okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
この記事では
ということについて解説していきます。
ちなみに僕はゴリゴリのgoogle信者でAndroidユーザーですが、ゴリゴリのApple信者の奥様がAirPods Proを手に入れたのでブログ記事執筆のためにiPad ProとAirPods Proを借りて(さすがに人道的観点からiPhoneは借りられませんでした・・・)ツーリングに行くという暴挙に出たときの体験をもとに作成しています。
スッゴイよかったら僕も買おうかなと!HAHAHA!!(AirPodsはAndroidでも使えます。)
結局買ってないからの。タイトルで「1回でやめた」とか言っちゃってるがただ自分用を買わなかったってだけじゃからの。
ちなみに僕のバイク音響の歴史は
- ビッグスクーター音響MD&6SP&2Tweeter&1サブウーハー装備(当時流行っていたいわゆるバカスク)
- 有線イヤホン時代ビッグスクーターからネイキッドに乗り換えたときに他に選択肢がなかったので有線イヤホンを使用
- Bluetoothイヤホン時代Bluetoothイヤホンの値段が下がったので導入。あまりの使い勝手の悪さにすぐにバイク用から普段使い用に降格
- 有線イヤホン時代再び有線イヤホンに戻る
- Bluetoothレシーバー時代使い勝手が良いBluetoothレシーバーを長年愛用
こんな感じです。この記事でのAirPods Proは「Bluetoothイヤホン」「Bluetoothレシーバー」との使用感の比較になります。
AirPods Proはヘルメットにスピーカーを仕込んだ経験のあるライダーが「バイク用」として使うことは不可能レベル。しかし「日常使いメインでたまーにバイクで使う」程度なら問題なく使える。
イヤホンとしてのAirPods Proは最高
- QAirPods ProはただのBluetoothイヤホンじゃないの?
- A
日常使いにはとても良いイヤホンです。
バイクへの使用ではなく、単に日常使いのイヤホンとしてみたときのAirPods Proはとても優秀なイヤホンです。
音質等々はもちろん、特にこれまでのAirPodsでは対応していなかったノイズキャンセリングに対応した点が素晴らしい。
AirPods Proが搭載しているアクティブノイズキャンセリングはAirPods Proについているマイクで周囲の音を取り込み、それを打ち消す音をイヤホンから出すことで周囲のノイズを消してしまうという技術。
周囲の音が聞こえた方が良い状況(駅のアナウンスなど)では逆にマイクから周囲の音を取り込みイヤホンから出力することができるのでとても便利。
また、従来のAirPodsが耳に引っ掛けるだけのインナーイヤー型だったのに対し、AirPods Proは耳の穴に差し込むカナル型になっているので装着感も高くなっています。
耐汗防水機能もついているのでジムやランニングをしながらの使用も問題なく行うことができます。
かなり高価なBluetoothイヤホンですが、Apple製品を使っている方はマストバイな逸品かと思います!
バイクでAirPods Proを使うことは違反にはならない
- Qバイク運転中にAirPods Proを使うことは違反にならないの?
