okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いたあなたは
という方ではないでしょうか?
この記事では主要バイク用品メーカーのバイク用のレインウェアをすべて、徹底的に比較しています。17製品中買うべきものをたった2つに絞りました。他にも絶対に濡れない最強の裏技も紹介しています。
この記事では雨の日も風の日も通勤用のバイクで通勤している僕が
ということについて解説していきます。
雨の日でも濡れずにバイク、原付に乗りたい方のみ読んでいってみてください。
先にこの記事の結論をお伝えすると、現在バイク用品メーカーからは17のレインウェアが販売されていますが、各種数値を比較するとおすすめできるのは
という3つの製品に絞られます。
この先を読めば主要バイク用品メーカー以外のバイク、原付用レインウェアをAmazonなどから自分の力で選ぶことができるようになりますが、それが面倒くさい、時間がもったいないという方は上の3製品の内用途に合ったものを選んでください。
最強のバイク用、原付用のレインウェアの選び方
まずは基本的な「選び方」を簡単に解説します。
それぞれ解説します。
サイズは1~2サイズ大きめ
バイクや原付に乗る装備は季節によって大きく変わりますし、プロテクターが入ったウェアを着ると一気に着ぶくれするので、普段着の1~2サイズ大きめのレインウェアを選びましょう。
大きすぎると走行中にバタつくというデメリットもありますが、特にツーリング時は靴を履いたまま脱ぎ履きができるというメリットの方が大きいです。
雨の日は飛ばさないほうがいいしね。着るときに靴を脱いで靴下が濡れるとテンションだだ下がりになからサイズが大きいメリットは大きいよ。
バイク通勤レベルでも耐水圧15000mmは必要
- Qバイクや原付ではどれくらいの耐水圧のレインウェアが良いですか?
- A
大雨の高速道路も想定するなら40000mm、しないなら15000mm、原付10000mmです。
レインウェアの防水性能はどれくらいの水圧に耐えられる生地かを示す『耐水圧』という数字で知ることができます。
ウェザーニュースによると小雨程度では耐水圧300mm、中雨では耐水圧2000mm、大雨では耐水圧10000mm、嵐では耐水圧20000mmが好ましいとされています。
レインウェアの 推奨耐水圧 | |
小雨 | 300mm |
中雨 | 2000mm |
大雨 | 10000mm |
嵐 | 20000mm |
雨の日に高速道路で雨に降られ、80km/hでゆっくり運転するときに体に当たる風速は22.2m/s、これは「非常に強い風」に分類される風速で
何かにつかまっていないと立っていられない。飛来物によって負傷するおそれがある。細い木の幹が折れ、根の張っていない木が倒れ始める。看板が落下・飛散する。道路標識が傾く。車は通常の速度で運転するのが困難になる。屋根瓦・葺材が飛散するものがある。
引用元:ウェザーニュース
台風並みであることがわかります。
この風とともに体に当たる雨は嵐並なので、バイクに乗る場合は「耐水圧20000mm」は欲しい所です。
雨の日にツーリングなんかいかないわよ・・・高速道路なんて走るわけないじゃん・・・
という僕のような方は下の表を参考にして用途に合った耐水圧を見つけてみてください。
時速 | 風速 | 推奨耐水圧 | |
一般道の制限速度 | 60km/h | 16.62m/s | 15000mm |
原付の制限速度 | 30km/h | 8.32m/s | 10000mm |
ここまで紹介した耐水圧は「中雨(しっかり降る雨)」の場合です、「大雨(バケツを引っくり返したような)」を想定される場合は耐水圧を倍にしてください。
透湿度は5000g/㎡/24h以上が快適
- Q透湿度はどれくらいを目安にすればいいですか?
- A
ツーリング用なら5000g/㎡/24h以上、短い通勤ならそれ以下でも大丈夫です。
いくら耐水圧が高い素材でも汗を外に排出できないものだと体が汗で蒸れてしまします。レインウェアを選ぶ際は耐水圧と併せて『透湿度』も選び方の基準にしましょう。
透湿度は『g/㎡/24h』という単位で示されます。これは『1㎡あたり、24時間で何gの水分を透過させられるか』という単位になります。
蒸れにくいレインウェアは5000g/㎡/24hからと言われているので、最低でも5000g/㎡/24hのレインウェアを選ぶようにしましょう。
数字が大きくなればなるほどサラっと快適に着られるようになるよ。
バイクに乗っている時間が長ければ長いほど数値が透湿度が高い方がいいです。10分くらいの通勤通学なら正直透湿度はどうでもいいですよ!
