okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いたあなたは、
という方ではないでしょうか。
ポケットに収まるサイズでスマホを何回も充電できる優秀なモバイルバッテリーが簡単に、安価に手に入る現在、バイクで電子機器を充電するのに最も向いているものは間違いなくモバイルバッテリーです。
バイクでスマホを充電と言うとまず思いつくのがバッテリーから電源を持ってくるUSB電源ですし、多くのバイクの先輩方が未だにこれをおすすめしていますが、すでにバイクで電子機器を充電する変革期はとっくに終わっています。
10000mhAのモバイルバッテリーが発売された時点で時代は変わりました。この容量があれば一日ナビをつけっぱなしにできるからです。
とはいえ、2泊以上のキャンプツーリングをする方にとってはUSB電源の方が優れています。詳しくは下の詳細記事を読んでみてください。
この記事では、
ということについて解説していきます。
おすすめのモバイルバッテリー
バイクツーリングにおすすめのモバイルバッテリーを紹介しますが、僕が紹介するのはAnker(アンカー)社のものだけです。
という理由があります。
アナウンスしているバッテリー容量が誠実ってどういうこと??
多くのモバイルバッテリーは20000mhAと謳っていても実際に使える容量は12000mhAとかなんですが、アンカーは容量と実容量の差が比較的少ないんです。
Anker PowerCore III Fusion 5000
- 4850mAh
- USB-typeC×1 USB-typeA×1
- モバイルバッテリーとUSB急速充電器一体型
- コンセントにさすだけで約2時間40分で満充電
- 最大18Wのフルスピード充電
それほどスマホに頼らないスタイルの方は宿泊ツーリングにも便利!普段使いにも最高!
他の大型モバイルバッテリーと2つ持ちして、大型はスマホ専用、こっちはバッグの中で他のデバイスを充電&宿での充電器として使うとかなり捗ります!
Anker PowerCore III 10000 Wireless
- 10000mAh
- USB-C×1 USB-A×1
- 厚さ5mmまでのケースならケースをつけたままワイヤレス充電可能
- 最大入出力18W
スマホケースに重ねて入れればコードレスで充電できて便利!
熱対策をするときはコードが必要になるけどね
Anker PowerCore III 19200 60W
- 19200mAh
- USB-C×1 USB-A×2
- 最大60Wで充電
- MacBook Pro 13インチ等のノートPCへもフルスピード充電可能
- スマホと重ねやすいサイズ感
容量を全く気にせずツーリングを楽しみたい方におすすめ
僕もこのクラスを使ってます!
Anker PowerCore III Elite 25600 87W
- 25600mAh
- USB-C×2 USB-A×2
- 最大87Wでノートパソコンに余裕の給電
- イヤホンやスマートウォッチ等の入力電流が低い製品には電源ボタンを2回押して「低電流モード」で
宿泊ツーリングで充電を忘れそうなズボラな方におすすめ!これがあれば容量もデバイスの種類も何も気にしなくて良し!
おすすめの急速充電にとコード
ここで紹介したモバイルバッテリーはすべてガンガン充電できるUSB-C対応なので、モバイルバッテリー以外の充電も考えれば、
辺りが最適解かと思います。電源コードは急速充電に対応している、
がおすすめです。
バイクでは短いコードの方が使いやすいですよ!
バイクでのスマホ充電をモバイルバッテリーで行うメリット・デメリット
何故バイクで電子機器を充電するのに最も向いているのはモバイルバッテリーなのか、そのメリットとデメリットを解説しますのでしっかり自分のものにしていきましょう!
