okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
この記事では
ということについて解説します。
セパハンとは?
セパハンとは「セパレート(別れた、別々の意)ハンドル」の略で左右別々に別れたハンドルのことです。
対義語として、別々に分かれていないハンドルを「バー(横棒の意)ハン(バーハンドル)」と言います。
ちなみに、英語圏ではセパレートハンドルとは言わず、clip-onsと呼ばれています。
clip-onは固定いう意味。左右2つのハンドルがあるから複数形でclip-onsになりマース
なにを固定してるの?
フロントフォークに固定されているのでclip-onsデース
(ほんだらお前ほとんどのパーツがclip-onsじゃねーかよ!固定されてねーパーツなんてあんのかよ!)
ちなみにバーハンドルは英語圏では「One piece(つながっている、1つの) handlebar」と呼ばれます。
(セパハンはツーピースじゃないんだ・・・)
(セパハンはツーピースじゃないんだ・・・)
(セパハンはツーピースじゃないんだ・・・)
元々は競技車両に取り付けられていましたが、1980年のバイクブームのことからレーサーレプリカを中心に市販車にも採用されました。
1970年代はセパハンを純正採用している車種がなかったので「セパハン=違法改造」と一発で判明してしまうため、ひと目で分かるセパハンは暴走族対策の一環として取り締まりの対象になっていました。
セパハンはトップブリッジの下に取り付けられるものなのでボルトが緩むとハンドルが下がってしまって危険・・・というのも取り締まりを行う口実になったようです。
有名な刀狩りもこうした時代背景があったために起こったものです。
輸出仕様のカタナ1100を国内排気量自主規制に変更して販売したのがカタナ750。1100はセパハンだったが、「暴走族が調子乗る」という理由で750はまさかのバーハン仕様での発売になりました。これに絶望したユーザーが1100用のセパハンにカスタムして「1100仕様」にして乗っていた。しかしひと目で分かるセパハンがバンバン取り締まりに合った。というか警察もこのことを知っていたのでカタナが集中して取り締まりを受けた。
セパハンの純正採用が増えてからは純正か違法改造化の違いがひと目ではわからなくなったので取り締まりを受けることは稀になりました。
てっことはセパハンは今でも違法なの!?
決められて範囲内のカスタムや構造変更をすれば違法ではないぞい。詳しくは後述するのじゃ。
現代の3つのセパハン
セパハン | 別れた、別々のハンドル=clip-ons |
バーハン | 棒状のハンドル=one piece |
clip-ons | フロントフォークに固定されているハンドル=セパハン |
one piece | つながっているハンドル=バーハン |
ということだけをみるとなんとなく「セパハンとバーハンがあるんだな」という感じですが、現代のハンドル事情は少々複雑です。
(あの話か・・・複雑に考えてんのオコモトだけだと思うんだけどな・・・)
ここからしばらくの話は全然一般的ではないから気にしなくていいぞい。
年寄りには構わず持論を展開していきます。
現代のセパハンには3種類あります。
です。それぞれ解説します。
セパハン
まずはとてもセパハンらしいセパハン。昔警察の取り締まり対象の理由にもなった「トップブリッジの下に固定されている」という状態です。
このセパハンらしいセパハンは
というバイクに取り付けられています。
確かにSSもカフェレーサーも歴史的に見てセパハンらしいセパハンがついているのは納得ね!
「純正のバーハンドルをセパハンに変えよう!」と考えている方はこのタイプ、つまり「トップブリッジの下にclip-onされている左右別々のセパハン」をつけようとしているハズです。
また、セパハンは一般的に「ライダーから遠い位置に低く設置されるもの」「高さや絞り角度を変えられるもの」として認識されているのでその特徴とも合致します。
clip-onsが怪しいセパハン?
一方で、近年のスポーツタイプに採用されることが多い上の様な形状のハンドル(便宜上「clip-onsが怪しいセパハン?」と呼びます)はトップブリッジの上にハンドルが固定されています。
セパハンの英語圏での呼び方、clip-onsはフロントフォークに固定されるが故の呼び名ですが「clip-onsが怪しいセパハン?」はフロントフォークといえばフロントフォークですがトップブリッジの上にセパハンが固定されています。しかもトップブリッジともボルトで固定されています。
セパハンは高さや絞り角度を自由に変えられるのが魅力のひとつですが、トップブリッジ上でトップブリッジと固定されているのでこの高さ、この角度から変更はできません。
一応、左右別々のハンドルなのでセパハンと呼べなくもないですが、clip-onsとは呼べない形状をしています。
また、トップブリッジにつけられてから一度垂直に上がった形状をしているので「セパハンを名乗る割には(バーハンと変わらないくらい)かなり高い位置にハンドルがある」というものになっています。
これってセパハンって言えるの??
