okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いたあなたは、
という方ではないでしょうか。チェーンメンテナンスは費用対効果、学習対効果が高いので、初心者の方でもショップに任せず自分で行ったほうが良いメンテナンス。そこで気になるのが、
バイクメンテなんてぜーんぜんわかんない。どんなオイル使えばいいの??
ということではないでしょうか。この記事では、
ということについて解説していきいます。
チェーンオイル・チェーンルブの役割・効果
エンジンの爆発をタイヤの回転に伝える機構として大きくシャフトドライブ、ベルトドライブ、チェーンドライブという3種類の機構があります。
この中でもっともメジャーで広く普及しているのがチェーンドライブです。
シャフトドライブ、ベルトドライブがほとんどメンテナンスフリーであるのに対してチェーンドライブには定期的なメンテナンスが必要になります。
ドライブチェーンのメンテナンスには
という4つのメンテナンスが存在します。
どれも大切なメンテナンスですが、その中でも難易度が低く、初心者の方でも自分で行った方がトータルのコスト(メンテナンスに必要な知識、工具などを揃える時間を含む)パフォーマンスが高いのが「清掃と注油」です。これを怠ると、
などの悪影響が出てきます。バイクを健全な状態に保つためにチェーンオイル・ルブの塗布をマメに行うようにしましょう。
チェーンオイル・チェーンルブの種類
チェーンに注油といってもまず初心者の方がまず迷うのが豊富なチェーンオイル選びです。
世の中には様々なバイクチェーンオイルがありますが、それらは大きく3つに分類することができます。
それぞれメリットやデメリット、特徴などを簡単に解説します。
ドライタイプのチェーンオイル・チェーンルブ(高粘度:スプレー式)
粘度が高いオイル。チェーンに長く留まってくれるのがメリットでもありデメリットでもあります。
メンテナンス頻度は少なくて済むけど、汚れやすく、汚れが落ちにくいオイル。1000km走行のメンテでもさほど問題ない。
僕は以前、長いことこのタイプを使ってきましたが正直おすすめしません。今考えるとこれを使うから汚れ、汚れるからこれを使う・・・という矛盾の螺旋階段を登り続けていました。
メンテサイクルが少なくて済むのが利点だけど、毎回ガッツリ清掃しなきゃならないからトータルで考えると「メンテナンスが楽」とは言えないのよね・・・
メンテの回数を少なくしたい人にはおすすめじゃがの
ウエットタイプのチェーンオイル・チェーンルブ(低粘度:スプレー式)
サラサラしている透明なオイルです。
ちなみに噴射直後は低粘度のウエットタイプで、しばらく時間が経つと粘度が上がりドライタイプのようになる「セミウエットセミドライ」というものもありますがタイプとしてはどれもウエットタイプ寄りなのでこの記事ではウエットタイプとします。
汚れにくく、汚れても落ちやすいけどメンテナンス頻度が多いオイル。雨天走行後か500km走行毎に注油したい。
考え方にもよりますが、低粘度のものはオイル自体で汚れを落とせるので清掃の必要がほとんどありません。一回のメンテ時間を短くしたい方にはおすすめ!
メンテサイクルは増えたけど、1回1回の作業がとても楽になったからトータル「メンテが楽になった」と言えるわよね。
チェーンが白くならないのも大事。バイクがきれいに見えるよ。
ウエットタイプのチェーンオイル・チェーンルブ(低粘度:点差し式)
低粘度オイルをチェーンの1コマずつ塗布していくタイプ。
作業は面倒だけど1回の使用量が2ml程度と少なく、コスパに優れているオイル。
狙った場所に確実に注油できるので安く、じっくりメンテナンスしたい方にはおすすめです。
おすすめのチェーンオイル・ルブ
バイク乗りがよく使っているテッパンのチェーンオイル・チェーンルブを紹介します。それぞれの目的に応じて試してみてください。
ワコーズ CHL チェーンルブ
- フッ素樹脂を配合
- 風雨の中での走行や高速レースでも飛散しにくい
- 薄い被膜で砂や埃等が付着しにくい
- シールチェーンにも安心して使用できます
- 水置換性があるので使い勝手は抜群
- 量が少なく価格は高いので少々コスパは悪い
水置換性(水を追い出して浸透する)があるので洗車後チェーン清掃後すぐに使いたい方に特におすすめ!サビが心配な方は雨の後でも吹けるのが嬉しい!
