okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
バイクを買って「なるべく調子がいい状態を保ちたい!」と前向きに考えたときに早い段階で行うのが「注油・給油」ではないでしょうか。
初心者の方が最初に行う注油・給油は恐らく
かと思います。
それらの注油・給油はとても大事ですが、それと同じくらい大事なのが「各部給油」「可動部に注油」です。
で、良さそうなメンテナンス本を読んでいて思うのが、
結局「各部」ってどこよ!!!⁉⁉
ということではないでしょうか。
バイクメンテナンスを指南してくれるサイトやメンテナンス本でも具体的に「ここに注油しましょう」ということを教えてくれているものは少ないです。
メンテ本書くような人にとっては当たり前過ぎてわざわざ書かないのかもね。そんな本意味ねー。
この記事ではそんなあなたのために、バイク初心者のときに
結局「各部」ってどこよ!!!⁉⁉
と思っていた僕が
について解説していきます。
バイクの注油・給油とは?
僕の認識ですが、
バイクの可動部の潤滑、艶出し、保護のために油をさすこと。油がなくてもなんとなくうまくいくけれど油が合ったほうが操作が軽くなったり、バイクがきれいに見えたり、寿命が伸びたりする素敵なもの。(各部注油)
潤滑が必要な可動部に潤滑のための油を補給すること。油が絶対に必要なところに油を補充したり新しい油に置換すること。(チェーン、ワイヤーなど)
給油は「ガソリンを入れる」という意味もあるね。
微妙な違いが伝わったでしょうか。
どちらかと言うと注油は「プラスアルファなこと」で給油は「必要最低限なこと」という感じです。あくまでも僕のイメージです。正直どちらも油をさすので同じっちゃ同じです。
ニュアンス伝われ!
何故バイクに注油・給油が必要なの?
バイクは金属パーツの集まりです。パーツ同士の連結部分や可動部に油分が合ったほうがパーツの動きがスムーズになりますし、力の伝わり方もスムーズになります。
クラッチワイヤーに給油すればクラッチ操作が軽くなるなどです。
また、金属に水分が付着すると錆の原因になったり。ゴムやパッキンが乾くと劣化が進みやすくなります。油で水を弾くことができればバイクをきれいな状態に保つことが出来ますし、油分で潤いを与えれば劣化を抑えることができます。
バイクの各部注油・給油にはどんなオイル・グリスを使うの?
メンテンスをがっつり説明しているネット記事を読むと
などという見たことも聞いたこともない名前のグリスが並びます。
そろえるだけで大変そうね・・・
それぞれ「このグリスはここに使うのがいい!」と、用途がわかれていますが、
正直このあたりの使い分けは僕の様な「自分のバイクで楽しくツーリングしている」というレベルの人には必要ないと思っています。
「バイク乗りなら自分のバイクくらい自分で整備しないとね」という雰囲気が嫌いです。メンテが面倒なバイク乗りは重メンテはショップにお任せして「乗る楽しさ」だけ楽しんでいればいいと思います。
これらのグリスの使い分けができるようになるにはかなりの時間を勉強に割かなければなりませんし、素人レベルのメンテナンスにおいては必要なものではありません。
バイク屋さんにメンテナンスをお願いすればこれらの様々なグリスを使い分けて丁寧にメンテナンスしてくれているので、我々が使う油は
シリコンスプレーだけです!
まぁ!あたしにもできそうな気がしてきたわ!
ちょっと盛りました。一部「シリコングリス」も使います。
シリコンスプレーはバイクメンテナンスにはかかせません!
バイクの注油箇所と効果
バイクの注油箇所は上の画像と一覧の通りです。
それぞれ解説します。
バイク注油箇所①ギアボックスとシフトペダルの接続部分
ギアボックスとシフトペダルの接続部分です。ここに注油するとシフト操作がスコスコになります。ニュートラルも出しやすくなるのおすすめです。
チェーンオイルや556など試しましたが今はシリコンスプレーに落ち着いています。効果持続期間は短いですので渋くなったら都度注油しましょう。
バイク注油箇所②シフトペダルの可動部
シフトペダルはたくさんの可動部があるので注油しておきましょう。
ここは路面と近い場所なので汚れを拾いやすいです。シリコンスプレーを吹くと汚れが落ちるので見栄えが一瞬良くなりますが、結局またシリコンスプレーで汚れを拾います。
注油すると汚れを拾いやすくなるので注油後はウエスで余計な油分を拭き取りましょう。
バイク注油箇所③左右のステップの根本
多くのバイクのステップが可倒式なのは
などの目的があるのでなめらかに動くようにしましょう。
取り回しのときにステップに足をぶつけてもなんとなく大丈夫!