ワンピースのセパハン?
こちらはバーハンドルではないものの、トップブリッジとハンドルが一体化しています。
これでは高さも角度も調整できませんし、そもそも「左右別々」ではなく「ワンピース」です。
この形状もスポーツタイプに多いです。
これってセパハンって言えるの??
どーでもいいわ
一般的にはセパハン扱いじゃよ。
何故セパハンと呼ばれるセパハンではないようなものが増えたのか?
何故「clip-onsが怪しいセパハン?」や「トップブリッジとハンドルが一体化しているセパハン?」ができたかというと
セパハンっていうとスポーティでかっこいい感じがするから次の新作スポーツバイクはセパハンにしなさい
昔のレーレプみたいにゴリゴリのセパハンにすると初心者さんが乗りづらいからヤダ
カウルついてたらセパハンだろ。セパハンにしなさい。
セパハンみたいな見た目でバーハンハンドル作ったろ!
というやり取りがあったかはわかりませんが、
ということではないかなと勝手に想像しています。
なにが言いたいかというと
セパハンはメーカーですらちょっと無理してでもつけたくなるかっこいいもの!
ということです。
セパハンがかっこいいものだって認識はなんとなく伝わったけど、セパハンって乗りにくいの?
セパハンは乗りにくいのかなども含めてセパハンのメリット、デメリットを解説していきます。
セパハンのメリット
それぞれ簡単に解説します。
スポーティな見た目にできる
バイクの前方が低くなるのでスポーティな見た目になります。乗車時も前傾姿勢になり、正しく乗車できればかっこよく見えます。
ポジションを変えられる
自分の体形や好みに合わせてハンドルの位置を調整できます。とはいえ、ケーブル類やタンクとの干渉があるので大きくは動かせません。
空気抵抗を減らせる
基本乗車姿勢が前傾になるのでライダーが受ける空気抵抗が減ります。カウルがあればカウルに身を隠しすことがきます。
転倒時のハンドルのダメージが少ない
バーハンは曲がってしまえばハンドル交換ですが、セパハンは取り付け部分がズレるだけで曲がったりはしないのでハンドル自体のダメージはグリップエンドくらいになります。
ハンドル以外のダメージはむしろ大きくなったりするよ。詳しくはデメリットで解説するよ。
ハンドルを抑えつけづらくなる
バイクはハンドルから力を抜いてセルフステアの邪魔をしないようにするのが基本ですが、セパハンは肘を曲げやすいのでハンドルから力を抜きやすいです。
ニーグリップがうまくできていないと体重をハンドルで支えてしまうから注意。
タックグリップ、肘グリップが使いやすい
コーナリング中は主に足を使ってバイクをイン側に倒し込んだりしますが、セパハンは肘とタンクの距離が短くなるので肘をタンクにあててバイクを倒し込んだり体を支えたりするグリップを使いやすくなります。
軽量化、マスの集中化
バーがない分の軽量化、低い位置にハンドルがくることによるマスの集中化の効果があります。
あってないようなくらいのもんだけどね。
フロントに荷重を乗せやすくなる
前傾姿勢になるのでフロントに荷重を載せやすくなり、低速域以外のコーナリングが安定します。
セパハンのデメリット
それぞれ簡単に解説します。
危険の察知が遅くなる
視点が低くなるので危険の察知が遅れる可能性があります。とはいえ軽微なものです。きれいな景色を見るのが低い視点になるデメリットの方が大きいです。
一番きれいな景色を見られるのはオフ車、もっというとオフ車の立ち乗り。
ハンドルの切れ角が少なくなる
ハンドルを切ったときに、バーハンドルはタンクをかわしていますがセパハンはタンクに当たるのでハンドルの切れ角が少なくなります。指が挟まらないように、グリップを握れるようにということを考慮すると切れ角は思ったよりも少なくなります。
極低速時は操作性が悪くなる
ハンドルの幅が狭くなりますし、低い位置にくるので低速時にハンドルを振り回すような運転はできなくなります。
ジムカーナではセパハンをバーハンに変えるよ。
転倒時のダメージが大きくなる
ハンドルが狭く低くなるのでハンドルが「支え」にならず、タンク、エンジン、クランクケースなどの高価なパーツを傷つける可能性が高くなります。
「メリット」で解説したようにハンドルを固定している部分が動くので余計に支えられなくなります。
引き起こししづらい
ハンドルが短いのでバイクを倒したときにバーハンよりも深くバイクが寝ることになります。また、ハンドルが車体の下に入ってしまうのでハンドルを持ってバイクを起こすことが困難になるケースがあります。
取り回ししづらくなる
