ストリートファイターバイク、ストファイとは?250cc400cc大型の車種紹介 | okomoto

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バイク三郎
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ハイニック

ストリートファイターバイク、ストファイとは?250cc400cc大型の車種紹介

ストリートファイターバイク、ストファイとは?125cc250cc400cc大型の車種紹介 バイク車種解説

本記事のスペック等々は記載の関係で年式が混じっていたり、価格は税抜き税込みごちゃまぜまど正確性を欠いています。初心者の方が「このジャンルにはこんな車種があるのかー」程度の読み流しするくらいにお使い下さい。

オコモト
オコモト

okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!


この記事にたどり着いた方は

こんな方向けの記事です。
  • ストリートファイターバイクってなにをもってカテゴライズしているの?
  • ネイキッドとはなにが違うの?
  • ストリートファイターの定義ってなに?
  • どんな車種がストファイなのか知りたい


という方ではないでしょうか。

バイクのカテゴリ分けはとても曖昧で、説明する人、解釈する人によって簡単に変わったりするものです。その中でも「カフェレーサー」や「ストリートファイター」など「カスタムから発生したバイクのジャンル」というのはとても曖昧になります。

この記事ではそんな曖昧な「ストリートファイター」についてあれこれ説明し、代表的な車種を排気量ごとに紹介してくものです。

オコモト
オコモト

あくまでも僕の解釈であるということは忘れないで下さいね。数ある内の解釈の一部に過ぎません。


この記事では

この記事でわかること
  • ストリートファイターのバイクのカテゴリとしての立ち位置
  • ストリートファイターバイクが発生した経緯
  • ストリートファイターバイクの定義
  • 世間一般的に使われているストリートファイターバイクの定義
  • 「ストリートファイター」という言葉はあまり使わないほうが無難
  • 125ccのストリートファイター
  • 250ccのストリートファイター
  • 400ccのストリートファイター
  • ミドルクラスのストリートファイター
  • 1000ccのストリートファイター
  • 1000cc以上のストリートファイター


ということについて解説していきます。

ストリートファイターのバイクのカテゴリとしての立ち位置

バイクの種類相関図

ストリートファイターはかなり複雑な特徴を持っています。

上の画像で分かるように、

ストリートファイターが関係するもの
  • フルカウル
  • スポーツ
  • スーパースポーツ
  • メガスポーツ
  • ネイキッド
  • ストリート系


という多くの種類とかぶっています。

ストリートファイターはスーパースポーツのカウルを取っ払ってネイキッド化し、さらにストリートに最適化したバイクの種類なのでこんなことになってしまっています。

つまりほぼほぼネイキッド、というかネイキッド、ネイキッドの中の細分化されたジャンル(厳密にはカスタムジャンル)に過ぎません。

もともとヨーロッパで流行ったカスタムジャンルの一つでしたが、徐々にバイクの種類として定着してきました。

バイク太郎
バイク太郎

見た目はネイキッド、中身はSSみたいな?

オコモト
オコモト

カウルがない、ヘッドライトが小型、ハンドルがワイド、ショートテール、バーエンドミラーなどの特徴があります。

ストリートファイターバイクが発生した経緯

ストリートファイターバイクが発生した経緯


1980年代のイギリスでは日本と同様、フルカウルのスーパースポーツが流行していました。これまた日本と同様に転倒によって破損してしまったカウルを直すお金がない(直してもどうせすぐ転倒してしまう)ので中途半端に壊れたカウルをつけっぱなしにするのではなく、カウルを敢えて外して(敢えたように外して)ネイキッド化したのがストリートファイターの原点です。

「レーサーサプリかのカウルを外したままにする」というのは当時の日本でも広く行われていたことですし、メーカーもフルカウルのレーレプとカウルレスのネイキッドを併売することも当たり前に行われていました。

日本ではそれが文化やカスタムジャンルとしてではなく「レーレプをネイキッド化しただけ」というだけで特に発展はしませんでしたがイギリスでは独自の発展を遂げます。

ストリートファイターバイクの定義

ストリートファイターバイクの定義


その後、カウルを外されたイギリスのスーパースポーツは

ストリートファイターの特徴
  • スーパースポーツバイクのカウルを外したバイク
  • バーハン
  • スタント、エクストリームライドのためのエンジンガードやダンパー
  • 異形ヘッドライト
  • カチ上がったテール
  • バーエンドミラー


という特徴を備えるストリートファイターというカスタムジャンルとして確立していきました。

日本のカウスレスのレーレプがフルカウルのレーレプと同じように、「峠」を遊び場にしていたのに対して、イギリスのそれは「ストリート(高速走行ではなく主にスタントなどの低速走行)」を遊び場にしました。