雨の中の運転が長い時間になる方は最低でも5000g/㎡/24h以上、短い通勤通学の方やツーリングのにわか雨に備えるだけという方はそれ以下のものという選び方で良いと思います。
襟が高いもので首からの雨の進入を防ぐ
襟が高く、首を完全に隠せるものは襟元からの雨の進入を防げます。前傾姿勢のバイクではヘルメットとの干渉が気になりますが、濡れてしまうよりはマシです。
襟が首に当たるのが気になる方は首にタオルを巻くと気持ちよく走ることができます。
タオルを巻けば雨も汗も吸収してくれるよ
フードは取り外しできるもの
走っているにフードがついていると空気をはらんで大きな抵抗になってしまいますし、走行中にフード内に雨が溜まり、ヘルメットを脱いでフードをかぶったときに背中に大量の雨が入ってきます。
雨が頭はヘルメットで濡れないのでフードは取り外しができるものを選びましょう。
ツーリングの休憩は雨が当たらない所に行くだろうからフードは不要だよ。
ちなみに僕はフード付きのライディングジャケット全否定派です。
防寒防水レインウェアはおすすめしない
防寒機能をもった厚手のレインウェアは冬の防寒着としては最高ですが、レインウェアとしてはおすすめしません。
厚手の防寒レインウェアだと夏に着ることができませんし、通勤通学を考えてもレインウェアは「いつもの格好」の上に着たほうが楽です。
「防寒着」と「レインウエア」は別にしたほうが良い結果を得られます。
冬の雨の日は「防寒レインウェアの上にレインウェアを着る」というスタイルで通勤しています。その方が防寒レインウェアも長持ちしますよ!
ツーリングに使うならコンパクトさも大事
降水確率100%、出発から帰宅までずっと雨に打たれるツーリングをすることはまずないと思います。多くのライダーは「ツーリングの不意の雨に備えて」レインウェアを用意することでしょう。
コンパクトに収納できないレインウェアは
今日は降らなさそうだし、かさ張るから持っていくのはやめよー
となります。そしてそういうときに限って降ります。
通勤通学であればあるていどかさ張っても大きな問題になりませんが、ツーリング目的でレインウェアを用意する方はコンパクトさも気にしましょう。
ちなみに僕は降水確率50%でツーリングを中止にしますし、少しでも降ってきたら即帰宅するのでレインウェアは持っていきません。濡れた路面では楽しめないので!
手持ちのレインウェアをバイク、原付最強レインウェアに変えてしまうアイテム
- Q性能が高いレインウェアを使っていますが、結局雨が滲み込みます。なんとかなりませんか?
- A
ポンチョの重ね着、縫い目のテープ止めで最強のレインウェアになります。
次の段落からレインウェアの紹介になりますが、その前に
という方のために最強の裏技を紹介しておきます。正直、この記事で一番読んで欲しいのはこの情報だったりします。
どんなに耐水圧が高いレインウェアを着ていても、前のジッパーの隙間から雨がしみこんでくることがあります。
また、レインウェアは使えば使うほど撥水性が落ちるので(長持ちさせることはできます。レインウェアの詳しい手入れ方法はこちら)少しずつ雨が染み込むようになります。
ジッパーからの染み込みにはポンチョを重ね着
それを解決する方法が「レインウェアの上に頭から被るポンチョタイプのレインウェアを重ね着する」です。
ポンチョでジッパー部分に当たる雨をなくせるので雨がしみてこなくなります。また、単純にレインウェアが2枚になるのでポンチョに雨がしみてきても下に着ているレインウェアで雨の進入を防ぐことができます。
透湿性は落ちるので夏の長距離には向きませんし、ポンチョがバタつくので速度は出せませんが、逆に安全運転になるのでいいかなと思っています。
ポンチョはゆったりしているので、リュックもカバーすることができます。
前開きじゃだめだよ。頭から被るやつ
股の縫い目にはテープを貼る
前方から雨が当たり、雨はシート前方にたまりやすくなります。小雨だとまったく問題有りませんが、大雨だと股の縫い目から雨が滲み込んできます。
縫い目にテープを貼ることで縫い目を覆い、染み込みをなくすことができます。
ちょっと恥ずかしいですが股間からお尻まですべての縫い目を覆えば全く浸水しなくなりました。僕は雨が強い日のみ養生テープを都度貼っていますが、面倒な方はナイロン用の補修シートを使えば長く効果を持続させることができると思います。
特に養生テープは女子にはきついわね・・・
(漢カワサキでもきついぞ・・・)
レインウェアと色が合うなら補修シートがおすすめ
この2つの方法を編み出してからは通勤で濡れることは一切なくなりました!
