okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
一見するとその名の通りバイクを守ってくれそうなエンジンガード、それを同じような効果を発揮しそうなエンジンスライダー、アクスルスライダー・・・。転倒時の傷を最小限にしたいと考えるのはライダー共通のことですので設置を検討している方も多いと思いますが、設置に向けて調べていると
ガードやスライダー系は付けない方がいいよ!
という情報も多く見受けられ、装着するかどうか迷ってしまうところだと思います。
そこでこの記事では
を解説していきます。
この記事は
エンジンガード | エンジンスライダー | アクスルスライダー | |
低速防御力 | とても高い | 高い | 高い |
高速防御力 | むしろ危ない | むしろ危ない | むしろ危ない |
導入コスト | 高価 | 安価 | とても安価 |
引き起こし | 楽 | ほとんど変化なし | 変化なし |
他パーツ取り付け | できる | できない | できる |
見た目の変化 | 大きい | 小さい | とても小さい |
重量 | 重い | 小さい | とても軽い |
種類 | 少ない | 多い | とても多い |
という比較を根拠に、
という結論に向かって進んでいきます。
ちなみに僕はエンジンスライダーとアクスルスライダーを付けています。
バイクのエンジンガードとは?
- Qエンジンガードってなんですか?
- A
エンジンをガードするパイプなどです。
エンジンガードとは湾曲したパイプを取り付けることにより、転倒時にエンジンが地面に接地することを防いでくれるもの。白バイや教習車には標準で取り付けられている。
エンジンガードの効果
エンジンガードには、
という効果があります。それぞれ解説します。
重要なパーツを保護できる
交換修理に高額の費用がかかるエンジン周り、クランクケースなどの代えがきき辛いパーツを保護できるようになる。
引き起こしが楽になる
エンジンガードを付けていると車体が完全に横にならないので引き起こしが楽になります。起こしやすい角度がついた状態で引き起こしを始めらるためです。引き起こしは最初の一息が最も大変なので大事なことです。
バッグやフォグランプ、カメラなどを設置できる
パイプに様々な便利パーツを取り付けられるようになります。ちょっとしたバッグやフォグランプ、撮影用のカメラも楽に設置することができます。
大きなハンドルバーがあるようなものなのでなんでも設置できてしまいますね。
エンジンガードのデメリット
メリットが多いエンジンガードですが、
というデメリットもあります。それぞれ解説します。
バイクの見た目を変えてしまう
エンジンガードはバイクの半分も覆う大型のパーツなので、バイクのシルエットを大きく変えてしまいます。アドベンチャーやアメリカンであれば違和感はありませんが、他の車種だと 違和感が大きいかと思います。
SSには見た目的にちょっと付けられないよね。
専用品がない車種が多い
エンジンガードはフレームやエンジンのボルトを利用して設置するので専用品でないと取り付けることができません。車種専用のものが販売されていなければつけることができないのです。
バイク屋さんに頼めば専用品をワンオフで作成してくれるかもしれませんがかなり高額になります。
バイクの重量バランスを変えてしまう
エンジンガードは重量があるのでバイクの重量が増え、車体の重量バランスを崩してしまう可能性もあります。
高速転倒時はフレームに重大なダメージを与えてしまう
フレームやエンジンのボルトと共締めしているので、転倒時は当然そのボルト周辺で大きな衝撃を受け止めることになります。
本来であればフレームやエンジンにそれほど大きな負荷がかからなかったかもしれないのにそれが原因でフレームやエンジンに再起不能なダメージを負う可能性があります。高速域での転倒では危ないものと言えます。
導入コストが高い
エンジンガードを設置するのが一般的な車種であれば1万円程度で購入することができますが、そうでない車種やマイナーな車種では高額になります。
僕のバイクのエンジンガードは10万円以上だったので導入を見送りました。
バイクのエンジンスライダーとは?危ないの?
- Qエンジンスライダーって危ないんですか?
- A
もともとバイクを滑らせるものなので高速域で点灯すると危ないです。
転倒時に接地してしまうエンジンの外側に、主にジュラコン樹脂を取り付けて、エンジンを傷つけずに車体を滑らせるもの。
サーキット走行やレース時に転倒したバイクをスムーズにコースアウトさせることを目的としています。エンジン廻りのボルトと共締めして取り付けます。
エンジンスライダーの効果
重要なパーツを保護できる
エンジンスライダーはエンジンを保護することができます。
アクスルスライダーも取り付けていれば、立ちゴケなどであれば2つのスライダーとレバーが接地するだけだったりするので、本来クランクケースに傷がつくような高額被害が「レバーが曲がった」くらいで被害を抑えることができます。
バイクの見た目をほとんど変えない
エンジンスガードは違い、エンジンスライダーはバイクの外観を大きく損ねません。初めから純正パーツとしてついているような佇まいでバイクを守ってくれます。
重量バランスをほとんど変えない
エンジンスライダーはエンジンガードと比べると軽量なのでバイクの重量バランスをほとんど変えず、違和感なく導入することができます。
導入コストが比較的安い
安いものだと数千円と、大型のエンジンガードと比べれば比較的安価で手に入れることができます。
ちなみに僕のエンジンスライダーは左右セットで4万円ほどでした。それでもエンジンガードよりは全然安いです。
エンジンスライダーのデメリット
エンジンガードと同じく、エンジンスライダーを止めているボルト部分に大きな負荷が集中し、本来負うはずのなかった深刻なダメージを負う可能性があります。
それに加え、スライダーを付けていることで本来ガードレールの手前で停止していたはずのバイクが勢いよくガードレールに衝突したり、崖から落ちてしまったりするかもしれません。高速域での転倒時は危ないものになる可能背が高いです。
高速時のダメージに関してはエンジンガードより上かもしれませんね・・・
バイクのアクスルスライダーとは?危ない?