世間一般的に使われているストリートファイターバイクの定義

世間一般的に使われているストリートファイターバイクの定義


カスタムジャンルとして正しく捉えると

カスタムジャンルとしてのストリートファイターの特徴
  • スーパースポーツバイクのカウルを外したバイク
  • バーハン
  • スタント、エクストリームライドのためのエンジンガードやダンパー
  • 異形ヘッドライト
  • カチ上がったテール
  • バーエンドミラー


という定義づけをすることができますが、これを満たしていないとストリートファイターを名乗れないのであればストリートファイターは極々一部のバイクのものになってしまいます。というか相当カスタムされた車両でなければストリートファイターを名乗れなくなってしまいます。

そこで最近のバイク界では

世間一般的に使われているストリートファイターバイクの定義
  • なんとなくそれっぽいネイキッドバイクをストリートファイターと呼ぶ


という流れにしているようです。

さすがにフルカウルやオフロードバイクのことはストファイとは言わないようですが、なんとなく攻撃的なスタイルを持ったネイキッドバイクのことはストファイと呼んでいます。

オココ
オココ

ヤマハのMTシリーズは間違いなくストファイよね!

バイク三郎
バイク三郎

MT10はベースがSSのR1だからストファイと呼べなくもないけど、MT09以下はSSのベース車両すらないからストファイとは呼べないと思うけど・・・

バイク太郎
バイク太郎

みんなストファイって言ってるけどね・・・

オココ
オココ

スポーツタイプをベースにしているならストファイ扱いでもいいわよね?

250ccのスポーツバイクはスーパースポーツではないのか論

250ccのスポーツバイクはスーパースポーツではないのか論


スーパースポーツは「レーサー(競技車両)を模していないハイスペックスポーツバイク」です。

「ハイスペック」という表現は曖昧ですが、少なくとも「レーサーを模していない」という点で250~400ccのスポーツバイクは「スーパースポーツ」と言っても良いジャンルです。

しかし、歴史的にみると

スーパースポーツの歴史
  • 2ストローク250ccバイクを中心にしたレーサーサプリかブームが起きる
  • 2ストロークが規制により絶滅する
  • 2ストローク250ccバイクと同程度のスペックを持つ4ストローク600ccのバイク(ミドルSS)がレーサーレプリカに乗っていた層の受け皿となる
  • レーサーレプリカのスペック史上主義を600cc以上のスーパースポーツが受け継ぐ


という流れがあるので「レーサーレプリカ≒大型スーパースポーツ≠小型スポーツバイク」という図式になるかと思います。

レーサーレプリカや大型SSは楽しく運転をするのに高い技術が必要とされますが、小型スポーツバイクは初心者でも楽しく乗ることができます。


初心者の方がいきなりリッターSSに乗ると楽しくないだけでなく、とても危険です。一方で小排気量のスポーツバイクはむしろバイクの楽しさを教えてくれる初心者向けに設計されているバイクです。



このように「似たようなジャンルだけれど、特性や設計思想が全く違う」のでこのブログでは「400ccまでのスポーツタイプ」をスーパースポーツとして扱わないようにしています。

オコモト
オコモト

初心者の方にR25は超おすすめできますが、R1は絶対におすすめできないので・・・。「同じでもいいけど、初心者の方に誤解を生まないようにするには分けた方がいい」という感じです。

バイク三郎
バイク三郎

排気量の尊卑を言っているわけじゃないから誤解しないでね・・・

「ストリートファイター」という言葉はあまり使わないほうが無難

「ストリートファイター」という言葉はあまり使わないほうが無難


ストファイはそもそもカスタムジャンルの1つであることや、先述のストファイの特徴などの背景があるので、「ストリートファイター」という言葉はあまり使わないほうが無難です。

オコモト
オコモト

MT25かっこいいすねーストファイかっこいっすねー

お前よくどノーマルのMT25見てストファイ言えたな。昨日知った言葉か。どう考えてもネイキッドだろ。勉強し直してこい。あ、どーも。昨日納車してもらったんす。

オコモト
オコモト

心の声、口から出ちゃってますよ・・・


ということになりかねません。

無難な使い方としては

オコモト
オコモト

バーエンドミラーでストファイ仕様になっててかっこいいすねMT25。

ミラーだけっすけどストファイ感出ましたよ。次はエンジンガードつけようかと

オコモト
オコモト

わぁいいですね。楽しみですね。



というくらいにしておいたほうが無難だと思います。

昔乗ってたの
昔乗ってたの

ネイキッドをとりあえず今風に「ストファイ」という感じが薄っぺらい感じがするんじゃよ。「ストファイ仕様」「ストファイ風」と言うだけで全然ニュアンスが変わってくるんじゃよ。


