okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いたあなたは、
という方ではないでしょうか。
早朝に出発したり、混まない道を使って迂回しても、いつかは必ずハマるのが渋滞。特にGW・お盆休みなど長期休暇のときは「渋滞にハマることを覚悟してバイクに乗る」というときもあるかと思います。
この記事ではそんな渋滞を少しでも快適に走るために、
ということについて解説していきます。
シートの前に座ろう!渋滞仕様のライディングポジション
通常のライディングポジションからの変更点は2点。
それぞれ簡単に解説します。
シートの前の方に座る
通常の乗車姿勢ではタンクから拳1つ分空けたところに座りますが、極低速のときはタンクと股間を密着させてシートの一番前に座ります。
体重をフロント側にかけることでハンドルがセルフセステアでフラフラすることを抑え込むのと同時にハンドルが近くなることでハンドル操作をしやすくするためです。
足をブレーキペダルの上に浮かせておく
通常の乗車姿勢ではバイクに入力しやすくするため&ブレーキランプ無駄にピカピカライダーになって後続車に迷惑をかけないようにするためつま先はステップの上に載せておきますが、極低速時では車体コントロールのため&いつでもブレーキペダルを踏めるようにするためにブレーキペダルの上に足を浮かせておきましょう。
あれ?普通はブレーキペダルの上に足をおいておくものじゃないの?
詳しくは長くなるので下の記事を読んでみてください!
走行風がなくなるのでシールドが曇りやすくなるので気になる方はヘルメットシールドを開けてくださいね。僕は五感が研ぎ澄まされる感じがするのでシールドを開けがち。
リアを多めに使おう!ブレーキテクニック
バイクを停車させる瞬間はブレーキは使わずにリアブレーキだけを使います。止まる直前にフロントブレーキを解除し、リアブレーキのみでとまるということ。
フロントブレーキで完全に停止してしまうと、フロントブレーキが縮んでいたブレーキが戻ってくる反動がくるのでバランスを崩しやすく、「握りゴケ」を起こす可能性が高くなります。
また、極低速で走っているときもとっさにフロントブレーキを握ってしまうとそのまま反動で転倒してしまうので、レバーに指をかけずにリアブレーキを引きずって動くのが安全です。
渋滞中にちょっとしたブレーキの練習をするのも吉!
- 直立状態での制動、減速の補助
- 渋滞中など極低速走行
- コーナリング中の制動、減速
- 完全に停車する瞬間
- 特になし、特に使える
という特性をもつリアブレーキを上手に使えるとライディングスキルがレベルアップするので、暇な渋滞中は、
というブレーキの練習をするのもいいかもしれません。
半クラッチは最小限に!半クラの使い方
渋滞で疲れる最も大きな原因はクラッチレバーの握りすぎ。
バイクに対する恐怖心がある初心者の方は、エンストを恐れるあまり半クラッチの時間が長くなりがちです。
半クラッチは発進の数十センチしか使わないようにしましょう。
回転数下がってエンストしそうになるのよ!半クラッチしないとエンストするの!あんたバイク乗ったことないんじゃないの!?
動き出して勢いがついたらすかさずニュートラルに入れましょう。そうすれば半クラッチなんてほとんど使わずに運転することができますよ!
N→2/2→Nも上手に使うギア選択のコツ
車列は進んだり止まったり、少し速くなったり遅くなったりします。ニュートラルで惰性で走っているときにほんの少しだけ加速したいタイミングが訪れますが、このときにニュートラルから1速ギアに入れて半クラッチを繋いで推進力を得るのではなく、ニュートラルからそのまま2速に入れて、半クラッチを使うことなく推進力を得ることができます。
一瞬クラッチレバーを引くことは負担になりません。負担になるのはレバーを握り続けることです。
通常は1速ギア→N→2速ギア→1速ギアというギアチェンジをしますが、渋滞においては1速ギア→N→2速ギア→N→2速ギアなどという変則的に、臨機応変にチアチェンジをしましょう。
僕は多分、渋滞中の7割くらいはニュートラルで走っています。
1台の○○にペースを乱されるな!走り方のコツ
ATの四輪は座ったままブレーキペダルを緩めれば前進します。
一方でMTのバイクは停止状態からだと足を入れ替えてクラッチレバーを握り、1速に落として半クラを繋いで発進・・・と煩雑な工程を踏まなければなりません。
ATの四輪の中には前が動いていないのに、意味もなく少し進んですぐ止まったりを繰り返すアホなドライバーが結構います。
こういった運転をする車両に脊髄反射で一定の距離を保とうとせず、まともなドライバーの運転する車(上のイラストでは緑の車)が発進したら自分も発進するようにしましょう。
こういう行動が読めない車やバイクからはすぐに離れるのがいいのですが、渋滞だとそうもいきませんからね・・・
「燃費を悪くしないために車を完全に停車させない」という目的でゆっくり運転しているトラックなどの話ではないぞい。
それが目的だったら「進んで止まる」を繰り返さないもんね。むしろ燃費は悪くなるよね。
極論、すり抜けするのが疲れない
「すり抜けは違反だ」「すり抜けは悪だ」「すり抜けは危険だ」という風潮が強いですが、止まっている車を合法的にすり抜けする分には危険はほとんどありません。
バイクが動く以上、止まっている状態よりは危険は伴いますが、正直バイクで車の渋滞に付き合うのは消耗する体力が全然違います。
以前「ツーリングに行くとすごく疲れる」という方と一緒にツーリングに行ったときに気付いたのですが、彼はすり抜けを一切せず、車の流れに常に合わせて半クラッチで運転をしていました。
その日のツーリングは彼のペースにあわせたので(すり抜けをしなかった)普段のツーリングの5倍くらい疲れたことを覚えています。
バイクの特性を生かして、危険ではない程度のすり抜けはむしろした方がいいと思っています。
本末転倒ですが本音です・・・
違反にならなすり抜け方法は下の記事を読んでみてね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
すり抜けを推奨するような記事になってしまいましたが、バイクの考え方や付き合い方、体力は人ぞれぞれです。
もしもあなたがすり抜けをしない人であればこの記事を参考にして少しでも疲れずに走っていただけると嬉しく思います。
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