ハンドルの切れ角が少なくなりますし、低い位置で押し引きするのでバイクが重く感じます。
腰が痛くなる
背筋が弱いと腰が痛くなります。
腕が痛くなる
背筋が弱く、手で体重を支えると腕や手首が痛くなります。
疲れやすい
シートにどかっと座らずに筋力で体を支えるのでバーハンのバイクと比べて疲れやすくなります。
スイッチ類が押しづらくなる
タンクとのクリアランスを狭くするとスイッチ類が押しづらくなります。
バイクは自分がかっこいいと思うものに乗るのがもっとも良いので「かっこいい!セパハンにしたい!」と考えている方は一度やってみることをおすすめします。
セパハン化後のミラー
セパハンで低くなたった車体にとても合うのがバーエンドミラーです。カフェレーサーカスタムをするのであれば丸型のバーエンドミラーがもっともよく合い、定番とされているミラーです。
丸いバーエンドミラーってあの小さなミラーでしょ??後ろみえないんじゃないの??
という方はそもそもセパハンなんてつけようとは思わないとは思いますが、バーエンドミラーに関して言えば全然見えます。車種によっては純正のミラーよりも広い範囲をみることができます。
僕もバーエンドミラーつかっています。詳しくは下の詳細記事を読んでみてください。
と言いつつその記事は鋭意執筆中!!書き終えたらリンク張る感じです。
セパハン化後のスマホホルダー
セパハンはバークランプやミラーとの共締めができないのでスマホホルダーの設置に苦労します。
ステムホールを使ったクランプ方式ではホルダーとスマホによって高さがでてしまうため、前傾姿勢をとりづらくなり、せっかくのセパハンが台無しになります。
僕は
この小型のタンクバッグをトップブリッジに巻き付けて使用しています。セパハンらしいセパハンのドカティ999につけても意外としっくりきます。
詳しくは下の詳細記事を読んでみてください
セパハンとツーリングの疲れについて
デメリットの部分でも触れましたが、セパハンは一般的に「疲れやすい」と言われています。
それは恐らくバーハンの乗り方に慣れた人が言う事だと思っています。
正しい乗り方をして、バイクに慣れれば全く問題ないです。セパハンに慣れてくるとバーハンのバイクはむしろお尻が疲れると感じるようになります。
ちなみにもっとも腰に悪いバイクはアメリカンです。ハンドルでもニーグリップでも体重を支えられないためです。
アメリカン乗りからするとセパハンのバイクなんてよく乗ってられるなとおもうぜ!
SS乗りからするとよくアメリカンなんて乗ってられるなと思うよ。
僕は一日10時間以上走る3泊以上のツーリングをしたりしますが、「体が痛くて無理・・・」「疲れすぎて走れない」となった経験は1度もありません。
要は慣れじゃの
ここからはセパハンバイクを愛する僕が、セパハン化定番の車種について「このバイクにセパハンって変じゃない?」ということを完全に個人の独断と偏見で書いていきます。
個人の感想なので読み飛ばしてもらって結構です。
SR400×セパハン個人の感想
言わず知れた中型クラシックタイプ地球代表。とは言え、もともとはトラッカー、スクランブラー的な立ち位置でデビューしたバイクです。
クラシックのまま乗っても良し、アメリカン、トラッカー、カフェレーサーなど色んなバイクに変身できるバイクです。
カスタムパーツ点数でいうと一番?日本でもっともカスタムされた車両ではないかと思っています。
ライバル車はCB400SSですが、「カスタムしたい人はSR」「そのままかライトカスタムで乗る人はCB400SS」という感じで住み分けていたような気がします。
SRの方が圧倒的に人気でしたが・・・。
普通自動二輪で乗ることができるクラッシックタイプの代表格、というか全排気量の中でのクラシックタイプの代表格と言っても過言ではないSR400はセパハンをつけたカフェレーサースタイルがとてもよく似合います。
ファッションバイクだと思われていますが、セパハン付けてラジアルタイヤを履かせたら峠の山は相当楽しめると思います。
価格 | 605000円 |
エンジン | 空冷単気筒 |
排気量 | 399cc |
車両重量 | 175kg |
最大出力 | 24PS |
最大トルク | 2.9kgf・m |
変速機形式 | 5速 |
ホイールベース | 1410mm |
キャスター角 | 27°40′ |
全長×全幅×全高(mm) | 2085×750×1110 |
シート高 | 790mm |
燃料タンク容量 | 12L |
燃料の種類 | レギュラー |
カタログスペック燃費 | 40.7km/L |
実燃費 | 26km/L |
