okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は、
という方ではないでしょうか。この記事では、
ということについて解説していきます。
ゼニスとは?ヤマハとワイズギアとゼニスの関係
ゼニスについて調べていると、
ゼニスってヘルメットメーカーがあるらしい!
ゼニスはヤマハのヘルメットらしい?
あれ?ゼニスはワイズギアのヘルメットみたい?
と、何だかゼニス像がぼやけてしまうので、先にゼニスとワイズギアとゼニスの関係について整理しましょう。
ヤマハとは
「ヤマハ」はヤマハ発動機。ヤマハ発動機はバイク屋電動アシスト自転車、マリン製品などを作っているメーカーです。我々バイク乗りとしてはヤマハ発動機はバイクメーカーという認識ですよね。
ヤマハはバイクを作っている!
ワイズギアとは
「ワイズギア」はヤマハ発動機の純正アクセサリーの企画・調達・販売を行っているヤマハの子会社。1997年にヤマハ発動機の純正アクセサリー部門専門の子会社として設立されました。扱っている商品はヤマハ発動機関連のものなので、バイク用品・自転車用品・マリン用品と多岐に渡りますが、バイク用品に限って例を挙げると、ヘルメット、アパレル、メンテンナンス用品、オイル、レーシングキットなどがあります。Yamaha‘s gear(ヤマハの道具)という意味ですね。
ワイズギアはヤマハが作ったバイクの純正アクセサリーを供給している!
ゼニスとは
「ゼニス」はワイズギアが供給しているヘルメットブランド。ここで注目したいのが、ワイズギアは純正アクセサリーの製造は行っておらず、企画・調達・販売を行っている点です。つまり、メーカーではないワイズギアの1ブランドであるゼニスはヘルメットメーカーではなく、ブランドということになります。
ゼニスはヤマハが作ったバイクの純正アクセサリーを供給しているワイズギアのヘルメットブランド!
韓国のHICとゼニスの関係
ではゼニスのヘルメットはどこが作っているのかと言うと、OEM関係にある他社のヘルメットメーカーです。OEMとは自分のブランド名の製品を他社に製造してもらうことで、バイクの車体自体でもカワサキやスズキがOEM関係にあったりします(スズキのスカイウェイブをカワサキのエプシロンとして販売するなど)。
ゼニスのOEM先は、ハイエンドモデルであればアライやショウエイという一流メーカーに製造を任せる場合もありますが、リーズバブルなヘルメットの多くはHJCという韓国のヘルメットメーカーに作ってもらっています。
ですので、
ヘルメットは自分の命を預けるものだから日本のメーカーのにするんだい!でもアライショウエイは高いからゼニスにするんだい!
という動機でゼニスヘルメットを選ぶと全然ご希望に添えていない結果になるのでその点は注意が必要です。
ちなみにHJCは北米シェア世界一とも世界シェア第一位ともアナウンスされているヘルメットメーカーなので、極端に品質が悪い・・・というものではありません。最近はHJCヘルメットを使っているライダーもたまーに見かけるのでゼニスはHJCのOEMだということを理解して使用する分には何の問題もないかと思います。
日本製かと思って買ったらMade in Koreaって書いてあったわ!どういうことー!
