okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いたあなたは、
という方ではないでしょうか。
バイクでスマホを充電と言うとまず思いつくのがバッテリーから電源を持ってくるUSB電源ですよね。以前は車用のシガーソケットを追加するパーツをつけ、そのソケットにUSB変換ソケットを差し込んだりしていましたが、現在はバイク専用のものが主流で、シガーソケットを介さずとも素晴らしいUSB電源を使うことができます。
シガーソケットだと緩んで充電できていなかったりね・・・
昔は色々試行錯誤したよね
この記事では、
ということを解説します。
バイクにUSB電源はいらないの意味
バイクの電源に関する考え方は人それぞれですが、本記事は「バイクにUSB電源はいらない」という内容ですが、誤解してほしくないのは本記事の「バイクにUSB電源はいらない」はバイクから直接電源を取るタイプのものを指しているということ。
モバイルバッテリー充電の方がずっとおすすめですよ
ということを伝えるために便宜上「USB電源いらない」と記載しています。
バイクのUSB電源とは?
「バイクから直接電源を取るUSB電源?」とは?
という初心者の方のために、まずはその辺りから解説します。
バイクにおけるUSB電源とは『バッテリーから給電されているUSB Type-Aの差込口』を主にハンドル周りに設置し、そこに充電コードを差し込んで電子機器を充電する充電方法のことを指します。
ETCやドライブレコーダーの電源は通常USB Type-Aの差込口からは給電しないのでそれらの機器は別の方法でバッテリーから電源を取ることになります。
USB電源があればETCやドラレコも使えるからおすすめ!
という方もいますが、端子が抜ける可能性があることや防水性が低いUSB電源はこれらの電源に適しているとは言えませんし、ドラレコはUSB給電のラインナップはありますが、ETCをUSB電源で駆動させるのはそもそもかなりのレアケース(純正では存在しない)。
バイクでのスマホ充電をUSB電源で行うメリット
すでに時代遅れのオンボロになったシガーソケットを除けば、バイクで電子機器を充電する方法はUSB電源かモバイルバッテリーの2つしかありません。モバイルバッテリーと比較した場合のメリットは、
です。
モバイルバッテリーは充電を忘れたり、連泊キャンプツーリングなどで途中で充電できないと役に立ちません。
僕が使っている20000mAh程度の容量のモバイルバッテリーでは丸一日ナビと音楽を画面の明るさを最大にして使用すると2日で容量が尽きてしまいます。
寝ている間に、モバイルバッテリーを充電できないようなツーリングをする場合はUSB電源が必須です。
(スマホフル稼働で2日持つって十分じゃね??)
バイクでのスマホ充電をUSB電源で行うデメリット
USB電源は取付工賃が高い
USB本体は安価に手に入れることができますが、取付工賃が高いです。ほぼ間違いなく本体よりも高いです。
USB電源を自分で取り付ける場合知識が必要
工賃を浮かせるために自分でやる場合、電装系をいじるにはそれなりに知識が必要。
ネットで情報を集め、必要な工具を揃えて、ミスをせずに作業を行う必要があります。
可能性としてはとても低いですが、バッテリーを触るので感電やショートの可能性、最悪の場合バッテリーや他の電子機器類に深刻なダメージを与えてしまう可能性もあります。
滅多にないよ。あくまでも可能性だよ。
取り付け方法を勉強したりする時間もコストなので膨大なコストがかかります。
USB電源を適当につけるとバイクが燃える可能性がある
適当な配線から電源をひっぱってくると負荷が高くなり、使用中の発熱によって発火する可能性もあります。
ちょっと大げさに書いているよ。でも「ない話」ではないんだよ
USB電源をつけると新車購入の場合保証を受けられなくなる可能性がある
メーカー純正のものやディーラー指定のUSB電源であれば問題ないですが、USBポートが多くて使いやすい社外品を自分で着けてた場合、新車購入の最大の魅力である「メーカー保証」が受けられなくなる可能性があります。
USB電源は使わないときでもバイクについている
街乗りやショートツーリングをする場合はスマホの充電は必要ありません。USB電源は使わないときでも常にバイクについているのでスッキリバイクに乗れません。
バイクを保管しているとき、バッテリーとつながっているUSB電源は結露と乾燥を繰り返したり、雨で濡れているかも知れません。
スッキリ乗れないってなによ・・・
いらないものがバイクに付いてるのって様式美を壊しますよ結構・・・
USB電源を使わないときに外すようにすると面倒になる
とはいいつつ、配線の途中にカプラーを噛ませて使うときだけ設置するということもできます。昔の僕もやっていた方法ですが、これだと「使うときに都度設置する」という手間がかかります。結構面倒。
あんたって本当怠惰で我儘な生き物よね
暑いときは暑い!寒いときは寒い!を解決したのがエアコンですね!エアコン最高!