ここからは世間一般で言われている「ストファイ」を紹介していきます。

このブログでは「ストファイ」ではなく「バーエンドミラーを付けたらストファイ風になりやすい車種」として紹介します。

125ccのストリートファイターバイク【バーエンドミラーでストファイ仕様になる車種】

125ccのストリートファイターバイク
  • グロム ホンダ
  • GSX-125 スズキ
  • Z125 pro カワサキ
  • 125DUKE KTM


125cc原付二種のバイクは費用的には原付き寄り、道路交通法的には中型バイク寄りというというとてもコストパフォーマンスに優れた種類のバイクです。

特に通勤通学、ちょっとした買い物などの街乗りに置いてはどんなバイクよりも、どんな車よりもどんな乗り物よりも優れていると言っても過言ではありません。

スクーターであれば街乗りに特化していなますが、MTバイクであれば趣味要素を強くすることができます。

セカンドバイクとしても楽しめる良い排気量です。

バイク三郎
バイク三郎

街乗り最速で、小さいから振り回せる楽しさもあるよ!

250ccのストリートファイターバイク【バーエンドミラーでストファイ仕様になる車種】

250ccのストリートファイターバイク
  • MT-25 ヤマハ
  • Z250 カワサキ
  • Z250SL
  • ジクサー250 スズキ
  • GSR250 スズキ
  • 250 DUKE KTM
  • SVARTPILEN250 スヴァルトピレン250 ハスクバーナ


250ccのバイクはそれ以下の排気量のバイク、それ以下の排気量のバイクと比べてメリットが多いので、「バイク趣味を始めよう」と考えている方にもっともおすすめできるバイクです。


「非力」と言われますが、それは「非常識な運転」をする場合に限ってのことです。常識的な運転であれば必要十分。初心者の方にはバイクの楽しさを教え、ベテランの人には操る楽しさを思い出させてくれる良き排気量です。


また、車検がなので維持費が安くなるということだけでなく、車検を意識したカスタムを心がける必要がなく、「カリカリカスタムバイク」に仕上げられます。

オコモト
オコモト

良いか悪いかは1回置いておいて・・・

バイク太郎
バイク太郎

高速道路も乗れるから、125ccよりもツーリングの範囲が何倍にも広がるよ!

400ccのストリートファイターバイク【バーエンドミラーでストファイ仕様になる車種】

400ccのストリートファイターバイク
  • CB400F ホンダ
  • MT-03 ABS ヤマハ
  • Z400 カワサキ
  • GLADIUS400 スズキ
  • ER-4n スズキ
  • GSR400 スズキ
  • SV400 スズキ
  • G310R BMW
  • DUKE390 KTM
  • VITPILEN 401/SVARTPILEN 401ハスクバーナ Husqvarna


普通自動二輪免許で乗れる最大の排気量クラスが400ccです。

1つ下の排気量帯の250ccクラスとは150ccの差しかありませんが、「体感できる性能差」としては600ccと1000ccの差よりも大きいと思います。

バイク太郎
バイク太郎

600ccと1000ccだとどっちも凄すぎるから体感できる性能差は250と400差より少なく感じるよ。

オコモト
オコモト

これは僕がバイク下手くそなせいであって、上手な人はダイレクトに感じられるんだと思います。



車検があるので維持費は大型バイクとほとんど変わらないので「中途半端」と言われることがありますが、日本の道路事情(起伏に富んだタイトなワインディングが多い)には最もマッチしている排気量だと思います。

日本の免許制度に合わせた独特な排気量ですが、最近は海外のレースカテゴリのおかげで、海外メーカーの車種も増えています。

逆に国内メーカーは車検がない250ccとハイパワーな大型バイクの間の400ccを「中途半端」と考えているのか、各メーカーあまり力を入れていないというのが現状です。

昔乗ってたの
昔乗ってたの

教習所で大型二輪免許を取れるようになる前は「最も身近な最大排気量」だったから昔は一番力を入れていたんじゃがの。

オコモト
オコモト

現代の400ccクラスはこだわりのあるライダーが「このバイクに乗りたい!」と強く思って乗る排気量帯ですね。

ミドルクラスのストリートファイターバイク【バーエンドミラーでストファイ仕様になる車種】

ミドルクラスのストリートファイターバイク
  • CB650F ホンダ
  • MT-07 ヤマハ
  • MT-09 ヤマハ
  • Z650 カワサキ
  • Z900 カワサキ
  • GSX-S750 スズキ
  • GSR750 スズキ
  • TRIUMPH ストリートトリプル   Street Triple  トライアンフ
  • Husqvarna スヴァルトピレン701  SVARTPILEN 701/ヴィットピレン701  VITPILEN 701 ハスクバーナ
  • モンスター696 Monster 696 ドカティ
  • KTM 690デューク  690 DUKE KTM
  • ブルターレ800  BRUTALE 800 MVアグスタ  MV AGUSTA