を防ぐために解説してみました。
シャークとも関係が深いワイズギア
ちなみいにワイズギアはフランスのヘルメットメーカーSHARKの日本販売元になっています。現在OEM関係はなさそうですが、ホルヘ・ロレンソのようにHJCからSHARKへの乗り換えを検討しているのかもしれませんね。
ゼニスのフルフェイスヘルメット
頭全体を包み込むのがフルフェイスヘルメット。覆う範囲がもっとも広いので安全性に優れ、走行風をうまく流すことができるので高速走行時の安定性や疲れにくさ、静寂性に優れています。
ヘルメット内部の空気や湿気を積極的に排出するベンチレーション機能が高いモデルが多いのも特徴。
一方で他のヘルメットよりも視野が狭い、脱着しにくい、夏は熱がこもりやすいなどのデメリットもあります。
スーパースポーツやスポーツタイプ、ネイキッドやモタードなど幅広いバイクに似合うので、趣味としてバイクに乗るライダーの間では断トツに使用率が高いバイクヘルメットです。
ゼニス:YF-1C Roll Bahn
- ZENITHではなくRoll Bahnブランド
- JIS2種 SG
- 日本人にジャストフィット
- 洗えるフル着脱内装
- ワンタッチバックル
とにかく【価格と品質】のバランスが絶妙です!もう1万円でこれだけのヘルメットが買える時代なんですね、驚きました。
引用元:amazon
XL≒他社MサイズまたはLサイズだと思います。
引用元:amazon
アライに比べると、内装はチープな被り心地だなと感じましたが、
こちらのヘルメットは間違いなく軽いですね。
引用元:amazon
ゼニスのシステムヘルメット
フルフェイスヘルメットのアゴ部分を上に持ち上げることができ、ジェットヘルメットのようになるのがシステムヘルメット。インナーバイザー(サングラス)をヘルメット内に仕込んでいるタイプもあります。
たくさんの機能がついていてフルフェイスとジェットヘルメットのメリットを両立しているように見えますが、アゴ部分は可動式なので強度はフルフェイスより劣り、顎を上げて走ることはヘルメットメーカーが禁止しているので、冷静に考えるとシステムヘルメットの機能は限定的になります。
ロングツーリング向けに紹介されることが多いですが、帽体は大きく、重くなるので「疲れやすい」「走行風の影響を受けやすい(可動部部による風切り音など)」などというデメリットも多いので、購入の際は自分のツーリングスタイルなどをよく考えて検討する必要があります。
ゼニス:YJ-21 ZENITH
- JIS2種・SG
- 大型サンバイザー
- スピーカーホール
- 眼鏡スリット
- チンバー開閉システム
- UVカットシールド
従来品からの軽量化、ヘルメットの段差を減らして風切り音を減らしたり、エアベントを大型化して空調を改善してあったり、インナーバイザーの大型化して視界に違和感を無くすなど、かゆいところに手が届く便利な商品です。
引用元:amazon
この手のシステムヘルメットは超低価格から超高価格と価格帯が広く購入を迷いがち、ヤマハZENITHシリーズはジェットヘルも愛用していますがサイズ、質感、デザイン、お値段も一番良いと思います。
引用元:amazon
額のZENITHマークも熱すれば綺麗に剥がせるので、自分の好みでステッカーなどでカスタムできます。私としては間違いなくお勧めです。
引用元:amazon
ゼニス:YF-9 ZENITH
- JIS2種・SG
- インナーバイザー装備
- 疲れを軽減する低重心設計
- 吸汗速乾に優れ、殺菌効果を発揮するSUPERCOOL内装
- メガネスリット内装
普段はOGKを使用していますが、そこまで差は感じません。
引用元:amazon
サイズ感は、これまでの経験上私は実測値で購入しました。
ぴったりです。
引用元:amazon
HJCのIS-17のOEM品なのでIS-17用 HJ-20Mミラーシールドが適合します。
引用元:amazon
ゼニスのスポーツジェットヘルメット
ベンチレーション機能とシールドがついているジェットヘルメットをスポーツジェットヘルメットと言ったりします。
比較的新しいタイプのヘルメットで、ストリートジェットヘルメットよりも高速走行性に優れているのでロングツーリングにも向いています。
高速域を得意とするスーパースポーツやメガスポーツや、低速域を得意とするモタードやオフロードバイクには似合いませんが、中速域やロングツーリングを楽しむスポーツタイプ、ネイキッド、アドベンチャー、スクーターなどのバイクに似合います。
