この記事ではバイク教習のコツを解説しますが、「予習した内容よりも教官の教えを優先できる」という方のみ読み進めてください。詳しくは>>>こちらの記事を読んでみてください。
okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
バイクの引き起こし同様
こんなもん「力技」だろう!
と考えているとうまくいかず、
コツを勉強してやってみるわ!
と、「テクニカルなこと」と考えると女性でもうまくいくのがセンタースタンドの扱いです。
この記事では
ということについて解説していきます。
僕は普通自動二輪免許、大型二輪免許の両方を延長なしのストレートで卒業し、且つ、「免許取得をとても楽しめた成人平均身長平均体重よりそれぞれちょっと上の成人男性」です。体格に恵まれない方、苦労して免許を取得した方や女性ライダーが書いている記事のように
あたし頑張って免許取ったよ!だからあなたも諦めないで!一本橋のコツは遠くを見ることよ!
という共感するための記事を書くことができません。ただ、問題を解決するため、気持ちを切り替えるための記事は書けるかもしれないので興味がある方のみ読んで頂ければと思います。
教習所でのセンタースタンドの立て方
先に教習所でのセンタースタンドの立て方を解説します。
サイドスタンドは出しっぱなしにしておく【教習所でのセンタースタンドの立て方】
万一センタースタンドを立てることに失敗したときのためにサイドスタンドは出しっぱなしで行いましょう。
キーはオフにしてエンジンはかけない【教習所でのセンタースタンドの立て方】
エンジンをかけると「ギアは1速に入れる」ができませんし、エンジンがかかっているとなんだかんだ危ないのでエンジンは切っておきます。
ギアは1速に入れる【教習所でのセンタースタンドの立て方】
ギアを1速に入れておくとリアタイヤが空転しないので、失敗したときにバイクが意図せず前進してしまうことを防ぐことができます。エンジンを切っている状態のバイクを動かしたくないときは1速に入れるクセをつけるようにしましょう。
バイクを直立させる【教習所でのセンタースタンドの立て方】
バイクを腰で押して直立させましょう。
つま先を後方に向けてセンタースタンドに足を乗せる【教習所でのセンタースタンドの立て方】
重心が離れないように左足はできるだけ右足に近づけるようにします。
バランスを崩さない程度に左足は寄せよう
センタースタンドの左右を地面につける【教習所でのセンタースタンドの立て方】
センタースタンドはUの字になっているので接地点が左右2箇所あります。
一気に踏んで設置させようとするとバランスを崩してしまうのでまずは「カタン・・・」と静かに左右の接地点を地面につけましょう。
左右の接地点が地面につくとバイクが左右に倒れる心配はなくなるよ
左手でハンドル、右手でリアバンパーなどを持つ【教習所でのセンタースタンドの立て方】
教習車にはリアバンパーがついているのでバンパーを握ると力が入りやすいです。
右足に体重を乗せ、背筋を伸ばして背筋で引き上げる【教習所でのセンタースタンドの立て方】
右足を踏ん張って背筋を伸ばし、伸びた背筋で右手を引き上げるイメージでセンタースタンドを立てます。
右足はセンタースタンドに足払いをかけるよに力をいれ、その反動で体全体が後方にずれるイメージでやると良いです。
ちなみに右腕自体の力はほとんど使わず、クレーン(上半身)でバイクを吊り上げているワイヤー(右手)イメージがいいかと思います。腕よりも筋肉量の多い背筋を使って引き上げることができます。
左手には力を入れる必要はありません。
もう完全にセンタースタンドに乗っちゃってください。
完全にセンタースタンドが立つまで乗り続ける【教習所でのセンタースタンドの立て方】
完全にセンタースタンドが立つまでその姿勢を維持します。このまでの方法でセンタースタンドを立てることができるはずですが、もしもこの方法で上がらなければ反動をつけたり下の「自分のバイクのセンタースタンドの立て方」からヒントを得てください。
「環境と車種を指定されていて、せいぜい1回しかセンタースタンドを立てない教習車のセンタースタンドの立て方」の解説はおしまいです。
ここからは「環境を自分で変えられるて、何度もセンタースタンドを立てるであろう自分のバイクのセンタースタンドの立て方」について解説します。
自分のバイクのセンタースタンドの立て方
砂の上や土の上でセンタースタンドを立てるとスタンドが滑ったり埋まったりするので不整地ではセンタースタンドを立ててはいけません。
自宅の庭などで整備のためにセンタースタンドを立てたい場合は接地点の下に敷板を用意しましょう。
教習車のセンタースタンドの立て方と違うところは「バイクを上げる」部分です。
教習のために一度だけセンタースタンドを立てればいい教習車の上げ方は「どんなバイクにも汎用的に使えるもっとも効果的な方法」です。
センタースタンドの取り付け位置やセンタースタンドに対するバイクの重心の位置などは車種や車体によって変わってきますが、先述の方法は「どんな車種でもだいたいうまくいく方法」です。
自分のバイクは何度もセンタースタンドで立てるので「そのバイクに最適化した方法」を見つける必要があります。
先程はバイクを上げるときに「センタースタンドに足払いをかけるような力」をかけましたが、自分のバイクの場合は完全に「斜め下」に力を入れます。
この「斜め下」の角度が車種によって変わるので、何度も繰り返しセンタースタンドを立てるうちに「もっとも効率的にセンタースタンドを立てられる角度」を見つけることができます。
教習車はこの角度を見つける前に課題が終わるから汎用的な方法でセンタースタンドを立てたほうが効率がいいってこと
自分のバイクなら色々な角度を試しながら経験を積み重ねられる。その結果汎用的な方法より楽にセンタースタンドを立てられるようになるよ!ってこと!
