okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いたあなたは
という方ではないでしょうか。
この記事は
という方のみを対象とした記事です。
つまり、「バッテリーには問題がないはずなのに、寒いときだけバイクのエンジンがかからなくなる」という方です。将来的に大型バイクに乗る可能性のある方は知識として知っておいて損はないのでぜひ読んでいってみて下さい。
この記事では
ということについて解説していきます。
寒い冬にバイクのエンジンがかからなくなる原因
バイクはセルモーターでクランクシャフトを強制的に回転させて、シリンダー内のピストンを上下運動させることで指導します。
バイクのエンジンをかけるにはセルを回して冬の寒い日だけエンジンがかかりにくくなる原因は主に2つ、
それぞれ簡単に解説します。
エンジンオイルが固まっている
油分であるエンジンオイルは寒いと固くなり、暖かいと柔らかくなる性質を持っています。冬の寒い朝などにエンジンをかけようとすると、固くなっているエンジンオイルはピストンやクランクシャフトの動きの抵抗になるのでエンジンがかかりにくくなります。
寒さでバッテリーの畜電力が弱まっている
バッテリーの放電力は寒さで弱くなります。始動直前に新品バッテリーに交換したり、トリクル充電をしていても放電力が弱まっている上に、固くなっているエンジンオイルという抵抗があるので「クランクシャフトを回すための最初の一発」の力を発揮することができなくなっています。
要は最初の一発さえ回ってくれりゃいいのよ!
電圧は気温25℃のときに100%の性能を発揮し、気温が1℃下がるごとに1%性能が下がったりします。
寒い冬にセルは回るけれどエンジンがかからないのはバッテリー上がりではないかもしれない
「セルは回るけれどバイクのエンジンがかからない」というのは典型的なバッテリー上がりの症状なので、
え?バッテリー上がり?新品バッテリーが不良品だった?
うまくトリクル充電できてなかった?バッテリーの寿命?
と考える尚早です。
バッテリーの管理を適切に行なっていて、他の原因も思いつかない場合は「最初の一発の力不足」として問題解決に取り組みましょう。
寒い冬にセルはまわるけどエンジンがかからない問題の解決方法
問題解決法法は2つ、
それぞれ解説します。
エンジンをかける動作を繰り返してエンジンオイルを暖める
固まったエンジンオイルを少しずつ溶かして、柔らかくする日本的な手法です。お寿司好きの方におすすめです。
エンジンがかからなくても、「キーオン→セルスイッチオン→キュルキュル/ガチガチ/ガガガ」の始動作法を繰り返すと少しずつエンジンは暖まってエンジンオイルを柔らかくしてくれます。
連続でセルを回すと本当にバッテリー上がりを起こしてしまうので、5分おきに作法を繰り返しましょう。
5分おきにやってもエンジンがかからなければ最終的にバッテリー上がるけどな。
ジャンプスターターで「最初の一発」を繰り出す
リスキーでチマチマやるよりも「最初の一発さえ出ればいいんだろ!」というアメリカ的な考えの手法です。ハンバーガー好きにおすすめです。
やり方はとても簡単で、ジャンプスタートさせれば一発でエンジンがかかります。
ジャンプさせる方法は車のバッテリーにつないでもいいですし、モバイルバッテリー型のジャンプスターターでも良いです。
ジャンプスタートはバッテリーに負担をかける・・・という意見もありますが、そもそもエンジンをかけられないバッテリーには少し罰を与えて反省してほしいのでガンガン使いましょう。(特殊な考え方の人です)
ツーリングの途中でもバッテリーが上がるようならオルタネーターかレギュレーターを疑う
ジャンプスターターでめでたくエンジンが始動し、ルンルンでツーリングに向かうことができます。
万一休憩開けにまたエンジンがかからないようでしたらバッテリーではなく、オルタネーターかレギュレーターが逝っているのでレッカーを呼びましょう。
ツーリングの荷物が増えるのは超嫌ですが、ジャンプスターターで始動した後は念の為、持っていったほうがいいかもですね・・・
宿泊ツーリングのときは持っていくべきだね。もしかしたらツーリング仲間が同じ症状になることもあるかもしれないし!
寒い冬にエンジンがかかりにくいバイク
ちなみに、大排気量で気筒数が少ないバイクの場合はこの症状が出やすいです。
大排気量、小気筒数だと回さなければならないピストンが大きくなるので、「最初の一発」により大きな必要な力が必要になるためです。
また、日本の寒い気候に対応していない、設計が古い低年式の海外メーカーのバイクでこの症状が出やすいように感じています。
また、純正バッテリーから社外のバッテリーに変えたときにも起こりやすいと思います。
純正バッテリー高いんだもん。
実際に僕にこのトラブルが起きたときの話です。
V型984cc
もしもーし。ごめん。バイク寒くて動かねーや。今日行けないわ。
win氏
バッテリーすか?セル回ります?
多分バッテリー。夏に社外バッテリーに変えて、乗らないときはトリクル充電してて、昨日の夕方は全然乗れたんだけど。セルは回るんだけどね。
win氏
僕のも最近朝かからないんでジャンプスターター積んでますよ。今から行きますねー。
すげーな!無宗教なのに求めたら与えられたわ!コーヒー淹れて待ってるね!
win氏
はーい(潰れたバイクメーカーのバイク乗ってんだからそれくらい持っておけや!)
その後、暖気しているバイクの横で「高年式の国産バイクに乗り換えるのがてっとり早いよね」という話をして出発しました・・・。
事前充電が不要で10年以上使えるものです。少々高価ですが寿命を考えるとコスパはとても高いです。
信頼のフィリップス。悪いレビューがほとんどありません。
事前充電が不要で10年以上使えるものです。少々高価ですが寿命を考えるとコスパはとても高いです。
信頼のフィリップス。悪いレビューがほとんどありません。
冬のLツインを毎週始動させています。僕もお世話になったことがあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
という内容の記事でした。
純正バッテリーにすりゃいいような気もするけど・・・
純正バッテリーが安い方は純正の方がいいかもしれません。僕のような「社外と純正の価格差が5倍」という方は冬だけジャンプ・・・という方法もありかもしれませんね。
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