okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
中型バイク免許であればメジャーな免許なので「バイクに乗ってみたいから取得する免許」という認識で特に「教習大丈夫かな・・・」と過度に不安になったりすることはないと思います。
しかし、中型バイク免許の上位免許である大型バイク免許は「バイク操作が上手じゃないと無理かな・・・」と不安になってしまいますよね。
この記事では原付免許→中型バイク免許→大型バイク免許ときれいに免許のステップアップを行ってきた僕が「大型バイク免許をいきなり取得することは取得は難しいのか」ということについて解説していきます。
この記事では
ということについて解説します。
いきなり大型バイク免許は難しい!中型からステップアップしよう!
と言われることが多く、定説化しています。
僕の場合はこの意見とは少し違い、「中型バイク免許を取得できるスキル(バイクスキルではなく頭と身体のスキル)があればいきなり大型バイク免許免許も取得できる」と思います。本記事では中型バイク教習と大型バイク教習を、主に数字で比較をして、その結論にたどり着く過程を解説しています。
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合宿免許受付センターいきなり大型バイク免許と段階を踏んだ場合の費用の違い
- Q普通自動二輪免許から順に取るのと、大型バイク免許をいきなりとるのはどちらが免許費用は安いですか?
- A
いきなりの方が5万円ほど安くなる場合があります。
まずは教習費用の損得勘定からしていきましょう。
所持免許なしで 大型バイク教習の費用 | 260000円 |
普通免許(車)ありで 大型バイク教習の費用 | 150000円 |
普通自動二輪免許ありで 大型バイク教習の費用 | 100000円 |
所持免許の違いによる大型バイク教習の費用の差は上の通りです。
普通自動二輪免許取得費用は
所持免許免許なしで 普通自動バイク教習の費用 | 160,000円 |
普通免許(車)ありで 普通自動バイク教習の費用 | 100,000円 |
なので例えば、
200000円
150000円
ということで大型二輪免許をいきなり取得したほうが安い場合が多いようです。
大型バイク教習をいきなり受けられる教習所は少ないよ。普通自動二輪免許の所持を条件にしている教習所が多いよ。
普通自動二輪と大型バイク免許をセットで申し込める教習場は多いよ。割引が熱いよ。
大型バイク免許いきなりは難しい?教習時間(練習時間)の違い
- Q普通自動二輪免許から順に取るのと、大型バイク免許をいきなりとるのはどちらが免許取得期間は短いですか?
- A
いきなりの方が1時限教習は多くなりますが、日数は3日短くなります。
次にお金と同じか、それ以上に価値のある時間について見ていきましょう。
教習 | 最短日数 | |
所持免許なしで 大型バイク教習の費用 | 技能教習36時限 学科教習26時限 | 16日間 |
普通免許(車)ありで 大型バイク教習の費用 | 技能教習31時限 学科教習1時限 | 15日間 |
普通自動二輪免許ありで 大型バイク教習の費用 | 技能教習12時限 学科教習1時限 | 7日間 |
所持免許の違いによる大型バイク教習の教習時間は上の通りです。
普通自動二輪免許取得費用は
教習 | 最短日数 | |
所持免許免許なしで 普通自動バイク教習の費用 | 技能教習19時限 学科教習26時限 | 12日間 |
普通免許(車)ありで 普通自動バイク教習の費用 | 技能教習17時限 学科教習1時限 | 11日間 |
なので例えば、
全教習31時限
最短日数18日間
全教習32時限
最短日数15日間
ということで大型二輪免許をいきなり取得したほうが教習時限数は1時限長くなります、日数だけをみると3日短くなります。
大型バイク免許いきなりは難しい?教習車の違い
- Q大型バイク教習車は運転が難しいですか?
