okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
という方ではないでしょうか。
今はネットで何でも調べられるので、バイク趣味、ツーリング趣味を始めようとする方のほとんどが「ツーリング 持ち物/必携/必要」などで検索をするかと思います。
バイクを購入して、
バイクと財布とお土産を入れるバッグさえあればどこへでも行けるぜぃ!!
と思っていたのに、
パンク修理剤は必携!パンクしたら走れなくなるよ!
非常食が必携!飢えるよ!
サイドスタンドホルダーが必携!埋まるよ!
などという情報をみて
バイク買って金欠なのにまだまだ買わなきゃいけないの??もっと大きなバッグが必要だー。
などと泣きが入っているかもしれません。この記事ではツーリングミニマリストの僕が「バイクツーリング必携!」とされているけど実はただのお荷物かもしれないものについて解説していくものです。
この記事では、
ということについて解説していきます。
ツーリングの荷物は少ないほど良い
荷物を積めば積むほどバイクが運ばなければならない重量が増すので、バイクの楽しみの醍醐味のひとつコーナリングが重くなり楽しみが減ります。
いくものクラッチワークで発進しづらくなるのでエンストしやすくなり、エンストしやすいということは立ちごけのリスクが格段に上がります。
燃費は悪くなるしバイクのシルエットが崩れるし、ツーリング先で素敵なものを見つけても積んで帰ってこられなくなる機会が増えます。
ツーリングに行くと荷物が増えることはあっても減ることは滅多にありませんのでなるべく少ない荷物で出発するべきです。
可能であれば何も持たずに走り続けるのがライダーにとってもバイクにとっても理想的ですが、バイクに乗るとガソリンもライダーのお腹も空きますし、日焼けもします。怪我をすることも、道に迷うこともあるので仕方なく必要最低限の荷物を持っていくという感じです。
必要最低限の基準は人によって変わるので、誰かが、
必要だ!
といっても、誰かが、
不必要だ!
といっても信じる必要はありません。それらの情報をあなた自身が咀嚼して、あなたの心の天秤にかけてから必要/不必要を判断することが大切です。
ただ、僕はかなり心配性な方ですが、世の中の
必要だ!
という情報は「タラレバ」のことばかり考えていたずらに荷物を増やし、楽なツーリングからどんどん遠ざかるのは本末転倒な印象を受けます。しかもそれらの「タラレバ」は「年に何回も起こらないこと」にフォーカスしているもの、「電話一本で解決すること」が多いです。
それを必要だと感じるほど心配性ならバイクなんて危ないもの乗れなくない??
というものを解説していきます。
事故なんて滅多に起こさないのにタラレバを考えてフルフェイスとかプロテクターを着けるなんて馬鹿じゃないの?
命や今後の人生に大きく関わるものは滅多に起きない「タラレバ」でもとても大事になってきます。この方のように考えている方は天秤がぶっこわれています。
They are simply stupid.LoL
ツーリング必携!とされているけど実はただのお荷物かもしれないもの
ざっとこんな感じです。それぞれ簡単に解説していきます。
あくまでも僕の天秤に乗せたときの判断です。みなさまは各々ご自身の天秤で判断してください。
地図(ツーリングマップル)
弥生時代のツーリングじゃあるまいし、今はスマホで事足ります。2泊以上のツーリングだと天気の関係でルート変更の可能性があるので地図とツーリングルートノートも持って行きますが開くのは宿でです。走っている途中に開くことはありません。地図は屋根があるところで見るものです。
ツーリングは紙の地図に限るんだよ。趣があるだよ趣がー
という方が一定数いるのはわかります。スマホやナビがなかったときは必携品でしたが、いまどき地図を持っていくバイク乗りは少ないです。ツーリングに持っていってもお荷物になるかもしれません。
地図は計画段階で使うもの。現地ではスマホだけです。
工具
車載工具以外の工具は場所を取りますし重いので持っていきません。
ツーリング先で故障したらどうするのよ!走れないじゃない!
車載工具以外の工具が必要な故障やトラブルがツーリング先で起こることは稀です。僕はツーリング先の故障は「次のツーリングを楽しむための故障」として考えて秒で保険会社やバイク屋さんに電話してレッカーを依頼します。
現地で直す可能性を高くしようとすると工具の数がどんどん増えます。大量の工具を持っていっても起こった故障が直る可能性は低いです。なんでもかんでも簡単に直せるのであればバイク屋さんは廃業します。ツーリングに持っていっても重いお荷物になるかもしれません。
この前プラグレンチが役に立ったんだぞ!持って行った方がいい!
それはそれは運が良かったですね!そもそもプラグレンチが必要ないようにメンテしましょうね!HAHAHA!!!
