okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いたあなたは、
という方ではないでしょうか。
ライディングシューズ履きたいなぁ!でもどんなブランド・メーカーがあるんだろう・・・
という、これから「散々調べて悩んで」という作業を始める方、あるいは絶賛その作業中の方の作業量を減らすことを目的とした記事です。この記事では、
ということに付いて解説していきます。
バイク用のブーツ・シューズ・スニーカーの選び方
普段の靴やスニーカーとは違い、バイク用のフットウェアには安全性や快適性、操作性が大切になってきます。共通する選び方のポイントを簡単に解説します。
この内容を少し意識してフットウェアを選ぶと、より操作性や安全性が高いものを見つけやすくなります。
レーシングブーツ・ブーツ・ライディングシューズ・スニーカータイプの選び方
バイクのフットウェアにはレーシングブーツ・ブーツ・ライディングシューズ・スニーカータイプという4種類がありますが、それぞれの特徴やおすすめの人を簡単にまとめると以下の通りです。
安全性 | 操作性 | 歩きやすさ | おすすめの人 | |
レーシング ブーツ | 4 | 4 | 1 | バイクに乗ることが好き |
ブーツ | 3 | 3 | 2 | ツーリングメインだがバイクの危険性を理解している |
ライディング シューズ | 2 | 2 | 3 | 危険性を理解していて、ツーリング先の歩きやすさを重視したい |
スニーカー タイプ | 1 | 1 | 4 | 街乗りの安全性を少しでも高めたい ツーリング先の歩きやすさを重視し周りから浮きたくない |
ハーレーのおれはブーツ!
観光地素通りの僕はレーシングブーツ!
バイクブーツ・ライディングシューズ・スニーカーブランド一覧
バイク専用のフットウェアを作成・販売しているブランドやメーカーは下記の通りです。
どんな趣味にも、
(あのブランドの道具使ってるんだー)
(なんだあのブランド?聞いたことないし安っぽいな。Amazon中華か?)
というものがありますが、この記事で紹介するものは前者。
もちろんAmazon中華ブランドでも良いブーツはありますし、コスパの良い製品を探すことはとても楽しいものです。ブランドにこだわらない方は前の段落の「選び方」を参考に良品を探して下さい。
ウエスコ・レッドウイング・ホワイツブーツなど「バイクにも使えるフットウェアブランド」ではなく「バイク用のフットウェアを出しているブランド」だけを紹介していきます。
国別や得意分野別に分けずに単純に五十音順で並べていますので流し読みしてください。
ブランドの方向性が強く出ている代表的なものも紹介していきます。リンク先で価格をチェックして価格帯の参考にしてください。
RSタイチ
大阪府大東市で創業した日本のブランド。モトクロス全日本選手権を制し、世界GPにも参戦したトップレーサー吉村太一が引退後にライダーズスポットタイチを創業。
アシックスとの共同開発でライディングシューズを、テイジンと共同開発でタイヤウォーマーを、SHOWAと共同開発でマウンテンバイク用のサスペンションを・・・と一流のメーカーとタッグを組んで新しものを作るのが得意で、最近ではニューエラとコラボをしたりしています。
世界初のレーシングスーツにエアバッグシステムを搭載したのもRSタイチ。
レーシングブランドですが、プロテクションを重視し、価格も高すぎず初心者にもとっつきやすいブランド。
日本人の体格に合っているのでサイズ選びで海外ブランドよりは悩まずに済みます。「東のコミネ、西のタイチ」「カジュアル」。
若いライダー、スポーツタイプのバイク乗りに支持されている感じがします。
公式HPが何ほど重いのがRSタイチの最大のデメリットです。電話線でネットしてんじゃねーかって言うくらい重いです。
ちなみに2010年まではタイチの『T』と矢印で構成されたグッドデザインなメーカーロゴでしたが、2010年以降は『LOVE』の頭文字「L」をモチーフにしたロゴに変わっています。前の方がずっと良かったです。
ブランドロゴとして新たにL-TAICHIを発表
『「ライダーを愛し」、「ライダーと素晴らしい時間と経験を共有したい」「ライダーから愛される商品とサービスを提供したい」「ライダーから愛される会社になりたい」という想いをLOVEの頭文字のLに込めております』