テープの他、ボンドも有効
フンドシスタイルに抵抗がある方は縫い目をボンド、接着剤で埋めるのがおすすめ。固まったあとに白くなるタイプのものは雨が降るとシートに白い跡がついてしまうので、防水性が高いものが良いです。簡単施工で恥ずかしくなく運転することができますね。
縫い目から染みてきた時に目の前にテープがあったのでテープに縛られていました…。どう考えてもボンドの方がいいかと 笑
耐水圧10000mm・透湿度10000g/㎡/24h、何と言ってもお尻に縫い目がないのが最高!5000円以下で上下セット!
ワークマンのバイク用レインウェアの性能
バイク、原付用のレインウェアとして多くの方の検討のテーブルに上がるのがワークマンのバイク用レインウェアではないでしょうか。
次の段落でおすすめのレインウェアを紹介していきますが、「ワークマンのレインウェアより性能が高いか、低いか、コスパはどうか」という比較をしやすいように、ワークマンのバイク用レインウェアの「3レイヤー透湿レインスーツ BIKERS (バイカーズ)」の仕様を載せておきます。
耐水圧 | 20000mm |
透湿度 | 2000g/㎡/24h |
フード | 取り外し可 |
収納袋 | 有り |
価格 | 5800円(上下セット) |
耐水圧は申し分ないですが、正直「バイク用」として看板商品にするには透湿度が通勤レベルだと思います。
蒸れにくいとされている5000g/㎡/24hの半分以下なのでかなり蒸れやすいかと思います。
とはいえ上下セットで5800円はとても魅力的です。15分程度のバイク通勤、原付通勤であれば夏でも耐えられるかと思います。
ではバイク、原付におすすめのレインウェアを紹介していきます。
耐水圧10000mm・透湿度10000g/㎡/24h、何と言ってもお尻に縫い目がないのが最高!5000円以下で上下セット!
バイク用、原付き用のレインウェア最強のおすすめ
というバイク用品メーカーのメジャーブランドのレインウェアを紹介します。参考価格も記載しますが、価格は変動するので現在の価格はリンク先をみてみてください。
クシタニのレインウェア
引用元:https://www.kushitani.co.jp/
静岡県浜松市で始まったメーカー。
コストを落とすということはせず、「性能や品質がいいものをしっかり作る」という姿勢が強く、その歴史も相まって「職人気質」「一生もの」「レザー製品」「革ツナギ」「ベテランが愛用する」「老舗」というイメージがあるメーカーです。
K-3025 STRETCH RAIN SUIT
ジャケット耐水圧 | 20,000mm以上 |
ジャケット透湿度 | 5,000g/㎡/24h |
パンツ耐水圧 | 10,000mm以上 |
パンツ透湿度 | 8,000g/㎡/24h |
フード | なし |
収納袋 | あり |
価格 | 30800円 |
おすすめの用途 快適使用上限 | 一般道のバイクツーリング |
という点は「さすがクシタニわかっていらっしゃる」とかなり好印象です。
透湿度も高く、調整機能のおかげで夏でも冬でもバタつかず、快適にフィッティングすることができるので走行快適性はトップクラス。
しかし、価格が高いのと、パンツの耐水圧が高くないので少々気になります。お尻からジワジワ水が染みてきそうな感じかと思います。
大雨の高速道路以外のシチュエーションではかなり快適に使用することができます。
コミネのレインウェア
引用元:https://www.komine.ac/
実はバイクメーカーだったこともあるコミネ。
一時はその安すぎる価格設定からコミネ製品を愛用しているライダーを「コミネマン」と揶揄風潮もありましたが、最近は品質の良さが広まったせいか死語になっているようです。
「コスパが高い(全ブランドの中で一番)」「バイク用品界のワークマン」「老若男女に愛される」というイメージがあります。
RK-544 GTX スプリームレインウェア【ゴアテックス】
耐水圧 | 45000mm以上 |
透湿度 | 20000g/㎡/24h |
フード | なし |
収納袋 | あり |
価格 | 45000円 |
おすすめの用途 使用上限 | 大雨の高速道路バイクツーリング |