水置換性がが有るのでチェーンシコ後の注油で使用しています。水をしっかりと拭き取らなくても良いので楽ですが、即走り出すと飛び散ります。
引用元:Amazon
Vipro’s(ヴィプロス) レイキッシュ
- 即効性の浸透力でチェーンの細部まで素早く浸透
- 低粘度なのでワイヤーや変速機などの汚れ付着、べたつきを嫌うパーツの潤滑としても使用可能
- 拭き取らなくても乾いたチェーンやスプロケットをコーティングするイメージで潤滑
- 飛散はかなり少なめ…というかほぼなし
- ワコーズより量が多く、価格も安いのでコスパ良し
走り終わってチェーンが温かいうちにさっと吹いてさっと拭いて「ハイオワリー!コスパ最強ー!」をしたい方におすすめ!僕も現在これを愛用してます!
サラッとしてても耐久性は問題無しで、散布し易く汚れにくいし飛び散りもほぼ無くなった。
引用元:Amazon
SUPER ZOIL(スーパーゾイル)|チェーンルブ
- 金属表面改質剤配合・消音グリス
- 長距離を走行した等速ジョイントや、ブーツ破損でグリスの流出によるベアリング及び金属接触面の異音に対し、優れた効果を発揮
- 高くも安くもない価格と内容量
- 柔らかめのグリスタイプ(ジェル状のオイル)
ガソリン添加剤で有名なスーパーゾイル。サラサラ…というよりかは少々ドロッとしたタイプのオイル。ジャラジャラうるさくなったチェーンをなんとかしたい方におすすめ!
スプレー式なので簡単にチェンに散布できる。何もゆうことがないぐらいとても良い。一度使ってみてください。
引用元:Amazon
DID|チェーンルーブ
- チェーンの磨耗伸び寿命を延ばすとともに、伝動効率を最大限に発揮させる
- 環境に優しいノンフロン、ノンエタン使用
- Oリングのシールを傷めません。
- チェーンメーカーの製品!
- 大容量で安い!
ちゃんと拭き取らないと高速域で飛び散りが起きやすい。チェーンメーカーの安心感&大容量で低価格の高コスパ!すべてのライダーにおすすめ!
沢山付けずそこそこ拭き取れば飛び散りもほとんどありません。チェーンも比較的綺麗です。チェーンメーカーの製品だけのことはあると思います。
引用元:Amazon
ヤマハ(YAMAHA) ヤマルーブ スーパーチェーンオイル ドライ(ホワイトタイプ)
- シールチェーンにも最適
- 走行時のタレ、飛散がないドライ仕上げ
- フッ素樹脂配合で優れた潤滑効果を長時間発揮
しっかり拭き上げないと飛散します。真っ白になるので見栄えはあまり良くない。ズボラな方やメンテ頻度低い方にはおすすめ!
白くなるので塗布した箇所が分かりやすい。ルブとしては硬めでとても良い。
引用元:Amazon
LAVEN(ラベン) キングスター ホワイトチェーンルーブ
- 高品質のフッ素樹脂が主成分
- ホワイトグリス
- ドライタイプのため飛び散りやたれがなく、愛車を汚すことがありません。
- 倒立バルブを採用しているため逆さまでも使用できます。
- シールチェーン/ノーマルチェーン/カラーチェーン等あらゆるチェーン/ワイヤーケーブル/クラッチレバー/ブレーキレバー/自動車のドアヒンジなどの潤滑
しっかり拭き上げないと飛散します。真っ白になるので見栄えはあまり良くない。ズボラな方やメンテ頻度低い方にはおすすめ!ヤマハよりも容量が多いので少しコスパは高い!
バイク屋では掃除するのが億劫になるぐらいなら掃除はせず吹き付けるだけでも良いと言っていたので1000km毎に掃除をする時間が無い方にはオススメできる
引用元:Amazon
500km程度では正直全然落ちないので1000km毎に吹き付ければ良いでしょう
CPO R チェーンオイル
- スプレー式と違い塗布量に無駄がない
- 500km程度で注油の必要があるがお釣りが来る使用感
- チェーンの中に入り込み、古いグリスを剥離するので清掃不要
- 一気に増す玄人感
トータルのコスパは無駄がない点差しがいいのかも?少し手間だけど玄人感を出したい方におすすめ!
ズボラでもOK!季節によって使い分ける最強の方法
タイトルほど大袈裟なものではありませんが、梅雨時期は湿気が多く、不意の雨でチェーンオイルが流れやすくなります。
濡れる度にオイルメンテをするのが面倒なので、僕は梅雨時期だけ高粘度のドライタイプのホワイトチェーンルブを使っています。
梅雨が明けたらしっかりグリスを落として低粘度のウェットタイプに切り替えるようにしています。これで梅雨時期に多少ズボラに乗ってもチェーンは健康なまま!!
年中高粘度だと見た目も悪いし、清掃が面倒なんですよね…。
梅雨時期だけ我慢するってことね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
という記事でした。どのオイルを使ってもきっとうまくいくので順番に使ってみてくださいね!
結局最初のやつに戻ってきたりするのじゃ。遠回りも楽しむものじゃ。
ツーリングみたいなもんだね
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