okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は、
という方ではないでしょうか。
初めてのバイクを納車してもらう日はとても楽しみで待ち遠しいものです。
納車予定日が迫ってくると徐々に「バイクに乗ることが現実的になってくる」ので緊張が増し、少し不安になって「バイク納車日」「バイク納車乗って帰る」などという検索ワードでこの記事に来た方も多いと思います。しかし世の中には、
納車までの手続きはこう!後は納車日を迎えるだけ!おめでとう!
という情報はたくさんありますが、納車当日について細かく教えてくれる情報は少ないです。
バイクでの初公道が納車日なんだからもうちょっと詳しく知っておきたいよね・・・
バイク教習には路上走行がないから人生初の公道が納車日って人も多いしね・・・
緊張&不安な状態でバイクに乗ると本来転ばなかったところで立ちゴケしちゃったりするかもだしね・・・
そこでこの記事では、
- バイク納車日を休日の午前中に予約
- 納車前日バイク納車日に持って行く持ち物を確認する
- 10:30バイクショップに到着し説明を聞く
- 11:00ガソリンスタンドへ向かう
- 12:00昼食
- 12:30駐車場で記念撮影
- 13:00帰宅
- 14:00レバー類の調整
- 15:00不具合や不明点をショップに伝え納車日終了
ということ、「こんな手続きをすればOK!あとは乗って帰るだけ!おめでとう!」ではなく「納車当日に乗って帰ってきたその後まで、おはようからおやすみまで」完璧なスケジュールを解説していきます。
何事に万全の状態で行いたい方、慎重派の方は読んでみて下さい。
バイク納車日を晴れ予報の休日午前中(雨なら日程変更)
- Q納車日は平日じゃダメなの?
- A
地域によって異なりますが、バイク屋さんがあるような市街地では休日の方が交通量が少ない傾向があるからです。
平日は働く車が多いのでバイクショップがあるような市街地は混んでいます。休日はツーリングに行くような道は混んでいますが、バイクショップがあるような市街地は空いています。少しでも交通量が少ない日を選んで初めてのバイクに乗った方が安心して乗ることができます。
また、バイクショップまで電車やバスで移動する場合、通勤通学で混雑した車両を避けることができるというメリットもあります。大きな荷物になるヘルメットを持って混雑した電車に乗るのは自分も周りもストレスになりますし、慌ててどこかにぶつけてしまっては折角の納車日なのに気持ちが落ち込んでしまいます。
休日の夜は運転に慣れていないサンデードライバーが外食するために運転をするので危険ということもあります。
平日 | 休日 | |
市街地 | 交通量 ↑ | 交通量 ↓ |
観光地 | 交通量 ↓ | 交通量 ↑ |
とは言え、お住いの地域によって状況は変わると思うので事前に車やバイクを運転している方に「この辺りって平日の方が車少ない?」と聞いておきましょう。
ちなみにちなみに「休日は納車を希望する人が多いので平日にしてもらったほうが良い」と考える人もいるよ。でも、そこのスケジュール調整はバイク屋さんがするものであって、こちらが考えることじゃないよ。
「晴れ予報の休日午前中」がいかに最強の日程であるか、もう少し深堀りして知れば当日、より安心した状態でバイク屋さんに迎えるので少々深堀りします。
夜に納車されてはダメ
- Q何故夜に納車されてはダメなの?
- A
乗って帰る車体や足を着く路面の確認などが困難になるからです。
というデメリットがあります。
納車前に車体をチェックしたときよりも傷が増えていないかなどの確認作業ができません。もしも翌日の朝に傷を発見してバイク屋さんに報告しても、バイク屋さんは、
(そんな傷あったかなー?昨日ぶつけたんじゃないの?)
