
okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
この記事ではバイクの足つきについて
ということについて解説していきます。
足つきが悪い、シート高が高いことは悪いことなのか?

特に初心者の方は足つきはとても重要なことだと考えると思います。欲しいと思っていたバイクにいざ跨ってみたら足つきが悪くて「このバイクはあきらめようかな・・・」と思うこともあると思います。
まずは「足つきが悪い」ということについて少し考えてみましょう。
足つきが悪いバイクは極低速時を想定して敬遠される

まず最初に、足つきが悪いバイクが敬遠される理由を整理してみましょう。
という理由ではないでしょうか。ここで注目したいのが、どれも「停車~極低速時のとき」を想定しての話ということです。
極低速時以上の場合【足つきが悪い?シート高が高い?】

では、極低速時以上の場面で「足つきが悪い(シート高)」ということでどのような影響があるのかを考えてみましょう。
一度走り始めてしまえば「足つきが悪い」「シート高が高い」ということはすべて「良いこと」に裏返ります。実は車高が高い方がバイクの運動性のが高いのです。
そもそも停車~極低速の局面は「バイクに乗っていて楽しい!」と感じる場面ではないですよね。バイクが楽しいのはバイクに乗っているときであって、信号待ちをしているときではありません。
「足つきが良いバイクは運転しやすいバイク」と認識でいるといつまでたってもバイクの運転に慣れません。足つきの良いバイクはむしろ「バイクを楽しむ局面では運転しにくいバイク」ということです。
バイクの楽しさとは離れた局面に合わせてバイク選びを諦めることはとてももったいないことだと思います。
世間の「足つきが良い」の認識を改める

バイク雑誌や専門サイトで紹介されている足つきの記事を読んでみるとそれらの中で「足の着き方と足つきの良し悪しの判断」が見えてきます。
それらの判断では上の「両足かかとまでべったり地面に着く」最も足つきが良くて、下に行けば行くほど足つきが悪くなっていきます。
- 両足かかとまでべったり地面に着く
- 両足がつくが踵が軽く浮く
- 両足つま先でツンツンで地面に着く
- 片足かかとまでべったり地面に着く
- 片足がつくが踵が軽く浮く
- 片足だけつくがつま先ツンツン
- 片足も全くつかない
という7段階で判断しています。一見これらはもっともなように感じますが、真面目にバイクに乗っている多くのバイク乗りは足つきに関しての判断は2段階であるという認識でバイクを選んでいます。
それは
- 片足がつくが踵が軽く浮く
- 片足だけつくがつま先ツンツン
という2段階です。
バイクにきちんと乗っていれば両足を同時に地面につく局面は全くないので
という「両足」のことはどうでもよくなります。
片足の踵までべったりつかなくても、かかとが浮いていてもつま先さえ無理なくついていれば車体は支えられるのでつま先さえついていれば問題ありません。
「ハイシートが入っている競技用のオフロードはかなり無理をしないと足がつかないならツーリング用や普段使いには厳しいかな」くらいになります。
腰をシートから落とすくらいずらせば「片足も全くつかない」という状況は生まれないので無視できます。

バックするときとか両足つくでしょ!

バイクを取りまわすときは後ろが見えるように普通はバイクから降りるんですよ。

バイクに跨った直後は両足つくでしょ

サイドスタンドを立てて跨るのでつかないです。サイドスタンド出せば跨るときにバランスを崩すことがなくなるので

僕は10年以上両足をついていないです。

(こういう最善の方法を取らないライダーのなんと多いことか・・・)
無理なく/無理して足をつくとは?【足つきが悪い?シート高が高い?】
無理なく足をつく | 腰を少し左にずらすだけで左足片足がつく |
無理して足をつく | 腰をシートから降ろすくらいずらさないと左足がつかない |
という感じです。重要なのは「腰をずらす」「左足をつく」ということです。
足つきはシート高さ以外でも変わる【足つきが悪い?シート高が高い?】

足つきというとシート高ばかり気にする方もいると思いますが、他にも
などでも足つきは大きく変わってきます。
実際に跨ってみないとわからないものです。
足つきのコツ

よく言われることですが、足のつき具合は「腰をずらす」ということをするだけで改善できます。なにも難しいことではありません。
バイク停車時に地面につける足はたとえ両足べったりのシート高であっても左足のみです。

両足つけるなら両足ついた方がいいんじゃないの?

右足をブレーキペダルに乗せていないと軽く追突されただけでも転倒しますよ。

ブレーキレバー握っていれば良くない?

