okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
バイクに少し乗れてくると特に峠道などでは車よりも速度域が高くなるので
前に出たいのに車が譲ってくれない・・・せっかく走りに来たのに・・・
と思うことが多少なりともあると思います。
そもそも我々ライダーに車の方が譲ってくれる義理はありませんし、多くの場合バイク側は速度超過をしているので譲ってもらえなくても文句を言う筋合いは全くありません。
しかし、
あーこの車さえ譲ってくれたらなぁ・・・全てうまくいくのになぁ・・・
と思ってしまうのが本音です。
そんな自己中なあなたのためにこの記事では
ということを解説していきます。
- 追い越しと追い抜きの違い【バイクの追い抜き、譲られ方】
- センターラインの違い【バイクの追い抜き、譲られ方】
- センターラインをはみ出さなければ追い抜きは違反ではない【バイクの追い抜き、譲られ方】
- 譲ってもらった場合でもセンターラインを越えると違反になる可能性がある【バイクの追い抜き、譲られ方】
- 「譲って欲しいアピール」は必要【バイクの追い抜き、譲られ方】
- 感じが悪くない「譲って欲しいアピール」【バイクの追い抜き、譲られ方】
- 車列に追いついたときは車列の後ろを走るのが安全【バイクの追い抜き、譲られ方】
- 後ろから追いつかれたら様子をみて譲る【バイクの追い抜き、譲られ方】
- 「譲る意思表示」をしてもらったときだけ追い抜きをする【バイクの追い抜き、譲られ方】
- 譲ってもらったあとは超絶お礼【バイクの追い抜き、譲られ方】
- バイクの追い抜き、譲られ方まとめ
追い越しと追い抜きの違い【バイクの追い抜き、譲られ方】
まずは追い越しと追い抜きの違いを簡単に説明します。
車線変更せずに前の車の前に出ること。
追い抜きは道路交通法には出てこない言葉ですが、第三十八条三項で
車両等は、横断歩道等及びその手前の側端から前に三十メートル以内の道路の部分においては、第三十条第三号の規定に該当する場合のほか、その前方を進行している他の車両等(軽車両を除く。)の側方を通過してその前方に出てはならない。
引用元:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=335AC0000000105
「側方を通過して」という表現で出てきます。
道路交通法には「追い抜き」という言葉は1つも書かれていないよ。
第三十八条三項に違反すると二輪は15000円が限度額の反則金だぞ。第百十九条に書いてあるんだぞ。行政処分だぞ。
車線を跨いで進路変更をし、前の車の前に出ること。ウインカーを出して車線変更をし、右側から追い越さなければならない。
二輪は罰金7000円と違反点数2点な。罰金は刑事処分だぞ。
ちまみに、左車線から抜いても抜いた車の前に出なければ(進路をしたけど抜いた車の前にでない)違反にはなりません。
追い越し車線ブロッカー対策は下の記事を読んでみてください
センターラインの違い【バイクの追い抜き、譲られ方】
追い越しを追い抜きについての理解が済んだので、峠で追い抜きをするシーンに当てはめて解説していきますが、その前に追い抜きに大きく関わってくる「車線」について確認させてください。
車線は基本的に3種類で
です。
線の種類 | 意味 |
白の破線 | はみ出し追い越し可 |
白の実線 | はみ出し禁止 |
オレンジの実線 | 追い越しのためのはみ出し禁止 |
白の実線とオレンジの実線の違いが曖昧ですが、この記事的には「追い抜きは禁止されていない」ということがわかれば良いです。
この辺りの話は「違法ではないすり抜け」と共通です。
センターラインをはみ出さなければ追い抜きは違反ではない【バイクの追い抜き、譲られ方】
長々と説明しましたが、何が言いたいかというと
センターラインを跨がなければ追い越しではないので違反にならない
ということです。
譲ってもらった場合でもセンターラインを越えると違反になる可能性がある【バイクの追い抜き、譲られ方】
注意したいのが
道を譲ってもらって、その車両がウインカーを出して左に寄ってくれた場合でも白の実線かオレンジの線を跨いだ場合、追い越し禁止違反になる可能性がある
ということです。
「前の車が完全に停止していなければ違反にならない」「例外扱いになるので違反にならない」「違反になる」など、はっきりした結論はなさそうな話ではあります。
しかし車体の小さいバイクの場合は、左に寄ってくれればセンターラインを跨がずに追い抜くことができるのでお袈裟に車線を跨がないようにしましょう。
「譲って欲しいアピール」は必要【バイクの追い抜き、譲られ方】
車に追いついたときに
追いつかれたら譲れや!!タラタラはしってんじゃねー!!先に行かせたほうがお互いのためだろ!!
と思いながら漫然と走ったり、車間を詰めてあおり運転気味になってしまったり、というのは健康的ではありません。
パッシングや右ウインカーを点けて「譲れアピール」をするととっても感じが悪いです。
しかし、そもそも先行車は
あれ?もしかして先に行きたいのかな??
