
okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は、
という方ではないでしょうか。この記事では、
ということについて解説していきます。
ちなみにこの記事は
という綿手袋をインナーブローブとして使用する際のコツを解説することをメインの目的に設定しています。ぜひ最後まで読んでみてください。
バイクインナーグローブの効果

バイクのインナーグローブには、
という4つの効果があります。それぞれ解説します。
バイクの操作性向上&疲労減少効果

大きめの長靴を履いて歩くと足を前に出した瞬間は長靴は前にはでませんよね。長靴の中の足が長靴にぶつかって初めて長靴は前にでます。足の動きと長靴の動きに一瞬ラグが起きます。
大きめのグローブをつけているとこれと同じことがおきます。スロットルを捻ってもグローブ内で手が空回りするので一瞬のラグが起きます。
これを嫌がると自然とグリップを握ってグローブを押さえつけようとしてしまい、ハンドルから力が抜けずに腕で体重を支えるようになってしまいます。
インナーグローブをつけて隙間を埋めてあげるとラグがなくなり、グリップから力を抜くことができるので操作性の向上、疲労減少に効果的。

靴下を履くと靴擦れを起こしにくくなるのと同じです。スポーツするときは専用のソックスを履きますよね!
グローブが長持ちする

インナーグローブを使用するとグローブの内側が本当に汚れなくるので皮脂や手汗が原因による劣化を起こしづらくなります。
また、グローブ洗濯の回数が激減する(メッシュグローブ以外はほとんど不用になる)ので、洗濯による劣化も防ぐことができ、大事なグローブを長く使うことができます。

外側だけメンテナンスすれば良くなります。メンテナンス方法の詳しくは下の記事で解説しています。
ナックルプロテクターが手に当たる不快感を軽減

転倒によるダメージや走行時の飛び石から手を守ってくれるナックルガード。
グローブやグローブのサイズによってはナックルガードの裏側が手にあたって気になることがあります。
インナーグローブをしているとナックルガードと手の間の緩衝材になってくれるので不快感なくグローブを使うことができます。
冬は寒さから手を守る

ウインターブローブ以外のバイクグローブは防風効果はあっても保温効果はありません。
グローブが冷えれば手の体温もどんどん奪われていってしまいます。
インナーグローブ、特に冬用のものをつけていればグローブと手の間に空間ができるので体温を保温することができます。
防寒の基本は「外気を遮断して内側で保温」なのでインナーグローブをつけることでそれを実現することができるのです。
一般的なレザーグローブやレーシンググローブであれば、インナーグローブをつけるだけで10℃程度の気温まで対応することができます。
もっと寒いときにバイクに乗る場合は、冬に特化した電熱インナーグローブなどを使うこともできます。
夏は手汗からグローブを守る

バイクグローブをしているほとんどの時間はグリップを握っていますよね。手のひらはただでさえ汗をかきやすい部分ですが、グリップを握っていることによってより汗をかきやすく、通気性がないので汗が乾かないのでバイクグローブには「水分」「皮脂」「蒸れ」という雑菌が大好きなパラダイスが作られていきます。
牛革は転倒時の摩擦に強い素材のため、バイク用のグローブの多くは牛革で作られています。牛革は通気性が悪いのでどんどん手汗をかきますが、革製品なので気軽に洗うことができません。
インナーグローブをつけずにバイクに乗っていることは真夏に裸足で革靴を履いて走り回って、靴を洗わないでいるのと同じくらい不潔なことです。

(誰にも言えないけど、手汗をかくとグローブの中がヌルヌルしてるんだよなぁ・・・。で、すげー臭いんだよなぁ・・・)

臭いの原因は主にモラクセラ菌のフンです。

インナーグローブをしていない人は常に雑菌が繁殖していて○ソまみれ状態ってことね・・・
インナーグローブをしていれば手汗のほとんどを吸収してくれるので常に快適にバイクに乗ることができます。
革のグローブとは違って気軽に洗濯機で洗うことができるので常に清潔。
革靴を履くときに靴下を履く文化圏の方は当然使っていて然るべきなのがインナーブローブです。

