okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
先にこの記事の結論を書くと
レバーを「握る」ではなく、「引く」ことを意識して、自分が引きやすい指の本数でOK
という感じになります。
と言われても、全くの初心者の方は
「握りやすい」が見つけらんないのよ!具体的にこれはこう!って教えなさいよ!
と思うと思うのでこの記事では
ということについて解説していきます。
バイククラッチは握らずに「引く」~バイククラッチの握り方~
レバーは握らずに引きましょう!
この表現よく使われるけど曖昧でわかりづらいのよね・・・
わかりやすいようにしてみますね!
レバーを「握る」と筋肉量の少ない手の平の筋肉でレバーを操作することになります。筋肉量が少ないので強い力で握る必要がでてきます。
これでは握力がすぐになくなってしまいます。強く握るとハンドルの動きを押さえつけてしまうのでライディング的にもマイナスです。
レバーは総指伸筋という上腕にある筋肉で引くようにすれば握力を使わずに操作することができます。
「手」じゃなくて「前腕」を意識すればいいのね!
クラッチが重い悩みを持つ人に「握力鍛えろ」というアドバイスをする人がいるが、正しく引けていれば「前腕を鍛えろ」ということになるの。
バイククラッチレバーへの手の置き方は共通~バイククラッチの握り方~
グリップを正面から握ると腕が突っ張って手首に負担をかけてしまいます。
大きく外側から包み込むように握るようにしましょう。
こうすることでハンドルに力が入りづらくなり、自然と下半身で体を支えようとするのでライディング的にも良い影響があります。
このとき、正しい角度でグリップを握れているとスイッチボックスと人差し指は接した状態になりますが、親指の付け根とは間隔が空きます。
グリップが手のひらに当たる部分は上のイラストのように手のひらに対して真横に当たるのではなく、斜めになります。
バイククラッチを握る場所と指の本数が与える操作への影響~バイククラッチの握り方~
クラッチレバーを握る場所と、指の本数が操作にどのような影響を与えるのかを簡単に解説します。
バイククラッチを握る場所が与える操作への影響~バイククラッチの握り方~
クラッチレバーはてこの原理で動いています。
レバーを車体に固定しているボルトが「支点」、クラッチワイヤーと接するレバーの端が「作用点」です。
ワイヤーを動かすために「力点」であるレバーを操作しますが、力点は支点から遠い方がより小さい力で作用点を動かすことができます。
バイククラッチを握る指の本数が与える操作への影響~バイククラッチの握り方~
「総指伸筋の力で引く」と書きましたが、指をかけるじてんで指の筋肉も使います。
指の本数が多ければ多いほど使える筋肉が増え、少なければ減ります。
そりゃそうよね。ここは問題ないわ。
バイククラッチを握る指の本数と「ベテラン感」への影響~バイククラッチの握り方~
気にするかどうか、信じるか信じないかはあなた次第ですが、クラッチレバーを引く指の本数は少なければ少ないほど「ベテラン感」はでます。
もっというと、「人差し指一本」がもっともベテラン感がでます。これは
もっとも根本に近い場所で、もっとも少ない本数で握っているので操作感重視
ということなのかもしれません。
一方で4本指はもっとも初心者感がでます。これは
もっとも端に近い場所で、もっとも多い本数で握っているので繊細な操作を重視していない
ということなのかもしれません。
ジムカーナとか林道を走る場合を除けば、繊細なクラッチ操作を必要とする場面は少ないからどうでもいいと思うんだけどね。
公道で走ることだけ考えれば繊細な操作(半クラッチ)なんてほとんど使わないもんね。
渋滞中の半クラが多い方は下の記事を読んでみてください。
YouTubeなどの動画を観ていると、パニックブレーキ時に自転車のブレーキのようにクラッチを握ってしまいエンジンブレーキをわざわざ自分で「0」にしている方がいます。これをやってしまうのは4本指の方だけです。バイクに慣れていない初心者だからかなと思っています。脳内では「クラッチレバー?ブレーキ?」という曖昧な認識なのかもしれません。普段の運転ではクラッチレバーとして認識できていますが、非常時に「ブレーキ!」と思うとブレーキとして認識してしまうのかもですね。