USB電源との比較を軸に解説を展開させていきます。
メリット
それぞれ簡単に解説します。
取付工賃がかからない
ショップや車種によって微妙に変わりますが、USB電源の取付工賃は5000から10000円程度。
それに対してモバイルバッテリーは5000円あれば素晴らしい性能のものが手に入ります。もちろん取付工賃は不要です。
取り付けに知識が不要
USB電源の設置を工賃を浮かせるために自分でやる場合、電装系をいじるにはそれなりに知識が必要です。ネットで情報を集め、必要な工具を揃えて、ミスをせずに作業を行う必要があります。
取り付け方法を勉強したりする時間もコストなので膨大なコストがかかります。
モバイルバッテリーは配線処理が全く必要ないので、誰でも知識不要ですぐに取り付けることができます。
バイクに何の影響も与えない
可能性としてはとても低いですがUSB電源はバッテリーを触るので感電やショートの可能性、最悪の場合バッテリーや他の電子機器類に深刻なダメージを与えてしまう可能性もあります。
適当な配線から電源をひっぱってくると負荷が高くなり、使用中の発熱によって発火する可能性もあります。
ちょっと大げさに書いているよ。でも「ない話」ではないんだよ
バイク内から電力を供給せずに、完全に外部の電力から供給するのでバイクになんの影響も与えません。
バッ直でUSB電源は電源を付けてバッテリーが上がる・・・なんてことはありません。
新車購入の場合保証を受けられなくなる可能性がない
メーカー純正のものやディーラー指定のUSB電源であれば問題ないですが、USBポートが多くて使いやすい社外品を自分で着けてた場合、新車購入の最大の魅力である「メーカー保証」が受けられなくなる可能性があります。
モバイルバッテリーはバイクを加工するものではないのでその心配が不要です。
使うときしかバイクに設置しない
街乗りやショートツーリングをする場合はスマホの充電は必要ありません。USB電源は使わないときでも常にバイクについているのでスッキリバイクに乗れません。
バイクを保管しているとき、バッテリーとつながっているUSB電源は結露と乾燥を繰り返したり、雨で濡れているかも知れません。
モバイルバッテリーは必要なときにだけ使用するので結露も雨漏りも外観も気にすることなく使うことができます。
壊れるときは緩やかに壊れる
モバイルバッテリーはバイクにつけっぱなしにするものではないのでUSB電源とは違い結露や雨によるダメージがありません。モバイルバッテリーが寿命を迎えるときの多くはバッテリーが徐々に弱っていき、充電量が減ってしまったときです。
モバイルバッテリーを使い始めて数年後、「最近バッテリーの容量減ってきた感じがするな。買い換えるか。」となります。
一方でUSB電源の寿命は突然やってきます。それは連泊ツーリングの出発の朝かも知れません。
モバイルバッテリーは老衰、USB電源は突然の事故死のような違いがあります。
モバイルバッテリーの容量は年月とともに少なくなっていきますが、現在僕が使っているモバイルバッテリーは5年目ですが現役バリバリです。
USB充電器が何の異常も故障もなく5年も使えるかは不明ですが、結構難しいのではないかと思います。
バイクに乗っていなくても充電できる
USB電源はエンジンが動いているときしか、バイクが動いているときしか充電できません。
厳密にはエンジンが掛かっていなくても充電できるがバッテリーに負担がかかるんじゃぞ。おすすめしないぞい。
ですので、
お昼ごはん食べてる間だけインカム充電しておくかなー!
ということができません。モバイルバッテリーであればバイクのエンジンのオンオフには依存しないのでそれができます。
スマホ以外の電子機器も充電やすい
スマホはナビをすることをメインに使うのでスマホはライダーの視界に入りやすい場所に設置されます。必然的にUSB電源は多くの場合スマホの近くに設置されます。
スマホは満充電済みだから次の休憩まではカメラを充電しようかな!
と思っても、電源の近くにカメラを収納できるバッグがないとそれができません。タンクバッグがあればそれは可能ですがタンクバッグはライダーの動きを制限するのであまりおすすめしません。
というか全くおすすめしません。
USB電源を使っている人の多くがバイクの荷物積載方法として劣っているタンクバッグを使っている理由がこれです。
モバイルバッテリーであれば、
スマホは満充電済みだから次の休憩まではカメラをシートバッグの中で充電しておこうかな!
ができます。複数の電子機器を持ち歩く方にとってこれはとても大事なことです。
セパハンのバイクにも設置しやすい
多くのUSB電源はハンドルバーにつけるのもなのでセパハンのバイクへの設置はかなり大変になります。
USB電源だけではなく、スマホのマウント方法でも頭を悩ませなければならないのがセパハンです。
それに対してモバイルバッテリーはライディングに邪魔にならない小さいタンクバッグに入れたり、ケース式のスマホホルダーにスマホと一緒にいれれば省スペース化もできる優れものです。
充電不良になった場合の原因の特定が簡単
USB電源で充電不良が起きたときは、
のいずれかに問題があると考えられますが、モバイルバッテリーの場合は、
と、疑う箇所が一つ減ります。配線が原因であることを特定するのは一度バラしてテスターを使ったりという作業をする必要がありかなり面倒。原因となる可能性がある箇所が減るということはそれだけ充電不良に陥る可能性が低くなる…ということでもあります。
普段使いができる
USB電源はバイクに設置するので完全に「バイク用」ですが、モバイルバッテリーは日常生活で普段使いすることができます。
活躍の場が多ければ多いほど『バイク用品としてのコスト』が下がり、生活全体のコスパが上がっていきます。
普段使いでパフォーマンスしていればバイク用品としてのコストが薄まるもんね 笑
デメリット
モバイルバッテリーは充電を忘れたり、連泊キャンプツーリングなどで途中で充電できないと役に立ちません。
僕が使っている20000mAh程度の容量のモバイルバッテリーでは丸一日ナビと音楽を画面の明るさを最大にして使用すると2日で容量が尽きてしまいます。
寝ている間に、モバイルバッテリーを充電できないようなツーリングをする場合はUSB電源が必須です。
(スマホフル稼働で2日持つって十分じゃね??)
