okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
先にこの記事の結論を書くと
レバーを「握る」ではなく、「引く」ことを意識して、自分が引きやすい指の本数でOK
という感じになります。
と言われても、全くの初心者の方は
「握りやすい」が見つけらんないのよ!具体的にこれはこう!って教えなさいよ!
と思うと思うのでこの記事では
ということについて解説していきます。
この記事でもっとも重要なことは「ブレーキレバーに指をかけながら運転してはいけない」ということです。先にこの話を解説します。
ブレーキレバーに指をかけて運転するのは危険
バイクに乗ることが怖いと思っている方、初心者の方やバイクの操作に慣れていない方は「いつでも止まれるように」と、意識して、あるいは意識しなくてもブレーキレバーに指をかけながら運転してしまいます。
実際にブレーキが効かなくても、ブレーキランプは点灯してしまうことが多いです。
そうすると減速せずに真っすぐ速度を維持して走っているにも関わらず「ブレーキランプが点いたり消えたりするバイク」になります。
乗っている本人は気付きもしませんが、これは後続車からするとかなり迷惑です。
ブレーキランプが光ったから減速したらバイクは減速しないじゃん!しかもそれをずっと繰り返してる!鬱陶しい!!!煽ってやる!!
となったり、最悪の場合
お、横断歩道に歩行者や・・・グッドライダー止まりむわぁす!!!
(またランプが光っているだけね・・・)
ブレーーーーキ!
なにー!!!本当に本当に減速しただとーーー!!!ひええええ!!!
ライダーの意思を周りに伝える手段はウインカーとテールランプくらいのものなので、周りはそれを頼りに運転をします。
その意思表示が機能していない、ライダーの意思とは逆のことを伝えているということはとても恐ろしいことです。
ブレーキペダルも同じこと。ペダルの上に足を置いていてはいけないよ。
ブレーキピカピカライダーはバイクに乗れていないライダー、下手なライダーということ
「ブレーキレバーに指をかけながら運転してはいけない」ということさえ受け取ってもらえれば僕としては大満足です。そしてこの先にはそれほど役に立つ情報は書かれていないのでこの先は読んでいただかなくても結構です。
特にクラッチレバーの引き方の記事を読んでいただいた方は読まなくていいです。書いてあることはほとんど同じです。
バイクブレーキは握らずに「引く」
レバーは握らずに引きましょう!
この表現よく使われるけど曖昧でわかりづらいのよね・・・
わかりやすいようにしてみますね!
レバーを「握る」と筋肉量の少ない手の平の筋肉でレバーを操作することになります。筋肉量が少ないので強い力で握る必要がでてきます。
これでは握力がすぐになくなってしまいます。強く握るとハンドルの動きを押さえつけてしまうのでライディング的にもマイナスです。
レバーは総指伸筋という上腕にある筋肉で引くようにすれば握力を使わずに操作することができます。
「手」じゃなくて「前腕」を意識すればいいのね!