- A
両耳で使用していても「周囲の音が聞こえていれば」違反にはなりません。
ただし、運転中にiPhoneを操作すると違反になります。
バイク運転中にイヤホンを使うって違反になるって聞いたことがあるわ・・・
結論から言うと違法ではありません。
2015年の道路交通法改正で「自転車でのイヤホンの使用」が片耳でも違反になったり、神奈川県警が「二輪車は片耳なら違反にならない。両耳なら違反」とHPに載せたり(現在は削除)と、バイクのイヤホンの使用に関して誤解を生みやすい情報が錯綜していたのでしばらく混沌としていました。
当時は「周囲の音を聞きたいのでイヤホンについているマイクで周囲の音を集めてイヤホンから出力している。それ用のアプリも入れている」と言えば見逃してもらえる・・・という情報もありましてね・・・。
最近は「周囲の音が聞こえていれば違反ではない」ということで落ち着いています。
道路交通法で直接イヤホンを規制してはいないのですが、各都道府県独自の道路交通法施行規則にはだいたいその様な文言が記載されています。
大音量で、又はイヤホン若しくはヘッドホンを使用して音楽等を聴く等安全な運転に必要な音又は声が聞こえない状態で自動車、原動機付自転車又は自転車を運転しないこと。
引用元:神奈川県警
警察官に停められた時に「音楽を聴いていて聞こえなかった」というと完全にアウトです。
AirPods Proをバイクで使用するときはアクティブノイズキャンセリング機能をオフにして周囲の音が聞こえる設定で使用すれば違反にはなりません。
片耳だけイヤホンをつけるという方法もありますが、ステレオ出力を片方の耳だけで聞いて満足できる方はそもそもAirPods Proの音質は必要ないかなと思います。
確かに・・・音楽が台無しだもんね・・・。ナビだけ聞くならいいかもしれないけど。ナビだけならなおさらAirPods Proは必要ないしね・・・安いBluetoothイヤホンで事足りるわ・・・
これとは別の話ですが、AirPods Proを運転中にiPhone側で操作をすると「ながらスマホ」になってしまうので違反になります。
バイクでAirPods Proを使ってもインカムにはならないが通話はできる
- QAirPods Proはインカムとして使えますが?
- A
インカムとしては使えませんが通話はできます。
AirPods Proにはマイクがついているのでハンズフリーで電話やLINE通話をすることができますが、マスツーリングで会話を楽しむようなインカム機能はついていません。インカム機能を使いたい方は別途インカムを購入する必要があります。
インカムのように複数台と同時通話はできませんが、2台で行くwin-winツーリングでは無料通話を繋ぎっぱなしにして会話をすることもできます。
マイクはヘルメットの内装で塞がれてしまいますが、風がマイクに当たらないせいか、通話は問題なく行うことができました。
そもそもwin-winツーリングでは走行中の会話なんてしないしね・・・音楽聴くよ・・・
バイクでAirPods Proを使っても充電は持つ
- QAirPods Proをバイクツーリングに使用した場合、バッテリーは持ちますか?
- A
休憩時にマメに充電すれば持ちます。
AirPods Proの電池の持ちや充電スピートは
連続音楽再生 | 4.5時間 |
ノイキャンオフ | 5時間 |
外部音取り込みオフ | 5時間 |
連続通話 | 3.5時間 |
充電ケース併用 | 24時間以上 |
5分間の充電 | 約1時間の連続使用分を充電 |
本体フル充電までの時間 | 1時間 |
ケースフル充電までの時間 | 4時間 |
という感じです。
一日充電無しで過ごすことはほとんど不可能ですが、午後の休憩の度に充電を行えば余裕でバッテリーを持たせることができます。
今回のツーリングではスペック通り、5時間ほどでバッテリーが切れました。その後は休憩のたびに充電を行い、一応帰宅まで使用することはできました。
安全のために1時間に1回の休憩を挟んだほうがいいのでちょうどいい感じですね!何回か充電を忘れても余裕!
AirPods Proをバイクツーリング使った場合のデメリット
- QAirPods Proをバイクツーリングに使ったときのデメリットはありますか?
- A
たくさんあります。バイクメインの使用にはおすすめしません。
ワイヤレスイヤホンとしてはとてもいい製品ですが、バイクでの使用においては多くのデメリットがあります。
Bluetoothイヤホンを使ったことが方にとっては当たり前のことです。
それぞれ解説します。
ヘルメットをかぶるときにかなり気を使う
- Qヘルメットをかぶるときにずれたりしませんか?
