okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は、
というバイク初心者の方ではないでしょうか。あなたは、
ヘルメットを被らないと違反になるし、プロテクター入のジャケットはなんとなく安全性が高いのはわかる。グローブ付けないと転んだとき怪我するしね。でも靴って別に支障ないんじゃない?
と昔の僕のように思っているのかもしれません。
(いや、お前昔はTシャツ・サンダル・ノーグローブ・半ヘルでバカスク乗ってたぞ。もっとひどかったぞ。)
サッカーの試合をするときは地面との相性がいいスタッドがついたスパイクシューズを履き、バスケットボールをするときは跳躍後の衝撃を吸収するソールや急な方向転換がしやすいように足首付近にまでホールドするバスケットシューズを履きます。
それ専用に作られたシューズは「それ専用である理由」つまり、「それに対して最適化されたシューズ」です。
ではバイクシューズはどのような機能や特徴があるのでしょうか?
そんなあなたの為にこの記事ではバイク用フットウェアの特徴について解説していきます。
バイク用の靴と普通の靴の違い
バイクのフットウェアはレーシングブーツ・ブーツ・ライディングシューズ・スニーカータイプという4種類。
安全性 | 操作性 | 歩きやすさ | おすすめの人 | |
レーシング ブーツ | 4 | 4 | 1 | バイクに乗ることが好き |
ブーツ | 3 | 3 | 2 | ツーリングメインだがバイクの危険性を理解している |
ライディング シューズ | 2 | 2 | 3 | 危険性を理解していて、ツーリング先の歩きやすさを重視したい |
スニーカー タイプ | 1 | 1 | 4 | 街乗りの安全性を少しでも高めたい ツーリング先の歩きやすさを重視し周りから浮きたくない |
この中でも最も普通の靴に近いスニーカータイプを例にバイク用の靴の特徴を解説していきます。
という特徴があります。全てのバイク用フットウェアがこの全ての特徴を持っているというわけではありませんが、少しでも多くの特徴を持っているものは「よりバイクに最適化されている」と判断することができます。それぞれ解説します。
「防水性が高い」という特徴もありますが、個人的にバイク用品に防水性は必要ないと思っているので省いています。詳しくは「バイク用品=防水機能が重要」という風潮~防水機能は必要ない~を読んでみて下さい。
靴紐がヒラヒラしない
靴紐には、
というメリットがありますが、
という大きすぎるリスクがあります。基本的にバイクに乗るときは紐がないものがおすすめですが、バイク用で紐がある靴にはたいてい「結んだ紐をまとめておけるベルト」がついています。
足首取れるなんてありえないでしょ・・・
関節は人体でもっとも弱い部分です。転倒時はとても無慈悲に物理法則に従って動くだけ。我々はそういう危険なものを趣味にしてしまっていることを理解しましょう。
普通のスニーカーでバイクに乗るときは最低限靴紐をベロの中に入れ込もう!
外くるぶしにプロテクター
転倒時は硬く凸凹した道路の上を滑ることになります。バイクに挟まれたまま道路を滑ると、最初に擦り押しされるのは少々突起している外くるぶし。
くるぶしは関節なので、削れてしまうと一生再生することはありません。それはつまり一生歩けないことを意味します。
バイク用の靴の多くがハイカットで外くるぶしにプロテクターがあるのはそういった理由。
骨は折れてもくっつくし、肉はえぐれても再生するよ!でも関節は無理!バイクに乗るときはハイカットがマスト!
内くるぶしにプロテクター
真剣にライディングをすると、コーナリング時はコーナーのアウト側の足全体を使ってバイクとライダーをグリップさせます。そのときに内くるぶしはグリップの大きな一箇所になるので「バイクをホールドするため」に内側も保護されているものもあります。
内くるぶし付近はバイクに押し付ける形になるから真っ黒に汚れやすいのじゃ
ハイカット
先述のくるぶし保護はもちろん、不意にバランスを崩してバイクを支えようとしたときに足首をくじいて立ちゴケしないように、足首を支えられるようにハイカットになっています。
ローカットのスニーカータイプを出している用品メーカーは信用しないことにしている。
切れやすい靴紐
万一靴紐がチェーンに巻き込まれた、転倒時にひっかかったという、靴紐に大きな力が加わったときにすぐに紐が切れてライダーの足を守ることができるようにコットン製など、わざと切れやすい靴紐を採用しているものもあります。ここまで考えているシューズは少ないです。
心配性の人はスニーカーの紐をコットン製に変えるのもいいと思う。
コットンは比較的溶けにくい素材なので「スニーカーの紐がエンジンの熱で溶けた!」という方もコットンへの交換をおすすめします。
シフトパッド
シフト操作でシューズが傷まないようにシフトパッドが外付け/内蔵されています。素材は硬いものやレザーなど様々。スニーカーでバイクに乗るときは後付のシフトパッドを使ったほうが良いです。ペダル側に取り付けるものが楽ですが、それ自体が排ガスなどで汚れていくので靴の汚れは防げません。
カップ入りのつま先
安全靴の様につま先にカップが入っているものは転倒時の安全性が高いと言えます。
また、硬いシフトパッドがついているものはシフト操作時や歩いたときに硬いパッドが足に当たって痛みを感じてしまうことがありますが、カップが入っていることでそれらの痛みを防ぐことができます。
10時間ほど着用しました。先芯構造ではないですが、シフト操作の為か指の付け根からつま先にかけて分厚くなっている部分があります。その部分が一部のみを覆う作りなので、踏み込み時に硬い部分が甲に食い込むので痛いです。短い時間の着用なら問題ないのですが(と言っても、自分は1時間ほどで既に痛くなりました)遠方へのツーリングに数時間バイクで向かう場合、蒸れや振動などで疲弊した足にこれはかなりキツいです。商品作成にあたってテストは乗車時のみで歩行時の快適さは想定されていないのだと思います。
引用元:amazon
[追記]2020年12月から2021年1月現在までに、Gmailの捨てアドレスから投稿を消したら3k分の券を渡すというちぐはぐな日本語のメールが4件きています。これで察してください。
ぱっと見は普通のスニーカーっぽく、街乗りで短時間乗るには悪くない。
歩くと甲に当たって痛いが、靴が馴染めば痛みはそのうちなくなりそうな感じはします。
引用元:amazon
サイドジップ
サイドジップは靴紐の靴に採用される機構です。正確なバイク操作をするには靴と足とのフィット感が大事。とはいえ、いちいち完璧なフィット感を目指して靴紐を縛っているととても時間がかかります。
昼食がお座敷だったりすると日が暮れてしまいます(過言です)。
サイドジップがあれば靴紐で一度フィットさせてしまえば後はジッパーの上げ下ろしだけで靴を履くことができるのでとても便利。
ジッパーでバイクが傷つかないようにジッパーカバーもついているモデルが多いです。
ライディングに最適化されているブーツの特徴
ここまでの内容でバイク用の靴と普通の靴の違いが把握できたかと思います。ここからは最もバイクの運転に最適化されている、レーシングブーツを使って「靴をバイク専用にするとどんな特徴を持つか」ということを簡単に解説します。
バイク専用になるとさらに安全性が増し、ソールの形状に至るまで操作性を突き詰めていることがわかりますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
バイク用の靴と普通の靴の違いに関して網羅的に解説しました。
この記事が少しでもあなたの新たな相棒探しのお役に立てたのであれば嬉しく思います。
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