実燃費での航続可能距離 | 312km |
最高速 | 148km/h |
パワーウエイトレシオ | 7.29kg/ps |
トルクウエイトレシオ | 60.3kg/kgf・m |
パワー円レシオ | 25,208円/PS |
CB400SF×セパハン個人の感想
CB400にはCB400SF(スーパーフォア:スーフォア)とCB400SB(スーパーボルドール)の2種類があります。
SBにはハーフカウルがついいており、高速走行性が高くなっています。
広く教習車に採用されている車種なので、その運転のしやすさ、取り回しのしやすさ、パワーの出方などはいい意味でバイクの平均なのだと思います。
実際教習所でCB400を気に入って購入する方もたくさんいます。
中型ネイキッドの代表格CB400SF。教習車としても多く採用されているのでもっとも乗りやすいバイクといっても過言ではありません。
その高性能ネイキッドをセパハンにすればネオレトロ感、ストファイ感が出るかと思います。
走りも期待できるナイスカスタムです。
価格 | 884400円 |
エンジン | 水冷直列4気筒 |
排気量 | 399cc |
車両重量 | 201kg |
始動方法 | セル |
最大出力 | 56PS |
最大トルク | 4.0kgf・m |
変速機形式 | 6速 |
ホイールベース | 1410mm |
キャスター角 | 25°5‘ |
全長×全幅×全高(mm) | 2080×745×1080 |
シート高 | 755mm |
燃料タンク容量 | 18ℓ |
燃料の種類 | レギュラー |
カタログスペック燃費 | 31km/ℓ |
実燃費 | 20km/ℓ |
実燃費での航続可能距離 | 360km |
最高速 | 180km |
パワーウエイトレシオ | 3.58kg/ps |
トルクウエイトレシオ | 50.2kg/kgf・m |
パワー円レシオ | 15,792円/PS |
z900rs×セパハン個人の感想
昔のデザインのバイクを最新技術で作る「ネオクラシック」というジャンルが最近ブームですが、まさに「日本のクラシックをネオにした、日本のネオクラ代表」と言えるでしょう。
往年の名車Z1をオマージュしたようなデザインですが、実際は
- 水冷
- モノサス
- キャストホイール
- 倒立フォーク
- ラジアルマウントキャリパー
- ウインカーが極小
- フェンダーが現代風
などデザインに関わる多くの点でZ1などとは異なっています。「Z1に似せよう」というのではなく「カワサキのネオクラを作ろう」というベクトルで開発が進んだのではないかと思います。
売れ行きからみても歴史に名を残す名車であることは間違いありません。
ベース車両はZ900。
z900rscafeという種類もでていますが、セパハン化することで更にcafe感を高めることができます。
価格 | 1353000円 |
エンジン | 水冷直列4気筒直列 |
排気量 | 948cc |
車両重量 | 215kg |
始動方法 | セル |
最大出力 | 111PS |
最大トルク | 10kgf・m |
変速機形式 | 6速 |
ホイールベース | 1470mm |
キャスター角 | 25° |
全長×全幅×全高(mm) | 2100×865×1150 |
シート高 | 800mm |
燃料タンク容量 | 17ℓ |
燃料の種類 | ハイオク |
カタログスペック燃費 | 28.5km/ℓ |
実燃費 | 20km/ℓ |
実燃費での航続可能距離 | 340km |
最高速 | 229km/h |
パワーウエイトレシオ | 1.93kg/ps |
トルクウエイトレシオ | 21.5kg/kgf・m |
パワー円レシオ | 12,189円/PS |
XSR900×セパハン個人の感想
MT09のネオクラシック、ネオレトロ版です。基本的に中身は同じです。
XSR900のほうが外見のパーツに力を入れているので価格は少し高くなっています。MTがモタードよりである一方でこちらはネイキッドさを残しているデザインになっています。
もともとがネオクラシックなのでセパハンとは非常に相性が良いです。
上の動画の方は上手くバイクに乗れていないので首が疲れていますね。勉強してしっかり走ればすぐになれると思います。
価格 | 1061500円 |
エンジン | 水冷並列3気筒 |
排気量 | 845cc |
車両重量 | 195kg |
始動方法 | セル |
最大出力 | 116PS |
最大トルク | 8.9kgf・m |
変速機形式 | 6速 |
