okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
ヘルメットの解説記事はだいたい・・・
前のモデルと比較してー
(前のモデル使ってないんだよなぁ・・・)
シェルは高濃度ギャラクシーポリマースペシャルを使ってーファイナルアポカリプスシールド開閉システムを採用しー
(そんな難しいこと気にしてないんだよなぁ・・・)
ということが多いですよね。これらの情報は我々パンピーライダーにはそれほど重要ではありません。せいぜい
重くないかな?
規格は?
ベンチレーションは大丈夫かな?
いくらくらいするのかな?
バイザー内蔵してるのかな?
他のモデルとはなにが違うのかな?
程度の情報で十分ですよね。ということでこの記事では、
ということについて解説していきます。
SUOMYスオーミーとは?
SUOMYスオーミーは1997年にできた比較的新しいイタリアのヘルメットメーカー。
ドカティとパートナー契約を結んだことを切っかけに一気に知名度と品質を上げました。
スオーミーを日本人向けにしているエトスデザイン
日本の窓口としてエトスデザインと言う会社と契約していて、エトスデザインとともに日本向けのヘルメットの開発をしています。
日本向けのヘルメットはSGマークやPSCマークを取得し、内装も日本人向けに作られているので安心して使用することができます。
ちなみに、スオーミー公式ウェブサイトには「(エトスデザインが手掛けたヘルメット以外の)海外仕様のスオーミーヘルメットは日本の公道で使用することはできません」と記載されていいますが、これは誤り。日本の公道でもばっちり使用することができます。詳しくは下の記事を読んでみて下さい。
日本人向けのスオーミーヘルメットを使用することにこしたことはありませんが、海外仕様を被っても法律違反で捕まったりはしませんよ。
スオーミーとKYT
2014年にスオーミーは一度破産していますが、インドネシアの新興ヘルメットメーカーKYTに買収されることでギリギリ生き残りました。
それまではMADE IN ITALYにこだわっていましたが、買収後はインドネシアを生産の本拠地にしています。
スオーミーは技術やデザインをKYTに提供してブランドを残し、KYTはヘルメットを生産するっていう協力関係みたい。
スオーミーが似合うバイク・ライダー
スオーミーとの契約ライダーは20回以上ものワールドチャンピオンを獲得しているので、
に似合うイメージがあります。
SUOMYスオーミーのフルフェイスヘルメット
頭全体を包み込むのがフルフェイスヘルメット。覆う範囲がもっとも広いので安全性に優れ、走行風をうまく流すことができるので高速走行時の安定性や疲れにくさ、静寂性に優れています。
ヘルメット内部の空気や湿気を積極的に排出するベンチレーション機能が高いモデルが多いのも特徴。
一方で他のヘルメットよりも視野が狭い、脱着しにくい、夏は熱がこもりやすいなどのデメリットもあります。
スーパースポーツやスポーツタイプ、ネイキッドやモタードなど幅広いバイクに似合うので、趣味としてバイクに乗るライダーの間では断トツに使用率が高いバイクヘルメットです。
スオーミー:SR-GP
- MotoGPライダーと共に開発されたヘルメット
- 引張強度の強いケブラー、軽量強固なカーボン、耐衝撃貫通強度の高いアラミド
- 355km/hを超えるスピードでも、安定した性能を発揮
- 広い視野角を確保
- SG+PSC MFJ公認(日本仕様の場合)
- あご紐Dリング
- 内装着脱可
スオーミー:SR-SPORT CARBON
- 引張強度の強いケブラー、軽量強固なカーボン、耐衝撃貫通強度の高いアラミド
- SG+PSC MFJ公認(日本仕様の場合)
- 内装着脱可
SUOMYスオーミーのストリートジェットヘルメット
顎部分がないものをジェットヘルメット、オープンフェイスヘルメットと言います。以前はジェットヘルメットといえばこちらのタイプのヘルメットを指していましたが、ベンチレーション機能を有したジェットヘルメットが登場し、それまでのジェットヘルメット分ける必要が出てきたのでストリートジェットヘルメットなどと呼ばれるようになりました。
構成パーツが少ないので小さく軽く、アゴ部分がないので視界が広いのが特徴です。顔がかゆくなったときにすぐかけるたり、ヘルメットをかぶったまま飲み物を飲めたりするのもメリットと紹介されることがあります。
ヘルメットの着脱も眼鏡の着用も楽です。
ヘルメットをかぶって痒くなるのは頭、休憩するときはヘルメットを脱いだほうがいいとは思うんですが・・・
多くのストリートジェットヘルメットにはベンチレーションがなく、ヘルメットシールドを後付でつけなければならず、シールドを付けても下から風を巻き込むので高速道路を使用するようなロングツーリングにはあまり向いていません。転倒時にアゴを守れないので安全性も高くありませんが、サッとかぶってサッと乗る、名前の通り「街乗り」やトコトコツーリングに向いているヘルメットです。
日常の足として使うスクーターや原付バイクに加え、スピードを求めないクラシックバイクやアメリカンバイクによく似合うヘルメットです。
スオーミー:ROKK
- インナーバイザー付
- ロンドンのトップタトゥーアーティストSubliminal Tatto Studioがデザイン
- SG+PSC取得(日本使用の場合)
- あご紐Dリング式
スオーミー:70’s
- インナーサンバイザー
- ECE規格
- 内装着脱可
SUOMYスオーミーのスポーツジェットヘルメット
ベンチレーション機能とシールドがついているジェットヘルメットをスポーツジェットヘルメットと言ったりします。