1969年から1989年までは「国内で販売するバイクの最大排気量は750CCまで、最大出力は77PSまで」というメーカー側の自主規制が存在しました。2007年に出力に関するすべての自主規制が撤廃されました。

つまり、20年間は国内のバイクの最大排気量は750ccだったということです。これが

昔乗ってたの
昔乗ってたの

このバイクナナハン?


と聞かれる理由です。ナナハンは長く最大排気量だったので一般の方も知っているためです。

ミドルクラスは、税金や保険料はもちろん、パーツ代や燃費に関してもリッターバイクと変わりません。ですので「大きい排気量が偉い」とか「大は小を兼ねる」と考えている人は絶対に選ばない排気量です。

そういう意味ではわざわざ大型免許を取得しなければ乗れない排気量帯なので、400ccよりも選ぶ理由が少ない排気量帯と考えることができます。ではどんな方がこの排気量帯を選ぶかというと

「バイクに排気量は関係ない。排気量ごとの楽しみ方がある。趣味を経済的な理由で諦めない(車検代、免許代)、自分がいいと思ったものを選ぶ」というスタンスの方ではないでしょうか。


それぞれの排気量帯に様々な初心者さんとベテランが混在していますが、この排気量帯が一番玄人率が高いと思われます。

オコモト
オコモト

特に600cc前後がそんな傾向が強いような感じがします。


ベテランではなく「玄人」というのがポイント。ただ乗ってる期間が長いだけの「期間だけベテラン」ではなく、バイクの楽しみを真に感じて楽しい運転をしているという意味での「玄人」。

ミドルクラスのネイキッドは中型の軽さ、機動性の良さとリッターのパワーのいいとこどりをしていると考えることもできますね。

1000ccのストリートファイターバイク【バーエンドミラーでストファイ仕様になる車種】

1000ccのストリートファイターバイク
  • CB1000R ホンダ
  • MT-10 ヤマハ
  • GSX-S1000
  • KATANA カタナ スズキ
  • Z1000  カワサキ
  • S1000R  BMW
  • ブルターレ1000  BRUTALE 1000 MVアグスタ  MV AGUSTA


「400cc以上、1000cc以下」にして大型のミドルクラスと同じカテゴリーに入れたり、「1000cc以上」にしてリッターオーバーと同じカテゴリにしても良かったんですが「リッターバイク」という言葉があるのでなんとなく1000cc(1L)は節目ということで、「1000cc」というカテゴライズにしてみました。

このクラスになるとだいたいのことはスロットル1発で解決できるかと思います。

1000cc以上の大型ストリートファイターバイク【バーエンドミラーでストファイ仕様になる車種】

1000cc以上の大型ストリートファイターバイク
  • B-KING スズキ
  • GSX1400 スズキ
  • Streetfighter V4S ドカティ
  • モンスター1200 MONSTER1200
  • スピードトリプル RS Speed Triple RS トライアンフ  TRIUMPH
  • 1290スーパーデュークR 1290 SUPER DUKE R KTM


大型バイクは「公道では不要」と言われることが多いですが、その頂点の排気量帯です。

オコモト
オコモト

「公道では不要」というと125cc以上は不要な感じもしますけどね・・・


趣味性の塊で、楽しく走らせるには高い技術が必要になります。初心者の方が乗っても真の楽しさに気付けないままバイクライフを終えてしまうことになるので注意が必要です。

バイクの「走る曲がる止まる」を身に着けてから乗るようにした方が良いでしょう。

昔乗ってたの
昔乗ってたの

これは大型バイク全般に言えることじゃがの

ストリートファイターバイクの車種まとめ

ストリートファイターバイクの車種まとめ


いかがでしたでしょうか。

小さいものから大きいものまで、国内海外関わらず網羅的にストリートファイターバイクの車種まとめの車種を紹介してみました。

スペックなどが気になるストリートファイターバイクがあれば詳細記事で確認してみてください。


バイク三郎
バイク三郎

他の車種について知りたいときは「バイク車種解説」のカテゴリをチェックしてみてね!

バイク車種解説
バイクの車種や種類について解説しています。

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