10通りの握り方解説~バイククラッチの握り方~
クラッチレバーを握る指の本数、形をそれぞれ解説していきます。
ふざけてるのもあるからそれは読み飛ばしてね・・・
それぞれ解説します。
なんとなく現実的で、且つ上級者に見えそうな順に解説してみます。
【1本指】人差し指~バイククラッチの握り方~
250ccなどクラッチが軽いバイクで林道、ジムカーナをする方は人差し指1本が多いです。繊細な操作が可能です。
一方で、大型バイクなどクラッチの重いバイクには不向きです。
ツーリング中は他の引き方で、スポーツランのときは人差し指一本という方もいます。
【1本指】中指~バイククラッチの握り方~
人差し指よりもボルトから離れるので人差し指1本よりは引きやすいです。
250ccなど、クラッチが軽いバイクではツーリングもスポーツランも一貫して中指1本の方も多いかと思います。
倫理的に問題のある形ですが見えないので問題ないです。
【2本指】人差し指+中指~バイククラッチの握り方~
林道、ジムカーナを楽しむ方で力のない方はこの指を使うことも多いそうです。
特にクラッチが軽くないバイクでも引ける人はなんなく引けるのでツーリングもスポーツランも一貫して人差し指+中指の方も多いです。
【2本指】中指+薬指~バイククラッチの握り方~
「ツーリングとスポーツランで指の使い分けをしたくないけれど、どっちも楽しみたい」という欲張りな方(つまり僕)が採用しやすいのが中指+薬指です。
完全に停車してクラッチを切る状態にするのも楽です。
僕はこれです。
【2本指】薬指+小指~バイククラッチの握り方~
レバーの端側を引きますが、使っている指が力の弱い指なので必要な力は中指+薬指と変わらないかそれ以下かと思います。
ちなみに小指は総指伸筋とはつながっていないので前腕で引くのは薬指だけになります。
【3本指】人差し指+中指+薬指~バイククラッチの握り方~
初心者に見られたくないわ!でもクラッチが重くてつらい!
と言う方は3本指から始めるのがいいかもしれません。
【3本指】中指+薬指+小指~バイククラッチの握り方~
こっちの3本指もおすすめ。
【4本指】人差し指+中指+薬指+小指~バイククラッチの握り方~
教習所握り、白バイ握りですね。もっとも少ない力で握ることができるので、スポーツランに興味がなく、ロングツーリングを楽しむ方にはいいかもしれません。
クラッチがとても重かった時代は白バイでは4本指指定だったそうですが、バイクの性能向上、クラッチが軽くなるにしたがって「何本でもOK」ということになっているようです。
教習所ではまだ「何本でもOK」とはなっていないのでしっかり4本で握るようにしましょう。
【1本指】薬指~バイククラッチの握り方~
とてもクラッチが軽いバイクだとこれでいけるかもしれません。人差し指や中指の方が力が入る気がするので薬指1本の方は少ないと思います。
【1本指】小指~バイククラッチの握り方~
ちょっとみたことないです。上品な奥様にはおすすめです。
ザマス的な?PTA的な?
まとめ
いかがでしたでしょうか。
クラッチレバーの握り方、引き方について網羅的に解説しました。
自分が握りやすい、操作しやすい、疲れにくいのが一番だとは思いますが、あなたのバイクライフスタイルに合った方法を見つける参考になったのであれば嬉しく思います。
クラッチの握り方、引き方と同じくらい大事なクラッチレバーの調整方法は下の記事を読んでみて下さい。
コメント
クラッチなのに右手のグローブ?
左手グローブでしたね。赤いところが人差し指かとおもた
コメント有難うございます。
ハンドロイドは親指側のガントレットの方が大きいので間違うと思います。普通は小指側(外側)なんですけどね・・・。
バイク用品メーカーではなく、プロテクターメーカーが作ったので縫製や指のサイズ感も変だったりします。
かっこいいからいいんですけどね・・・。