- A
します。
ヘルメットをかぶるときに耳に入れたAirPods Proがわずかにずれます。これを解消するには力いっぱいヘルメットの開口部を広げてかぶるか、かぶった後に指をつっこんでAirPods Proの位置を微調整しなければなりません。
今回のツーリングではかなり慎重にヘルメットを被りましたが結構な頻度でずれました。借り物だからイヤーホールが合っていなかったのかもしれませんね。
これはイヤホン全般に言えること。ヘルメット自体にスピーカーを仕込むインカムやBluetoothレシーバーではこのストレスはないよ。
ヘルメットを脱ぐときにかなり気を使う
- Qヘルメットを脱ぐときに落ちたりしませんか
- A
落ちます。
ヘルメットを脱ぐときも同様にかなり気を使って脱がないとAirPods Proが耳から外れてしまいます。排水口の近くでヘルメットを脱がないようにしましょう。
今回のツーリングで借り物ということもあってかなり慎重にヘルメットを脱いだのでAirPods Proを落とすことはありませんでしたが、「使い続けたらいつか落とすよな」という感じでした。
これはワイヤレスイヤホン独特のストレス。有線なら落としてしまうことはないからね。
ヘルメットを脱いだら外さなければならない、かぶるときにつけなければならい
- QAirPods Proの着脱は面倒ですか?
- A
普段ヘルメットにスピーカーを仕込んでいる僕にとっては耐えられないくらい面倒です。
ヘルメットをつける前にAirPods Proをつける、ヘルメットを脱いだ後にAirPods Proを外す必要があります。バイクはただでさえヘルメット、グローブの脱着で手間取るものなので、この2アクションが増えるのは結構ストレスです。
普段Bluetoothレシーバー(スピーカーはヘルメットに取り付け)を使用している身からすると久しぶりにこのストレスを感じました。
これはイヤホン全般に言えること。ヘルメット自体にスピーカーを仕込むインカムやBluetoothレシーバーではこのストレスはないよ。
イヤホン自体の充電を気にする必要がある
- QAirPods Proの充電は気にする必要がありますか?
- A
ツーリングでは休憩の度に充電が必要です。
イヤホン自体のバッテリーはとても小さいのでどうしても連続使用時間は短くなります。ツーリングの早い段階でバッテリー残量を気にする必要があり、休憩のたびに充電ケースに収納しなければならなくなります。
バッテリーの持ちに関しては先述のとおりですが、結局ヘルメットを脱ぐ度にAirPods Proを外す必要があり、その度にどこかに収納しなければならないので「収納場所がポケットか充電ケースか」というだけなのでそれほど手間には感じませんでした(イヤホンをいちいち外すのは超手間でしたが・・・)
これはワイヤレスイヤホン独特のストレス。インカムやBluetoothレシーバーなら昼食中の充電くらいで済むことが多いけどワイヤレスイヤホンは「ほとんどすべての休憩中」充電しなきゃならないよ。有線ならそもそも電源は必要ないしね。
AirPods Proで操作ができない
- QバイクでAirPods Proを使用したときの操作感は良いですか?
- A
とても悪いです。
AirPods Proには感圧センサーが搭載されていて、イヤホンの軸部分を押す回数で「再生、停止、曲送り、曲戻し」を行うことができます。
ヘルメットをかぶると軸部分を触ることができないので感圧センサーは使えません。
Siriに話しかけて操作するか、iPhoneを直接操作する必要があります。
ちなみにボリュームコントロールは感圧センサーで調整することができないのでSiriかiPhoneで調整する必要があります。
普段は左手でボリュームも選曲もコントロールできるのでかなり手間に感じました。慣れれば問題ないかも?
ちなみにSiriマイクは普通に使えるのでSiriは普通に使えます!すごい!
先述の通り、バイクを運転しながらのスマホ操作は違反になるので、ボリュームコントロールのたびにSiriに話しかける必要がありますが厚手の冬グローブを使っているときは逆に使いやすいかもしれません。
せっかくの感圧センサーが意味ないのね。ボリュームコントロールをAirPods Pro側でできないのも辛いわね。
これはワイヤレスイヤホン独自のストレス。コントローラーが付いている有線イヤホンやボタンが付いているインカム、Bluetoothレシーバーなら走りながらでも操作できるよ。
3年で買い替えが必要
- QAirPods Proはどれくらいで買い替えが必要ですか?