「転ばぬ先の先の更に先の杖」的な注油目的なのでここに注油しても体感できるメリットはありませんがバリバリの可動部なので油を差しておきます。錆びて固着したら悲しいですしね。
バイク注油箇所④ブレーキペダル根本
大切なブレーキ操作に関わる部分なので注油しておきましょう。所詮リアブレーキなのでなめらかな踏み込みを体感することはないですが、こちらも錆び防止が主な目的です。
バイク注油箇所⑤サイドスタンド根本
サイドスタンドの出し入れがスムーズになるので注油しておきましょう。スコスコサイドスタンドが出るとツーリング先でのストレスが減ります。
(写真撮り忘れてるよね・・・)
バイク注油箇所⑥ステムベアリング(上下)
ステムベアリングは内部にグリスが封入されているもので、正直ここへの注油は気休めになります。なんとなく良いかなと思って注油しています。
本当は封入されているグリスを定期的に清掃&グリスアップするものなのですが大変な作業になるので・・・というかバラしてグリスアップするなら交換した方がいいと僕は思っています。
外から注油することで精神衛生上いい感じになります。テーパーローラーベアリングのダストシールの寿命が伸びるかなと勝手に思っています。
オコモトさんの気が済むんならやればいいよ
「バイクの面倒見てるなぁ」って雰囲気大事だもん!
バイク注油箇所⑦ホイールベアリング(前後左右)
ステムベアリングとおなじ発想で注油しています。ホイールが回りやすくなる・・・気がします。気休めです。くれぐれもディスクなどブレーキ関係のパーツにつかないようにしてください。路面に近い所なので注油後はしっかり拭き取って汚れを拾わないようにしましょう。
(気休め多くない??)
バイク注油箇所⑧レバーの根本
クラッチワイヤーに注油するときはレバーをバラして清掃&グリスを塗りますが、それはクラッチレバー注油のついでに行います。シリコンスプレーでの各部注油のときはササーっとスプレーして満足感を得ましょう。
これもある意味気休めな気がする・・・
バイク注油箇所⑨インナーチューブ(前後左右)
気休めじゃないこともやってんだよ!ざまーみろー!
ギアボックスとシフトペダルの接続部分と並んで最重要箇所です。
ここに注油することで
という大きなメリットが複数あります。唯一ここでシリコングリスを使います。
ダストシールを外してシリコンスプレーでお掃除をし、シリコングリスを塗ってサスを動かし、余分な油を拭き取るだけですが、写真付きで解説すると長くなるので別記事を作って解説しています。
艶出しのために注油する箇所
バイクの艶出しのためにシリコンスプレーを使える箇所はブレーキディスク、ブレーキパッド、シート以外の全てのパーツです。。
使い捨てのウエスにシリコンスプレーを染み込ませて気が済むまで磨きましょう。
熱に強いのでエンジンに吹きかけて艶出しに使うこともできますが、最後に拭き上げて余計な油分を取り除かないと汚れを拾ってしまうので手が届く範囲で使うようにした方がいいです。
1ヶ月以上バイクに乗らない、長期保管前にやると錆止めになるよ。
バイクの各部注油・給油はどれくらいの頻度でやればいいの?
この記事で説明した箇所に注油・給油を行うタイミングは
に行うのがおすすめです。これだけでバイクは美しさを保って年を重ねることができるようになります。
「乾いたバイク」とは
余談です。バイク屋さんにメンテンナンスをお願いしたあとに
バイク乾いてたよー乾燥させちゃだめだよー
と言われたら、この記事のような注油作業が足りないということです。特にインナーチューブの注油です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
バイク初心者の方でも気軽にできるバイクの注油箇所を紹介しました。
簡単なのに効果があり、「メンテナンスしている感」がかなり出るナイスメンテなのでおすすめです。
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