引用元:RSタイチ
「タイチを愛して」みたいに感じるね。ラブミーみたいな。
RSタイチはXpd(SPIDI)と販売業務提携を結び、国内にXpd製品の流通・アフターフォローを担ってきましたが、2019年12月31日を持って提携を解除しました。2020年からは56デザインが新たに販売業務提携を結んでいます。
アビレックス
アビレックスはアメリカ空軍に軍製品を供給するためのコントラクターとして設立され、厳しい軍規定をクリアした製品を生産し続けてきました。
特にフライトジャケットが有名なミリタリーアメカジブランドですが、いくつかのバイク用品も販売しています。
アルパインスターズ
イタリアで1963年に登山用ブーツメーカーとして創業したブーツメーカーです。
アルプスの一番高い場所に咲くStar Alpinaという花からAlpinestarsという社名になりました。
登山用ブーツメーカーだったせいか、モトクロスブーツで世界的に有名になり、その後ケニー・ロバーツが使用したことによりオンロードレース界にもその名を轟かせました。
現在では多くのモトGPライダーが愛用し、バイクの世界のみならず、様々なジャンルでファンを魅了しています。
アルパインスターズブーツの使用率が高いのはなにも世界トップレースのモトGPライダーだけではありません。
こちらの記事によると、全日本選手権のあるレースでのアルパインスターズの使用率は30選手中18選手が使用し、実に60%の使用率を誇ります。
驚くべきは2番目に使用率が高かったクシタニは使用者3名・・・他のメーカーを大きく引き離してのぶっちぎりの使用率だったそうです。
アレンネス
アレネンスはアメリカの伝説的カスタムビルダーに由来するアメリカ発のブランドらしいです。姉妹ブランドにベリックがありますが、ベリックはイタリア発のブランドとのことで正直良くわかりません。下手なことを書けないので詳細記事は作っていません。レザースーツなどレースシーンで使用するウェアを作っています。
公式にも情報が少ないので詳細記事はありません。
Xpd
XPDは世界的なバイクウェアブランドSPIDIのバイクフットウェアブランド。SPIDIとは設計思想を共通にしており、信頼できるバイクブーツブランド。XPDを知るにはSPIDIについて知ったほうが早そうなのでSPIDIについて簡単に解説します。
SPIDIとは
1977年イタリアヴェローナに本社を置くイタリアの企業。当初はバイクグローブメーカーとしてスタートしましたが、1980年代には数々のWGPライダーに採用されてきました。
グローブから始まったSPIDIですが、レザースーツ、ジャケットなどの開発も手掛け、XPDというブーツ専門ブランドで世界中のライダーの足元を守っています。
ちなみにSPIDI(スピーディー)とXpd(エックスピーディー)の名前が韻を踏んでいるのは製品開発思想を共有していることの現れだそうです。
SPIDIはレースシーンに多くの製品を供給しているので、必然的にXpdはレーシングブーツが得意なブランドになります。
ブーツやシューズもラインナップにあるけど、操作性は心配なさそうだよね。
XpdとRSタイチと56デザイン
RSタイチはXpd(SPIDI)と販売業務提携を結び、国内にXpd製品の流通・アフターフォローを担ってきましたが、2019年12月31日を持って提携を解除しました。2020年からは56デザインが新たに販売業務提携を結んでいます。
エルフ
エルフは1939年創業の元々はフランス政府が所有していた企業です。フランス政府から個人所有会社に移管されたのは比較的最近の1994年。2000年にはトタルエナジー図と合併した世界第4位の石油会社で、バイクのエンジンオイルで有名です。レッドバロンのオイルリザーブシステムもエルフのオイルを使っています。
バイクウェアとしてのエルフとしては1996年に広島化成株式会社のシューズ事業本部がエルフブランドの発売を開始し、現在は1990年創業のフラッグシップのラインナップに並んでいます。
これは想像ですが、石油製品であるゴム靴を得意とする広島化成がエルフ名義でシューズは開発&販売していて、フラッグシップは販売代理店的な立ち位置なのかなと思います。ちなみにエルフシューズの製品に関する問い合わせ先も広島化成になっています。
