okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は、
という方ではないでしょうか。
ヘルメットの解説記事はだいたい・・・
前のモデルと比較してー
(前のモデル使ってないんだよなぁ・・・)
シェルは高濃度ギャラクシーポリマースペシャルを使ってーファイナルアポカリプスシールド開閉システムを採用しー
(そんな難しいこと気にしてないんだよなぁ・・・)
ということが多いですよね。これらの情報は我々パンピーライダーにはそれほど重要ではありません。せいぜい
重くないかな?
規格は?
ベンチレーションは大丈夫かな?
いくらくらいするのかな?
バイザー内蔵してるのかな?
他のモデルとはなにが違うのかな?
程度の情報で十分ですよね。ということでこの記事では、
ということについて解説していきます。
KYTとは?
KYTとは、1998年にインドネシアに本社をもつ新興ヘルメットメーカーでインドネシア国内では8割のシェアを占めています。
ヘルメットの生産はジャカルタに本社をもつTCK株式会社が行っているようで、KYTはTCK内のプロジェクトのようですね。歴史の浅いKYTに対して母体のTCKは30年以上の歴史を持っています。
KYTは2014年には破産したスオーミー買収し、スオーミーブランドの存続を助けました。
買収後はスオーミーが技術提供し、開発やデザインをしているのでヘルメットにもスオーミーのノウハウが詰め込まれています。
motoGP(オンロード)やMXGP(モトクロス)、EWC(エンデューロ)など世界的なレースでKYTを被ったライダーが入賞し、品質の硬さを証明してます。
ヨーロッパではスオーミーがKYTの正規販売代理店になっているのでヨーロッパでの認知度は高め。
本社工場はSG認定工場としてインドネシア初の承認を受けているので、今後日本でもシェアを伸ばしてくる可能性が非常に高いメーカーです。
スオーミーが関わってるのにオフロードヘルメットが人気なのがなんとも言えない!!
KYTのフルフェイスヘルメット
頭全体を包み込むのがフルフェイスヘルメット。覆う範囲がもっとも広いので安全性に優れ、走行風をうまく流すことができるので高速走行時の安定性や疲れにくさ、静寂性に優れています。
ヘルメット内部の空気や湿気を積極的に排出するベンチレーション機能が高いモデルが多いのも特徴。
一方で他のヘルメットよりも視野が狭い、脱着しにくい、夏は熱がこもりやすいなどのデメリットもあります。
スーパースポーツやスポーツタイプ、ネイキッドやモタードなど幅広いバイクに似合うので、趣味としてバイクに乗るライダーの間では断トツに使用率が高いバイクヘルメットです。
KYT:KR-1
- motoGPのテクノロジーを盛り込んだ軽量モデル
- KYTのフラッグシップモデル
- 内装着脱可
- SG規格 MFJ公認
KYTのスポーツジェットヘルメット
ベンチレーション機能とシールドがついているジェットヘルメットをスポーツジェットヘルメットと言ったりします。
比較的新しいタイプのヘルメットで、ストリートジェットヘルメットよりも高速走行性に優れているのでロングツーリングにも向いています。
高速域を得意とするスーパースポーツやメガスポーツや、低速域を得意とするモタードやオフロードバイクには似合いませんが、中速域やロングツーリングを楽しむスポーツタイプ、ネイキッド、アドベンチャー、スクーターなどのバイクに似合います。
KYT:Cougar Helmet
- 内装着脱可
KYTのシステムヘルメット
フルフェイスヘルメットのアゴ部分を上に持ち上げることができ、ジェットヘルメットのようになるのがシステムヘルメット。インナーバイザー(サングラス)をヘルメット内に仕込んでいるタイプもあります。
たくさんの機能がついていてフルフェイスとジェットヘルメットのメリットを両立しているように見えますが、アゴ部分は可動式なので強度はフルフェイスより劣り、顎を上げて走ることはヘルメットメーカーが禁止しているので、冷静に考えるとシステムヘルメットの機能は限定的になります。
ロングツーリング向けに紹介されることが多いですが、帽体は大きく、重くなるので「疲れやすい」「走行風の影響を受けやすい(可動部部による風切り音など)」などというデメリットも多いので、購入の際は自分のツーリングスタイルなどをよく考えて検討する必要があります。
KYT:NF-R
- インナーサンバイザー
- 専用PIN LOCK装着可能
- 内装着脱可能
- ミラー・スモークオプションシールドあり
- ABS樹脂
- SG規格
サイズ感は日本のメーカーさんと同等で選んで問題ないです。極端なキツさはなく長時間被っていても疲れません。個人的な好みではチークパッドがもう少しキツくてもいいかなと思います。
引用元:webike
強いていうとベンチレーションはNOLANやSHARKに比べ弱いかなと感じました。
引用元:webike
KYTのオフロードヘルメット
頭をすべて覆うのでフルフェイスヘルメットに分類されますが、オフロード(林道などの未舗装路)走行に特化しているのがオフロードヘルメット。シールドではなく、ゴーグルで目を守るタイプのヘルメットです。
ゴーグルなので視界が狭く、ヘルメットの着脱が少々面倒で、バイザーとチンガードは風を受けやすいので高速走行には不向きですが、バイザーは日除け・泥除け・顔を地面に打ち付けないためのプロテクターになり、大きく突き出たアゴ部分は息の上がるオフロード走行での息のしやすさを確保・バイザーと同じくプロテクターの役割もしています。
オフロードバイク専用のヘルメットではありますが、オフロードバイクの流れを汲むモタードやアドベンチャーバイクにもスタイル的にはとても良く合います。オンロードメインのツーリングでも高速道路を使用しないのであれば良い選択の一つになるでしょう。
KYT:STRIKE EAGLE ストライクイーグル
- 内装着脱可
- 空気抵抗の少ないエアフロー形状
- SG規格、MFJ公認
- あご紐Dにリング式
- 日本仕様は素材から見直されてた特別仕様
ストライクイーグルの重さは?
ストライクイーグルの購入を検討している方がもっとも気にするのが重さ、重量かと思います。海外仕様のものは999g、日本仕様のものは1.35kgなどという情報に接しましたが、口コミを確認する限りあらゆるオフロードバイクの中でも最軽量の部類に入ることは間違いなさそう。
国産ヘルメット アライ・ショウエイのサイズに似てる。
引用元:webike
激軽。
引用元:webike
オプションで内装がありますが、例えば、「帽体は3サイズあって、MとLは同じ帽体で、内装でサイズを変えています。」と言うことであれば、その情報をアナウンスしてほしい。
引用元:webike
KYTヘルメットサイズ表とサイズ感
サイズ表記 | XS | S | M | L | XL |
頭の外周(cm) | 53~54 | 55~56 | 57~58 | 59~60 | 61~62 |
KYTは日本と同じアジアの国にあり、工場はSG認定工場としてインドネシア初の承認を受けているので海外メーカー独特の「1~2サイズ」という選び方をする必要はなさそう。
実際口コミをみても「アラショーと同じサイズ感」というものがあったので安心して選ぶことができます。
おすすめのKYTヘルメットまとめ
いかがでしたでしょうか。
KYTのヘルメットに関して網羅的に解説しました。この記事があなたのバイクライフを少しでも楽に、楽しくするお手伝いができたのであれば嬉しく思います。
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