上腕、腰、裾にアジャスターがあるので夏でも冬でもバタつかず快適に走行できます。ゴアテックスのレインウエアなので文字通り桁違いな耐水圧と透湿度を誇りどんなシーンでも快適に走行することができます。
すべてのバイク用レインウェアの中で最上位モデルとも言える商品ですが、フードがついていないのがとても好印象。「このレインウェアを選ぶライダーはバイクのことをわかっているからフードはつけない方がいいだろう」という考えなのかもしれません。
ゴアテックスを使用しているので価格はとても高いですが、それ以外は完璧なレインウェアです。
RK-543 STDレインウェア
耐水圧 | 11000mm |
透湿度 | 記載なし |
フード | 収納可 取り外し不可 |
収納袋 | あり |
価格 | 7300円 |
おすすめの用途 使用上限 | 15分未満の原付通勤 |
シンプルなレインウェアでカラーとサイズ展開が豊富なのが良いです。
透湿度のアナウンスはありませんが、ほとんど蒸気を通さない素材。その上ベンチレーションのような換気システムがないので蒸れます。
フードは収納式なのでフルフェイスヘルメットだと干渉が気になるレベル。
付属のポーチは全サイズ共通な上、生地が厚いので殆どのサイズは袋に収まらないと思います。コンパクトにならないのでツーリングのお供にはおすすめできません。
「とりあえず通勤で濡れなきゃいい」という方には良いかもしれませんが、価格を考えるとワークマンのレインウェアを選んだほうが良いです。
シンプソンのレインウェア
アメリカのバイクアパレルブランドで、もともとは四輪用品の会社です。ヘルメットメーカーとしては間違いなくアメリカのハイブランドですが他のアパレル、ジャケットとなると格段に格好悪く見えてしまいます。というか、事実ものすごく格好悪いです。
SIMPSON RAIN SUIT
耐水圧 | 15000mm |
透湿度 | 5,000g/m2/24 |
フード | なし |
収納袋 | あり |
価格 | 13440円 |
おすすめの用途 使用上限 | 一般道のバイクツーリング |
上腕・ウエストに調整機構があり、バタつき防止してくれます。裾にはヒートガードがあり、バイクをレインウェアを守ってくれる点が良いです。
耐水性、浸透圧もバイクツーリングに使える下限ですが、数字は満たしています。コンパクトに収納できるのでツーリングのお守りとしてはシンプソンデザインを許容できる方にはちょうどいいと思います。
カドヤのレインウェア
引用元:https://ekadoya.com/photolog/detail/32790
東京・浅草で創業した日本のメーカー。元々は洋服屋。未だに時代が追いついていない「バトルスーツ」のイメージが強烈ですが、バトルスーツを一旦置いておくと「革ジャン」「職人気質」「江戸っ子」「オーダーメイド」「渋い」「老舗」というイメージ。
K’S RAIN T-4
耐水圧 | 15000mm |
透湿度 | 10000g/m2/24 |
フード | なし |
収納袋 | あり |
価格 | 19800円 |
おすすめの用途 使用上限 | 一般道のバイクツーリング |
ウエスト、袖口、上腕、パンツ裾に調整機構があり、フィッティング性能を高めています。バイク乗りが大好きなカモフラデザインな点も評価が高いかと思います。
悪いところがなく、バランス感覚の優れた良いレインウェアです。
RSタイチのレインウェア
引用元:https://www.rs-taichi.co.jp/history/
大阪府大東市で創業した日本のブランド。レーシングブランドですが、プロテクションを重視し、価格も高すぎず初心者にもとっつきやすいブランド。日本人の体格に合っているのでサイズ選びで海外ブランドよりは悩まずに済みます。「東のコミネ、西のタイチ」「カジュアル」というイメージで若いライダー、スポーツタイプのバイク乗りに支持されている感じがします。
RSR048|DRYMASTER レインスーツ
耐水圧 | 20000mm |
透湿度 | 15000g/m2/24 |
フード | なし |
収納袋 | あり |
価格 | 16280円 |
おすすめの用途 使用上限 | 一般道のバイクツーリング |
