okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いたあなたは、
という方ではないでしょうか。この記事では、
ワイルドウィング履きたいなぁ!でもどれがいいのかわからないし、履き心地とかサイズ感もわからない・・・
という、これから「散々調べて悩んで」という作業を始める方、あるいは絶賛その作業中の方の作業量を減らすことを目的とした記事です。この記事では、
ということについて解説していきます。
ワイルドウィングについてあなたが知りたいことをすべて解説している内容なので少々長いです。「ワイルドウィングのすべてを知って、じっくりブーツ選びをしたい」という方のみ読んでみてください。
控えめに言って公式サイトを含むどんなページよりも情報量は多いです。コンパクトにまとめてもなかなかの量になりましたが、あなたが欲しい情報は載っていると思います。
ワイルドウィングとは?
ワイルドウィングとは2011年創業の株式会社ウィングローブのバイクブーツブランド。
創業者の藤林 勝士さんはレースの地方選で4度のチャンピオン、国内最高峰のモーターサイクル・ロードレース全日本SBKにも参戦経験をもつ超一流のレーサー。
レース引退後に靴メーカーで靴作りを学び、独立後は主に婦人靴を中心にアパレルメーカーなどのOEM生産をしていましたが「自分自身が履きたいライディングブーツ」を作るために2014年、バイク専用ブーツブランド「ワイルドウィング」を自社ブランドとして立ち上げました。
ワイルドウィングブーツの特徴
通常、バイク用フットウエア選びは「ライディング寄り(安全性や操作性)」か「ツーリング寄り(歩きやすさや周囲から浮かないかなど)」の判断から始まります。こられの要素はトレード・オフの様な関係にあり、すべてを兼ね備えたブーツは存在せず、どこかの点を妥協する必要がありました。
安全性 | 操作性 | 歩きやすさ | |
レーシング ブーツ | 4 | 4 | 1 |
ブーツ | 3 | 3 | 2 |
ライディング シューズ | 2 | 2 | 3 |
スニーカー タイプ | 1 | 1 | 4 |
ワイルドウィングはこれらの要素を高い次元でバランスさせるための多くの特徴を持ちます。紹介する特徴が多いので先に特徴のまとめをお伝えすると、
ステップ側に紐をまとめること以外は完璧とも言える低価格なバイク用ブーツ
という感じです。
バイクのステップに合わせた斜めのヒール形状
ワイルドウィング最大の特徴とも言えるのがヒール部分。普通のブーツはステップに対してヒールがまっすぐ当たるので、足がまっすぐ前に向かず「シフトバッド」がシフトペダルに当たらなかったり踏ん張りが効かなかったりします。
ワイルドウィングは斜めにヒールを配置することでこの問題を解消し、操作感の良さに貢献しています。
ステップに足を乗せっぱなしにして走るアメリカンなんかは特に相性が良いかもですね。
ステップ上で踏ん張りが効く土踏まずの鉄心
ワイルドウィングブーツの中敷きとソールの間に鉄芯が仕込まれています。ステップに足を乗せたときに踏ん張りが効くことで乗車中の安定性の向上・疲労軽減&歩いているときの疲れにくさというメリットがあります。
これもステップに足を乗せっぱなしにして走るアメリカンと特に相性が良いですね。
ペダルを感じやすいブレーキ&シフトセンサー
ソールのブレーキ・シフトベダルに当たる部分をフラットにすることでブレーキ・シフトダウンのフィーリングをつかみやすくコントロール性が向上します。
摩擦に強い牛革
牛革は摩擦に非常に強いので、転倒時地面との激しい摩擦にさらされるライダーを守るために多くのバイク用品には牛革が使われています。ライダースジャケットはもちろん、ジャケット、パンツはもちろん、グローブやレーサーが着るようなレザースーツ・昔のバンクセンサーまで、バイクと言えば牛革、牛革といえばバイク用品というくらい切っても切れない関係。
事故のときに取り返しのつかない怪我をしたくないのであれば牛革は基本装備。
ワイルドウィングのブーツはすべて牛革で作られているので、万が一の転倒時には激しい裂傷から足を守ってくれるでしょう。
削れたくるぶしは一生再生しないんだよ。
我々はそういう乗り物を趣味にしています。
日本人の甲幅に合わせたワイズ
ナイキなどの海外メーカーのスニーカーは幅が狭いと感じたことはないでしょうか。日本人は欧米人に比べて足の甲幅が広いく高さもあるので、スニーカーと同様、海外製のバイクシューズやブーツを履くと幅が窮屈に感じることが多いです。
ワイルドウィングは日本人に合った甲幅、甲高でブーツを作成しているので我々の足にしっくりきます。
足がつきやすく歩きやすい滑りづらい特許取得のフレキシブルサポート付きのソール
ワイルドウィングブーツのソールには二本の深い溝が掘られていて、ソールが曲がりやすくなっています。これは特許取得のフレキシブルサポートといい、海外よりも信号や渋滞が多く足を着く機会が多い日本のライダーに「足裏のしなり」を与えて足つきをサポートする機能。
ツーリング先でも歩きやすさをサポートし疲れにくくなるという効果もあります。
歩きやすさとバイクの操作性を1つの機能で同時に果たしているね。すごい!
