okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
バイクのカテゴリ分けはとても曖昧で、説明する人、解釈する人によって簡単に変わったりするものです。その中でも「カフェレーサー」や「ストリートファイター」など「カスタムから発生したバイクのジャンル」というのはとても曖昧になります。
この記事ではそんな曖昧な「ストリートファイター」についてあれこれ説明し、代表的な車種を排気量ごとに紹介してくものです。
あくまでも僕の解釈であるということは忘れないで下さいね。数ある内の解釈の一部に過ぎません。
この記事では
ということについて解説していきます。
- ストリートファイターのバイクのカテゴリとしての立ち位置
- ストリートファイターバイクが発生した経緯
- ストリートファイターバイクの定義
- 世間一般的に使われているストリートファイターバイクの定義
- 250ccのスポーツバイクはスーパースポーツではないのか論
- 「ストリートファイター」という言葉はあまり使わないほうが無難
- 125ccのストリートファイターバイク【バーエンドミラーでストファイ仕様になる車種】
- 250ccのストリートファイターバイク【バーエンドミラーでストファイ仕様になる車種】
- 400ccのストリートファイターバイク【バーエンドミラーでストファイ仕様になる車種】
- ミドルクラスのストリートファイターバイク【バーエンドミラーでストファイ仕様になる車種】
- 1000ccのストリートファイターバイク【バーエンドミラーでストファイ仕様になる車種】
- 1000cc以上の大型ストリートファイターバイク【バーエンドミラーでストファイ仕様になる車種】
- ストリートファイターバイクの車種まとめ
ストリートファイターのバイクのカテゴリとしての立ち位置
ストリートファイターはかなり複雑な特徴を持っています。
上の画像で分かるように、
という多くの種類とかぶっています。
ストリートファイターはスーパースポーツのカウルを取っ払ってネイキッド化し、さらにストリートに最適化したバイクの種類なのでこんなことになってしまっています。
つまりほぼほぼネイキッド、というかネイキッド、ネイキッドの中の細分化されたジャンル(厳密にはカスタムジャンル)に過ぎません。
もともとヨーロッパで流行ったカスタムジャンルの一つでしたが、徐々にバイクの種類として定着してきました。
見た目はネイキッド、中身はSSみたいな?
カウルがない、ヘッドライトが小型、ハンドルがワイド、ショートテール、バーエンドミラーなどの特徴があります。
ストリートファイターバイクが発生した経緯
1980年代のイギリスでは日本と同様、フルカウルのスーパースポーツが流行していました。これまた日本と同様に転倒によって破損してしまったカウルを直すお金がない(直してもどうせすぐ転倒してしまう)ので中途半端に壊れたカウルをつけっぱなしにするのではなく、カウルを敢えて外して(敢えたように外して)ネイキッド化したのがストリートファイターの原点です。
「レーサーサプリかのカウルを外したままにする」というのは当時の日本でも広く行われていたことですし、メーカーもフルカウルのレーレプとカウルレスのネイキッドを併売することも当たり前に行われていました。
日本ではそれが文化やカスタムジャンルとしてではなく「レーレプをネイキッド化しただけ」というだけで特に発展はしませんでしたがイギリスでは独自の発展を遂げます。
ストリートファイターバイクの定義
その後、カウルを外されたイギリスのスーパースポーツは
という特徴を備えるストリートファイターというカスタムジャンルとして確立していきました。
日本のカウスレスのレーレプがフルカウルのレーレプと同じように、「峠」を遊び場にしていたのに対して、イギリスのそれは「ストリート(高速走行ではなく主にスタントなどの低速走行)」を遊び場にしました。
世間一般的に使われているストリートファイターバイクの定義
カスタムジャンルとして正しく捉えると
という定義づけをすることができますが、これを満たしていないとストリートファイターを名乗れないのであればストリートファイターは極々一部のバイクのものになってしまいます。というか相当カスタムされた車両でなければストリートファイターを名乗れなくなってしまいます。
そこで最近のバイク界では
という流れにしているようです。
さすがにフルカウルやオフロードバイクのことはストファイとは言わないようですが、なんとなく攻撃的なスタイルを持ったネイキッドバイクのことはストファイと呼んでいます。
ヤマハのMTシリーズは間違いなくストファイよね!
MT10はベースがSSのR1だからストファイと呼べなくもないけど、MT09以下はSSのベース車両すらないからストファイとは呼べないと思うけど・・・
みんなストファイって言ってるけどね・・・
スポーツタイプをベースにしているならストファイ扱いでもいいわよね?
