okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
この記事では
ということについて解説していきます。
原付、バイクの空気圧管理を自宅で行うメリット
空気圧管理を怠って空気圧が低くなったり、適当に空気を入れて空気圧が高くなりすぎたりすると
という変化が起きたり、最悪の場合タイヤがバーストしてしまったりすることもあるので空気圧管理は少なくとも月に1度は行わなければならないメンテナンスとして知られています。
ガソリンスタンドで空気を入れている方も多いと思いますが、そもそもタイヤに入れるべき空気を示す指定空気圧は、タイヤが冷えているときの圧力を指しています。
ガソリンスタンドのように「直前まで走っていたタイヤ」では正確に指定空気圧に調整することはできません。
自宅で保管しているときがもっとも空気を入れるのに向いているのです。
原付、バイクの空気入れで最もおすすめなのは安物のコードレス電動空気入れ
さっそく原付、バイクの空気入れでもっともおすすめなものを紹介します。それは5000円前後の安物の電動空気入れです。
その理由は
というものです。
それぞれ解説します。
体力が必要ない
月に1度とはいえ、手動のもの、足で踏むタイプのものを使っているとメンテナンス自体がとても億劫になってしまいます。
特にパンク修理をしたときに大量の空気を補充しなければならなくなったときは地獄になります。
「空気圧のチェック」と「空気を入れる」が同時にできる
手動のものだと「空気を入れる→空気圧をチェックする」という行為を指定空気圧に達するまで繰り返し行わなければなりません。
つまり、ホイールのエアバルブに空気入れをセットし、一通り汗をかいて
そろそろかしら?
と、エアバルブから空気入れを外し、今度はエアゲージをバルブにセットして空気圧をチェックします。
まだまだじゃん
と、また空気入れをセットし・・・ということを繰り返さなければなりません。
あ、今度は入れすぎた・・・
電動のエアコンプレッサーであれば空気補充中の空気圧が表示されるのでこの心配がありません。
最初に空気圧を設定して、その空気圧に達したら自動停止するものもあるよ
「電動で空気を入れる」ということに製品の良し悪しはほとんど関係ない
とても乱暴なことをいいますが、「タイヤに空気を入れる」という単純なデバイスにおいて、「製品の善し悪し」はほとんど関係ないと思います。
狙った空気圧まで空気を入れることができれば電動空気入れとしては満点ということです。
「空気入れから窒素が出てくる」とか「マイナスイオンに包まれる」とか「陽気なBGMが流れる」というものではないですからね・・・
原付、バイクの空気入れで最もおすすめな安物のコードレス電動空気入れの選び方
どんな電動空気入れを選ぶべきか、その条件や選び方を解説します。
安い電動空気入れ
先述の通り、体力を使わずに電動で空気を入れられれば空気入れに尊卑はないのでなるべく安いものの方が良いです。
原付、バイクの電動空気入れとしてマキタの電動空気入れがおすすめされることがあります。確かにものはいいのでしょうが、こちらの商品はバッテリーやケースが別売りですべて揃えると30000円ほどするものです。
この様な製品は
すでにマキタ製品をたくさん持っているよ!バッテリー持ってるよ!電動工具をマキタで統一したいよ!