エルフのフットウェアは「ライディング」はもちろん「歩く」ことにも重きをおいているので、特にツーリング先での散策を楽しむ方やキャンプツーリングを楽しむライダーに特におすすめ。
ガエルネ
ガエルネとは1962年創業の北イタリア靴産業の都市トレビーソに本拠地を構えるイタリアの三大ライディングブーツメーカーの一つ。トレビーソには昔軍用靴を作るために靴職人が集められたという歴史があり、様々なカテゴリーの靴メーカーが集中しています。
ちなみにオフロードブーツを得意とするFORMAの本社まで車で40分くらい。
伝統的に自転車用、登山用のブーツを得意とし、バイク用フットウェアもオフロードタイプのラインナップが他のブランドよりも多いのが特徴です。
メイドイン・イタリアにこだわり続け、素材から製造まですべてをイタリアで内で完結させていることからもそのこだわりの深さが伺えます。
日本ではバイク用品の販売代理店ジャペックスが窓口として商品の流通や修理などを行っています。
クシタニ
日本のメーカーで静岡県浜松市で始まったブランド。ロゴは富士山。
もともとは革製品を扱う小さなお店でした。戦後、飛行機を作れなくなった技術者が自動車、二輪車の分野に流れバイク産業が盛んになり、150社を越えるバイクメーカーが生まれては消えていった時代でした。
そんな中、1953年に開催された浅間高原レース使うための革ツナギの作成を同じく浜松に本社を置いていたスズキがクシタニに依頼したことがきっかけでクシタニは二輪アパレルブランドとしてのスタートを切りました。
群馬県長野原町には「浅間高原レース発祥の地碑」があります。まさにそれこがクシタニがバイクアパレルブランドのスタート地になった場所です。近くの浅間記念館の二輪車展示館を併せてツーリングで行ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに新東名高速道路の清水PAや浜松SAにもショップが出ているので寄ってみてください。
クシタニはスズキと革ツナギを制作したあとも二輪メーカーの多い地元でプロを相手に用品の納品をしていました。
ですのでコストを落とすということはせず、「性能や品質がいいものをしっかり作る」という姿勢が強く、その歴史も相まって「職人気質」「一生もの」「レザー製品」「革ツナギ」「ベテランが愛用する」「老舗」というイメージがあります。
ゴールドウイン
1951年、富山県に創業した株式会社津澤莫大小(メリヤス)製造所が1963年に社名を改めたのがゴールドウイン。1964年の東京オリンピックでは多くのゴールドウイン製品がユニフォームとして採用されました。社名変更は古代オリンピックの勝者に月桂樹の冠を授け「ゴールドウイナー」として称えたことにちなんでのことでした。その後エレッセ、ダンスキン、ザ・ノース・フェイス、ヘリーハンセン、スピードなど世界のスポーツブランドと提携し、日本トップのスポーツ用品メーカーとなりました。
バイク用品はバイクブーム真っ只中の1983年に参入。初めての製品はスポーツウェアブランドのノウハウを活かした立体裁断、人体運動力学を採用したツーリングジャケットでした。
バイク用品メーカーの中では派手さはないけれども質実剛健なブランドとしてベテランを中心に支持を集めています。
コミネ
日本のメーカーで東京都台東区で自転車とタイヤの卸売業として小峰商店としてスタート。
ホンダのカブの販売総代理店を委任されていましたが、ホンダが独自の販売網を確立したため関係を解消し、独自にエンジン(ジャイアント号)を開発したくさんの小規模メーカーにエンジン供給をしたりバイク(ジャイアントF1、ワスプTSなど)を製造販売していました。
その後バイクメーカーからバイク用品メーカーに事業変更。社名をコミネオートセンターとし、販売店も初めました。
ちなみに日本のメーカーで初めてスネル規格に合格したのはコミネのヘルメットでした。
バブル崩壊の影響で販売店の多くを閉鎖し、製造・卸業の専念し、販売網を拡大しました。最後のコミネオートセンターを閉鎖した後、社名を「株式会社コミネ」に変更して現在に至ります。
警察に製品を納品しているので警視庁から「胸部プロテクター推進隊」と割とポップな感じのものに任命されています。
ちなみにみんな大好きネモケンさんはコミネのライディングギアを身に着けて全日本ロードレース選手権で優勝しています。
