okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。ベテランバイク乗りでも結構勘違いしている方が多い「センタースタンド安定している説」について、この記事では、
ということについて解説していきます。
センタースタンドとは?
センタースタンドとはバイクを自立させるための機構で、車体の中央下部にあります。
車体に対して左右対称に配置された短い金属の足でバイクを支えるので、バイクが地面に対して直立するのが特徴です。多くの場合、後輪が浮いた状態になります。
センタースタンドでバイクを自立させるには、
という手順を踏み、多少の力が必要になるので気軽なバイク自立方法とは言えませんがメンテナンスを行う際、特にチェーンメンテナンスでは気軽に後輪を持ち上げられる方法として重宝します。
センタースタンドはすべてのバイクについているわけではなく、
など、一部のバイクの種類、車種に限られている装備です。
センタースタンドがあるバイクは少ないぞい
サイドスタンドとは?
サイドスタンドとはバイクを自立させるための機構で、多くの場合車体の左側下部にあります。
「馬は左から乗る」からサイドスタンドが左側に付けられているという説もあるぞい。
海外の一部のオフロードバイクは不整地での利便性から右側についていたり、両方についていたりする場合もあります。
車体がサイドスタンド側に傾いた状態になり、前輪、後輪、サイドスタンドの3点でバイクを支えています。
センタースタンドとは違ってバイクに跨った状態で左足だけで出し入れができるのでバイクを自立させる方法としてはとても楽な方法です。
サイドスタンドはほとんど全てのバイクについているぞい。
ちなみにバイク上級者がやっているイメージのサイドスタンドターンはサイドスタンドが折れる可能性があるからやめたほうがいいよ
センタースタンドサイドスタンドどっちが安定する?
センタースタンドの方が使うのに労力が必要だから安定してバイクを停められるでしょ??ちゃんとまっすぐバイクが立っているし・・・
という方のために図解します。これはJAFでさえも間違えている解釈です。
センタースタンドは、サイドスタンドよりも安定した直立状態でバイクを駐輪できるスタンドです。
引用元:JAF
センタースタンドでバイクを止めた場合
センタースタンドでバイクを止めた場合、接地している箇所は
です。前輪は回転しますし、センタースタンドの左右の足の幅はとても狭いです。前輪が回転するということは、少し前に動いただけでセンタースタンドが解除されるということです。更にバイクは直立しているので左右どちらにも倒れやすいです。
ギアを入れてサイドスタンドでバイクを止めた場合
サイドスタンドでバイクを止めた場合、接地している箇所は
ギアを入れていれば後輪は回転しないので車体が前に動いてもサイドスタンドが解除されることはありません。
サイドスタンドが車体の外に出ているのでセンタースタンドのときよりも大きな三角形を描けています。
サイドスタンド側にバイクが倒れることはありませんし、左に傾いている分右側にも倒れにくいです。
確かに安定感が全然誓うわね・・・
駐輪中はギアを入れるのが基本です。詳しくは下の記事を読んで下さい。
長期保管はセンタースタンドサイドスタンドどっち?
という理由で、以前は「長期期間はセンタースタンド」という考えが主流でした。しかし、インターネットが普及し始めた阪神淡路大震災のころから、
センタースタンドで止めてたら地震で倒れたぞ
こっちも安定してるはずのセンタースタンドで倒れた
サイドスタンドでローギアに入れてたけど平気だったよ
という情報交換が行われ、「長期期間はセンタースタンド説」が否定されてきています。
というか考えればわかります。
長期保管のときはサイドスタンドでバイクを保管し、タイヤの1点に圧が集中して変形しないように、たまにバイクを動かしてタイヤの接地面を変えて変形を防ぐという方法がおすすめです。
保管中のバイクが倒れたらタイヤが変形したくらいの被害では済まないもんね・・・
バイクの長期保管に関しては下の記事にまとめています。
センタースタンドを使うときとは?
じゃあセンタースタンドはどんなときに使うの?
チェーンメンテナンスやホイールを磨くときですかね。僕のバイク両方ともセンタースタンドついてないんですけどね・・・
センタースタンドを使うときはメンテナンス時や洗車時、特にチェーンの清掃注油やホイールを磨くときにとても便利です。
センタースタンドサイドスタンドどっちがいい?のまとめ
いかがでしたでしょうか。
未だに「センタースタンドは安定している」と考えている方が結構いたので記事にしてみました。
という記事でした。
「地震なんて滅多にこないし、センタースタンドで立ててもいい」と思うかもしれませんが、我々ライダーは少しの判断ミスで命を落としてしまう可能性のある人たちですので、少しの可能性も見逃さず常に最善の判断ができるようになりたいものですね。
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