という方にはおすすめですが、単に「電動空気入れが欲しい」という方にはただ高価なだけでまったくおすすめしません。アマゾンや楽天で5000円程度で購入できるものと必要な機能は変わらないです。
5000円くらいの安いもので十分ということ
コードレスの電動空気入れ
電動空気入れにはコンセントに差す必要があるものや、車のシガーソケットから電源を取らなければならないものがあります。
1台や2台の原付やバイクの空気圧管理やパンク修理のために必要な電源はバッテリーに蓄電している電池容量で十分お釣りがくるほどなのでコードレスのものがおすすめです。
わざわざ有線のものを選ぶ理由がありません。車を何十台も持っているなら話は別ですが・・・
自動停止機能がある電動空気入れ
指定した空気圧に達したときに自動停止してくれる機能があるとなんだかんだ便利です。
空気圧を補充している間は結構空気圧の表示を凝視するものですが、自動停止機能はないよりかはあったほうがいいです。
自動停止機能がついていないものが激安だったら激安のものでも大丈夫
今は激安のものにも自動停止機能がついているけどね
「自動車用」と記載がある電動空気入れ
自分のバイクのエアバルブ(空気を入れるところ)の形状に対応したバルブが空気入れ側についているのか不安になるかもしれませんがそれは全く心配有りません。
世の中で流通しているエアバルブには大きく
の3種類があります。
仏式はスポーツタイプの自転車に、英式はスポーツタイプではない自転車に、米式は車やバイクに使われています。
ガソリンスタンドにある空気入れのバルブは全て米式です。
つまり、「自動車に!」などと記載がある電動空気入れは米式バルブなのでバイク、原付に使用することができます。
仏式、米式、英式の変換アダプターが付属する空気入れも多いよ。結局米式しか使ってないけどね!
原付、バイクの空気入れにバッテリー容量はほとんど関係ない
バッテリー容量は「mha(ミリアンペアアワー)」という単位で表されますが、わかりやすいように「四輪用のタイヤ6本補充可能」などと表されます。
これは「空気が入っていない四輪用のタイヤ6本分」ということです。
原付やバイクの月に1度のメンテナンスやパンク修理に必要な容量は極々僅かなので大容量のバッテリーのものを選んだところで重量が増えるだけでメリットはありません。
どんなものを選んでも
パンク修理の途中でバッテリー切れ起こした・・・
なんてことにはならないのでバッテリー容量は気にせずに選んでしまって問題有りません。
3台以上のバイクを持っていて、不幸にも全て同時にタイヤがパンクしたら大容量のバッテリーが必要になるかも。
原付、バイクの空気入れに最高圧力はまったく関係ない
わかりやすいのが先述したマキタの電動空気入れです。これは最大830kPaの圧力で空気を入れることができます。
つまりタイヤの指定空気圧が830kPaまでのタイヤに対応できるということです。
しかし、多くのバイクタイヤは高くても290kPaの指定空気圧なので830kPaというのはオーバースペックもいいところです。
四輪車の指定空気圧もバイクとほとんど変わりないので「自動車用」として販売されているものを選べば最高圧力はまったく気にする必要はないです。
原付、バイクにおすすめの電動空気入れ
上の条件を満たしたものをいくつか紹介しておきます。
ここで紹介しているもの以外はダメ!
というわけでは全くありません。
こんな感じのものでいいのねー
という感じで参考にして頂ければと思います。デザインなど他に気に入ったものがあればそちらの方が良いともいます。あくまでも先述の条件を満たしているかどうかで選んで下さい。
xiaomi 小型電動ポンプ USB充電式 【原付、バイクにおすすめの空気入れ】
スッキリした見た目の空気入れ。専用の袋が付属して全ての付属品を入れておけますが、見た目がiPodみたいなのでそのまま置いておいてもかっこいいですね。
どこにでもあるUSB充電式というのも地味に便利。
自動停止機能はないですです。デザインが気に入ったら買いです。パソコンデスクに置いておきたい空気入れランキング1位。
バイクなら電池とパワーも余裕
モード選択や液晶表示もわかりやすい。
軽めで非常に扱いやすく良い商品
DigHealth 電動エアコンプレッサー 【原付、バイクにおすすめの空気入れ】
インパクトドライバーのような形状のオーソドックスな電動空気入れ。僕が使っているのもこのタイプです。
ケースにきれいに収まるのが好きな方にはおすすめ。
