この記事ではバイク教習のコツを解説しますが、「予習した内容よりも教官の教えを優先できる」という方のみ読み進めてください。詳しくは>>>こちらの記事を読んでみてください。

okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
この記事では
ということについて解説します。
大型二輪免許だけの課題『波状路』とは?

波状路とは1.3m,1.3m,1.0m,1.15m,1.3m,1.3m,1.0m,1.15mの不等間隔に設置された障害物を通過するバイク教習課題の1つ。障害物は高さ5cm,上辺6cm,下辺14cm、幅70cmの台形。
段差を乗り越えるときなど、悪路の走行に役立つ技術の習得を目的としています。

間隔の広いはしごの上を走るような課題だよ。
大型二輪教習では卒業検定課題ですが、普通自動二輪教習では任意教習(受講してもしなくても良い教習≒卒業検定課題ではない)となっています。

「普通自動二輪でも波状路やったよ!」という方は課題として取り組んだのではなく、体験教習のような感じで取り組んだんだよ。

僕も「波状路やってみる?」と言われましたが当時は大型に乗るつもりはなかったので断りました。
何故波状路は大型二輪教習だけなのか?

波状路は大型二輪教習では行われ、普通自動二輪教習では行われない唯一の課題です。
普通自動二輪と大型バイクで悪路を走る可能性に違いはないはずですが、普通自動二輪では卒業検定課題ではありません。多くの教習生は波状路を経験することなく教習所を卒業していきます。
何故普通自動二輪免許に波状路がないのかは不明ですが、大型二輪免許は1996年までは限定解除試験に合格する必要がある難しい免許だったので、教習を受けられるようになったときに普通自動二輪との差別化を図るため、

教習所内で速度は出せないしなぁ・・・なんか課題を1つくらい新設したいなぁ・・・そうだ!凸凹道を走らせよう!大型二輪教習の課題にしよう!うむうむ!
と誰かが思いついたのだと思います。

それくらい「公道では必要なくね?」という感じの課題だったりします。
波状路の卒業試験での秒数など

波状路は5秒以上の時間をかけて通過しなければなりません。
卒業検定では
という、結構きつめのペナルティが科される内容になっています。

簡単すぎてまったく気にしていませんでしたが、実は一本橋並のペナルティなんです。
波状路はめちゃくちゃ簡単

大型二輪教習にしかないものなので、

波状路って難しいんだろうな・・・大型バイクを乗りこなせるくらいじゃないと無理なんだろうな・・・
と思うかもしれませんが、
ベラボウに簡単です。
いきなり大型二輪免許教習にチャレンジする方であればどんな結果になるかはわかりませんが、少なくとも普通自動二輪を公道で運転していて、趣味としてバイクを楽しんでいる方であればなんの問題なく初見で5秒以上のタイムを出せます。
コツなどを知らなくても、教官の見本を見れば一発で行けます。僕はオフロード経験が皆無でしたが、

なんでこんなのが課題になるの?
というくらい簡単でした。
普段、ビッグスクーター以外の普通自動二輪に乗っていて

波状路難しいんだけど・・・エンストするんだけど
という方は相当ズボラにバイクに乗っていたか考えすぎなのだと思います。
そんな方のために波状路をクリアするコツをまとめてみました。最後に究極のコツも書いておくので参考にしてみてください。
エンストしない波状路のコツ

かなり高い確率で初見クリアできるので、波状路未経験の方はこの先を読む必要はありません。時間の無駄です。万一クリアできなかったときのみ読んでください。
エンストしない波状路のコツ①乗車姿勢はスタンディング

MT教習の場合、波状路を走るときは立ち乗りになります。腰が引けていると後ろすぎるので、タンクに乗るようなイメージで腰を反らせ、太ももをタンクに押し付けるようにします。タンクから太ももが離れないようにしましょう。
体重のかけ方はステップ7:ハンドル3くらいが良いです。

ちなみにAT限定の場合は座ってやるそうです。
エンストしない波状路のコツ②ニーグリップとくるぶしグリップ

足全体でバイクを絞り上げるようにニーグリップをします。ニーグリップといっても膝だけでなく、くるぶしも使うとより安定します。
エンストしない波状路のコツ③膝と肘の使い方
膝と肘は軽く曲げ、段差を乗り越えたときの衝撃を吸収できるようにしましょう。
エンストしない波状路のコツ④ギアは1速固定
波状路は最初から最後までギアは1速固定。
エンストしない波状路のコツ⑤進入角度
波状路への進入は車体とフロントタイヤをまっすぐにして段差に対してタイヤが直角に当たるようにしましょう。曲がっているとバランスを崩します。
エンストしない波状路のコツ⑥半クラッチ操作+アクセルコントロール
段差に前輪が当たる直前に「アクセルを軽く開ける+半クラッチをつなぐ+クラッチを完全に切る+アクセルを戻す」をほぼ同時に行います。
段差は「段差に前輪が当たる前」のこの一瞬のエンジンパワーで乗り越えるイメージです。
エンストしない波状路のコツ⑦エンジンパワーを伝えるタイミングは前輪
前輪が段差を越えたら、同じ段差を後輪もこえなければなりませんが、惰性で越えられるのでエンジンパワーを伝えるタイミングは100%前輪依存です。

後輪は見えないしね。
エンストしない波状路のコツ⑧目線は前輪
ですので、前輪を視界の中にとらえている必要があります。真下を見ていると不安定になるので「視界の下に段差が見える」くらいのイメージで前方をみるようにしましょう。
エンストしない波状路のコツ⑨リアブレーキは乗り越えた直後チョン踏み
段差を乗り越えた勢いで速度がですぎないように、段差を乗り越えたらリアブレーキを軽く踏んで減速しましょう。
エンストしない波状路のコツ⑩仮想10段目を設定する
段差は全部で9つありますが、前輪が最後の段差を越えたあとに油断していると後輪が段差を越えるときにバランスを崩してしまうので「仮想10段目」を脳内で設定しておきましょう。
波状路のコツ究極奥義:適当にやる

などとコツを紹介しましたが、どうしてもクリアできない方はこれらのコツを意識して完璧にこなそうとするのは3段目の段差くらいまでにしてください。
段差は不当間隔に配置されているのですべての段差を完璧にこなそうとするとどこかでタイミングがずれて焦ってしまいます。
3段目くらいで諦めてあとはなんとなく「ブンブン」鳴らしていれば5秒以上のタイムがでています。
「適当にやる」これが究極奥義です。

スラロームも3本目くらいで諦めるのがいいとか言っていたわね・・・
まとめ
いかがでしたでしょうか。
色々とコツを書きましたが、正直な所
ができていれば余裕でクリアできます。
ブログ全体の網羅性を高めるために記事にしましたが、バイク経験者の方には本来解説記事など必要ないレベルの課題です。気楽にいきましょう!

(「気楽にいきましょう!」と伝えるためにこの記事を書いたようなもんだな・・・)

何年もバイクに乗っているけど波状路がクリアできないんだけど。こんな記事嘘だ!
という方はバイクの経験を積み重ねないまま「ただバイクに乗っていたライダー」だと思います。この記事が今までのバイクライフを振り返るきっかけ、バイクの経験を積み重ねるバイクライフのスタートをきるきっかけにしてください。何事も前向きに。そうすればあなたのバイクライフはもっともっと楽しくすることができると思いますよ。
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