バイクツーリングに持っていくモバイルバッテリーの容量の目安
- Qバイクツーリングのモバイルバッテリーの容量は?
- A
800mAh×ツーリング時間=ちょうどいい容量かと思います。
モバイルバッテリーの容量は「mAh(ミリアンペアアワー)」という単位で表されます。
僕は現在20000mAhのモバイルバッテリーを使っています。それにはバッテリー残量をしめす4段階表示のインジケーターランプがあるのですが、そこから推察すると
というツーリングをした場合、必要な容量(消費する容量)は12000mAh程度です。つまり800mAh/hということになるので、
バッテリー容量 | ツーリング時間 |
~3000mAh | 3.75時間 |
~5000mAh | 6.25時間 |
~10000mAh | 12.5時間 |
~15000mAh | 18.75時間 |
~20000mAh | 25時間 |
という感じになるかと思います。
バイクにモバイルバッテリーを固定・取り付け方法
ツーリング中のナビを担うスマホを充電し続けなければならないのでモバイルバッテリーはスマホの近く、つまり、ハンドルの近くに固定する必要があります。バイクにモバイルバッテリーを固定する方法は3つ。
それぞれ解説します。
固定・取り付け方法①タンクバッグ
最も一般的固定方法方法はタンクバッグですが、大きなタンクバッグはライディングの姿勢変化の大きな妨げになってしまうのでおすすめません。モバイルバッテリーがちょうど収まるような、小さなタンクバッグを使うのが良いです。
僕のバイクはマグネットがつかず、丁度いい吸盤式のタンクバッグがなかったのでモバイルバッテリー専用のタンクバッグを自作して使っています。
タンクに伏せるような走り方をしない方は下の記事から良さそうなタンクバッグを選んで下さい。
固定・取り付け方法②スマホケース
最もおすすめの固定・取り付け方法がケース式のスマホホルダーにモバイルバッテリーを入れ、その上にスマホを置くというスタイル。モバイルバッテリーがスマホの土台のようになるので、この方法で設置する場合、モバイルバッテリーの長さはスマホの長さより極端に短いものは避けたほうがいいです。20000mhAの長方形のものだとだいたいしっくり安定して設置することができます。
セパハンのバイクにはデグナーのNB-18ナビタンクバッグがおすすめです。タンクバッグという名称ですがトップブリッジにマジックテープの紐を絡めて設置できるのでトップブリッジバッグとして使っています。
ちなみに、一般的に熱がこもったり、スマホ操作がしにくいため敬遠されがちなケース式ですが、唯一、完璧な夏のスマホ熱対策を施せるスマホホルダーだったりします。詳しくは下の記事を読んでみて下さい。
固定・取り付け方法③
最も男気・野性味溢れる方法がタンクにマジックテープを貼って着脱式にする方法…は野性味が過ぎるのでカウルの内側など目立たない場所に貼り付ける取り付け方法。
マジックテープのメス側(フカフカした方)をバイク側にすると水を保持してしまうようになるのでバイク側にはオス側(ギザギザした方)を貼るようにしましょう。
タンクなどに貼る場合は粘着が弱い養生テープを噛ませることで剥がしたときにバイクを傷つけるリスクを減らすことができます。
養生テープはツルツルした面とは相性がいいので簡単には剥がれてきません。剥がすときに塗装も持っていったらそれは自己責任ということで・・・
まとめ
いかがでしたでしょうか。
充電さえ忘れなければバイクツーリングでスマホを充電するのに最高のガジェット、モバイルバッテリーについて解説しました。
モバイルバッテリーを充電できないキャンプツーリングに連泊で行かれる方はUSB電源の方がいい場合もありますが、僕のような多くのマイルドライダーにとってモバイルバッテリーは最適解です。
この記事が誰かのバイクライフがより豊かに、楽しく、楽になるきっかけになれば嬉しく思います。
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