比較的新しいタイプのヘルメットで、ストリートジェットヘルメットよりも高速走行性に優れているのでロングツーリングにも向いています。
高速域を得意とするスーパースポーツやメガスポーツや、低速域を得意とするモタードやオフロードバイクには似合いませんが、中速域やロングツーリングを楽しむスポーツタイプ、ネイキッド、アドベンチャー、スクーターなどのバイクに似合います。
スオーミー:Speedjet
- 引張強度の強いケブラー、軽量強固なカーボン、耐衝撃貫通強度の高いアラミド
- ダブルバイザー仕様
- ベンチレーション機能
- ECE規格
SUOMYスオーミーのシステムヘルメット
フルフェイスヘルメットのアゴ部分を上に持ち上げることができ、ジェットヘルメットのようになるのがシステムヘルメット。インナーバイザー(サングラス)をヘルメット内に仕込んでいるタイプもあります。
たくさんの機能がついていてフルフェイスとジェットヘルメットのメリットを両立しているように見えますが、アゴ部分は可動式なので強度はフルフェイスより劣り、顎を上げて走ることはヘルメットメーカーが禁止しているので、冷静に考えるとシステムヘルメットの機能は限定的になります。
ロングツーリング向けに紹介されることが多いですが、帽体は大きく、重くなるので「疲れやすい」「走行風の影響を受けやすい(可動部部による風切り音など)」などというデメリットも多いので、購入の際は自分のツーリングスタイルなどをよく考えて検討する必要があります。
スオーミー:SPEEDSTAR
- 引張強度の強いケブラー、軽量強固なカーボン、耐衝撃貫通強度の高いアラミド
- インナーバイザー付き
- SG+PSC取得(日本仕様の場合)
- スピーカーホールあり
SUOMYスオーミーのオフロードヘルメット/モトクロスヘルメット
頭をすべて覆うのでフルフェイスヘルメットに分類されますが、オフロード(林道などの未舗装路)走行に特化しているのがオフロードヘルメット。シールドではなく、ゴーグルで目を守るタイプのヘルメットをモトクロスヘルメットと呼んだりします。
ゴーグルなので視界が狭く、ヘルメットの着脱が少々面倒で、バイザーとチンガードは風を受けやすいので高速走行には不向きですが、バイザーは日除け・泥除け・顔を地面に打ち付けないためのプロテクターになり、大きく突き出たアゴ部分は息の上がるオフロード走行での息のしやすさを確保・バイザーと同じくプロテクターの役割もしています。
オフロードバイク専用のヘルメットではありますが、オフロードバイクの流れを汲むモタードやアドベンチャーバイクにもスタイル的にはとても良く合います。オンロードメインのツーリングでも高速道路を使用しないのであれば良い選択の一つになるでしょう。
スオーミー:MrJUMP
- SG&MFJ公認(日本仕様の場合)
- SUOMY最軽量モデル
- 引張強度の強いケブラー、軽量強固なカーボン、耐衝撃貫通強度の高いアラミド
- 内装着脱可
- ネックブレース対応形状
スオーミー:ALPHA
- ラリー/エンデューロにおすすめ
- 引張強度の強いケブラー、軽量強固なカーボン、耐衝撃貫通強度の高いアラミド
- 大型ベンチレーションはDRY/WET対応キャップ付
- SG+PSC取得MFJ公認(日本仕様の場合)
SUOMYスオーミーのシールド付オフロードヘルメット/アドベンチャーヘルメット
近年のアドベンチャーバイクの流行に伴って人気がでてきているのがゴーグルではなくシールドがついていているオフロードヘルメットです。アドベンチャーヘルメットと呼んだりします。
ゴーグルの煩わしさがなく、バイザーやチンガードも短めなのである程度の高速走行はこなすことができます。
また、フルフェイスよりも広い視界を確保することができるので「アゴもしかっり守りたいけど視界が狭いのは嫌・・・」という方におすすめできるヘルメットです。
オフロードやモタードよりもアドベンチャーバイクにぴったりのヘルメット。高速道路に乗るけれどそんなに飛ばさないネイキッドやビッグスクーターに使用しても旅慣れている感じが出るかと思います。
スオーミー:MX Tourer
- 引張強度の強いケブラー、軽量強固なカーボン、耐衝撃貫通強度の高いアラミド
- 外部から操作可能なインナーサンバイザー
- 内装着脱可
SUOMYスオーミーヘルメットサイズ表とサイズ感
サイズ表記 | XS | S | M | L | XL | 2XL | 3XL |
頭の外周(cm) | 53~54 | 55~56 | 57~58 | 59~60 | 61~62 | 63~64 | 65~66 |
サイズ表記 | S | M | L | XL |
頭の外周(cm) | 55~56 | 57~58 | 59~60 | 61~62 |
耳から約1 cm上の頭の外周の最も広い部分を測定。
日本人向けのモデルもあるのでそれであれば表記通りで大丈夫です。
欧米人の頭は縦に長く、アジア人は横に広いです。海外メーカーの並行輸入品は、アナウンスされているサイズのヘルメットでは側頭部やこめかみがきつく感じやすいので1~2サイズ上を選択することになります。
口コミでは1サイズ大きめのサイズ感で推奨するものが多かったです。
おすすめのSUOMYスオーミーヘルメットまとめ
いかがでしたでしょうか。
SUOMYスオーミーのヘルメットに関して網羅的に解説しました。この記事があなたのバイクライフを少しでも楽に、楽しくするお手伝いができたのであれば嬉しく思います。
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