ソール下には日本らしい桜柄の滑り止めがあしらわれ、我々日本人の立ちごけから守ってくれています。
普段見えないところのこだわりグッドね!
日本の文化に合わせた脱ぎ履きしやすいサイドファスナー
靴を脱ぐ文化がある日本でブーツを履く場合はサイドファスナーがとても便利です。
ライディング中は足にフィットするように紐を調整しておき、脱ぎ履きのときはファスナー開閉で簡単に脱ぎ履きをすることができます。サイドファスナーがあれば脱ぎ履きの時間が大幅に短縮できるだけでなく、常にジャストフィットな締め付け具合でバイクに乗ることができます。
専用品とは思えない低価格
深夜の通販番組のようになってしまいますが、ワイルドウィングブーツはこれだけの機能を持っているにも関わらずとても安価。ほとんどのモデルを1万円代で手に入れることができます(記事執筆時点)。
レッドウイングやチペワといったレザーブーツはネームバリューがありかっこいいですが、バイク専用ではないですし、高価なのでタフにラフに使いづらいです。
ワイルドウィングのブーツはラフにタフに使ってもバイクに耐えられる専用設計ですし、安価なのでどんどん使い込めます。数年後にはピカピカのチペワよりもかっこいいタフな「あなた専用」のワイルド相棒ブーツになっています。
okomoto
チペワではシフトダウンしかできないです。どこも行けねー。
つま先までちゃんと厚底
ワイルドウイングブーツはすべてのブーツで4通りの高さの厚底のモデルがあります。厚底は足つきがよくなるというメリットがありますが、操作性は格段に悪くなります。足つきと操作性を天秤にかけてどちらがいいか判断してください。
厚底ブーツを使うと、ペダルを踏んでいる感覚が伝わってこなくなるのでリアブレーキを踏みすぎて後輪がロックしたり、シフトチェンジがうまくできなくなる可能性があります。
シフトペダルの操作感を損なわないために、バイク用の厚底ブーツは「かかとのみ高く」なっているものがほとんどです。そもそも足つきに悩む方はそもそもかかとではなく、つま先を安定して地面に接地させたいはずなので、かかとだけの厚底はあまり効果がないと思っています。ワイルドウイングはソール全体が厚くなっているのでちゃんとした厚底だとは思います。
足つきはスキルで解決できるので個人的に厚底は非推奨ですが、どうしても不安な方は厚底でも!50mmはさずがにやめたほうがいいとは思います。
夏に嬉しいパンチングレザーモデル展開
夏の蒸れが気になる方はパンチングレザーを使用しているメッシュタイプのブーツを選ぶことができます。すべてのモデルにパンチングレザーモデルがあるわけではないのでモデル選びの際は注意が必要。
パンチングじゃなくても夏のツーリングはできるけど涼しさが全然違うよ。その代わり冬は使えないけどね。
フィッティングを高める長めの紐と紐の抑え【唯一の欠点】
一般的にバイクの運転に靴紐は危険とされていますし、それは真実です。とは言えこの手のレザーブーツにマジックテープやバックルをつけるわけにはいきません。
ワイルドウイングは靴紐を抑えられるようにサイドにマジックテープのカバーがついています。このカバーはファスナーがバイクを傷つけないためのファスナーカバーの役割も果たします。
短い紐は引っ張りづらくほどけやすいので敢えて長めの紐を採用しています。
個人的にはこれはワイルドウイング唯一の欠点だと思います。
靴紐が短くても、一度だけ頑張ってフィットさせてしまえばサイドファスナーで脱ぎ履きは容易なので「ステップにひっかかる」という紐が長いデメリットの方が上回ります。
また、紐の抑えがステップ側(バイク側)にあるのも危険です。抑えは足の外側にあれば少なくとも「紐がステップにひっかかって転倒」することは防げます。ファスナーカバーと抑えは別々にして、紐が外側にくる作りであれば完全無欠のバイクブーツと言えるでしょう。
この手のブーツは紐もデザインの一部だから仕方ない。けど安全性を考えるなら紐はステップから遠い位置にまとめた方がいいよねってことだね。
とはいえ、他のバイク用ブーツで外側を採用しているものはないから極々一般的な方法だとは思うよ。
ワイルドウィングブーツの選び方
それぞれ解説します。
3種類のベースを選ぶ
ワイルドウイングのブーツは「スワロー」「ファルコン」「イーグル」の三種類です。それぞれの詳しい特徴は後述します。まずは好みのタイプを選びましょう。
パンチングはスワロー以外
ちなみにスワローにはパンチングレザーモデルはありません。(記事執筆時)