と思うかもしれません。今後のお互いの信頼関係構築に大きなマイナスになってしまいます。
何より、暗い夜は自分も、周りも等しく視界が悪くなります。信号待ちで足を着こうとした場所が段差になっていてバランスを崩して立ちゴケ・・・ということも有りえます。初公道で立ちゴケをすると「暗くて見えなかったから仕方ないよねー」という言い訳では済まないくらいの精神的ダメージを負います。
雨の日に納車されてはダメ
バイクは雨の中でも走行できるように作られてはいますが、工業製品である以上「濡れても大丈夫だけど、濡らさないに越したことはない」という性質のものです。ファーストライドが雨だと、その時点でバイクライフはマイナスからのスタートになってしまいます。
また、新車のバイクは滑りやすい新品のタイヤがついていますし、中古車も見栄えを良くするためにタイヤにワックスが塗られていることが多いです。
そんなタイヤで雨の中、初めてのバイクに乗るのは「どうぞ転んでください」と言われているようなものです。
納車日を調整する段階で「申し訳ないですが、当日雨だったら納車日を変更してください」と事前にお願いしておきましょう。
ちなみにこれはメンテナンス、整備をお願いするときも同様です。
ごめんなさい。今日メンテお願いする予定だったんですけど雨っぽいんで別日に変更したいです。
そっすよねー(今日はお客さん全然来ないや)
雨でもバイクに乗るのは教習か通勤通学のときだけです。
納車日の融通がきかないバイク屋さんダメ
- Q「雨でも来てね」と言われました・・・
- A
納車は止められないとしても、メンテナンスは別のバイク屋さんにお願いしたほうがいいかも。気持ちのいいバイクライフのために、そんなバイク屋さんとはお付き合いしないほうが良いです。
平日のこの日しかタイミングないんですよー
予定組んじゃってるんで雨でも来てもらわないと困るんですよー
など、この程度のスケジュール管理もできないバイク屋さんからとはお付き合いしないほうが良いと思います。
特に雨でも夜でも来いっていうのは初心者には酷過ぎます!
そもそもそんなにキツキツになるほど世の中でバイクは売れていないです。納車の作業自体はそんなに時間と手間がかかる作業ではありませんしね。多少納車日が遅くなっても雨や夜は避けて納車日を調整してもらいましょう。
バイク納車日の持ち物、必要なものを確認する
- Qバイク納車当日に必要なもの、持ち物はなんですか?
- A
バイクを運転できる装備+バイク屋さんに言われた持ち物+リュックです。
を持って行きましょう。電車かバスで行く場合はヘルメットをリュックに入れずに緊張した面持ちで抱えていきましょう。リュックはあくまでもバイク屋さんから渡される各種書類を入れるもので、ヘルメットを入れるものではありません。
ヘルメットを手で持っていれば電車にバイク乗りが乗っていた場合「これから納車かな・・・おめでとう・・・」と心の中で祝ってくれます。あなたの幸せを少しでもお裾分けしてください。
(おめでとう・・・)
(おめでとう・・・)
(おめでとう・・・)
(先週の僕みたいにツーリングの帰りは電車かな?)
革ジャン革パンレーシングブーツで新幹線乗り場にいるから白い目で見られてたわね・・・
ツーリングでは「プロテクター入りのジャケット必須」「リュックなんて最悪」という僕ですが、この日はバイク屋からご自宅までの街乗りです。ジャケットをまだ決められなければ長袖の服でもいいかと思います。
あなたが気づいていなくても電車内のバイク乗りはみんな心の中で「おめでとう」と思っているよ。納車が済んだら次はあなたも祝う側!当日は祝ってもらおう!
バイクショップに到着し、説明を聞く
- Qバイクショップで気をつけることはなんですか?
- A
特に「無理して右左折で発進しない」ということに気をつけてください。
バイクショップでの注意点は4つです。
それぞれ解説します。
納車当日は開店時間を目指さない
10:30にバイクショップに到着する段取りで動きましょう。
大抵のバイクショップは10:00にオープンしますが、開店に合わせて行くと、納車が待ちきれなくて結局9:30分くらいにお店に着いてしまいます。
10:30目指しで段取りをして、結局開店と同時に到着してしまう・・・という段取りが美しいかと思います。
(人によると思うんだよなぁ)
店員さんの説明をしっかり聞く。頭に入らない場合は動画を撮る
納車作業や納車に伴う説明はすぐに終わりますが、どれも重要な情報です。
などを説明してくれます。もしも説明がなかったらこちらから聞いてください。特に、
これらの情報は納車当日の午後にさっそく必要になる情報です。もしも心がふわふわして覚えていられそうにない場合は、店員さんの許可をもらって動画撮影させてもらいましょう。
あとでおさらいできますしね
緊張して聞き忘れたらこちらの記事を参考に!
発進しやすい場所までバイクを移動させてから乗車する
半クラッチの具合がわからない初めて運転するバイク、しかも初の公道なのでバイクショップから発進しながらでの右左折で出ないほうが良いです。
道路まで押していくか「申し訳ないです。道路まで出してもらってもいいですか!」と店員さんにお願いしましょう。
バイクショップを出たらどこかのタイミングで右左折は必要になりますが、せめて半クラッチの具合を掴んでからにした方が良いです。少しでもリスクを減らして公道にでるようにしましょう。
最初はクラッチの具合を把握できてないから最初だけは特に注意した方がいいかもね
タイヤ交換後、新品タイヤが滑るのが怖い方にもこの方法は有効だよ。近い将来のために覚えておこう!