極めて優秀なレインウェア。耐水圧と透湿度、価格を見ただけで即決レベルです。RSタイチ独自素材ドライマスターを使用していますが、独自に優秀な素材を持っていると他社との差が明確になりますね。
腰・袖・裾に調整機構があるなど、欲しい機能はすべてそろっています。フードがないのも好印象。
悪いところがないですね。性能と価格のバランスが素晴らしい、もっともコスパが良いレインウェア。
RSR046 | レインバスター レインスーツ
耐水圧 | 不明 |
透湿度 | 不明 |
フード | なし |
収納袋 | あり |
価格 | 9790円 |
おすすめの用途 使用上限 | 15分未満の原付通勤 |
DRYMASTER レインスーツに力を入れすぎたのか、こちらのレインウェアは耐水圧、透湿度などのアナウンスが一切ありません。「バイク用品メーカーのレインウェアを通勤に使いたい」という方にはおすすめできますが、それ以外の方にはワークマンのレインウェアをおすすめします。
レインウェアについてよく調べないユーザーや通勤目的のユーザーはこちらのレインウェアを選ぶでしょうし、よく調べるドライマスターを購入する可能性のあるユーザーにとってはダミー選択肢(劣った選択肢を敢えて用意してより買って欲しい選択をさせる)となるので一石二鳥なレインウェアなのだと思います。
この記事を読んでいる「よく調べるユーザー」のあなたにはRSR048|DRYMASTER レインスーツがおすすめということです。
イエローコーンのレインウェア
引用元:https://yellowcorn.shop/?tid=2&mode=f4
東京・世田谷にある日本のバイクアパレルブランド。
YBR-903 レインスーツ
耐水圧 | 10000mm |
透湿度 | 5000g/m2/24 |
フード | 着脱式 |
収納袋 | あり |
価格 | 10,780円 |
おすすめの用途 使用上限 | 15分未満の原付通勤 |
耐水圧を考えると原付での使用が快適に使える限界になるかと思います。小雨程度であればバイクツーリングの一般道でも問題ないです。透湿性は高いので、通勤用と考えればかなり快適な部類に入るレインウェア。とはいえ、いつものイエローコーンのデザインを許容できる方に限ります。
ここから紹介するメーカーのレインウェアは耐水圧、透湿度のアナウンスがされていません。ユーザーに検討の材料を届けないのは企業の怠慢だと思いますのでわざわざそんなメーカーのレインウェアを使う必要はないですが、あなたが不要な検索をしなくて済むように、主要バイク用品メーカーのレインウェアをすべて網羅したいので載せておきます。
ダイネーゼのレインウェア
引用元:https://www.dainesejapan.com/
イタリア ヴィツェンツァ モルヴァーナで創業したバイクアパレルメーカー。
ロゴは悪魔を模しています。 往年の世界グランプリレーサーが着用していたのでレースのイメージが強いです。海外の中では一番の高級ブランドではないかと思います。
ダイネーゼ製品は「一定の技量がないとチグハグに見える」と感じてしまうので初心者の方にはおすすめしません。レースからフィードバックされたプロテクションシステムを採用しているのでまったり走るようなアメリカンやレトロタイプとも相性は良くないですがイタリアのSSとはかなり合います。
STORM 2 UNISEX
耐水圧 | 不明 |
透湿度 | 不明 |
フード | 収納可 |
収納袋 | 不明 |
価格 | ジャケット 18150円 パンツ 13200円 |
おすすめの用途 使用上限 | 情報が少ないため非推奨 |
ダイネーゼらしいスタイリッシュなデザインでかっこいいですが、耐水圧や透湿度の情報が一切ないので非推奨です。
ダイネーゼは品質が高く、信頼性のあるメーカーなのでダイネーゼファンの方は使って後悔するということはないと思います。
VR46 RAIN JACKET
耐水圧 | 不明 |
透湿度 | 不明 |
フード | 不明 |
収納袋 | 不明 |
価格 | 15950円 |
おすすめの用途 使用上限 | 情報が少ないため非推奨 |
超軽量の折りたたみ式レインジャケット。手首と袖に調節機能があります。
STORM JACKET
耐水圧 | 不明 |
透湿度 | 不明 |
フード | 収納可 |
