソリンスタンドで給油するのがおすすめという記事で解説しています。
マスツーリング休憩時の注意点、うざいバイク集団にならないよう注意
休憩中にはしゃいでしまうと、周りの人から「これだからバイク集団はうざい…」と言われてしまいます。
世間の目なんて気になんねーぜ!我が道を行くのが真のバイク乗り
などと思わずに、グループの外から見たときにうざいバイク集団にならないように紳士的にクールに振る舞いましょう。
これは「非バイク乗りからみたあなた」ということ
休憩中にうざいと思われるバイク乗りは、
などがあります。
目的地や休憩場所、コンビニなどにバイクを止める場合はなるべ周りの迷惑にならないように「車1台分のスペースに2~4台停める」という方法にした方が良いです。また、バイクをすぐに出せるような場所を狙って駐輪することがで立ちごけなどのトラブルを予防することができます。
「こんなマスツーリングバイク集団はうざい」を知ればうざくないマスツーができる記事で詳しく解説しています。
マスツーリングトラブル発生時の注意点
マスツーリングにありがちなのが
ということです。
特に信頼関係の薄いツーリング仲間のグループではよく起きがちなことです。
レッカーを待つ本人は1人では心細いかもしれませんが、そうしている内に時間はどんどん経っていきます。1人のために他の全員が、
という危険性がどんどん上がっていきます。トラブルを起こした本人ではないメンバーはなかなか、
全員で待つのは無駄だし、こっちの危険が増えるから先行くね。
とは言いにくいです。ほとんど全員がそう思っていても最初に言う勇気はなかなか生まれません。
もしも自分にトラブルが起き、レッカー待ちになったら
あとはレッカー来るの待って電車で帰るからみんなは出発しちゃって!ここまで付き合ってくれてありがとう!
と言って他のメンバーを解放してあげましょう。もしも他のメンバーのレッカー待ちになり、上の提案がそのメンバーからでてこなかった場合は、
あとはレッカー待つだけだから僕が付き添うよ!みんなは出発しちゃって!
といって他のメンバーを解放してあげましょう。あなたのツーリングは恐らくそこで終わりになりますが、グループ内での株が爆上がりするでしょう。
逆にそこまで言ってもらって「いやいや1人で大丈夫だからオコモトも出発しちゃってよ!」と言わなかったメンバーの株は爆下がりよね・・・
いずれにしても他のメンバーを思いやることが大事なのじゃ。
マスツーリングから帰宅してからやること
マスツーリングから帰宅したら「無事帰宅」の連絡を主催者に入れるようにしましょう。
それと併せて撮影した写真の共有を行うと気が利いています。
SNSに写真を上げるときは写っている方の了承を得てからにしましょう。
バイク写真の上手な撮影方法はこちらの記事を参考にして頂ければと思います。
マスツーが疲れる、苦手だと感じたときは…
さまざまなスタイル(車種も人間性も)のバイク乗りが集まり、自分でルート選択できないマスツーリングを
- ソロツーより普段より疲れるなぁ
- 正直マスツーは苦手かも?
- ぶっちゃけ嫌い
と感じる方も多いです。肌に合わなければ無理にマスツーリングに参加する必要はありませんが、疲れる原因なんなのか、人が嫌いなのか、マスツーリングという行為自体が合わないのか考えてみるのもいいかもしれません。多くの場合、自分が好きなバイクの楽しみを一切期待せず「マスツーリングすること」を楽しむという風に気持ちを切り替えるとうまくいったりしますよ。
詳しくは『マスツーリングが疲れる…苦手…嫌いかも…』と思った時に読む記事で解説しています。マスツーリングが苦手な方は是非読んでみて下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
マスツーリングについて網羅的に解説しました。
細かく書きましたが、要点や特に重要なことをピックアップすると
という2つに集約できるのかなと思います。
マスツーリングは窮屈だから嫌いという方やペースが合わないから嫌いという方も大勢いますが、この記事のようにある程度しっかり情報を周知し、ソロツーリングと切り離して考えれば嫌いになることは少ないと思います。
あなたが主催する立場になっても役に立つ内容なので近い将来ツーリングの企画を任されたらまたこの記事を読んでみてください。
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