- A
低速域の運転がしやすいので、むしろ運転しやすいと思います。
「大型バイクは重くてすごいパワーを持っているモンスターバイク」というイメージの方もいらっしゃると思いますので、大型バイク教習と普通自動二輪教習に使われている教習車のスペックの違いを見ていきましょう。
普通自動二輪ではCB400SF-K 、大型バイクではNC750Lというバイクが教習車として使われていることが多いです。それぞれのスペックの違いは下の表の通り。
CB400SF-K 普通自動二輪教習車 | NC750L 大型バイク教習車 | |
価格 | 902880円 | 829000円 |
エンジン | 水冷4気筒 | 水冷並列2気筒 |
排気量 | 399cc | 745cc |
車両重量 | 207kg | 228kg |
最大馬力 | 56PS | 37PS |
最大トルク | 4.0kgf・m | 5.5kgf・m |
変速機形式 | 6速 | 5速 |
ホイールベース | 1440mm | 1520mm |
キャスター角 | 25°50´ | 27°00´ |
全長×全幅×全高(mm) | 2131×750×1085 | 2190×775×1120 |
シート高 | 750mm | 770mm |
燃料タンク容量 | 18L | 14 |
燃料の種類 | レギュラー | レギュラー |
カタログスペック燃費 | 31.0km/L | 37.0km/ℓ |
パワーウエイトレシオ | 3.69kg/ps | 6.16kg/ps |
トルクウエイトレシオ | 51.75kg/kgf・m | 41.4kg/kgf・m |
パワー円レシオ | 16,122円/PS | 22,405円/PS |
とはいえ、この表を見て
この大型バイクなら全然問題なさそうね!
と思える方はこの記事を読んでいないと思うので、教習所のような走り方をするときに影響が多い部分を解説していきます。
大型バイク免許いきなりは難しい?教習車の車両重量の違い
車両重量が軽い方が引き起こしだけでなく、バイクの挙動は軽くなるのでスラロームなどキビキビ運転するときに有利になります。
CB400SF-K 普通自動二輪教習車 | NC750L 大型バイク教習車 | |
車両重量 | 207kg | 228kg |
大型バイク教習車の方が21kg、約1割ほど重いです。
同じ排気量で1割の差は大きいですが、排気量が倍近く違うことを考えればそれほど大きな差ではありません。
207kgのバイクに単純に21kgの重しを載せるわけではなく、228kgのバイクを効率よく動かせるようにバランスよく重くなっているので、体感の重量の差は軽微かと思います。
大型バイク免許いきなりは難しい?教習車のエンジンの違い
CB400SF-K 普通自動二輪教習車 | NC750L 大型バイク教習車 | |
エンジン | 水冷4気筒 | 水冷並列2気筒 |
排気量 | 399cc | 745cc |
CB400は399cc直列4気筒、NC750Lは745cc並列2気筒というエンジンを積んでいます。
排気量が大きければ大きいほどエンジンパワーはパワフルに、気筒数は少なければ少ないほどトルクフルになるのでむしろ教習場のように低速走行しかしない条件であればNC750Lの方が運転しやすいかもしれません。
大型バイク免許いきなりは難しい?教習車の馬力の違い
CB400SF-K 普通自動二輪教習車 | NC750L 大型バイク教習車 | |
最大馬力 | 56PS | 37PS |
排気量が大きくなればエンジンパワーが大きくなると言いましたが、NC750Lは市販車のNC750Sをデチューン(性能を落として)して教習車にしているので馬力はCB400よりも19馬力も小さいです。
とは言っても市販車のNC750Sの馬力は54PSだからCB400よりもとから小さいんだけどね。
馬力とは「すでに動いているものを更に前に押し出す力」です。高速道路での一瞬の追い越しのときに力を発揮するような数字なので、低速走行しかしない教習所には馬力が必要ないのです。むしろ馬力が小さい方がスムーズに動かせるので大型バイク教習車の方が運転しやすいかもしれません。
大型バイク免許いきなりは難しい?教習車のトルクの違い
CB400SF-K 普通自動二輪教習車 | NC750L 大型バイク教習車 | |
最大トルク | 4.0kgf・m | 5.5kgf・m |
一方でトルクは「止まっているものを最初に動かす力」です。トルクが大きければ大きいほど低速時のエンストの可能性は低くなるので、トルクが大きい(「トルクが太い」ともいいます。)大型バイク教習車は教習所で運転しやすいです。
大型バイク免許いきなりは難しい?教習車のホイールベースの違い
前輪と後輪の中心を結んだ距離。車軸間距離とも言う。
CB400SF-K 普通自動二輪教習車 | NC750L 大型バイク教習車 | |
ホイールベース | 1440mm | 1520mm |
バイクはホイールベースが短かれば短いほど小回りが効き、低速走行がしやすくなります。小回りがきくということはクランクなど狭い道を曲がるときなどに有利になります。