「握る」という行為が「乗せる」という行為よりも楽だと思うのであればそれでもいいと思います。

両足ついているライダーは常に「右か左か」と、バランスをとりながら止まっているので後ろから見るとフラフラしています。

左足でつけば左だからふらつかないよ。
足つきの良すぎるバイクはバイクが上手にならないバイク【足つきが悪い?シート高が高い?】

足つきの良すぎるバイクはバイクの取り回し、極低速走行、乗り降り、のときに「工夫して上手にできるようにする」ということがしづらくなります。
足つきの良さに甘えてバイクの小さいけれどもとても大切なスキルが育まれないままになってしまう可能性があります。
わざわざ足つきの悪いバイクに乗った方がいいとは思いませんが、わざわざ足つきの良いバイクを選ぶ必要は全くありません。
バイクを選ぶときに過度に足つきを気にすることはないです。少々足つきが不安でも、その不安分あなたのバイクスキルが伸びていくという風に思って自分が一番かっこいいと思うバイクを購入しましょう。
足つきをよくするカスタム

とはいえ、初心者の方足つきが心配だと思うので僕はおすすめしませんが足つきをよくするカスタムを一覧で乗せておきます。
バイクはバイクのプロが車体のバランスを熟考して作られています。シートを変えたローダウンキットを使うとそのバランスが大きく崩れてしまうのでなるべくこれらのカスタムは行わないようにしましょう。
プリロードの調整はメーカーが想定している範囲内なので問題ありません。
足つきが良いバイク

足つきが良いバイクの代表は「アメリカンタイプ」のバイクです。
足つきが良いかわりに運動性能は低いのでバイクを走らせる楽しさは他のバイクと比べて得にくくなっています。
ちなみに僕が初心者の方にもっとお勧めしないバイクはアメリカンです。理由はバイクスキルが身に付きにくいバイクだと思っているからです。
足つきが悪いバイク

足つきが悪いバイクはオフロードタイプやモタードです。
サスペンションが柔らかく、乗車すると大きく沈むので見た目ほど悪くはないですが他の車種と比べるとシート高は高いです。
ちなみに僕が初心者の方にもっともお勧めするバイクはモタードです。理由はバイクスキルが身に付きやすいバイクだと思っているからです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
バイク屋さんやバイク乗りの友人、他のバイク系サイトと言っていることが真逆で余計混乱させてしまいましたか?
この記事の内容はあなたにはまだ理解できないかもしれません。あなたがきちんとバイクに乗れるようになったときに「あの記事はこのことを言っていたのか・・・」と思うような内容です。
なのでバイク屋さんやバイク乗りの友人、他のバイク系サイトのアドバイスを聞いてバイク選びをして頂くのがいいかもしれません。その場合「あの記事はこのことを言っていたのか・・・」とは何年たっても思えないかもしれませんが・・・。
という記事でした。
わざわざシート高が低いバイクを選ぶりも
と言ったバイクスキルを身に着ける方が長期的に考えるといいと僕は思います。
立ちごけが心配な方はお守り代わりに
ということをしてもいいと思います。
コメント
こんばんは。
自分は身長が160cmしかないのですが、シート高が800mmと車格の割に高いバイクに一目惚れしてしまいました。
街中で停車中のところを見かけ、「こんなのが自分に乗りこなせるのか!?」とビビりまくりました。
でもカッコいいんだよなぁ…でもなぁ…とウジウジしていた時に出会ったのがこの記事です。
言われてみれば、シート高について考えていた場面は、全部が停車中でした。
シート高の高いバイクは走っている時最高に楽しいし、自分をバイク乗りとして成長させてくれる。
そう考えたら、このバイクに乗るのが楽しみになりました!
この記事から、最ッ高のバイクライフへの一歩を踏み出す勇気をもらいました。
ありがとうございます!
鱸様
okoんばんは。okoメントありがとうございます。
世の中の足つきの情報に強い違和感を感じていて、「こんな人の背中を押せたらいいなー」と思って書いた記事がうまく背中を押せたようで何よりです。この記事…というか、このブログを立ち上げた甲斐があったくらいにとても嬉しく思います。
バイクの楽しみ方は様々ですが、シート高800mmのバイクをかっこいいと感じる感受性の方は、諦めてシート高が低いバイクに乗るより勢いで800mmのバイクに乗ったほうが100000000倍くらいバイクライフを楽しめると思います。
移動手段としてなら楽な方が、停車中不安がない方がいいです。しかし我々は趣味としてバイクに乗るので【走っているとき】に目一杯楽しくなる方向に持っていくのが状態として美しいと思います。本当の楽しさを得るまでは苦労もあると思いますが、その苦労すべてがスキルアップの機会、最高の楽しさへの機会です。それもこれも全部目一杯楽しんでいきましょう。
最ッ高のバイクライフが始まったら道でヤエーしますねー!!
お互い安全にかっこよく、スマートにバイクライフを駆けていきましょう!!
お返事ありがとうございます。
ブログを立ち上げた甲斐があったとまで言っていただけて、嬉しすぎて私もずっと小躍りしています。
いつかokomotoさんにヤエーを返すとき恥ずかしくないように、意識とスキルを磨いて精進していきます!
お互いに楽しくカッコよく安全なバイクライフを!