厚底の高さを選ぶ
ノーマル 25mm 35mm 50mmの厚底からお好みのものを選びましょう。
カラーを選ぶ
ワイルドウイングブーツはモデルによっては7種類ものカラーバリエーションがあります。あなたのスタイル、バイクに合ったカラーをじっくり選びましょう。
カラーオーダー可能
引用元:ワイルドウイング
ワイルドウイングでは
をカラーオーダーすることで10,752通りの特注のブーツを手に入れることもできます。価格はオーダー内容で変動しますが、概ね通常モデルの倍の価格をみていればお釣りがくる程度です。
自分専用のブーツが作れて30000円ちょっとは安すぎ…
公式ショップ/楽天ショップ/Yahooショッピングは送料無料&初回サイズ交換無料
公式ショップ/楽天ショップ/Yahooショッピングでは送料無料、初回サイズ交換無料なのでサイズ選びのハードルが低くなっています。
「サイズ交換OK!」ってアナウンスをしてくれているところの方がちょっと安心はできるよね。
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ワイルドウィングブーツ・シューズ・スニーカーのサイズ表
ワイルドウィングのサイズ表は以下の通りです。靴は着心地がもっとも大事なので購入の際は必ず試着をするようにしましょう。
ワイルドウィング サイズ展開 | 22.5 | 23 | 23.5 | 24 | 24.5 | 25 | 25.5 | 26 | 26.5 | 27 | 27.5 | 28 |
22.5cmというサイズは他の多くのバイク用ブーツメーカーには存在しないサイズです。足の小さな女性の選択の幅を広げてくれているワイルドウイングに感謝ですね。
欲しいカラバリが用品店になければ試着したあとにネットで買うのもあり。その場合は消耗品のパーツクリーナーくらい買って帰ろう。
ワイルドウィングブーツ・シューズ・スニーカーの実際のサイズ感
試着できない方のために100件以上の口コミや評判に目を通してわかったワイルドウィングサイズ感を記載しておきます。
ワイルドウイングはサイズ表記通り、普段履いているスニーカーなどのサイズで良いです。これはバイクシューズメーカーではかなり珍しいことです。それだけ日本人向けに作られていることが効果を発揮しているのだと思います。
普段23だったり23.5だったりするのよねー大きめか小さめか迷ったらどうすればいいの?
もしも普段、2つのサイズを間を行ったり来たりしている方の場合は、
操作感優先で足にぴったりフィットするサイズの小さい方を選ぶ
歩きやすさ優先で少し余裕があるサイズの大きい方を選ぶ
という考え方で乗り切るのも良いかと思います。
評判・口コミを含めたワイルドウィングブーツのおすすめ紹介
というモデルについて解説します。
ワイルドウイングだけに鳥の名前からモデル名が着ているのね!
スワロー
足首の後ろをカットしているモデルで最も足を動かしやすく歩きやすいモデル。ローカットスニーカーからの履き替えでもシフトチェンジやブレーキ操作も違和感なく行うことができます。
レザーブーツとしてもっとも履きやすく、最もオーソドックスなショートブーツ。
パンチングモデルのラインナップもあります。夏OK。
アメリカンバイク用に利用しています、、オールシーズン使用
フィット感、安全面共に満足です。
引用元:amazon
見た目のカッコ良さと、軽さに満足です。
引用元:amazon
バイクのシート高が不安で底が厚いブーツを探していました。デザインも良く安心して乗れます。皮の質が良いのか、冬のツーリングでも足が寒くなかったです。本当にオススメです。
引用元:amazon
ファルコン
バイクとブーツがこすれることを防止するためのベルトがついたモデル。よりライダー感が強いデザイン性が高い作りになっています。履き口が柔らかいので足首の動かしやすさや歩きやすさには問題がなく、足の高い位置まで牛革で守れるのでより安全性は高くなっています。
パンチングモデルのラインナップはありません。
カッコイイのはもちろん、使用3回目位で柔らかくなりました、言うことなしです。
引用元:amazon
普段履きスニーカー「25.5、3E」ですが、今回25.5を購入しました。サイズはぴったりでした。
引用元:amazon
最初は痛いところもありますが、徐々に慣れてきました。
引用元:amazon
イーグル
エンジニアブーツスタイルのブーツです。
バイクにエンジニアブーツ使えるよ!バイク用のエンジニアブーツは珍しいよ!
