okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
バイクは「見た目が気に入ったものを購入するのが最善」です。
他のどんなバイクよりも150ccのバイクの見た目が気に入って、かつその見た目のバイクが125ccや250ccでラインナップがないのであればその150ccのバイクは購入するべきです。
しかし、「他のバイクよりも見た目が気に入った」という理由以外で150ccのバイクの購入を検討している方はこの記事を最後まで読んで頂ければと思います。
誤解されそうな記事なので先にお伝えしておきますが、僕は排気量差別主義者ではありません。
この記事では
ということについて解説していきます。
150ccは原付2種ではなく普通自動二輪【150ccバイク、スクーター】
まず先に解説したいのが「150ccは原付2種ではなく普通自動二輪」ということです。
125ccと150ccバイク、スクーターの免許の違い【150ccバイク、スクーター】
原付2種は125cc未満の二輪車のこと指し、必要な免許は
免許なしで教習所 | 133,800円 | 最短10日 |
免許ありで教習所 | 73,800円 | 最短3日 |
免許ありで一発試験 | 18,100円 | 最短1日 |
(免許なしで一発) | (22,300円) | (最短1日) |
合宿(免許なし) | 80,000円 | 5泊6日 |
免許なしで教習所 | 133,800円 | 最短9日 |
免許ありで教習所 | 73,800円 | 最短2日 |
免許ありで一発試験 | 18,100円 | 最短1日 |
(免許なしで一発) | (22,300円) | (最短1日) |
合宿(免許なし) | 80,000円 | 4泊5日 |
という費用と時間で取得することができます。
一方で150ccのバイクは普通自動二輪免許が必要となり、
免許なしで教習所 | 160,000円 | 最短11日 |
免許ありで教習所 | 100,000円 | 最短11日 |
免許ありで一発試験 | 18,100円 | 最短1日 |
(免許なしで一発) | (22,300円) | (最短1日) |
合宿(免許なし) | 90000円 | 8泊9日 |
が必要になります。
費用にして26200円、最短の日数にしてあ8日もの差があります。
自動車の免許を持っている場合はね。
125ccと150ccバイク、スクーター維持費の違い【150ccバイク、スクーター】
原付2種は普通自動二輪に比べて
というメリットがあります。
125cc | 150cc | |
自賠責保険料 | 7500円 | 8650円(250ccと同額) |
軽自動車税 | 2400円 | 3,600円(250ccと同額) |
自動車重量税 | 非課税 | 50ccで新車購入時4900円 れ以上の排気量は年間2000円程度 |
ファミバイ特約 | 年間数千円~ | 若いと年間10数万円~ |
ファミバイ特約が使える環境であれば年間の維持費に10万円以上の差がでます。
これを踏まえて150ccのバイクについて解説していきます。
150ccバイク、スクーターのメリット
それぞれ解説します。
125ccと比べてパワーがある【150ccバイク、スクーターのメリット】
250ccの方がパワーがあります。
125ccでは乗れない高速道路に乗れる【150ccバイク、スクーターのメリット】
250ccも高速道路に乗れます。
車体価格が安い【150ccバイク、スクーターのメリット】
150ccは東南アジアなどでメインの排気量(日本の125cc的位置)なので車体自体は確かに安いです。安い物は海外モデルで修理のためのパーツ供給が少々不安です。
国内もモデルのものは安くありません。
250ccと比べて取り回しが楽【150ccバイク、スクーターのメリット】
車重が軽い125ccの方が取り回しは楽です。
こんな感じで見ていくと「150ccならではのメリット」は車体価格が安いしかないんですよね。
150ccバイク、スクーターのデメリット
これはすでに解説済みですね。
各排気量帯には理由があるが150ccには理由がない【150ccバイク、スクーター】
バイクは一定の排気量でカテゴリが分けられています。
50cc | 原付免許の最大排気量 |
125cc | 小型自動二輪免許の最大排気量 |
250cc | 車検がない最大排気量 |
400cc | 普通自動二輪免許の最大排気量 |
という具合にそれぞれのカテゴリの間には免許の壁や費用の壁があります。
150ccにはそれがないと僕は思います。
600ccも同じってことになっちゃうじゃん!1000ccでいいじゃんって話になっちゃうじゃん!
600ccと1000ccはどちらも車検が必要で、税金や保険料も変わらず、必要な免許も同じなんですよ
・・・あ・・・
125ccと150ccを同じカテゴリで扱うメディアには要注意【150ccバイク、スクーター】
ここまで解説してきたように、125ccと150ccはまったくの別物で、150ccと250ccは排気量以外は同じものです。
バイクとしてのカテゴリーが全く同じ「250ccと150ccを比較している」というメディアであれば問題ないですが、「125ccと150ccを比較している」というメディアの情報は鵜呑みにしない方が良いともいます。
「250ccと150ccを比較している」というのは免許や維持費に差がない「600ccと1000ccを比較している」のと同じです。こちらはパワーがあるけどこちらは軽くてコーナリングが楽しい・・・とか。
「125ccと150ccを比較している」というのは免許も維持費も違う「125ccと250ccを比較している」「400ccと600ccを比較している」と同じ。そもそも必要な免許が違うからねと。
150ccバイク、スクーターまとめ
いかがでしたでしょうか。
150ccのバイクを125ccと比較して「125ccサゲ150ccアゲ」の記事がたくさんネット上にあったので125ccと150ccを同じ検討のテーブルに上げないために注意喚起として記事にしました。
この記事で伝えたいことは
「125ccよりパワーがある」って時点でパワーを求めちゃってるんだよね。そこが600と1000を比較するときの違いでもあるよね。
600選ぶ人は「モアパワー」じゃないからなぁ。「モアライト」「モアタイト」だからなぁ。
最初にもお伝えしましたが、見た目が気に入って150ccのバイクを選ぶのは最善ですし、この記事で解説したように250ccと比べて150ccを選ぶのは理にかなっています。
ただ、125ccと比べるのは悪手だと僕は思います。
150ccは東南アジアの国ではベストな選択の1つなのでしょうが、日本ではそうではないと思います。
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