okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
この記事にはバイクを大事にしているグッドライダーしか訪れません。なぜならばそうでないバイク乗りは「濡れたバイクにカバーをかけてもいいのか?」などという検索ワードで検索をしないからです。
この記事では
について解説していきます。
先に結論を書いてしまうと、
という感じになります。
それぞれ解説します。
バイクが雨で濡れたらエンジンが冷めるまで待つ
- Qバイクが雨で濡れたらまずどうするべきですか?
- A
とりあえずエンジンが冷めるまで待ちましょう
バイクが熱いままだとなにもできません。これからバイクに水をかけてカバーをするのですが、熱いままエンジン切ったバイクに水をかけるとエンジンやエキパイを急速冷却することになり、最悪の場合エンジンにクラックが入ったり金属が変形してしまったりします。
また、バイクが熱いままカバーをかけるとカバーが溶けてバイクに付着する可能性があります。
まずはバイクが冷めるまで待ちましょう。一時間もすれば大丈夫です。
動いているバイクは発熱しているので急速冷却にはなりません。エンジンを止めてすぐに水をかけたりするとちょっとまずいです。
洗車のときも気をつけなきゃね・・・洗車場についてすぐに洗車を始めてはダメだよ
バイクが雨に濡れたら水道水をかける
- Q濡れたバイクのエンジンが冷めました。どうすればいいですか?
- A
水道水をかけて、汚れや錆びやすい酸性の雨を流しましょう。
水道水をかける目的は2つです。
です。
濡れた路面を走ると道路から砂や泥、ゴミなどが巻き上がってバイクに付着します。
これらのものはバイクが乾いた状態であれば付着せずにそのままどこかへ行きますが、水分を含んでいるとバイクにとどまってしまいます。
この状態でカバーをかけると、カバーと砂がこすれて細かい傷をつけてしまう可能性があります。
また、酸性雨は錆の原因になりやすいので水道水をかけてそれを流してあげます。
バイクは雨の中の走行を想定して設計されているので前からであれば水をかけても大丈夫です。バイクの前側からホースなどで水を流してあげましょう。
ホースがない場合は下のポンプ式のものがおすすめです。洗車にも使えるので水を使えない環境の方は持っておいたほうがいいでしょう。
水を水で流すので軽くで大丈夫です。
このとき「メーター周り、レバー類の根本、鍵穴、燃料キャップ、マフラーの排気口」などには水をかけないように注意しましょう。
車体の前の方から水を優しくかけてくれればOK!
水をかけられないパーツの水を拭きあげる
- Q水をかけられないところはどう処理すればいいですか?
- A
特に水に弱い所は雨水を吹き上げるだけにとどめたほうが無難です。
- メーター
- スイッチボックス
- レバーの根本
- 鍵穴
- 燃料キャップ
には水をかけれらないので、ここはウエスか給水セームで水分を拭きましょう。
水をかけて壊れたり、中で錆が発生したら最悪だからね・・・リスキーなところは避けよう!
濡れたままバイクカバーをかける
- Qまだ雨が降っています。どうすればいいですか?
- A
そのままにするとどんどん雨水に攻め込まれるので、一旦バイクカバーをかけましょう。水道水で汚れや酸性の雨を落としているので問題ないです。
バイクが濡れている状態でカバーをかけることはバイクを錆びさせてしまう大きな原因になりますが、雨ざらしにしてバイクの奥深くまで雨が浸透してくるよりはましです。
水道水で雨と汚れを流したらバイクカバーをかけてしまいましょう。
雨に当たり続けるとそれだけ中まで水が入ってくるからね
雨が止んだらカバーを外して水分を拭く
- Q雨がやみました。バイクはそのままでいいですか?
- A
バイクカバー内が蒸れて錆の原因になるので、一旦カバーを外して水分を拭き上げましょう。
カバーをそのままにすると錆の原因になってしまうので、雨が止んだらカバーを外し、吸水セームで水分を拭き上げます。細かい水分は自然乾燥で大丈夫です。
ガレージなどにバイクを保管している方はブロワがあれば重宝します。
バイクが雨に濡れたら完全に乾いたら各部注油する
- Qバイクが完全に乾燥しました。ありがとうございました。
- A
まだ終わりではありません。最後に雨で流れた油分を足してあげましょう。
自然乾燥させて、バイクが完全に乾いたら、雨で流れてしまった部分に潤滑用のグリスを補充しましょう。
各可動部以外にもサスペンションのインナーチューブにも忘れずに注油しましょう。
流れてしまった油を補充すると潤滑効果とサビ防止効果があるよ
まとめ
いかがでしたでしょうか。
これで濡れる前よりきれいな状態になりました。ただでは降られない!雨のたびにきれいにしていく!というスタイルで頑張りましょう。
バイクは濡らさないに越したことはないですが、不意の雨で濡れてしまったときはこのような対応をすればバイクの寿命は大きく延びます。
面倒な作業ですが、作業をしながら「二度とバイクを濡らさないぞ!天気予報ちゃんとみるぞ!」と決意を新たにしてください。
コメント