okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。この記事では、
ということについて解説します。
バイクのバッテリーの電圧の目安
測定環境 | ボルト数 | 状態 | 対応 |
エンジン停止 | 10.5V | バッテリー上がり (恐らくセルが回せない) | 即充電 押しがけ ジャンプスタート バッテリー交換 |
エンジン停止 | 11V | 弱っている | 要充電 |
エンジン停止 | 12V~13V | 正常 | ツーリングに出発! |
アイドリング | エンジン停止状態+1V程度 | 正常 | ツーリングに出発! |
アイドリング | 停止状態よりも低下 | レギュレーターか オルタネーターの故障 | パーツ交換 |
スロットルオン | 回転数に応じて 際限なく上昇 | レギュレーターの故障 | パーツ交換 |
電圧は気温25℃のときに100%の性能を発揮し、気温が1℃下がるごとに1%性能が下がったりします。寒い日は電圧がそもそも下がっているので11Vであっても絶望しないようにしましょう。
単にバッテリーの電圧を測るのであれば、テスターではなく電圧測定機能がついたジャンプスターターでも確認することもできます。確認用と万が一用でひとつ用意していても良いかもしれませんね。
「電気系の整備はバッテリーの充電と交換くらい」っていうライトメカニックライダーにはテスターよりも電圧が確認できるジャンプスターターの方が役に立つね。一石二鳥。
冬のLツインを毎週始動させています。僕もお世話になったことがあります。
バッテリー上がり直前!?バイクのバッテリーの電圧が低下したときの症状
- Qバッテリーが弱ってくるとどんな症状がでますか?
- A
セルモーターが弱々しくなったり、灯火類に異常が出たりします。
とはいえ、この記事を読んでいる方は
いや、そういうテスターで測るとかじゃなくてさ、なんかわかりやすい症状とか知りたいの!
という方が多いかと思います。バッテリーの電圧が低下すると、
という症状がでてきます。
この状態のまま放置すると電圧が10.5V以下になり、最終的にバッテリー上がりを起こします。
バッテリー電圧低下と似ている症状がでる「レギュレーターの故障」
レギュレーターの故障はバッテリーの電圧低下とよく似ている症状がでるので注意が必要です。
バイクが発電した電圧を安定させるのがレギュレーターですが、レギュレーターが壊れると電圧をコントロールできなくなるので、
という症状がでます。
というか、レギュレーターが壊れるとバッテリーに充電できなくなるからバッテリー電圧低下の原因のひとつがレギュレーターの故障ってこと。
バッテリーの電圧低下だと決めつけずにレギュレーターの故障も疑ってみましょう。
電圧を測ってみるのが手っ取り早いけど、バッテリーの対処をしたあとに症状が改善しなければレギュレーターを交換しよう。
初心者の方はバイク屋さんに症状を伝えればOK!
電圧低下の症状がでたときの対処方法
それぞれ解説します。
ジャンプスターターを持ってツーリングに行く
バイクを走らせることでバッテリーを充電することができるので、とりあえずツーリングに行きましょう。万一バッテリー電圧低下の原因がレギュレーターの故障だった場合、ツーリング先でエンジンを始動できなくなる可能性があるのでジャンプスターターを持っていくと安心です。
事前充電が不要で10年以上使えるものです。少々高価ですが寿命を考えるとコスパはとても高いです。
バッテリーを充電する
ツーリングに行けない方は専用の充電器でバッテリーを充電しましょう。バイクを走行させての充電は「急速充電」になるので、充電器を使った充電のほうがバッテリーに負担をかけずに充電できるというメリットもあります。
パルス充電をする
バッテリーはサルフェーションというバッテリー内に発生するゴミが貯まることで劣化していきます。低充電状態ではサルフェーションが発生しやすいので、一度低電圧の症状がでたバッテリーにはパルス充電というサルフェーションを除去するお掃除をするのがおすすめです。パルス充電をすることで低下してしまったバッテリーの性能を回復させることができます。
バッテリー交換をする
バッテリーの寿命は2年、または50000km走行ごとと言われています。2年以上、50000km以上使っているバッテリーの場合は新品に交換すると安心です。
新品に交換する際は「バッテリー液が注入されていない、未充電のもの」がもっとも長い寿命で使用することができます。
バッテリー交換するときは端子を外す順番、つける順番に気をつけてね。単独でついていてもいいのはプラス(赤)だよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
バッテリーの電圧が低下したときの症状や対処方法を解説しました。
バッテリーは「エンジンがかかるか、かからないか」というDEAD or ALIVEな側面があるものですので、エンジンがかかっていればあまり気にしません。その分エンジンがかからなかったときに結構びびってしまいます。
この記事を読んだあなたがそこそこびびった後に、冷静に対処できるようになったのであれば嬉しく思います。
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