okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
だいぶ前からニュースでは台風注意喚起のアナウンスが流れていましたが、あなたは準備を怠っていましたか?でも大丈夫!この記事では今からでも間に合う
ということについて解説します。間に合うものだけでも大きな効果があります。間に合わないものは次回の課題にし、愛車と一緒に無事台風を乗り切ってください。
「台風でバイク倒れた!」を防ぐバイク台風対策一覧
- Qバイク初心者です。バイクって重いから台風で倒れることってないですよね?
- A
まったく対策をしないと倒れる可能性がとても高いです。できる範囲で構わないのでなるべく多くの対策を行うことを強く推奨します。
それぞれ解説します。
事前にバイク対策を十分に行って、当日は自分の安全を最優先できるようにしないとね!
立体駐車場、屋内駐車場に停める
- Qもっとも効果的なバイク台風対策を教えて下さい。
- A
立体駐車場(屋内駐車場)にバイクを停めておくことです。これができたら他の対策は一切する必要がありません。
最も安心できる台風対策は、立体駐車場にバイクを避難させることです。強風や雨だけでなく、洪水による被害からもバイクを守ることができます。自治体によっては商業施設の立体駐車場を臨時駐車場と定めて、災害時に開放しているところもあります。事前に調べておきましょう。
台風のピークが日中なら、バイクを停めてショッピングモールで過ごすのもいいかもしれません。感謝の気持ちを込めてバカほど買い物をしましょう。
屋上は地上よりも飛来物でバイクが傷付く可能性は低いですが避けた方が良いです。地下駐車場には絶対に停めないようにしましょう。最悪水没の可能性があります。
地下駐にとめるくらいなら自宅前に停めたほうがずっとマシだよ。
立体駐車場にバイクを停められれば他の対策を行う必要はありませんが、実際に停められる環境にいるかたは少数派だと思います。ここからは多くの方にとって現実的な方法を紹介していきます。
イモビライザーはOFFにしておく
イモビライザーを付けている場合はOFFにしておくのがおすすめです。強風で煽られて音が鳴り続ける可能性があります。
盗難がどうしても心配なときはしばらく様子をみて、寝る前にOFFにするか付けたまま寝るかの決断をしよう!ご近所迷惑は避けたい!
バイクカバーは外す
- Q雨、飛来物からバイクを守るためにカバーはかけておきますよね?
- A
いいえ。バイクが台風で倒れる方が被害が大きいので外しておきましょう。
バイクカバーをかけていると、カバーが船の幌やパラシュートのような状態になってしまい、風をまともに受けてバイクが倒れやすくなります。必ずカバーは外すようにして下さい。外したカバーは飛ばないように玄関にでもしまっておきましょう。
雨に当たるじゃん!何かが飛んできて傷がつくじゃん!
多くのバイク乗りは「雨や飛来物のダメージよりもバイクが倒れたときのダメージの方が圧倒的に大きい」と判断しているので、台風のときにバイクカバーを外すことはバイク乗りの中ではセオリーになっています。判断はひとそれぞれですが、僕はカバーを外すことを強く、強くおすすめします。
僕は紫外線防止と防犯のために毎日バイクカバーを欠かしませんが、唯一台風の日だけは外します。
バイク屋に聞いたら10人中11人が「最低限カバーは外してね」っていうくらいのネタだよ。試しに聞いてみてね。
風をはらんでいるとてもわかりやすい画像があったので引用させて頂きます。本来倒れにくいサイドスタンド側に倒れてしまっていますね。
引用元:台風6号・・・・・
濡らしたくない場所を養生する
- Q大切なバイク、雨で壊れないか心配です。
- A
雨に弱いパーツを養生しましょう。
バイクは雨程度の水では壊れませんが、水を使った洗車をする時同様、特に濡らしたくない部分はテープやビニール袋で養生をして水が入らないようにしましょう。
バイクシェルターは壊れるので撤去しておく
- Qバイクシェルターを使っています。バイクを外に出しておけばいいですか?
- A
せっかくのバイクシェルターが壊れるかもしれないので事前に畳んでしまっておきましょう。
バイクカバーではなく、バイクシェルターを使っている方も同様にシェルターをしまってください。
バイクを入れっぱなしにするとシェルターごと倒れるかもしれませんし、空のシェルターは飛んでいってしまう可能性が高いです。せっかくのバイクシェルターなので事前に畳んでしまっておきましょう。
片付けるの面倒くさい。
普段はエンジンが冷めるのを待つことなくバイクをしまえる便利なバイクシェルター。普段楽をさせてもらっている分、台風のときくらい面倒を見てあげよう!
サイドスタンドで駐輪する
- Qサイドスタンドよりセンタースタンドの方が倒れにくいですよね?