とさえ思っていません。
そこで必要なのが「譲って欲しいアピール」です。
意地でも抜かせない車やそもそも後ろなんか見ていない車もたくさんいるからね。
意地でも抜かせない車のドライバーがバイクに乗ったら死ぬほど追い越しとかするんだろうなとは思っている。
感じが悪くない「譲って欲しいアピール」【バイクの追い抜き、譲られ方】
感じが悪くない「譲って欲しいアピール」は下の手順を踏みます。
を行います。
いや、感じ悪くね?
移動手段として車に乗っているドライバーが運転する四輪車と、趣味としてバイクに乗っているライダーが運転するバイクとではコーナリングスピードが全然違います。
ものすごく意識してコーナリングしないと自然とコーナーで必ず追いついてしまいます。
「ものすごく意識する」ということをせずに敢えてコーナーで「車間が詰まる」ということを繰り返します。
そうするとそのうち先行車のドライバーさんが気づいてくれて道を譲ってくれることがあります。
「ものすごく意識して」運転をし、車間を保ったままだとこちらの「譲って欲しいなぁ」という意図は一生伝わらないので・・・。
自然と詰まってしまう分には仕方ないですよね
仕方なくねーよ。いい加減にしろ。
バイク乗りってコーナーで詰めてきて感じ悪いわよね。
とのことなので皆さんは「ものすごく意識して」車間を保ってツーリングを楽しんでください。
車列に追いついたときは車列の後ろを走るのが安全【バイクの追い抜き、譲られ方】
上で説明した譲って欲しいアピールは先行車が1台の場合にのみ有効です。
車列に追いついたときは車列の車すべてに譲って欲しいアピールをしている間にワインディングは終わってしまっていますし、アピールをされている車からしたら「前に車列があるから譲っても無駄だろう」と譲らない理由があるのでアピールの効力は弱くなります。
車列に追いついた場合はその諦めてそのペースに合わせるか、一度休憩してやり過ごすのが良いです。
後ろから追いつかれたら様子をみて譲る【バイクの追い抜き、譲られ方】
僕は車列に加わって最後尾を走っているときに、後ろからバイクが追いついてきたらしばらくは後ろを気にしましょう。
もしも後ろのバイクがあなたに対して車間を詰めてきたり、「譲って欲しいよアピール」をしてきたらそのライダーはガンガン行きたいライダーなので道を譲りましょう。
その後そのライダーが車列を強引に抜いていったり速度超過をしてもあなたの知ったことではありません。そのコントロールはそのライダー本人か警察が行うべきであなたが行うべきではありません。
お先にどうぞ、勝手にどうぞ。
という意味で譲ってあげましょう。
「譲る意思表示」をしてもらったときだけ追い抜きをする【バイクの追い抜き、譲られ方】
先行車を抜く場合は先行車が
という段階で抜いていくライダーがたくさんいますし、譲る側の車やバイクも左に寄って減速するだけの方がたくさんいます。
しかしこの状態だと
という可能性が残っています。
これが原因の動画って結構あるよ。想像力が足りていないんだよね。
道に迷っている車やバイクを急に抜いたらびっくりさせてしまいます。
速度が上がった状態で障害物や荒れた路面、工事現場に突っ込んでしまうかもしれませんし、そのまま速度超過で違反切符を切られてしまうかもしれません。
最悪なのがUターンです。そのまま事故確定です。
この3つが揃うまでは追い抜くのをぐっと我慢しましょう。
僕は「もうこれ絶対譲ってるだろ」と思ってもウインカー、ハザード、ハンドサインのいずれかが出るまでは抜きません。
そうしていると左ウインカー出してくれたりするよね
譲ってもらったあとは超絶お礼【バイクの追い抜き、譲られ方】
車に乗っているときに譲ってもらうと「ハザード」でお礼をしたりしますよね。
ハザードがついているバイクもありますが、譲ってもらったときはハザードではなく、「バイクならでは」のハンドサインがおすすめです。
左手をさっと上げて颯爽と去っていく姿はかっこいいものです。
張り切りすぎてその後のコーナーでスリップダウンしないように気をつけてください。
バイクの追い抜き、譲られ方まとめ
いかがでしたでしょうか。
このブログではあまりブラック、グレーな内容は書きたくないのですが、譲ってくれない車にイライラしているよりは健全にツーリングできるかなと思いグレーな内容を書いてみました。
とはいえ自然に詰まってしまうものは仕方ないですよね。察してください。
この記事からは
ということだけを得て頂ければと思います。
現実に即した内容なので綺麗事が好きな方、世界は美しいと信じている方には合わない記事ですが、ご批判は「今まで交通違反を一度もしたことがない」という方に限られてください。
「捕まったことがない」という意味じゃないよ。
追いついて「譲ってほしい」と考えるライダーであれば追いつかれたら譲るよね。譲り方は下の記事を読んでみてね。
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