250ccのスポーツバイクはスーパースポーツではないのか論
スーパースポーツは「レーサー(競技車両)を模していないハイスペックスポーツバイク」です。
「ハイスペック」という表現は曖昧ですが、少なくとも「レーサーを模していない」という点で250~400ccのスポーツバイクは「スーパースポーツ」と言っても良いジャンルです。
しかし、歴史的にみると
という流れがあるので「レーサーレプリカ≒大型スーパースポーツ≠小型スポーツバイク」という図式になるかと思います。
レーサーレプリカや大型SSは楽しく運転をするのに高い技術が必要とされますが、小型スポーツバイクは初心者でも楽しく乗ることができます。
初心者の方がいきなりリッターSSに乗ると楽しくないだけでなく、とても危険です。一方で小排気量のスポーツバイクはむしろバイクの楽しさを教えてくれる初心者向けに設計されているバイクです。
このように「似たようなジャンルだけれど、特性や設計思想が全く違う」のでこのブログでは「400ccまでのスポーツタイプ」をスーパースポーツとして扱わないようにしています。
初心者の方にR25は超おすすめできますが、R1は絶対におすすめできないので・・・。「同じでもいいけど、初心者の方に誤解を生まないようにするには分けた方がいい」という感じです。
排気量の尊卑を言っているわけじゃないから誤解しないでね・・・
「ストリートファイター」という言葉はあまり使わないほうが無難
ストファイはそもそもカスタムジャンルの1つであることや、先述のストファイの特徴などの背景があるので、「ストリートファイター」という言葉はあまり使わないほうが無難です。
MT25かっこいいすねーストファイかっこいっすねー
お前よくどノーマルのMT25見てストファイ言えたな。昨日知った言葉か。どう考えてもネイキッドだろ。勉強し直してこい。あ、どーも。昨日納車してもらったんす。
心の声、口から出ちゃってますよ・・・
ということになりかねません。
無難な使い方としては
バーエンドミラーでストファイ仕様になっててかっこいいすねMT25。
ミラーだけっすけどストファイ感出ましたよ。次はエンジンガードつけようかと
わぁいいですね。楽しみですね。
というくらいにしておいたほうが無難だと思います。
ネイキッドをとりあえず今風に「ストファイ」という感じが薄っぺらい感じがするんじゃよ。「ストファイ仕様」「ストファイ風」と言うだけで全然ニュアンスが変わってくるんじゃよ。
ここからは世間一般で言われている「ストファイ」を紹介していきます。
このブログでは「ストファイ」ではなく「バーエンドミラーを付けたらストファイ風になりやすい車種」として紹介します。
125ccのストリートファイターバイク【バーエンドミラーでストファイ仕様になる車種】
中回転域から高回転域まで気持ちよくシャープに回るエンジン。そしてライダーのアクションに対しフレキシブルに反応する高剛性軽量ボディが、日常のライディングに一つスパイスを加える✨
— KTM Japan【公式】 (@ktm_japan) May 5, 2021
125 DUKE#KTM #ReadyToRace #125DUKE #KTMJ #バイク #オートバイ pic.twitter.com/uTmehlzdaa
125cc原付二種のバイクは費用的には原付き寄り、道路交通法的には中型バイク寄りというというとてもコストパフォーマンスに優れた種類のバイクです。
特に通勤通学、ちょっとした買い物などの街乗りに置いてはどんなバイクよりも、どんな車よりもどんな乗り物よりも優れていると言っても過言ではありません。
スクーターであれば街乗りに特化していなますが、MTバイクであれば趣味要素を強くすることができます。
セカンドバイクとしても楽しめる良い排気量です。
街乗り最速で、小さいから振り回せる楽しさもあるよ!
250ccのストリートファイターバイク【バーエンドミラーでストファイ仕様になる車種】
秋だね〜、気持ちいいよ。#ルサンバレー #ハスクバーナ #ハスクバーナモーターサイクルズ #svartpilen250 #コスモス #秋桜 pic.twitter.com/2dXzQ5Zjc4
— ルサンバレー (@lucernvalley) October 21, 2020
250ccのバイクはそれ以下の排気量のバイク、それ以下の排気量のバイクと比べてメリットが多いので、「バイク趣味を始めよう」と考えている方にもっともおすすめできるバイクです。
「非力」と言われますが、それは「非常識な運転」をする場合に限ってのことです。常識的な運転であれば必要十分。初心者の方にはバイクの楽しさを教え、ベテランの人には操る楽しさを思い出させてくれる良き排気量です。
また、車検がなので維持費が安くなるということだけでなく、車検を意識したカスタムを心がける必要がなく、「カリカリカスタムバイク」に仕上げられます。
良いか悪いかは1回置いておいて・・・
高速道路も乗れるから、125ccよりもツーリングの範囲が何倍にも広がるよ!