デザインを優先するわけでもなく、ライトがついているわけでもない一般的なものです。堅実に自動停止機能がついていますので「無難に堅実な空気入れが欲しい」という方は間違いないかと思います。
値段相応で一通りの機能がついている
男手にはこのガンタイプの方が使いやすい様な気がします
汎用アダプタがついているので少ないパーツでいろいろ対応できるのも良かった
AUTOGEN 二重シリンダーエアポンプ 【原付、バイクにおすすめの空気入れ】
シガーソケットから電源を取る必要があるのでこれは空気入れとしてはおすすめできませんが、遊び心がひどいので紹介しておきます。
Vツインエンジンの形をした空気入れで「ガレージに置いておくオブジェ」として考えてもかなり安いです。
シリンダーヘッドが開いて液晶が見られるギミックがあります。仕様詳細や価格はリンク先で確認してみて下さい。
ガレージに四輪車とハーレーを並べている方であればこの空気入れをおすすめします。更にSIMPSONやBELLのヘルメットを使っている感受性の方であれば更におすすめできます。
3回位使って「やっぱコードレスにしよ・・・」と思うでしょうが、それを含めておすすめしておきます。
ルックスを褒めているレビューはありますが、使用感を述べているレビューがありません。
ガレージに裸で置いておいても遊び心が
あってオブジェのようで面白い。
非力な印象
原付、バイクに電動空気入れを使う唯一のデメリット
メリットだらけの電動空気入れですが、唯一音がうるさいというデメリットがあります。
大げさに例えると道路の工事現場で転圧をかけているような種類の音がでます。ボリュームは工事と比べれば全然少ないですが、ご近所に有名なクレームおばさん(工事の度にクレームをつけに行くなどの奇行がある)などがいらっしゃる場合はトラブルの元になる可能性はあります。
集合住宅の屋内で作業をする場合は確実にうるさい音ですが、屋外で作業する分には生活音の一部なので問題ないと思います。
ガソリンスタンドで空気を入れるときに便利なエクステンションバルブ
ガソリンスタンドで空気を入れることはおすすめしませんが、ご近所に奇行種が住んでいる方はガソリンスタンドで空気を入れることになると思います。
その場合は
がおすすめです。
ガソリンスタンドの空気入れはほとんどの場合、四輪車用です。バイク、特に原付きのような小さなホイールのエアバルブにアクセスすることに全く向いていません。
正しく空気を補充できないだけでなく、無理にアクセスしようとするとバルブを傷めてしまう可能性すらあります。
空気を入れるときだけエクステンションバルブをつければ簡単にバルブにアクセスできるようになります。
エクステンションバルブはそれをつけたまま走行することはできないので、一回一回取り外しをするのが面倒な方はエアバルブをL字のものに変えてしまうことをおすすめします。
車種やホイールによって適合のLの字バルブを探すのが面倒なので、次のタイヤ交換の際にバイク屋さんに相談してみましょう。
VFR800などは純正バルブがL字だったりするぞい。全てのバイクにL字バルブが必要なのじゃ!
ねじ込み式のストレスをなくす変換アダプター付き延長ホース
電動空気入れは、ホースの先端をくるくる回してエアキャップに接続するものしか存在しません。長年「押し当てるだけで空気が入るもの」を探してきましたが、それらを見つけることが叶いませんでした。
ホースを外すときの「クルクル中」にまぁまぁの量の空気が抜けるんですよね。付けるときも角度を合わせてクルクルしないとなかなかうまくつかなかったりしますし・・・
そこで目をつけたのがこちら、
空気入れ側でスイッチを操作しなければならないので「押し当てるだけで空気が入る」とまではいきませんが、「クルクル」をする必要がなく、「カチッ」とハメるだけなので付けるときも楽ですし、何より外すときにまったく空気が抜けません。
既存のホースを延長するように使ったので取り回しに余裕ができたのも嬉しい誤算でした。自宅で空気圧管理をするすべての方におすすめです。
たまーに産業革命のような技術的特異点がバイクにはありますよね 笑
シートバッグやスイングアームリフト、変換アダプター付き延長チューブが典型例です 笑
まとめ
いかがでしたでしょうか。
という記事でした。
この記事であなたのバイクメンテナンスが少しでも楽になったのであれば嬉しく思います。
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