- A
いいえ。サイドスタンドの方が倒れにくいです。
意外に思うかも知れませんが、センタースタンドよりもサイドスタンドの方が安定してバイクを停めることができます。センタースタンドでとめると
ご覧のように不安定な狭い3点でしか支えられていないので前後、特に左右の動きに対して弱いことがわかります。一方でサイドスタンドの場合は、
安定して広い3点で支えることができます。台風のとき・・・というか、地震に備える意味でも普段からサイドスタンドで駐輪するようにしましょう。
1速に入れたままバイクを停めて固定する
ニュートラルで停めておくと、後輪が回転するのでバイクが前後に動いてしまいます。必ず1速に入れたままバイクを停めるようにしましょう。こちらも地震に備えて普段から行うべきことです。
坂道だけじゃなく、平地でも1速に入れておくんじゃぞ。地震はいつ起きるかわからんのでな。
フロントブレーキレバーを固定する
更に前後の動きに強くなるように、フロントブレーキレバーを引いた状態で固定しておきましょう。紐で縛ってもいですし、糊が残りにくいビニールテープや養生テープでグリップごと巻いてしまっても良いです。
盗難防止用品のブレーキレバーロックでもいいですが、ロックとして最低な製品で他に使い所がないので紐やテープで十分かと思います。
バイクを壁際に駐輪する
- Q壁際にバイクをとめると良いと聞きました。左側、右側それぞれをおすすめする人がいて混乱を極めています。
- A
左右どちら側でも高い効果があります。お好みで選んで下さい。
可能であればバイクを壁際に駐輪すると風の影響を減らすことができるだけでなく、万が一倒れてしまったときのダメージを最小限にすることができます。
飛来物が当たる可能性も減らすことができるね。
壁の右がいいの?左がいいの?
壁はバイクの左右どちらにあっても有効ですが、発揮する効果は少々異なります。
バイクはサイドスタンド側に倒れにくいのですが、サイドスタンド側に壁があればバイクはサイドスタンド側から風が当たらないのでバイクは倒れにくくなります。逆に反対側に壁があれば万一バイクが倒れたときに支えになってダメージを軽減してくれます。これはお好みですが、個人的にはサイドスタンド側に壁があったほうがいいと思います。
バイクをロープで固定する
ロープは少し複雑なので
を段落を分けて解説します。だいたいは上のイラストの通りです。
バイクを固定おすすめロープ
バイクをロープやラッシングベルトで固定することで倒れない状態にします。ラッシングベルトは扱いが少々面倒ですし、ご家庭にあっても他に使いようがないと思うので、扱いやすく日常でも何かと使えそうなPPロープがおすすめです。
PPロープは細くて扱いやすいがひっぱりにはものすごく強いんじゃよ。台風前になるとホームセンターからなくなるから今のうちに買っておくのじゃ!
固定するバイク側のロープの結び方
- 長めにPPロープを用意する
- 半分に折って真ん中を持つ
- 真ん中のU字になっているところをバイクに当てる
- Uの穴にロープの端を通して引く
- ロープをしっかり引いて対象に結ぶ
という方法で結ぶとバイク側に「ゆるみ」が起きにくいのでおすすめです。
この説明で伝わるかしら・・・
伝われーー!!!
バイク側のロープを結ぶ箇所
「バイクを倒さない」ということが目的なので、バイクのなるべく高い位置から紐を引くようにしましょう。また、ウインカーやミラーなどに紐を結ぶと壊れてしまうので、フレームやタンデムステップステーなど、壊れない場所に結びましょう。
ロープを固定する先
紐を結ぶ先はブロックや小型の水タンクなどでは動いてしまうので意味がありません。地面とくっついている車止めなどの構造物が好ましいです。ブロックなどに結んで倒れたバイクがブロックに当たったりしたら大惨事ですしね。
ブロックを使うくらいならロープは使わないほうがいいよ。バイクを倒すくらいの力には無力だし、ダメージが増えるリスクが高いからね。
ロープを引く方向
理想は前後左右に6方向ですが、そううまいこと紐を結べる場所がないと思うので「サイドスタンドの反対側に倒れにくいように」ということを意識して取り回しをしましょう。
タイヤ止めを使ってバイクを固定する
バイクの前後運動を完全に抑えるために、タイヤにタイヤ止めを噛ませます。といってもこれはたまたま僕が普段から使用している段差解消のスロープを噛ませているだけであって、わざわざ台風対策として用意するようなものではありません。
タイヤ止めになりそうなものがたまたま近くにあれば噛ませておく・・・程度で良いです。
スイングアームジャッキを使って支える
- Qロープを固定する適当な場所がありません。
- A
スイングアームジャッキを使いましょう。
ロープを引く場所がない方はスイングアームジャッキでサイドスタンドの反対側を支えてあげるのも有効な手段です。
リアタイアが浮くくらい上げると逆効果なので、「突っ張り棒」になるくらいの良い塩梅で設置しましょう。
台風が去ったあとはバイクに水をかけてきれいにする
雨天走行とは違い、台風による雨は砂や泥を含みにくい(タイヤで巻き上げないため)ですが、酸性の雨は錆の原因になりやすいので早めに水をかけて雨水を流してあげましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
という11の方法を紹介しました。
なるべく多く組み合わせて対策を行えればバイクの心配をせず、自分や家族の安全を守ることに集中できます。
これだけの対策をして倒れてしまったら僕もあなたも無事では済んでいないでしょう。そうであれば諦めもつきます。
地震と違って台風は「いつ来るかわかる」災害です。バイクにしてあげられることは事前に済ませておいて、台風が来たときはあなたの身を守る行動に全振りできるようにしておきましょう。
あなたもあなたのバイクも次の台風を無事切り抜けられることを祈っています。
この記事を読めばあなたのバイクは大丈夫です!僕が守りました! 笑
あなたの安全はあなた自身しか守れないのでしっかり対策してください!
(公道を走ることと一緒ですね。「自分の安全は自分で守る」うむうむ)
今夜の台風のピーク、今更心配になってきた・・・
という方はカバーを外して、サイドスタンドを使って、1速に入れるだけでも効果はあります。できることをできる範囲で行うようにしましょう。
ではあなたとあなたの愛車の安全を祈りつつ・・・
コメント