パンク修理剤
パンク修理剤をきちんと使うには大きな空気入れが必要ですし、パンク修理剤にボンベがついているものも最大で17インチタイヤに1.2k迄しか注入できないのでツーリング先ではかなり不安です。
パンク修理に成功しても走り出せるまで1時間半、完全に乾くまでは24時間かかります。
ツーリングに持っていくと空気入れも含めてお荷物になるかもしれません。
空気はガソリンスタンドで入れるんだよ!
「自走できる距離にガソリンスタンドがなかったら」というタラレバは考えないんすかね。
予備パーツ(電球やプラグ)
「ウインカーが切れたらどうしよう」「プラグがだめになったらどうしよう」という方がいますが、ウインカーやプラグレベルの予備パーツを持って行くなら同じバイクをもう一台牽引していけばいいと思います。
予備パーツが必要になったら近くのバイク屋さんに電話して在庫確認。自走できなかったらレッカーを呼ぶだけです。その日のツーリングは諦めましょう。
よく立ちゴケをしてしまう方で頻繁にレバーやステップを折ってしまう方はそれらの予備パーツを持って行くことはアリです。天秤にかけたときにその対応の方が明らかに重いはずです。
万が一の内服薬
ご自身の体質に合わせた薬(花粉の薬や目薬、いつも飲んでいる薬)は持って行くべきですが、体調に合わせた薬(頭痛薬や胃腸薬)は持って行く必要はありません。風邪薬なんてもってのほかです。風邪が治るまで家で寝ていてください。
非常食
「非常」食を食べるような「非常」事態になる「非常」識なツーリングやめましょう。
わざわざ外で買えるものを持ち歩く必要はありません。ツーリング先で美味しいものを食べましょう。1時間毎に何かを食べないと餓死してしまう方ではない限りお荷物になります。
バイク用のナビ
バイク専用のナビよりもスマホの方がずっと使いやすいです。スマホは休憩中持ち歩くので盗難の心配もありません。バイク専用のナビを使っている方とツーリングに行くと、
「道の駅どうしまで」
「経路が見つかりました。ナビを開始します。」
ちょっと待ってまだナビでてこない。住所わかる?・・・いいや!後ろ着いてくね!
ということがおきます。防水性能以外はスマホの方がずっと性能が高いです。世界一周をする人以外にはお荷物になるかもしれません。
デジカメ
写真が趣味の方であればお気に入りのカメラとツーリングに行くのは最高の経験だと思います。そうでない方はスマホで十分です。今のスマホは普通のコンデジと変わらないくらいの画質です。写真にこだわりのない方にとってはお荷物になるのでスマホを持って行きましょう。
夏はスマホが熱くなって写真が撮れないんだよ!
こちらの記事をどうぞ
USB電源
僕も以前はバイクから電源を確保して、USB給電をするものを取り付けていましたが、
などの理由からモバイルバッテリーの方が圧倒的にメリットが大きいので現在はモバイルバッテリーを使っています。USB電源は時代遅れのオンボロです。
入浴セット
小さいボトルに入れたシャンプー、トリートメント、ボディシャンプー、洗顔料が必要!
それらは全て浴場に置いてあります。浴場に置いていない場合はタオルだけで入れます。タオルを1枚持って行きましょう。
というかそもそもツーリング先で洗髪までがっつり行う方は少ないです。どうせ帰り道で排気ガスくさくなりますし、髪を乾かす時間が惜しいです。
温泉ツーリングをするときは湯船を楽しみましょう。ツーリングでの温泉やお風呂は日々のお風呂とは違い体をキレイにするためではなく泉質を楽しんだり疲れを癒したりするものです。家での入浴と同じに考えてはいけません。
いつも使っているシャンプーじゃないと髪がまとまらないの!
という方は必要なド荷物として宿泊ツーリングに持っていきましょう。
スロットルアシスト
ネットではやたら評判がいいですが、ワインディングなどでの操作性はかなり落ちるので必携品というほどのものではありません。高速道路専用品のようなものです。
高速道路メインの移動を趣味としている方は必要かもしれませんが、それ以外の方は設置とズレてくるストレスで結局高速道路でも使用しなくなるかもしれません。
スロットルアシストをつけるのであればスロットルワイヤーに注油してスロットルの動きをスムーズにしたり、ハイスロにした方がいいかもですね。
シートクッション
シートは大切なバイクへの入力装置です。シートクッションを使うということはバイクの操作性を著しく損ねることです。
シートクッションを使うよりもライディングの方法を変えたり、お尻をズラすなど工夫をした方が良いです。
ただし、スーパーカブやアメリカンなど、ライディング要素が極端に低く、お尻が疲れやすい車種は除きます。
スポーツタイプのシートクッションはお荷物になるだけでなく、操作へのネガティブ要素が大きいです。
防犯のロック類
街のコンビニや住宅街をは違ってツーリング先に窃盗犯が現れる可能性は低いと考えています。
窃盗犯は衝動的に犯行に及ぶことは少なく、「バイク買い取ります!」と言ったステッカーをバイクに貼って様子を見たり、所有者がバイクに乗る頻度などを調べてから犯行に及ぶケースが多いそうです。
そういった理由で僕は宿泊ツーリングときでも一切のロック類を持って行きません。
僕はこの辺りは結構割り切っているので防犯意識は低い方です。ご自身で判断願います。自宅での防犯はしっかりやっていますよ。
出先で使うにしても大きく重いお荷物になるチェーンロックやU字ロックをおすすめしている方がいますが、出先での使用に最も適しているのはディスクロックです。
サングラス
有色人種である我々日本人は眼の中の虹彩内部のメラニン量が多いので光に対して青い目の白人の方ほど敏感ではありません。
普段からサングラスをしている方であればサングラスは必携品になるでしょうが、「ツーリングだからサングラスが必要!」というのはかなり外していると思います。
夜でもサングラスしている人って何考えているんですかね!