USB電源が壊れるときは突然
モバイルバッテリーはバイクにつけっぱなしにするものではないのでUSB電源とは違い結露や雨によるダメージがありません。モバイルバッテリーが寿命を迎えるときの多くはバッテリーが徐々に弱っていき、充電量が減ってしまったときです。
モバイルバッテリーを使い始めて数年後、「最近バッテリーの容量減ってきた感じがするな。買い換えるか。」となります。
一方でUSB電源の寿命は突然やってきます。それは連泊ツーリングの出発の朝かも知れません。
モバイルバッテリーは老衰、USB電源は突然の事故死のような違いがあります。
USB電源はバイクに乗っているときしか充電できない
USB電源はエンジンが動いているときしか、バイクが動いているときしか充電できません。
厳密にはエンジンが掛かっていなくても充電できるがバッテリーに負担がかかるんじゃぞ。おすすめしないぞい。
ですので、
お昼ごはん食べてる間だけインカム充電しておくかなー!
ということができません。モバイルバッテリーであればバイクのエンジンのオンオフに依存しないのでそれができます。
USB電源はスマホ以外を充電しにくい
スマホはナビをするをメインに使うのでスマホはライダーの視界に入りやすい場所に設置されます。必然的にUSB電源は多くの場合スマホの近くに設置されます。
スマホは満充電済みだから次の休憩まではカメラを充電しようかな!
と思っても、電源の近くにカメラを収納できるバッグがないとそれができません。タンクバッグがあればそれは可能ですがタンクバッグはライダーの動きを制限するのであまりおすすめしません。
というか全くおすすめしません。
USB電源を使っている人の多くがバイクの荷物積載方法として劣っているタンクバッグを使っている理由がこれです。
USB電源はセパハンのバイクに設置しづらい
多くのUSB電源はハンドルバーにつけるのもなのでセパハンのバイクへの設置はかなり大変になります。USB電源だけではなく、スマホのマウント方法でも頭を悩ませなければならないのがセパハンです。
USB電源は充電不良原因の特定が面倒
モバイルバッテリーで充電不良が起きたときは、
のいずれかに問題があると考えられますが、USB充電器の場合は、
と、疑う箇所が一つ増えます。しかも配線が原因であることを特定するのは一度バラしてテスターを使ったりという作業をする必要がありかなり面倒。また、原因となる可能性がある箇所が増えるということはそれだけ充電不良に陥る可能性が高くなる…ということでもあります。
レッドバロンやナップスでの取付工賃は?
- QナップスのUSB電源取り付け工賃はいくらですか?
- A
ナップスでUSB電源を購入した場合は工賃6050円~、持ち込みの場合は12100円とのことです。車種や仕様によって追加料金がかかります。
- Q二輪館のUSB電源取り付け工賃はいくらですか?
- A
二輪館でUSB電源を購入した場合は5500円~、持込の場合は11000円~とのことです。
- QレッドバロンのUSB電源取り付け工賃はいくらですか?