製品の多くを中国など国外で生産していますが、製品はよく考えられた良いものが多いです。
いち早くメッシュジャケットの製造販売を始めたので、特にメッシュジャケットやメッシュグローブが強いイメージがあります。
一時はその安すぎる価格設定からコミネ製品を愛用しているライダーを「コミネマン」と揶揄風潮もありましたが、最近は品質の良さが広まったせいか死語になっているようです。
「コスパが高い(全ブランドの中で一番)」「バイク用品界のワークマン」「老若男女に愛される」というイメージがあります。
ただし、あまりにコスパが良すぎるせいか高級なバイクに乗っていて装備がコミネだとチグハグ感は出ます。
56デザイン
56デザインとは安心安全とファッションの融合を目指し、「オートバイのある生活」が文化になることを提案する、世界グランプリ元MotoGPレーシングライダー中野真矢さんが2008年に立ち上げたブランド。
元レーサーがバイク用品メーカーを立ち上げることは過去にもありましたが、「ファッションブランド」というのはかなり珍しいと思います。一流のレーサーに裏付けられた安全性をもつバイクファッションとして紳士ライダーを中心に支持を集めています。
バイクウェアでは珍しいデザイン性の高いブランドですが、若者には少々手が出ない価格帯ではあります。
ちなみに「56」とは中野真矢さんのトレードマークナンバーで、バリバリ伝説の巨摩郡が使用していたナンバーでもあります(中野氏は同誌の大ファンとのこと)。
RSタイチはXpd(SPIDI)と販売業務提携を結び、国内にXpd製品の流通・アフターフォローを担ってきましたが、2019年12月31日を持って提携を解除しました。2020年からは56デザインが新たに販売業務提携を結んでいます。
メーカーに比べてサイズごとのミニマムとマックスの差が1.5cmもあるので試着必須です。
SIDI
SIDIは1960年、イラリアのトレビーゾで創業したフットウェアブランド。
この地域には昔軍用靴を作るために靴職人が集められたという歴史があり、様々なカテゴリーの靴メーカーが集中しています。ガエルネやFORMA本社も近くにあります。
もともとは登山靴や運動靴などスポーツフットウエアを生産していましたが、1970年代にバイク用オフロードブーツからはバイク用、サイクリング用のフットウエア専門メーカーに変化しました。
岡田商事株式会社
日本では岡田商事株式会社が販売代理店を行っています。岡田商事株式会社は他にもアブス・アルパインスターズ・AZ・フォーマ・ファイブなどバイク乗りにとって身近なブランドを多く扱っています。
ジャンニファルコ
南海部品のブーツラインナップの中にジャンニファルコというブランドがあります。ジャンニファルコはイタリアのブーツブランドで、日本では南海部品が正規販売店として2021年から独占販売しています。
ジャンニファルコは1980年代後半、フットウェア専門の会社とて創業し、現在はバイク用のフットウェアに特化したブランド。その販売網は世界30カ国に及び良質なブーツ・シューズを世界中のライダーに供給しています。
ちなみに「ジャンニ」は人の名前、「ファルコ」はハヤブサを意味しているのでハヤブサ乗りの方は特に用チェックです。
スコイコ
スコイコ社は中国・広州に本社があるバイク用品の開発・製造会社。1998年創業で、世界的なバイク用品メーカーのOEM製造元としてのノウハウを蓄積し2003年に自社ブランド「scoyco」を立ち上げました。一流メーカーと同等の品質の製品を安価に販売、また、既存のバイク用品よりもカジュアルなデザインで若者を中心に人気が高まっているブランド。中東、アジアででは高いシェアを誇っています。
グローブでいうとファイブと同じ感じですね。OEMからの自社ブランド立ち上げ。
ダイネーゼ
イタリア ヴィツェンツァ モルヴァーナで創業したバイクアパレルメーカー。ロゴは悪魔を模しています。
イタリアからイギリスのロンドンにベスパでツーリングに行ったときに、初めてレザースーツを見たダイネーゼさんはイタリアに戻り、デザインを開始しました。イタリアの革なめしに卓越した地域と、仕立て技術に卓越した地域の技術を1972年に創立したダイネーゼが融合させたことによって完成したモトクロスブーツは1974年にダイネーゼのショールームで初めてのモトクロス用のパンツが披露されました。
