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この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。たくさんのバイク用品メーカーからサイドバッグが販売されていますがその中でも大人気なのがデグナーとタナックスの2メーカーです。
「サイドバッグ」と併せて検索されているバイク用品メーカー名はこの2つがぶっちぎりなんです。多くの人が調べているということはそれだけ人気ってことです。
正直、バイク用のバッグ系の製品であればほとんどバイク用バッグ専門メーカーと言ってもいいタナックスの方が格上だと思っていましたが、この2メーカーを比べてみるとなるほどデグナーはこういうバイク用のサイドバッグに力を入れているのね!ということが見えてきましたのでサイドバッグの解説とともに情報を共有していきます。この記事では、
という内容を解説していきます。
時間がない方のために、先にこの記事をギュッとした結論をお伝えすると
レザーが得意なサドルバッグのデグナーはタンデムしなくてもアメリカンやクラシックにおすすめ!
ポリエステルなサイドバッグのタナックスはスポーティなバイクにおすすめ!タンデムしないならシートバッグの方がおすすめ!
バッグが溶けないようにステーは付けよう!
という感じです。
サイドバッグとは?
サイドバッグとは文字通り、バイクのサイドに装着されるバッグのこと。タンデムシートを挟んで左右両方につけられる場合と、どちらか片方に付けられる場合があります。
サイドバッグとサドルバッグの違いは?
サイドバッグのことをサドルバッグと呼ぶこともありますがこの2つは全く同じものを意味しています。サドルとは「(乗馬のための)鞍」の意味でバイクの鞍(タンデムシート)に取り付けるのでサドルバッグと呼ばれます。
鉄馬的な!?
サイドバッグとパニアケースの違いは?
サイドバッグと似たものにパニアケースがありますが、パニアは「対になったもの」という意味があるので厳密には左右対に設置されたものを指します。それに対してサイドバッグは片方でもサイドバッグと呼ばれます。ちになみにパニアとはロバやラクダに荷物を運搬させるときに左右対称につけられていたカゴのことを指す言葉でもあります。
バイク用品としてのパニアケースは主に樹脂製など硬い素材のバッグを左右に取り付けたものを言います。
パニアケースは荷物満載の長旅要素が強そうね!
バイクでサイドバッグを使うメリット
「バイクに荷物を積む」というと当たり前のことのように思うでしょうが、例えばリュックやウエストバッグなどは「ライダーに荷物を積む」ので疲れやすくなったりバイクの操作がしづらくなります。タンクバッグは特に前傾姿勢のバイクでは胸に当たってライディングの邪魔をするので、実は「まともに荷物を積む」という当たり前のことができるバッグは限られているのです。
シートバッグもまともな部類に入りますが、タンデムシートを占領するのでタンデム時は使うことができません。
タンデムにも対応し、さらに見た目がかっこいいのはサイドバッグとパニアケース、トップボックスくらいなのです。
バイクでサイドバッグを使うデメリット
サイドバッグは車体の左右に張り出すので多少すり抜けがしづらくなります。特にパニアケースのように大型のサイドバッグでその影響は大きくなります。
また、左右のバランスをとって荷物を詰めないとバランスを大きく崩し、ライディングの操作感を大きく変えてしまうこともあります。
サイドバッグがおすすめの車種やライダー
サイドバッグは左右に張り出すデザインなのでバイクの操作感に影響がでます。バイクでのスポーツ走行をバイク趣味の真ん中に置いている人や走る楽しみのために作られた様なSSでやスポーツタイプ、モタードやスポーツネイキッドモデルでタンデムツーリングをしない方はサイドバッグではなくシートバッグを使用した方が良いです。
だってサイドバッグの方がシートバッグよりたくさんものが入るでしょ?