大型バイク教習車の方が80mm長いですが、影響が出るのはクランク程度かと思います。
大型バイク免許いきなりは難しい?教習車の足つきの違い
CB400SF-K 普通自動二輪教習車 | NC750L 大型バイク教習車 | |
シート高 | 750mm | 770mm |
足つきにはシートの幅やくびれ具合なども関係してきますが、もっともわかりやすいシート高を比較するとたったの20mmしか差はありません。お尻をずらして片足をつく、正しい足の付き方をすれば身長150cm代以下の方以外は問題にならないと思います。
大型バイク免許いきなりは難しい?バイクの操作方法の違い
中型バイクも大型バイクも操作方法は全く同じです。
大型バイクになったからといってレバーやペダルが増えたり、特殊な操作が増えるわけではありません。むしろブレーキなどを含め、全体的な性能は大型バイクの方が高い傾向にあるので、特に低速域メインの教習所では操作しやすいかもしれません。残念ながらNC750Lの性能が高いわけではないですが、CB400に比べて運転しにくいというものではありません。
大型バイク免許いきなりは難しい?教習内容の違い
教習車に関しては問題ないことがわかったので、次に教習内容について確認していきましょう。
中型バイク免許と大型バイク免許の教習の違いをまとめます。
中型バイク免許 | 大型バイク免許 | |
一本橋 | 7秒以上 | 10秒以上 |
スラローム | 7秒以内 | 8秒以内 |
波状路 | なし | あり |
これだけの差しかありません。
それぞれ簡単に解説します。
大型バイク免許いきなりは難しい?中型バイク免許教習内容「一本橋」の違い
一般的に一本橋が難しいとされているのは「橋から落ちるのが怖い」「落ちたら一発で試験中止」という恐怖心からくる身体のこわばりだと思っています。
精神的にずぶとい僕はバイク完全初心者であった中型バイク教習のときは22秒乗っていました。
教官さんの言うことを素直に聞ける方であれば問題ありません。
大型バイク免許いきなりは難しい?中型バイク免許教習内容「スラローム」の違い
スラロームは中型バイク免許でも大型バイク免許でも結局難しいです。
完全バイク初心者の中型バイク免許のときはコツを掴むまでなかなかタイムを切ることができませんでしたが、一度コツを掴んでしまえば大丈夫になります。
教官さんの言うことを素直に聞ける方であれば問題ありません。
大型バイク免許いきなりは難しい?中型バイク免許教習内容「波状路」の違い
「なぜこんな課題ともいえない課題が大型バイク免許教習の課題にかっているの・・・?」と思うくらい簡単な課題でした。
これを大型バイク免許教習の課題にするなら中型バイク免許の課題にするべきだし、逆に中型バイク免許の課題にしないなら大型バイク免許教習の課題にしなくてもいいのではないかと言うくらい「やっている意味がわからない課題ランキング第一位」の課題でした。
波状路でつまずくことはないと思います。波状路でつまずく人は「中型バイク免許を問題なく取得できるスキル(頭も身体も)がない」という人だと思います。それくらい簡単です。
大型バイク免許にいきなりチャレンジするのがおすすめな方
ここまで「大型バイクにいきなりチャレンジしても問題ない」という話を展開してきましたが、あくまでも「普通自動二輪教習と比べて(世間で言われるほど)難しくない」ということです。
普通自動二輪教習でもつまずく方は多くいますし、差は少ないと言えども上位免許である大型バイク免許の方が課題難易度は高めに設定されています。誰にでもおすすめというわけではありませんが、
という方であればほとんど問題なく教習を終えることができると思います。
訓練効率が高いとは「飲み込みが早い」、「建設的に努力することができる」ということです。偏差値が高い方は訓練効率が高いことが多いです。
いきなり大型バイク免許を取得した後のとても大事な注意点
この記事は「いきなり大型バイク免許はそれほど難しくない」という内容です。「いきなり大型バイク免許を取っていきなり大型バイクに乗っても問題ない」ということではありません。
いきなり大型バイクに乗ることは問題大アリです。せっかくのあなたのバイクライフが台無しになってしまうので最初は中排気量のバイクに乗られることを強くおすすめします。
最初から大型だと、永遠にバイク本来の楽しさを感じることができなくなってしまうよ・・・。
せっかく乗るんだからバイクの楽しさを知って欲しいよ・・・
初バイクにハーレーは最高だぞ!HAHAHA!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
一般的に「難しい」「おすすめしない」とされているいきなり大型バイク免許の取得ですがこうしてみてみるとそうでもないことがわかると思います。
そしていきなり大型バイク免許はもっとも練習を積んだ状態で公道にでることができるバイク免許取得方法でもあります。その意外な理由も読んでみてください。
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