- Qアクスルスライダーって危ないんですか?
- A
高速域の転倒では危ないです。
アクスルスライダーとは転倒時に設置して削れてしまうフォークボトムやスイングアームのリアアクスル周りを守るためのパーツ。エンジンスライダーと同じで、サーキット走行時に転倒したバイクをわざと滑らせて、素早くコースアウトすることで二次被害を防止することを目的としています。
アクスルシャフトに貫通させて取り付けます。
アクスルスライダーの効果
アクするスライダーには、
という効果があります。エンジンスライダーとほとんど同じですがそれぞれ簡単に解説ます。
フロントフォークとスイングアームを保護できる
転倒して滑ると、フォークボトムとスイングアームのアクスル近くが地面と設置して削れていきます。フォーク全部とスイングアームの交換はほとんど廃車に近いくらいのダメージかと思います。
アクスルスライダーをつけると代わりに削れてくれて破損を防いでくれます。
バイクの見た目をほとんど変えない
アクスルスライダーはエンジンスライダーよりも小型なのでバイクの見た目をほとんど変えません。純正パーツとしてついているような佇まいでバイクを守ってくれます。
重量バランスをほとんど変えない
アクスルスライダーは小型で軽量、シンメトリーなパーツなので重量バランスを変えずに使用することができます。
導入コストが安い
アクスルスライダーは基本的に汎用品なので、安価に導入することができます。
アクスルスライダーのデメリット
エンジンガードやエンジンスライダーとは違い、エンジン廻りのボルトやフレームに負担をかけることはありませんが、スライダーを付けることで本来ガードレールの手前で停止していたはずのバイクが勢いよくガードレールに衝突したり、崖から落ちてしまったりする可能性は増えます。高速域での転倒時は危ないものになる可能背が高いです。
高速時の転倒、ダメージの可能性
エンジンガードもエンジンスライダーもアクスルスライダーも立ちゴケを含む低速域の転倒であればバイクへのダメージはほぼ確実に少なく出来ます。
しかし、どちらも高速コーナーなどでスリップダウンするなど高速域での転倒のときは恐らくダメージは大きくなり、危ないパーツということができます。
高速域での転倒はエンジンガードやスライダーをつけていようがいまいが大きなダメージを負います。そう考えると僕は「ほぼ確実に」ダメージを減らしてくれる方を選ぶのもいいのではないかと思います。
エンジンガードもスライダーも高速域では危ないもの
- Q結局付けるべきですか?
- A
正解はないですが、迷っているのであれば付けたほうがすっきりするかも?
この「エンジンガードはつけるべきか、つけないほうがいいのか」という問題に恐らく正解はありません。
つけたほうがいいと言う側は低速域でのことを根拠にしますし、つけないほうがいいと言う側は高速域でのことを根拠にします。どちらも正しいので正解はないのです。
あなたがこれらのパーツを取り付けるかどうかの判断は、あなた自身が「低速域で転倒する可能性が高いと思うのか」「高速域で転倒する可能性が高いと思うのか」という判断で良いと思います。
転ぶつもりで転ぶ人はいないので「ドッチかと言えば・・・」ということです。
立ちゴケなんて絶対しないね!80km/h以上の高速コーナーで膝擦りが大好物!
という方はつける必要はないですし、
立ちゴケが心配じゃのぅ。コーナーは80km/h以上は無理じゃよ・・・
という方はつけててもいいと思います。
なるべくハッキリ情報を伝えたいと考えて運営している当ブログですがこればっかりはなんともいえません。
ハッキリしなさいよ!!
みなさん取り付けましょう!そして60km/h以下でコーナリングしましょう!
(そうすれば僕が公道最速の男になれる!!!)
(こいつ最低だな)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
エンジンガード | エンジンスライダー | アクスルスライダー | |
低速防御力 | とても高い | 高い | 高い |
高速防御力 | むしろ危ない | むしろ危ない | むしろ危ない |
導入コスト | 高価 | 安価 | とても安価 |
引き起こし | 楽 | ほとんど変化なし | 変化なし |
他パーツ取り付け | できる | できない | できる |
見た目の変化 | 大きい | 小さい | とても小さい |
重量 | 重い | 小さい | とても軽い |
種類 | 少ない | 多い | とても多い |
ということを根拠に
という内容をお伝えした記事でした。
僕のように
膝擦りは嗜む程度。峠の下りよりも上りの方が好き!下りは怖いよ!
というマイルドライダーの方はつけたほうがいいまもしれませんね。
コメント