ダイネーゼはライダーの乗車姿勢にあわせた新しいカッティング技術やバックプロテクター、ニースライダー、スーツ内臓のプロテクションシステム、ソフト素材とハード素材を併せて使う「複合プロテクション」などを開発、「From Head To Toe(頭からつま先まで)」のコンセプトを掲げて提供してきました。
現在はその技術をバイク界だけではなく、ウインタースポーツ、自転車、乗馬の世界にも広げています。
往年の世界グランプリレーサーが着用していたのでレースのイメージが強いです。ダイネーゼ製品は「一定の技量がないとチグハグに見える」と感じてしまうので初心者の方にはおすすめしません。
レースからフィードバックされたプロテクションシステムを採用しているのでまったり走るようなアメリカンやレトロタイプとも相性は良くないと思います。イタリアのSSとはかなり合います。
TCX
1982年にイタリアのモンテベルーナに創業したのがTCX。この地域には昔軍用靴を作るために靴職人が集められたという歴史があり、様々なカテゴリーの靴メーカーが集中しています。ガエルネやFORMA本社も近くにあります。
TCXのブーツは足首の動きを妨げずに足首を守る国際特許を取得したTCS(トーションコントロールシステム)をレーシングブーツに採用するなど、安全性が高いことで知られる一方で、レザーブーツやスニーカータイプなどカジュアルなラインナップが豊富なことでも知られています。
日本では2021年からデイトナがTCXシューズの取り扱いを始めました。
デイトナ(ヘンリービギンズ)
デイトナは1972年大阪市で誕生したバイク用パーツ・用品の開発・販売を行う国内最大級のバイク用品メーカー。バイクに関するすべてのパーツを取り扱うと言ってもよいような膨大な取り扱いがあり、海外ブランドを国内に流通させる窓口にもなっています。創立当初は安倍商事株式会社でしたが2年後の1974年にはブランド名としてデイトナを使用し始めま、1980年に「DAYTONA(デイトナ)」に改めました。
社名の由来はアメリカフロリダ州デイトナビーチで行われる世界最大級のバイクのお祭り「デイトナウィーク」にちなんでいます。
ヘンリービギンズとは
デイトナウェア・バッグブランドとして2006年に立ち上げられたのが「ヘンリービギンズ」。立ち上げと同時にバイクウェアのリリースを開始しました。
特にバッグ類は秀逸、その中でもレッグバッグは定番になっています。
デグナー
デグナーは京都で創業した日本のメーカー。
デグナーとは鈴鹿サーキットの第8、第9コーナーで構成させるテクニカルなデグナーカーブに由来しています。鈴鹿サーキットができたてほやほやのときにデグナーさんがここで転倒したことに由来します。1987年にレーシングスーツメーカーとして京都で創業しました。
レーシングスーツ作りのノウハウを生かして、各種バイク用品をライダーに供給し続けています。
比較的安価ですが作りがしっかりしています。
派手さはないのでバイク初心者やベテランにも人気があり、元々はレーシングスーツメーカーですがレースのイメージはなく、革のサイドバッグなどをみると真逆の路線では?とさえ思います。
正直デグナーカーブのことは知っていましたが、まさかデグナーの名前の由来になっているとは思いませんでした。社名と製品が結びつかないブランド第一位です。
ツーリング用のバッグなどは実用的でとてもいいと思います。
デグナーはエンジン熱を遮熱できないデニムやメッシュパンツのすべてにヒートガードをつけています。こういうことろに気がつくメーカーは意外と少ないんです。デグナーは本当ライダー目線でアイデア商品を作ってくれます。
南海部品
南海部品・NANKAIは大阪府北区に本拠地を置く1951年創業の日本のバイク用品メーカー。全国に11店舗を構え、バイク用品の販売や輸出入を行っています。
FORMA
元々はオフロードブーツをのOEMメーカーでした。1999年からそれまで蓄積したノウハウを投入してオリジナルブランドFORMAフォーマとしてオフロードブーツにとどまらず、レーシングブーツ、スニーカータイプなども生産しています。
ちなみにこの地方はもともと昔軍用靴を作るために靴職人が集められたという歴史があり、様々なカテゴリーの靴メーカーが集中しています。ガエルネの本社まで車で40分くらい。