収納袋 | 不明 |
価格 | 21890円 |
おすすめの用途 使用上限 | 情報が少ないため非推奨 |
反射材の視認性が最大の特徴というかわったレインウェア。縫い目がないシームレスデザインでストレッチ素材をしようしているので動きやすいのに雨が染み込みにくいです。とはいえ耐水圧は不明。
Rain Suit
耐水圧 | 不明 |
透湿度 | 不明 |
フード | 収納可 |
収納袋 | あり |
価格 | 24200円 |
おすすめの用途 使用上限 | 情報が少ないため非推奨 |
これといった特徴がない普通のレインウェア。シンプルなものを用意したい方にはいいのかもしれませんがスペックがわからないのに価格は高いのでおすすめしません。
上下別々に購入することともできます。
ラフアンドロードのレインウェア
引用元:https://www.rough-and-road.co.jp/sports/company.html
横浜で創業したバイクアパレルブランド。元々はタイヤ屋さん。
例えば「グローブにワイパーがついている」など旅ライダーが「あったらいいな」というちょっとした工夫をしてくれているブランド。
グライドレインスーツ
耐水圧 | 不明 |
透湿度 | 不明 |
フード | なし |
収納袋 | あり |
価格 | 5500円 |
おすすめの用途 使用上限 | 情報が少ないため非推奨 |
コスト優先ですが本格的なレインスートの機能を持っています。ラフロのオプションインナーをつけることができるのでえオールシーズン使えるとのこと。
とはいえスペックが不明なのでワークマンの方がいいかもしれません。
デュアルテックスコンパクトレインスーツ
耐水圧 | 不明 |
透湿度 | 不明 |
フード | なし |
収納袋 | あり |
価格 | 7,594円 |
おすすめの用途 使用上限 | 情報が少ないため非推奨 |
ラフロのレインウェアの中でもっともコンパクトに収納できるものです。お守りとしてツーリングバッグの下のほうに常備するにはいいかもしれません。
デュアルテックスBIBレインスーツ
耐水圧 | 不明 |
透湿度 | 不明 |
フード | なし |
収納袋 | 不明 |
価格 | 13,200円 |
おすすめの用途 使用上限 | 情報が少ないため非推奨 |
背中のファスナーを開くとウエアが拡張し、リュックを背負ったまま使用できるすぐれものです。これぞラフアンドロードの真骨頂という感じのレインウェア。
こういうアイディア商品を開発できるのがラフアンドロードです。耐水圧、透湿度がアナウンスされていないのが悔やまれますね。
デュアルテックスレインスーツ
耐水圧 | 不明 |
透湿度 | 不明 |
フード | 着脱式 |
収納袋 | あり |
価格 | 9,800円 |
おすすめの用途 使用上限 | 情報が少ないため非推奨 |
ラフロのオプションインナーを装着できます。コミネっぽいデザインですね。
ラフレインコート
耐水圧 | 不明 |
透湿度 | 不明 |
フード | なし |
収納袋 | あり |
価格 | 6,600円 |
おすすめの用途 使用上限 | 情報が少ないため非推奨 |
スクーターようのレインウェアです。パンツを履くのが面倒な原付の方にはおすすめ。足元が濡れないように防水スパッツが付属します。ラフロは気遣いができるメーカーです。スペックをアナウンスしてくれないですが・・・
バイク用レインウェア比較表
ここまでで現在手に入れることができる、主要バイク用品メーカーのレインウェアはすべて紹介しました。
比較検討が楽になるように一覧表にまとめておきます。なお、耐水圧と透湿度をアナウンスしていないメーカーのものは省きます。
レインウェア | 耐水圧 | 浸透度 | 参考価格 | 用途 |
K-3025 STRETCH RAIN SUIT クシタニ ()内はパンツ | 20,000mm (10,000mm) | 5,000g/㎡/24h (8,000g/㎡/24h) | 30800円 | 一般道のバイクツーリング |
RK-544 GTX スプリームレインウェア コミネ | 45000mm | 20000g/㎡/24h | 45000円 | 大雨の高速道路バイクツーリング |