「見送り不要です」と伝える
バイクに乗って出発するときは店員さんが見送りをしてくれます。車の納車のときのように大袈裟なものではなく、「そっと見守ってくれる系」ですが、見られているとちょっと緊張してしまいます。
緊張するんで見送りは大丈夫です
と伝えるのも緊張を減らす1つの方法です。これを言うと店員さんは大抵笑ってくれるのでこちらの緊張も少しほぐれます。
OK!じゃあ何かあったらすぐ呼んでね!
と言ってくれるので万一立ちごけしたら秒で呼びに行きましょう。
バイク屋さんもお客さんが無事に見届けたいんだとは思うけどね
ガソリンスタンドへ向かう
納車作業はすぐに終わるので11:00にはバイクショップを出発できるかと思います。納車直後のバイクにはほとんどガソリンが入っていないのでまずはガソリンスタンドに行きましょう。
バイクショップでも見送りと同じで、フルサービスのスタンドに行くと店員さんの見送りで緊張してしまうのでセルフのガソリンスタンドがおすすめです。というかバイク乗りにはセルフのスタンドがおすすめです。
バイクショップからスムーズに入れるセルフのガソリンスタンドを事前に把握しておきましょう。
ガソリンスタンドに入るときはほどうとのちょっとした段差に注意が必要です。先述の通り、新車のバイクは滑りやすい新品のタイヤがついていますし、中古車も見栄えを良くするためにタイヤにワックスが塗られていることが多いです。
これらのワックス成分はある程度距離を走れば自然と落ちていくものですが、出発したての状態が最も滑りやすいので、ガソリンスタンドに入るときの段差に注意しましょう。ガソリンスタンドに斜めに入らずに、大きく曲がって段差に対してなるべくフロントタイヤをまっすぐ当てられるように入りましょう。
納車直後、実際にこれでタイヤが滑ったことがあります。
家まで乗って帰る途中に昼食
駐車場の広いご飯屋さんを事前に調べておいて12:00くらいからランチを取りましょう。
嬉しさのあまりラーメンマシマシにしないように気をつけてください。満腹になるとバイク運転しづらいです。
ツーリングのときに二郎系を食べるのは控えています。
駐車場で納車後初の記念撮影
12:30過ぎにはランチを食べ終わるでしょう。ご飯屋さんがおしゃれなカフェでもファミレスでも黄色い看板のラーメン屋でもバイクで行ったのですから立派なランチツーリングです。記念写真をバシバシ撮りましょう。
バイクに乗って無事帰宅
これ以上のツーリングには行かず、13:00には帰宅します。
え?せっかくだからもっと走りたいんだけど・・・
納車日はやることは少ないですが、初めてのバイクを運転して体も頭も結構消耗するものです。
疲れた状態でツーリングに行ってもいいことはないのでおとなしく帰宅しましょう。これから始まる素晴らしいバイクライフの為です。
ツーリングに行かないからと言ってもこれで当日のバイク活動が終了するわけではありません。バイクが冷めるまで1時間程度待ちます。ランチツーリングの写真を見返してウハウハしていればいいでしょう。
納車日当日にレバー類の調整
14:00くらいになればバイクは十分冷えています。バイクが冷えたら「バイクを自分仕様に調整する」という作業をします。納車の説明時に店員さんから聞き出しておいた、
という箇所を自分にとっていい感じの場所に調整しましょう。最初はどこがいいのかわからないと思いますので上の青字のリンク記事記事を参考に調整してみてください。
バイクに乗っていると「もう少し上かな?下かな?」ということがわかるようになってくるのでそう感じるようになれば積極的に変更していきましょう。最初に調整作業をして、気になったらいつでも調整できる状態にしておくことが大事。
車載工具でも調整はできますが、1つ工具セットがあると今後もなにかと便利です。
メンテナンスはお店任せで問題ないですが、バイク乗りであれば工具セットは1つ持っておきましょう。安いやつで十分です。
不具合や不明点をショップに伝え納車日終了
実際にバイクに乗ってみて、不明点や不具合を見つけたら保証期間の内にショップに伝えましょう。
保証期間中にバイクにたくさん乗って、不具合をたくさん見つけることでより健全な状態でバイクライフを始めることができます。
中古車の場合は保証期間中に毎週250kmのツーリングに行くのがもっとも良い保証期間の過ごし方です。詳しくは下の記事を読んでみてください。
バイクに乗って帰る納車日の注意点まとめ
という感じでバイクライフの好スタートを切って頂ければと思います。
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