バカモン!日本人でも夜にサングラスが必要な人がいるんじゃ!
視覚過敏の人ですか?
ポン中は瞳孔が開きっぱなしになるから夜でもサングラスが必要なのじゃ!!
(ヒロポン世代かぁ・・・)
タンクバッグ
タンクバッグに限らず、ライダーの体の動きを制限する荷物の積載方法は基本的におすすめしません。それらを使用するのであれば「バッグ」としてではなく、「ポケット」として使うと上手に使うことができます。
タンクバッグは体に身に着けないから大丈夫なんじゃない?
大きなものは腕や胸にあたります。僕は夏だけ小さなタンクバッグにモバイルバッテリーを入れています。
サイドスタンドホルダー
サイドスタンドホルダーが必要な場所にバイクを停めるのは稀ですし、サイドスタンドが埋まる場所では石や木の枝などが落ちていればそれがサイドスタンドホルダーになります。
使う機会が極端に少ないものは持ち運ぶべきではありません。
不整地に駐輪する機会が多い方はサイドスタンドにつけっぱなしにするものを選びましょう。
コンパス
どこに行くのかわかりませんがスマホで事足りると思います。
レインウエア
雨の日にツーリングに行ってもバイクを倒せないので面白くありませんし、転倒のリスクが増えるので乗るべきではありません。
バイクが濡れることの方がライダーが濡れることより大問題なので、途中で雨が降ってきたら最速で帰宅するのがおすすめです。
フクピカ
洗車はツーリング中ではなく家でゆっくり行いましょう。
ツーリングで潰れた虫が嫌なんだよ!
帰りの高速道路でまたつきますよ。ツーリングに行ったらツーリングを楽しみましょうよ・・・
携帯ライト
バイクの夜間走行は大変危険です。
携帯ライトが必要になる局面にならないように余裕をもったツーリング計画をしましょう。
そもそも携帯ライトでなにを照らしたいのかわかりません。ヘッドライトもスマホの照明もありますしね・・・。
ツーリングネット
ツーリングネットは上級者向けの積載方法です。しかも単体で使用せず、シートバッグなどと併用するのが基本です。
万が一用にシートバッグの中に忍ばせておくならまだしも、わざわざ必携品として持っていくものではないかと思います。
キャップ(帽子)
ツーリング先で崩れた髪型を気にしているのか、ヘルメットを取った瞬間にキャップを被る方が多くいます。バイクに乗っている時点でかっこいいのだから(個人差があります)そんなことを気にする必要はありません。というか少なくとも僕は知らない方の髪が乱れていようがキャップを被っていようがまったく気にしませんよ。
ヘルメットからのキャップだと頭が蒸れっぱなしだからハゲやすくなるよ・・・
これはやっちまったかのー
とはいえ、ツーリングのヘルメットによる髪型の乱れには帽子くらいしか対処方法がないので気にされる方にとっては必要なのかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「必携!」「ツーリングの持ち物!」という記事によく書いてあるもので僕が大きな違和感を感じたものをまとめて紹介しました。
初心者のあなた、これからバイク趣味を始めようと考えているあなたの心配が少しでも和らいだのであれば幸いです。
皆様も先輩ライダーの情報を鵜呑みにせず、常にご自身の心の天秤にかけて判断していってください。
天秤で判断した結果あなたがリュックにパンパンの荷物を積めてツーリングをしていてもいいと思います。
僕はそれをみて「もっと楽に楽しくツーリングできるのにな・・・もったいないなぁ・・・」とは思うでしょうが・・・。
もちろんこのサイトに書いてあることも鵜呑みにしないで判断して下さい。各々考えながらバイクライフを送ることが大切です。
Don’t try to post boring comments.
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