ゼニス:YJ-22 ZENITH
- JIS2種・SG
- サンバイザー内蔵
- メガネスリット
- UVカット・ハードコートシールド
サンバイザーもメガネと干渉することもなく使い勝手がよさそうです。
引用元:amazon
痒いところに手が届く、正にそんな言葉がピッタリのヘルメットです。
引用元:amazon
他のYAMAHA製ヘルメットのLは小さいとのレビューがあったので、XLをと思ったが、そもそもこれにはMとLしか設定が無く、心配でしたが、59cmの頭では全然大丈夫でした。
引用元:amazon
ゼニス:YJ-20 ZENITH
- JIS2種・SG
- 疲れを軽減する低重心設計
- アンチフォグシールド
- ワンタッチ式チンストラップ
- UVカットシールド
シールドは確かに曇り難い。
引用元:amazon
私は頭囲が約61.5cmあり、バイク用品店でXLを試着してみた所、少しきつかったのでXXLを購入致しました。
引用元:amazon
シールドを支えているシールドベースのネジが1ヶ月ちょっとで走行中、緩んで紛失し、シールドがグラグラになりました。
引用元:amazon
ゼニス:YJ-17 ZENITH-P
- Flex-FRP
- JIS2種・SG
- PINLOCKシールド標準装備
- ワンタッチバックル式チンストラップ
- SilverCoolTM内装
- 開閉式サンバイザーを標準装備
- 7カラー/6サイズのバリエーション
XXLを発注購入しましたが、XXLは頭囲 63cm~64cmのはずが、頭囲62cmの私には小さ過ぎて、被るどころか全く頭が入りませんでした。到底、表示のサイズの大きさがない商品です。
引用元:amazon
引用元:amazon
内蔵サンバイザーやベンチレーションシステムなど装備や機能性は高く、風切り音も、この価格にしては抑えられている方で快適です。
引用元:amazon
他のレビューにあるように他社よりワンランク小さいみたいです。
引用元:amazon
ゼニス:YJ-14 ZENITH
- JIS規格
- 開閉式サンバイザーを標準装備
- ワンタッチバックル式チンストラップ
今回もアライと思いましたが、近年の値段が高い事、近場チョイ乗り目的だけの使用には勿体無いとの考えから、少し廉価な物を探した結果、本品、YJ-14に辿り付きました。
引用元:amazon
SHOEIやARAIを買いたいのは山々ですが、とにかく値段が高くて手が出ません。通勤にかぶる用なのでお手頃なこの製品を選択しました。
引用元:amazon
フルフェイスがあまりにこの時期では暑く、チョイ乗り用としてオープンフェイスでサンシェード内蔵で信頼モテるモデルは?で選びました。
引用元:amazon
ゼニス:SF-7 ZENITH
- JIS1種・SG
- ロングシールド
- ワンタッチバックル式チンストラップを装備
- UVカットシールド
素材はプラスチックのような物で非常に軽いです。軽い転倒などなら大丈夫でしょうが60km以上の高速走行中の事故ではちょっと怖い感じです。
引用元:amazon
原付二種(カブ110)での普段使い用に購入。
引用元:amazon
シールドを上げた状態で走行すると、40kmぐらいから高音の耳障りな風切り音が発生する(シールドを下ろせば発生しない)
引用元:amazon
ゼニスのシールド付オフロードヘルメット/アドベンチャーヘルメット
近年のアドベンチャーバイクの流行に伴って人気がでてきているのがゴーグルではなくシールドがついていているオフロードヘルメットです。アドベンチャーヘルメットと呼んだりします。
ゴーグルの煩わしさがなく、バイザーやチンガードも短めなのである程度の高速走行はこなすことができます。
また、フルフェイスよりも広い視界を確保することができるので「アゴもしかっり守りたいけど視界が狭いのは嫌・・・」という方におすすめできるヘルメットです。
オフロードやモタードよりもアドベンチャーバイクにぴったりのヘルメット。高速道路に乗るけれどそんなに飛ばさないネイキッドやビッグスクーターに使用しても旅慣れている感じが出るかと思います。
ゼニス:YX-6 ZENITH オフロードヘルメット
- SUPERCOOL内装
- 耳周りスピーカー収納スペース