具体的には
右足を踏むときに入れる力の方向を斜めに入れてあげます。
うまくいかないときは足を着いている位置はそのままで、体全体を左に振ってから反動を使ってやるとうまくいきます。
この方法は練習すればするほどセンタースタンドをかけるのが楽になるので自分のバイクに対して行う方法としてはとても有効です。
右手はタンデムバーやタンデムベルトを掴みます。
自分のバイクのセンタースタンドをかける裏技
こちらも自分のバイクに対してしかできない方法です。
この方法を使うとセンタースタンドをすぐにかけることができます。
リアタイヤの下に厚さ2、3センチの板をリアタイヤの下に噛ませると、ものすごく楽にセンタースタンドを立てることができます。
これは教習車を引き起こすときに「バンパーのお陰でバイクは完全に横になっていないから引き起こしがすごく簡単」と同じ理屈です。
センタースタンドを立てるときは立てようとする一番初めに大きな力が必要ですが、すでにリアタイアが上がっている状態であれば「最初の大きな力が必要なパート」はすでに終わっているようなものです。
下に敷くものは2~3センチの厚さがあってタイヤを傷つけないものであればなんでも構いません。
板にはバイクを押して乗り上げてください。バイクにまたがったまま乗り上げるといつもと違う足つきになるので結構びびります。
センタースタンドの外し方
それぞれ簡単に解説します。
サイドスタンドは解除しておく【センタースタンドの外し方】
センタースタンドが外れるとバイクは勢いよく地面に設置します。サイドスタンドを出したままだとサイドスタンドが勢いよく接地してダメージを受けるだけでなく、接地した反動で右側にバイクが倒れてしまう可能性もあります。
キーはオフにしてエンジンはかけない【センタースタンドの外し方】
なんだかんだ危ないのでエンジンは切っておきましょう。
ギアはニュートラル【センタースタンドの外し方】
立てるときとは違ってギアはニュートラルにし、タイヤが回る状態にしておきます。接地した瞬間タイヤが止まってしまうと中途半端にスタンドが外れて逆に危ないことになることがあるためです。
左右のグリップを持つ【センタースタンドの外し方】
立てるときのような姿勢でセンタースタンドを外すこともできますが、接地後にブレーキをかけられるように左右のグリップをもつ方法の方が安全です。
体は進行方向にまっすぐ向ける【センタースタンドの外し方】
ハンドルを持っているのでバイクを取り回すときのように体は前を向きます。
反動をつけてバイクを押す【センタースタンドの外し方】
反動をつけてバイクを前に押します。ちなみにハンドルの真ん中を押したほうが力は伝わりやすいので左手はハンドルの真ん中を押してもいいです。
シートの後ろの方を押しすとシーソーのようにバイクが動くので、その反動を利用して前に押すのもありです。
センタースタンドが外れたらブレーキレバーを握る
接地の勢いでバイクが前進するのでブレーキを握りましょう。
センタースタンドはサイドスタンドより安定しない
センタースタンドの方が使うのに労力が必要だから安定してバイクを停められるでしょ??ちゃんとまっすぐバイクが立っているし・・・
という方のために図解します。
センタースタンドでバイクを止めた場合
センタースタンドでバイクを止めた場合、接地している箇所は
です。
前輪は回転しますし、センタースタンドの左右の足の幅はとても狭いです。前輪が回転するということは、少し前に動いただけでセンタースタンドが解除されるということです。
更にバイクは直立しているので左右どちらにも倒れやすいです。
ギアを入れてサイドスタンドでバイクを止めた場合
サイドスタンドでバイクを止めた場合、接地している箇所は
後輪は回転しないので車体が前に動いてもサイドスタンドが解除されることはありません。
サイドスタンドが車体の外に出ているのでセンタースタンドのときよりも大きな三角形を描けています。
更にバイクはサイドスタンド側に傾いているので左側にも倒れにくいです。
確かに安定感が全然誓うわね・・・
詳しくは下の詳細記事を読んでみてください
センタースタンドはいつ使う?
ではセンタースタンドはいつ使えば良いのかというと
です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
センタースタンドの立て方、外し方の流れを解説しました。
教習の中でも早い段階で引き起こしとセットで行うものです。センタースタンドは結構なんとかなるので、この記事を1度読めば問題ないかと思います。
それよりも引き起こしの記事を何度も読んでイメージトレーニングしておきましょう。
他のバイク教習のコツは下の記事から確認してみて下さい。
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