バイクブレーキレバーへの手の置き方は共通~バイクブレーキレバーの握り方~
グリップを正面から握ると腕が突っ張って手首に負担をかけてしまいます。
大きく外側から包み込むように握るようにしましょう。
こうすることでハンドルに力が入りづらくなり、自然と下半身で体を支えようとするのでライディング的にも良い影響があります。
このとき、正しい角度でグリップを握れているとスイッチボックスと人差し指は接した状態になりますが、親指の付け根とは間隔が空きます。
グリップが手のひらに当たる部分は上のイラストのように手のひらに対して真横に当たるのではなく、斜めになります。
バイクブレーキを握る場所と指の本数が与える操作への影響
ブレーキレバーを握る場所と、指の本数が操作にどのような影響を与えるのかを簡単に解説します。
バイクブレーキを握る場所が与える操作への影響
ブレーキレバーはてこの原理で動いています。
レバーを車体に固定しているボルトが「支点」、ブレーキの油圧スイッチと接するレバーの端が「作用点」です。
油圧のスイッチを押すために「力点」であるレバーを操作しますが、力点は支点から遠い方がより小さい力で作用点を動かすことができます。
バイクブレーキを握る指の本数が与える操作への影響
「総指伸筋の力で引く」と書きましたが、指をかける時点で指の筋肉も使います。
指の本数が多ければ多いほど使える筋肉が増え、少なければ減ります。
そりゃそうよね。ここは問題ないわ。
バイクブレーキレバーを握る指の本数と「ベテラン感」への影響
気にするかどうか、信じるか信じないかはあなた次第ですが、ブレーキレバーを引く指の本数は少なければ少ないほど「ベテラン感」はでます。
もっというと、「人差し指一本」がもっともベテラン感がでます。これは
もっとも根本に近い場所で、もっとも少ない本数で握っているので操作感重視
ということなのかもしれません。
一方で4本指はもっとも初心者感がでます。これは
もっとも端に近い場所で、もっとも多い本数で握っているので繊細な操作を重視していない
ということなのかもしれません。
バイクのフロントブレーキは少しレバーを握っただけでかなり効きます。クラッチレバーは引くのに大きな力が必要だから2本指、ブレーキレバーは少ない力で済むから1本指という方も多いです。
普段から4本指などの力が入りやすい本数で引いていると急制動のときにとっさに4本指で思い切りレバーを引くとフロントタイヤがロックして制動距離が長くなります。それ以上にフロントのロックは転倒しやすいですし、そのまま一回転してしまう可能性もあります。
10通りの握り方解説~バイクブレーキレバーの握り方~
ブレーキレバーを握る指の本数、形をそれぞれ解説していきます。
ふざけてるのもあるからそれは読み飛ばしてね・・・
それぞれ解説します。
なんとなく現実的で、且つ上級者に見えそうな順に解説してみます。
【1本指】人差し指~バイクブレーキレバーの握り方~
林道、ジムカーナ、スポーツ走行をする方は繊細なブレーキ操作をするので人差し指1本が多いです。
手が小さい方はブリッピングしにくいので人差し指を避ける方もいます。
【1本指】中指~バイクブレーキレバーの握り方~
人差し指よりもボルトから離れるので人差し指1本よりは引きやすいです。
手が小さい方はこの引き方をする方も多いです。
倫理的に問題のある形ですが見えないので問題ないです。
【2本指】人差し指+中指~バイクブレーキレバーの握り方~
人差し指一本、中指一本よりも大きな力で引けるのでこの引き方がもっとも多いような気がします。
【2本指】中指+薬指~バイクブレーキレバーの握り方~
長い指を2本使うのでブリッピングしやすくいので昔の走り屋さんにも多かったと言われている引き方です。とはいえ一番多かったのは人差し指と中指かなと思います。知らんけど。
僕はこれです。
【2本指】薬指+小指~バイクブレーキレバーの握り方~
レバーの端側を引きますが、使っている指が力の弱い指なので必要な力は中指+薬指と変わらないかそれ以下かと思います。
ちなみに小指は総指伸筋とはつながっていないので前腕で引くのは薬指だけになります。
ブレーキレバーをこの引き方をしている人はかなり少ないと思います。
【3本指】人差し指+中指+薬指~バイクブレーキレバーの握り方~
思い切り引くとブレーキロックの可能性もでてきます。
【3本指】中指+薬指+小指~バイクブレーキレバーの握り方~
こんなんみたことない。
【4本指】人差し指+中指+薬指+小指~バイクブレーキレバーの握り方~
教習所握り、白バイ握りですね。もっとも少ない力で握ることができるので、スポーツランに興味がなく、ロングツーリングを楽しむ方にはいいかもしれません。
フルブレーキング時は注意して下さい。
【1本指】薬指~バイクブレーキレバーの握り方~
これもいないですね。ごめんなさい。
【1本指】小指~バイクブレーキレバーの握り方~
これもみたことないです。上品な奥様にはおすすめです。
ザマス的な?PTA的な?
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ブレーキレバーの握り方、引き方について網羅的に解説しました。
自分が握りやすい、操作しやすい、疲れにくいのが一番だとは思いますが、あなたのバイクライフスタイルに合った方法を見つける参考になったのであれば嬉しく思います。
ブレーキレバーの握り方、引き方と同じくらい大事なレバーの調整方法は下の記事を読んでみて下さい。
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