実は大型のサイドバッグでも左右合わせて70L程度であることが多いです。大型のシードバッグは75L程度あるので実は見た目ほど積載量は多くないんです。
逆にアメリカンやクラシックタイプ、原付などでトコトコツーリングを楽しむ方は機能的にもスタイル的にもサイドバッグはおすすめです。
サイドバッグのサイズの選び方
サイドバッグは大きすぎるとライディングへの影響が大きくなりますし、小さすぎると入れたいものを入れられなくなります。僕の経験値で恐縮ですが下の表を参考にサイズを選んで頂ければ幸いです。
ちなみに僕はタンデムツーリングを絶対にしない人なので下の表はライダー1名分の数字になります。
容量(左右合計) | シーン |
2L | 貴重品のみ |
8L | お土産を買わない日帰りツー余裕 |
20L | お土産を買う日帰りツー 1泊2日ホテルツー余裕 |
40L | 1泊2日キャンツー 3泊4日ホテルツー余裕 正直洗濯すれば何泊でも余裕 |
60L | お土産にプレステ買って何泊でも余裕 |
サイズ以外にもサイドバッグがチェーンに巻き込まれたり、マフラーで溶けてしまうことを防止する専用のステーも使いましょう。ステーがないと危険なだけでなくバッグがクタッとするので見た目もかなりかっこ悪くなります。
デグナーのサイドバッグの特徴
引用元:https://www.degner.co.jp/
デグナーは京都で創業した日本のバイク用品メーカー。 デグナーとは鈴鹿サーキットの第8、第9コーナーで構成させるテクニカルなデグナーカーブに由来しています。鈴鹿サーキットができたてほやほやのときにデグナーさんがここで転倒したことに由来します。1987年にレーシングスーツメーカーとして京都で創業しました。レーシングスーツ作りのノウハウを生かして、各種バイク用品をライダーに供給し続けています。
デグナーの製品は比較的安価ですが作りがしっかりしています。派手さはないのでバイク初心者やベテランにも人気があります。元々はレーシングスーツメーカーですがレースのイメージはなく、落ち着いたデザインの用品を多数販売している信頼できるバイク用品メーカーです。
そんなデグナーはレザーレーシングスーツ作成のノウハウを生かしてか、革のサイドバッグ、雨天走行に強い合皮のサイドバッグを多数作成しています。これがデグナーがサイドバッグで人気のもっとも大きな理由です。
デザイン重視で革のサイドバッグを使いたい方はデグナーのものを選ぶのが間違いないでしょう。
デグナーはなんとなくサドルバッグって感じがするわね!デグナーはレザークラフト教室もやってるらしいわ!
ハーレーにおすすめのデグナーサイドバッグ
- 容量:20L(最大)
- 素材:牛革
- 付属品:取り付けベルト×2・レインカバー×1
- 容量可変
- ウィンカー移設不要
- バッグボード標準装備
レブル250におすすめのデグナーサイドバッグ
- 容量:13L
- 牛革
- レインカバー
- レインカバー、ステーセット付属
- レブル250/500専用品
GB350におすすめのデグナーサイドバッグ
- 容量12L
- 合皮・ナイロン
- 取り付けベルト・レインカバー付属
- ドリンクホルダー
SR400におすすめのデグナーサイドバッグ
- 9-17L可変
- バッファローレザー
- レインカバー付属
W800におすすめのデグナーサイドバッグ
- 容量7.5L
- 牛革
- 取付けベルト×2本、専用レインカバー付属
スーパーカブ、クロスカブ、ハンターカブにおすすめのデグナーサイドバッグ
- 容量:10L
- 合皮・ナイロン
- 取り付けベルト・レインカバー付属
モンキ-125におすすめのデグナーサイドバッグ
- 容量不明
- 天然革
- バッグ、ストラップ、ステーのセット
タナックスのサイドバッグの特徴
引用元:タナックス
タナックスは1995年に創業した千葉県の企業。もともとは自転車ようのバックミラーを作っていましたが1977年に発売したバイク用のナポレオンミラーが大ヒット。1980年には自動車専用ブランドFIZZを立ち上げ、その後バイク用品専用ブランドmotoFIZZを立ち上げました。
motoFIZZの中でもバッグの使い方はライダーから高い評価を受けていて、ナイロン製のバッグに関しては他のメーカーの追従を許さない製品を作り続けています。ちなみに僕もmotoFIZZのシートバッグを2種使っています。
タナックスはデグナーとは違い、スポーツタイプなどに似合うナイロン製のソフトなサイドバッグを得意としていて機能性を重視した使いやすいサイドバッグがレザーが似合わない「アメリカンやクラシックタイプ以外」のバイクに乗るライダーから圧倒的支持を受けています。
タナックスはサドルバッグって感じよりサイドバッグって感じね!
正直タナックスのサイドバッグを選ぶ層の方は、タンデムをしないのであればシートバッグの方が断然おすすめです。
詳しく知りたい方はおすすめのシートバッグをまとめている記事を読んでみて下さい。
CB250Rにおすすめのデグナーのサイドバッグ
- 容量:15.0L(片側)
- 貼り出したシートカウルにもネオプレン素材が自由に変形してマルチにフィット
- 小型~中型車対応のサドルバッグ
- タンデムは無理そう?
Vストローム250におすすめのデグナーのサイドバッグ
- 容量 :20L(片側)
- 素材:ポリカーボネート+1680D ポリエステル
- マルチフィット3D機能
- 着脱式防滴インナーポーチ付き
グロムにおすすめのデグナーのサイドバッグ
- 容量:22ℓ(片側11ℓ)
- セフティベルト、固定ベルト、防滴インナーポーチ付属
まとめ
いかがでしたでしょうか。サイドバッグの2大巨頭、革のデグナーとナイロンのタナックスを紹介した記事でした。
実際にツーリングにいっても、アメリカンの方などは革のサイドバッグを使っている方が多いですが、スポーツタイプやネイキッドの方はサイドバッグ使用率は低いです。みなさんシートバッグを使っています。そんな辺りも参考にしながらサイドバッグと上手に付き合っていけるといいですよね。
この記事があなたの役にたったのであれば嬉しく思います。
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