400ccのストリートファイターバイク【バーエンドミラーでストファイ仕様になる車種】
秋だね〜、気持ちいいよ。#ルサンバレー #ハスクバーナ #ハスクバーナモーターサイクルズ #svartpilen250 #コスモス #秋桜 pic.twitter.com/2dXzQ5Zjc4
— ルサンバレー (@lucernvalley) October 21, 2020
普通自動二輪免許で乗れる最大の排気量クラスが400ccです。
1つ下の排気量帯の250ccクラスとは150ccの差しかありませんが、「体感できる性能差」としては600ccと1000ccの差よりも大きいと思います。
600ccと1000ccだとどっちも凄すぎるから体感できる性能差は250と400差より少なく感じるよ。
これは僕がバイク下手くそなせいであって、上手な人はダイレクトに感じられるんだと思います。
車検があるので維持費は大型バイクとほとんど変わらないので「中途半端」と言われることがありますが、日本の道路事情(起伏に富んだタイトなワインディングが多い)には最もマッチしている排気量だと思います。
日本の免許制度に合わせた独特な排気量ですが、最近は海外のレースカテゴリのおかげで、海外メーカーの車種も増えています。
逆に国内メーカーは車検がない250ccとハイパワーな大型バイクの間の400ccを「中途半端」と考えているのか、各メーカーあまり力を入れていないというのが現状です。
教習所で大型二輪免許を取れるようになる前は「最も身近な最大排気量」だったから昔は一番力を入れていたんじゃがの。
現代の400ccクラスはこだわりのあるライダーが「このバイクに乗りたい!」と強く思って乗る排気量帯ですね。
ミドルクラスのストリートファイターバイク【バーエンドミラーでストファイ仕様になる車種】
富士見ポイント
— 青島 博生 ブルターレ サイコー! (@tamaki_03) May 7, 2021
#brutale800 pic.twitter.com/qRfZFhXoBW
1969年から1989年までは「国内で販売するバイクの最大排気量は750CCまで、最大出力は77PSまで」というメーカー側の自主規制が存在しました。2007年に出力に関するすべての自主規制が撤廃されました。
つまり、20年間は国内のバイクの最大排気量は750ccだったということです。これが
このバイクナナハン?
と聞かれる理由です。ナナハンは長く最大排気量だったので一般の方も知っているためです。
ミドルクラスは、税金や保険料はもちろん、パーツ代や燃費に関してもリッターバイクと変わりません。ですので「大きい排気量が偉い」とか「大は小を兼ねる」と考えている人は絶対に選ばない排気量です。
そういう意味ではわざわざ大型免許を取得しなければ乗れない排気量帯なので、400ccよりも選ぶ理由が少ない排気量帯と考えることができます。ではどんな方がこの排気量帯を選ぶかというと
「バイクに排気量は関係ない。排気量ごとの楽しみ方がある。趣味を経済的な理由で諦めない(車検代、免許代)、自分がいいと思ったものを選ぶ」というスタンスの方ではないでしょうか。
それぞれの排気量帯に様々な初心者さんとベテランが混在していますが、この排気量帯が一番玄人率が高いと思われます。
特に600cc前後がそんな傾向が強いような感じがします。
ベテランではなく「玄人」というのがポイント。ただ乗ってる期間が長いだけの「期間だけベテラン」ではなく、バイクの楽しみを真に感じて楽しい運転をしているという意味での「玄人」。
ミドルクラスのネイキッドは中型の軽さ、機動性の良さとリッターのパワーのいいとこどりをしていると考えることもできますね。
1000ccのストリートファイターバイク【バーエンドミラーでストファイ仕様になる車種】
真っ黒しか勝たん #Z1000 pic.twitter.com/xQGwW7FBpo
— 紗々 (@skh02xx) January 6, 2022
「400cc以上、1000cc以下」にして大型のミドルクラスと同じカテゴリーに入れたり、「1000cc以上」にしてリッターオーバーと同じカテゴリにしても良かったんですが「リッターバイク」という言葉があるのでなんとなく1000cc(1L)は節目ということで、「1000cc」というカテゴライズにしてみました。
このクラスになるとだいたいのことはスロットル1発で解決できるかと思います。
1000cc以上の大型ストリートファイターバイク【バーエンドミラーでストファイ仕様になる車種】
KTM 1290 SUPER DUKE R 納車!
— しょーへー (@SDR_R_4) July 15, 2019
かっこよすぎる……
ハイテクすぎて取説読まなきゃ……
取説分厚い…… pic.twitter.com/1JWNrkjDPC
大型バイクは「公道では不要」と言われることが多いですが、その頂点の排気量帯です。
「公道では不要」というと125cc以上は不要な感じもしますけどね・・・
趣味性の塊で、楽しく走らせるには高い技術が必要になります。初心者の方が乗っても真の楽しさに気付けないままバイクライフを終えてしまうことになるので注意が必要です。
バイクの「走る曲がる止まる」を身に着けてから乗るようにした方が良いでしょう。
これは大型バイク全般に言えることじゃがの
ストリートファイターバイクの車種まとめ
いかがでしたでしょうか。
小さいものから大きいものまで、国内海外関わらず網羅的にストリートファイターバイクの車種まとめの車種を紹介してみました。
スペックなどが気になるストリートファイターバイクがあれば詳細記事で確認してみてください。
他の車種について知りたいときは「バイク車種解説」のカテゴリをチェックしてみてね!
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