- 疲れを軽減する低重心設計
- 着脱可能なバイザーとシールドにゴーグルを組み合わせれば、5つのスタイルに変化。
- スキップフォグシールド
エアベンチレーションが強力に&前面は閉じることも可能。
引用元:amazon
メガネスリットでサングラスの脱着がラクになった。
引用元:amazon
ひとによってはチークパッドのホールドがきつく感じるかも。
引用元:amazon
ゼニスの安全性
規格名 | 認定機関 | 国や地域 | 取得難易度(≒安全性?) |
SGマーク | 製品安全協会 | 日本 | ★ |
JIS規格 | 国 | 日本 | ★★ |
PSCマーク | 国 | 日本 | ★★ |
SNELL規格 | スネル財団 | 世界 | ★★★★ |
DOT規格 | 合衆国運輸省 | アメリカ | ★ |
ECE規格 | 国連欧州経済委員会 | ヨーロッパ | ★★ |
Arai規格 | Arai | ー | ★★★★★ |
MFJ規格 | 財団法人日本モーターサイクル協会 | 日本 | ★★★ |
ゼニスのヘルメットはJIS規格とSGマークを取得しているので客観的に最低限の安全性は確保していると判断できます。
ただし、他のヘルメットメーカーはさらに上位の安全規格を取得しているということを考えれば、ゼニスのヘルメットは「特に安全」というわけではなく「公道使用の最低限の安全」と考えるのが良いでしょう。
とは言え、ヘルメットの安全性は規格よりも形状(頭全体を守れるフルフェイス、顎を守れないジェット、ほとんど何も守れないハーフ)による部分が非常に大きいので、フルフェイスをかぶれば問題ないと思います。
ゼニスのヘルメットが似合うバイクはサーキットを走ったり、峠を攻めたりする車種ではないので、トコトコツーリングを楽しむ分には全く問題ありません。
ゼニスの評判
先程紹介した口コミからもわかるように、ゼニスのヘルメットはバイザー内蔵のジェットヘルメットやフルフェイスヘルメット(システムヘルメット)が特に人気です。
アライやショウエイに価格以上の魅力を感じない方が「ゼニスで必要十分」という判断で使用している方が多い印象です。
全体の口コミも「安いのに高品質」「ユーザーのかゆいところに手が届いている」という評判が多いです。
価格が安いので通勤通学街乗り専用のサブヘルメットとしても使い倒すことできるかと思います。
ゼニスのサイズ表とサイズ感
ゼニスの公式オンラインショップにはXS,S,M,L,XL,XXLと記載があるだけで、他のメーカーの様に○○cm~○○cmという記載がありません。
Amazonには表記があったのでそこから引っ張ってきた数字を一覧表にまとめておきますのでご活用ください。
尚、ゼニスは全体的に「Amazonの表記よりも1サイズ大きめを買ったほうがいい」という口コミが多数確認できました。
どんなヘルメットでも試着して購入するのが一番ですが、通販で購入される方は「MかLで迷ったらL」という買い方をしたほうが良いかもしれません。
XS | S | M | L | XL | XXL |
53cm~54cm | 55cm~56cm | 57cm~58cm | 59cm~60cm | 61cm~62cm | 63cm~64cm |
自分の頭のサイズは眉毛の上のおでこの一番高い位置から後頭部の一番高い位置をメジャーを回して計測してください。どんなヘルメットでも試着・フィッテングをして購入するのが一番ですが近くに販売店がないか方は「迷ったら1サイズ大きめ」で購入してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ゼニスヘルメットに関して網羅的にまとめてみました。
ゼニスと比較されることが多いOGKは悪い意味でアライ、ショウエイの後を追っているような感じがしますが、ゼニスは良い意味でアライ、ショウエイの後を追っていない感じがします。
ヘルメットブランドにこだわらず、良いもの、ユーザーが満足できるものを選ぶとすればゼニスが検討のテーブルに挙がってくるのかもしれません。
アライのヘ安全性が必要な速度域で運転しない方、ショウエイの販売方法に嫌気がさした方、OGKのJIS規格認証取り消しに不安を感じている方などもゼニスはちょうどいい受け皿になるのかもしれません。
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