- A
USB電源をレッドバロン手配にすると4500円程度~、持ち込みは9000円程度~が目安になります。
レッドバロンは工賃表を公開していませんが、1時間辺りの工賃(レバレート)が9900円ということと、ネットから拾った情報、電話で問い合わせた感じでだいたい上記の工賃になりそうです。
レバレートはたまに値上げしたりするのでちょっと曖昧…今9900円だった気がします。次に行ったときに確認しておきます。
いずれにしてもUSB電源本体よりも高額な工賃がかかります。ちなみにモバイルバッテリーは5000円あれば素晴らしい性能のものが手に入ります。もちろん取付工賃は不要です。
おすすめのバイク用USB電源
ここからはおすすめのUSB電源を紹介していきます。
モバイルバッテリーが気に入らない方や2泊以上のキャンプツーリングを計画している方は参考にしてみてください。
せっかく取り付けるならいいものを付けて欲しいですからね
ということを意識して選んでいきましょう。
デイトナ バイク用 USB電源 スタンダード USB-C PD3.0対応 急速充電 18W
- USBタイプC
- PD3.0急速充電対応
- 最も普及しているハンドルクランプ式
デイトナ バイク用 USB電源 スレンダー USB-C PD3.0対応 急速充電 18W
- USBタイプC
- PD3.0急速充電対応
- 抜群のステルス性能
- セパハンにも取り付け可能
デイトナ バイク用 USB電源&クランプバー USB-C PD3.0対応 急速充電 18W ステム用ショート
- USBタイプC
- PD3.0急速充電対応
- キャップを回転させて防水可能
- セパハンに取り付けられるステム用(別途マウントキットが必要)
デイトナ バイク用 USB電源&クランプバー USB-C PD3.0対応 急速充電 18W マスターシリンダー用
- USBタイプC
- PD3.0急速充電対応
- キャップを回転させて防水可能
- マスターシリンダークランプ
SHEAWA バイク USB電源 充電器 USBポート QC3.0 USB-PD Type-C 電源ON/OFFスイッチ付
- Quick Charge 3.0ポートとPD対応USB-Cポートを搭載
- 電源スイッチ付き!使用しない際は、電源スイッチをOFFにして、無駄な電力消費を防ぐ
- 防水設計
- 激安だが説明書が付属しない上に故障・トラブルのレビュー多数!博打打ちの方におすすめ!
Casecover オートバイ専用電源 3.1A/4 TYPE-C 急速USB充電器 USB電源 防水 電圧表示 独立ON/OFFスイッチ搭載
- USB-C
- バッテリーの電圧を自動的に検出
- ON/OFFスイッチを搭載
- 電圧を確認して安心したい方におすすめ!
デイトナ バイク専用電源 USBx2 USB2口 トリクル充電対応
このUSB電源の最大の特徴は、別売りのバッテリー充電器を差せばバッテリーを充電できてしまうことです。
本来車体からバッテリーを外して行うバッテリー充電ですが、このUSB電源があれば車体からバッテリーを降ろさずに行うことができます。
乗らないときと充電器につなげてトリクル充電を行えばいつでもフレッシュなバッテリーでツーリングへ出発することができます。type-cではありませんがたまにしかバイクに乗らない方にとてもおすすめ。
必須装備はUSB電源ではなくモバイルバッテリー
モバイルバッテリーの登場以前は選択肢がないのでUSB電源を使わざるを得ませんでしたし、それを使うことに誰も疑問を持ちませんでした。取付工賃が高くても、自分で膨大な時間を割いてアクセサリー電源からのとり方を調べ、必要な電工工具を買って自分で取り付けたりしていました。
他に選択肢がなかったのでそれが当たり前でした。
しかし、現在ポケットに収まるサイズでスマホを何回も充電できる優秀なモバイルバッテリーが簡単に、安価に手に入ります。
過去の慣習に倣うのも良いですが、圧倒的に良いものが目の前にあったときは変革のときです。バイクで電子機器を充電する変革期はとっくに過ぎています。
これからバイクに乗ろうとしている、もしくは最近乗り始めたというあなたは「変革についていけない大人」の言うことを聞かず、自分の頭で考えてどれが最善の方法なのかを判断して頂ければと思います。
「USB電源はバイクの必須アイテム」と言っている方は変革についていけなかった方です。正しくは「USB電源は2泊以上のキャンプツーリングの必須アイテム」だよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
バイクにUSB電源を使用することのメリットとデメリットを解説しました。
もちろんライダーのバイク観はそれぞれなので「タンクバッグが大好き!故にUSB電源も大好き!」「発火の可能性を抱えて走るスリルがたまらん!」という方もいるかもしれませんが、あなたは是非どちらがあなたにとって最善なのかを冷静に考えて頂ければと思います。
2泊以上のキャンプツーリングをする方はUSB電源が必要ですよ!
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