ということを言う方がほとんどですが、エンジニアブーツの歴史を辿ると1937年、アメリカの靴メーカーチペワが乗馬用のライディングブーツとして開発したものを測量技師達や伐採業者が使用し、エンジニアブーツと呼ばれるようになりました。
元祖ライディングブーツを捕まえて「バイクにも使えるよ」とは何事か
エンジニアブーツ | レーシングブーツ |
つま先を守るカップが入っている | シフトパッド内蔵 |
素材は牛革か馬革 | 摩擦に強い牛革製 |
紐のかわりにベルトを使う | 靴紐がない |
ブーツの胴がふくらはぎまである | クルブシまでホールドする (上下の動きを制限せず、足を捻らない外骨格(フレーム)) |
つま先が平 | シフトパッド内蔵 |
靴紐よりもフィット感は低くなりますが、ステップにひっかけたり事故のときに車体にひっかかって足首が取れる可能性がなくなるのでもっとも安全性が高いモデルです。パンチングモデルもあるので夏OK。
このブーツは4Eと言う事なので足長通りの25.5を選びましたところ
ジャストサイズです。足首も太い方ですが特にきついと言うこともありませんでした。
引用元:amazon
今まで履いてたエンジニアブーツよりショートだった。ショートブーツではないが、ミディアムって感じ。
引用元:amazon
バイク用のブーツは普通のスニーカーとは全然違います!グリップ感が違うので乗ってても滑らないから安心感、安定感が違います!そして空冷特有の熱さが夏でも7〜8割減!足首を守るだけのつもりでしたが、乗ってて熱く無いので楽です!
引用元:amazon
ロングブーツ
より高い安全性を得たいのであればロングブーツもおすすめです。女性こそ似合いそうなデザインですがサイズ展開が25cm~というのが少々残念。
逆に考えると「25cm以上のサイズの女性」は限られた精鋭(?)なので検討のテーブルに挙げることをおすすめします。
他のモデルとは違い使用しているレザーが多いので価格は少々高くなります。
パンチングモデルのラインナップはありません。
他のブーツとは違って履き口やふくらはぎ、足首のサイズも気にする必要があるので購入の前はワイルドウィング公式でサイズの確認をしましょう!
ホーク
ファスナーサイドジップタイプ。
ブーツは大変履きやすく、すぐに足に馴染みました。
引用元:amazon
ファスナーが弾けた事は大変残念でしたが、その後の対応が大変良かった
引用元:amazon
ツーリング使用三回で、右側下のファスナー壊れた。
悲しい。
引用元:amazon
ピーコック
外側にベルトがついている小洒落たタイプ。
ロングはデザインがとても気に入り3月も終わりますが購入しました
引用元:amazon
ショートブーツを購入していたので 脚付きの良さは実感していました。
引用元:amazon
バイク乗ってるときの不安解消されました。
引用元:amazon
ストーク
ハードな見た目の靴ひもタイプ。これをは着こなせる方は色々と上級者な気がします。(意味深)
フラミンゴ
雨天ツーリングにはもちろん、釣りやキャンプにも使えるバイク専用設計の完全防水のレインブーツ。
「足首が絞られている+靴紐」なので普通の長靴よりもフィット感が強く、サイドファスナーで脱ぎ履きも楽。
長靴では珍しいくるぶしパッド、つま先の樹脂カップで安全性とシフト操作をサポートしています。
防水のライディングシューズを選ぶより、雨の日はこういう長靴を履いた方がいいんですよ。まぁ僕雨の日はツーリングなんて行かないんで関係ないんですけど。
ブーツカバー
「長靴を履くのはちょっと・・・」「出先での急な雨に備えたい」という方にはブーツカバーがおすすめ。
ブーツを履いたまま、靴下を履くように使うことで気軽にブーツを雨から守ることができます。裏面は滑りにくい加工が施されているので安心です。
疲れなインソール
レザーブーツのようなかっこいいアイテムを選ぶときに、急にダジャレを入れられると一気に購買意欲が削がれますがそれを考えてもワイルドウィングのブーツは選ぶ価値があると思います。ということで疲れなインソールも一緒に揃えるのが良いかもしれません。
純正品に勝るものなし!
まとめ
いかがでしたでしょうか。ワイルドウィングのブーツ・シューズに関して網羅的に紹介しました。
バイクのフットウェアはバイクとライダーの大事な接点の1つ。操作性にも大きく関与するので慎重に選べばあなたのバイクライフを大きく向上させてくれるものになるでしょう。
この記事が少しでもそのお手伝いができたのであれば嬉しく思います。
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