ホイールベース | 1440 |
キャスター角 | 25°00′ |
全長×全幅×全高(mm) | 2075×815×1140 |
シート高 | 830mm |
燃料タンク容量 | 14L |
燃料の種類 | ハイオク |
カタログスペック燃費 | 29.4km/L |
実燃費 | 21km/L |
実燃費での航続可能距離 | 294km |
最高速 | 242km/h |
パワーウエイトレシオ | 1.68kg/ps |
トルクウエイトレシオ | 21.9kg/kgf・m |
パワー円レシオ | 9,150円/PS |
レブル250×セパハン個人の感想
2017年に「反逆」という名前を付けて発売されたバイクです。何に対しての反逆かはその車体を見ればわかって来るような気がします。
通常クルーザーバイクはハーレーのバイクに似せて作られます。良い意味で排気量に見合わない大きな車体、良い意味で本体価格が上がることを厭わない大袈裟なメッキパーツ、良い意味で猫も杓子もVツインエンジン。
しかし、このレブルは比較的車体も小さく、メッキパーツもつけられていません。エンジンもVツインではなく単気筒です。これは「クルーザーバイクとはハーレーを頂点とするものだ」というここ何十年も続いてきた既成観念への反逆であるように思えてきます。
レブルに限らず、アメリカンにセパハンは全く合いません。ここまでこの記事を読んでくれた方はもう理解していると思いますが、走行性能を犠牲にしてクルージング性能を高く設定しているアメリカンにとセパハンと言うパーツは全く真逆の思想のものです。
上の動画でも、ハンドルが遠いのでみなさん「シートの前に前に座ろう」としています。本来は腰を曲げて前傾姿勢になるところです。
本当はシートのなるべく後ろに座ってコーナリングに備えなければいけないのですがそれができないのです。シートの間にいどうするなんて本末転倒もいいところです。
いかにアメリカンとセパハンがチグハグなものか動画をみればわかると思います。
価格 | 498000円 |
エンジン | 単気筒 |
排気量 | 249cc |
車両重量 | 170kg |
始動方法 | セル |
最大出力 | 26PS |
最大トルク | 2.2kgf・m |
変速機形式 | 6速リターン |
ホイールベース | 1490mm |
キャスター角 | 28° |
全長×全幅×全高(mm) | 2205×820×1090 |
シート高 | 690mm |
燃料タンク容量 | 11ℓ |
燃料の種類 | レギュラー |
カタログスペック燃費 | 46.5km/ℓ |
実燃費 | 33km/ℓ |
実燃費での航続可能距離 | 363km |
最高速 | 140km/h |
パワーウエイトレシオ | 6.53kg/ps |
トルクウエイトレシオ | 77.2kg/kgf・m |
パワー円レシオ | 19,153円/PS |
バイクは自分がかっこいいと思うものに乗るのがもっとも良いので「かっこいい!セパハンにしたい!」と考えている方は一度やってみることをおすすめします。知らんけど!
セパハンカスタムは違法ではないのか?
記事前半でも少し触れたセパハンカスタムの違法性について簡単に解説します。
を満たしていれば違反にはなりません。
もしもこれ以上のカスタムをした場合は「構造等変更検査」を行って合法的に違反改造車両にならないようにすればOKです。
警察官によってはハンドル整備不良運転で捕まえるけどね。
検査官も人によっては検査合格にしないこともあるよ。
今は昔と違ってほとんど捕まったりはしないがの
セパハンの車検の通し方
同じように車検も
のカスタムにするか、「構造等変更検査」を行って合法的に違反改造車両にならないようにすればOKです。
もしくは違法マフラーを取り付けているバイクと同じように「車検のときだけノーマルハンドルに戻す」という方法もあります。
この方法を僕は「大人の前だけいい子ちゃんにする小ズルい小学生のような車検の通し方」と呼んでいます。
まとめ
いかがでしたでしようか。
セパハンに関して網羅的に解説しました。
バイクはバイク作りのプロであるメーカーがもっとも良いバランスで作っているのでノーマルの状態がもっとも良い状態です。
ですので、操作舵であるハンドルの形状を大きく変えてしまうことは性能的にはマイナスになることが多いです。それでもセパハンの見た目が気になってどうしても変えたい方の役に立ったのであれば嬉しく思います。
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