FORMAのバックボーン的にオフロードブーツが強いのはもちろんですが、レーシングブーツに関してもMotoGPに参戦するカレル・アブラハムを筆頭に、世界のトップカテゴリーレースで使用されています。他の多くの海外メーカーとは違い、比較的安価に高性能なブーツを手に入れることができます。
日本ではアルパインスター・ファイブ・SIDIなども手掛ける岡田商事株式会社が日本販売代理店になっています。
FOX Racing
創業者は大学で物理学を教えていた大学教授のジェフ・フォックスという方。アメリカの企業で、元々はオフロードバイク用のサスペンションやエンジン部品を製造していましたが自社製品PRのためにプロモトクロスチームTeam Moto-X Fox(Moto-Xはフォックスの前進の社名)を立ち上げ、好成績と彼らが着ていた狐の顔があしらわれたウェアの強い印象を残しました。
後に社名を「FOX Racing」と改め、オフロードバイク界で知らない人はいない企業に成長しました。
現在はオフロードバイク・MTBマウンテンバイク用品&ウェアにとどまらずボートショーツ(サーフィン用)なども手掛けています。
ちなみに「Fox Racing」だとバイク色が強すぎるため、2006年に「Fox Head Inc.」と社名を変更していますがバイク界では今でも「Fox Racing」で通っています。ちなみにFox Headとはシンボルマークの狐の顔のことです。
ベリック
ベリックはイタリア発のブランドらしいです。姉妹ブランドにアレンネスがありますが、アレンネスはアメリカの伝説的カスタムビルダーに由来するアメリカのブランドらしいので正直良くわかりません。下手なことを書けないので詳細記事は作っていません。レザースーツなどレースシーンで使用するウェアを作っています。
公式にも情報が少ないので詳細記事はありません。
フラッグシップ
フラッグシップとは埼玉県春日部市にある1990年創業の日本企業。バイク用品の企画・製造・販売を手掛け、ブーツなどフットウェアの他にジャケット・パンツ・ブローブ・レインウェア・バッグなど様々なバイクアパレルを手掛けています。
ラフアンドロード
1982年、横浜で創立。モトクロスライダーだった創業者の岸真一さんは当時珍しかった二輪タイヤ専門店を開店。預かった車両を返すときは必ずグリスアップ、各部の注油を行っていたといいます。それが口コミで広がってリピーターを増やしていき、オフロード用品を専門に扱う店舗も展開させました。
例えば「グローブにワイパーがついている」など旅ライダーが「あったらいいな」というちょっとした工夫をしてくれているブランド。
ロッソスタイルラボ
レディースのバイク用品と言えば、「とりあえず筆記体」「とりあえずピンストライプ」「とりあえず天使の羽」というようないかにもマーケティング不足な製品しかありません。
天使の羽とかマジで縁起でもねーだろって思うわ…
ロッソスタイルラボはそんなバイクアパレル界に珍しい「ちゃんと女性らしいアパレル」を供給してくれるレディース専門のバイクアパレルブランド。徹底したレディースパターンの開発や安全性、快適性、デザインを追求しています。
ワイルドウィング
ワイルドウィングとは2011年創業の株式会社ウィングローブのバイクブーツブランド。
創業者の藤林 勝士さんはレースの地方選で4度のチャンピオン、国内最高峰のモーターサイクル・ロードレース全日本SBKにも参戦経験をもつ超一流のレーサー。
レース引退後に靴メーカーで靴作りを学び、独立後は主に婦人靴を中心にアパレルメーカーなどのOEM生産をしていましたが「自分自身が履きたいライディングブーツ」を作るために2014年、バイク専用ブーツブランド「ワイルドウィング」を自社ブランドとして立ち上げました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。バイク用のブーツ・シューズ・スニーカーブランドに関して網羅的に紹介しました。
バイクのフットウェアはバイクとライダーの大事な接点の1つ。操作性にも大きく関与するので慎重に選べばあなたのバイクライフを大きく向上させてくれるものになるでしょう。
この記事が少しでもそのお手伝いができたのであれば嬉しく思います。
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