RK-543 STDレインウェア コミネ | 11000mm | 記載なし | 7300円 | 15分未満の原付通勤 |
SIMPSON RAIN SUIT シンプソン | 15000mm | 5,000g/m2/24 | 13440円 | 一般道のバイクツーリング |
K’S RAIN T-4 カドヤ | 15000mm | 10000g/m2/24 | 19800円 | 一般道のバイクツーリング |
RSR048|DRYMASTER レインスーツ RSタイチ | 20000mm | 15000g/m2/24 | 16280円 | 一般道のバイクツーリング |
YBR-903 レインスーツ イエローコーン | 10000mm | 5000g/m2/24 | 10,780円 | 15分未満の原付通勤 |
- RSタイチ RSR046 | レインバスター レインスーツ
- ダイネーゼの全レインウェア
- ラフアンドロードの全レインウェア
レインウェアを長持ちさせる最強の手入れ方法
レインウェアを使ったら都度浴室乾燥にかけてください。
浴室乾燥がない場合はタオルを当ててアイロンがけをすれば撥水力が戻ります。
毎回洗う必要はないと思います。撥水力が大きく落ちてきたと思ったら浴室乾燥orアイロンがけをするようにしましょう。
この方法で撥水力が回復する根拠は下の記事で詳しく解説しています。
雨の通勤を快適にするアイテム
ツーリングの用に「急な雨に備える」ではなく、出発前にすでに雨が降っていて、濡れることが確定している通勤通学のときに使えるアイテムを簡単に紹介します。
クリアシールドのフルフェイスヘルメット
雨が顔に当たると30km/hでもまともに目を開けていられません。
50km/hになる前に顔が痛くなって運転どころではなくなるので必ずフルフェイスのヘルメットを被るようにしましょう。
雨の日は視界が悪くなるのでスモークやミラーシールドと比べてもっとも視界を確保できるクリアシールドがおすすめです。
雨の日はシールド内が曇りやすくなるので事前に中性洗剤と内側に塗れば曇りを防止、外側にシリコンスプレーを塗れば水滴がつきにくくなります。
こういったヘルメットメンテナンスに「ヘルメット用曇り止め」などといったヘルメット専用のケミカルは一切必要ありません。
防水グローブ
たかだか片道数十分の街乗りのために防水のバイク用グローブを買うのも癪ですし、バイク用の防水グローブは厚手で操作性が落ちるのでなるべく薄めで防風防水機能があるものであればなんでもいいと思います。
わざわざ高価なバイク用を買う必要はないと僕は思います。
安全長靴
普通の長靴だとシフト操作ですぐに傷んでしまうので鉄板入りの安全長靴がおすすめです。操作性は落ちますが雨の街乗りでバイクに楽しんで乗ることもないので操作性は無視しましょう。
ショート丈の長靴の方が足首を動かすときの操作性の悪さによるストレスが若干減るのでショート丈をおすすめします。
長靴の中にレインウェアを入れるとレインウェアを伝って薄いが入ってくるので、レインウェアは必ず長靴の外にくるように履きましょう。
レインウェアを外にしないと靴下が濡れます。
ターポリン生地のリュック
ポンチョに隠れるのでほとんど濡れないリュックですが、リュック自体も水に強いに越したことはありません。
リンクのリュックは僕が使っているものですが、正直同じようなサイズのターポリン生地のリュックがワークマンに2000円くらいで売っています。
僕は「排水のドレイン」がついているのがかっこよくてこれにしましたがこだわらない方はワークマンのリュックでいいです。
7年位使っています。丈夫です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
たくさんのバイク用品メーカーから、様々なレインウェアが販売されていますが、こうして比較してみると使用するべきレインウェアはたったの2つ+1つであることがわかります。
中にはリュックを背負えるものなど、工夫を凝らしたものではない場合は耐水圧と透湿度で決めてしまっていいと思います。
ライダーを濡らさないことがレインウェアの仕事だからね。
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