- A
2~3年です。
リチウムイオンバッテリーの寿命は3年程度と言われることが多いですが、大型のモバイルバッテリーなどでは容量が大きいので、劣化による容量の低下が見られても大容量でカバーできるので使用に問題ない場合がほとんどです。
AirPods Proのバッテリーはとても小さいので、容量の低下は即買い替え理由になります。頻繁に使用と充電を繰り返すので、バッテリーに対する負担は大きくなり2年くらいでバイクでの使用に耐えられないくらいの容量になります。(休憩中の充電では追いつかないくらい)
有線イヤホン以外のものはすべて充電式だからいつか寿命はくるけど、2年ってことはないよ。
僕は7年位同じBluetoothレシーバーを使っていました。寿命が着たのはバッテリーではなく本体です。ポケットに入れたまま洗濯機で回してしまいました・・・。AirPods Proの場合、最初から3年の寿命が決まっているのはちょっとつらいですね・・・。
ノイキャンと外部音取り込みモードの差が大きすぎる
- Q外部音取り込みモードがあるから安全ですよね
- A
正直、うるさすぎます。
エアーポッズには強力なノイズキャンセリングと外部音取り込み機能があります。
正直、この中間が欲しかった!
ノイキャンすると外部の音が全く聞こえないので不安を感じ、外部音取り込みにすると風切り音が気になってきます。
単純にノイキャンOFFがあればちょうどいい感じになると思うのですがそれがありません。
感じ方には個人差があるとは思いますが、両極端なんですよね…
バイクにAirPodsを使用することがおすすめのライダーとおすすめのAirPods
- QすべてのライダーにAirPods Proはおすすめしないということですか?
- A
日常使いのAirPods Proをバイクに乗るときに使うだけならおすすめです。「バイク用」とするのはおすすめしません。
実は試す前からわかりきっていたことですが、バイクツーリングにAirPods Proは全くおすすめしません。
しかし、
という方にはおすすめです。
ただし、「バイク用」としてはまったくおすすめしません。
AirPodsは世代によって機能が価格が変わります。
価格 | 連続再生 | ケース使用 | ノイキャン | 外部音取り込み | 感圧センサー | 汗防水 | 空間オーディオ | ヘッドトラッキング | |
AirPods 第2世代 | 16,800円 | 5時間 | 24時間 | × | × | × | × | × | × |
AirPods 第3世代 | 23,800円(税込) | 6時間 | 30時間 | × | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
AirPods Pro | 30,580円(税込) | 4.5時間 | 24時間 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
一見すると連続再生時間が長い第3世代がいいように感じますが、それぞれをまとめると
そもそもバイクに使うには向いていない上、感圧センサーがついていない、汗をかく状況で使えないなど普段使いとしてもできることが少ないのでおすすめしない。
第3世代
バッテリーの持ちは一番いいが、そもそもワイヤレスイヤホン自体バイクに使うには向いていない上、20000円以上するイヤホンでノイキャンがないのはコスパが悪い。
Pro
そもそもワイヤレスイヤホン自体バイクに使うには向いていないが、ノイキャンや外部音取り込み、感圧センサーがついているので日常使いにおすすめ。
という感じなので結局AirPods Proを買っておくのが一番良い選択です。
【余談】AirPodsケースバイクデザイン
ちなみにこんなかわいいバイクデザインのAirPods Proケースがあったので共有しておきます。
車種は不明ですがなんとなくいいですよね。
ただ、レビューがボロクソなので購入は控えたほうがいいかもしれません 笑
まとめ
- QAirPodsはバイクにおすすめですか?
- A
バイクにはおすすめしないが、日常使いメインであれば超おすすめ
いかがでしたでしょうか。
今まで有線イヤホンを使っていたライダーや、ヘルメットにスピーカーを仕込んだことがないライダーさんにとっては便利に感じるかもしれません。しかし、一度でもヘルメットにスピーカーを仕込んだ経験がある方はとてもじゃないですが使えたものではありません。
バイク乗りとして、バイクに使用することはまったくおすすめしませんが、「日常使いメインでたまーにバイクに乗るときに使う」という場合であれば問題ないかと思います。
バイクツーリングでストレスなく音楽やナビを楽しみたい方は、インカムかBluetoothレシーバーを使うことを強くおすすめします。
パソコン作業をしながらのAirPods Pro最高でした!ノイキャン最高!!!
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