夏はもちろんメッシュグローブ+インナーグローブ。熱く感じるということは全くありません。

「インナーグローブといえば冬にするもの」と思っている方が多いですが、実際は全く逆で、夏こそ必要なものです。。
夏に効果的なおすすめインナーグローブ

夏にサラッと使えるおすすめのバイク用インナーグローブをいくつか紹介します。「バイク用」にこだわる方は参考にしてください。こだわらない方はここは読み飛ばして代用品を参考にしてください。
コミネ(KOMINE) バイク用 クールマックスRインナーグローブ
- 冷感素材クールマックスRを使用
- 皮膚の温度を33.3度に近づける
- 快適な吸汗/即乾素材
- グローブの下に着用し、汗によるべたつきを防ぐ

ワンサイズ大きい方が良い
引用元:amazon

2サイズ大き目で良いかも
引用元:amazon

蒸れてしまってもスっとグローブを脱着できます。
引用元:amazon
デイトナ ヘンリービギンズ バイク用 インナーグローブ 接触冷感
- Lフリーサイズ
- シーズン:春夏
- 接触冷感インナーグローブ
- 縫い目がないシームレス製法
- ストレッチ性があり着け心地が良い

通気性の良くない革製のグローブの時は、必ずこれつけたほうがストレス少ないです。
引用元:amazon

このてのインナーグローブのなかでは、一番良く出来てると思います、
引用元:amazon

縫目の無い所やひんやり感は他のインナーよりも体感出来ますよ。
引用元:amazon
RSタイチ(アールエスタイチ) クールライド インナーグローブ 吸汗速乾
- サイズ:S/M
- 左右兼用
- 指マチにメッシュ素材を配置
- インナーに最適

商品到着後使用前に糸が解れていることを確認しました。
引用元:amazon

思いの外縫い目から裂けるのが早いので個人的にはお勧めしません。
引用元:amazon

左手だけ縫い目から裂けた。
引用元:amazon
冬に効果的なおすすめインナーグローブ

冬の保温性に優れたおすすめのバイク用インナーグローブをいくつか紹介します。「バイク用」にこだわる方は参考にしてください。こだわらない方はここは読み飛ばして代用品を参考にしてください。
コミネ(KOMINE) バイク サーマルインナーグローブ
- 左右兼用
- 薄手でも温かい
- 人差し指と親指はタッチパネルを操作可能

指の部分にコミネのメーカー名が印刷されていますが、これはすぐにボロボロと取れてしまいます
引用元:amazon

ウィンターグローブは二重になっていて素手につけると脱着で裏地がめくれます。ゴアテックスとかならいいのかもしれませんが、インナーグローブがあると便利
引用元:amazon

ワンサイズ小さくしましたが、ちょうどいいです。
引用元:amazon
ラフアンドロード(ROUGH&ROAD) バイク用ATオートサーモアンダーグローブ
- 発熱素材
- 吸湿発熱素材エクスを使ったアンダーグローブ
- ストレッチ性のある薄手のインナーグローブ
- 水分を感知し、ホカホカ熱を発するコンディショニングファイバー

保温力は今まで使った物のの中では上位です
引用元:amazon

直ぐに人差し指に穴が開きました・・・時間的に言うと10時間ぐらいで・・・
引用元:amazon

自分はMサイズと男の割りに手が小さい方ですが指部分が短く、装着すると水掻きができてしまい他のグローブを重ねて装着する事は全くできません。
引用元:amazon
- グローブの下に装着するインナータイプの電熱ブローブ
- 夜間被視認性を高めるリフレクター装備
- 運動性を高める立体裁断
- タッチパネルの操作が可能
- 別売のケーブルでバイクのバッテリーに接続することで駆動

取り付けはバッテリーに繋げるだけなのでとても簡単
引用元:amazon

手の甲がほのかに温かくなるだけでまっっっったく使い物になりません。
引用元: amazon

気温0近くでもレベルマックスの赤は熱いです。
引用元: amazon
通年使えるインナーグローブの代用品

僕が最もおおすすめするインナーグローブは普通の白い綿手袋です。
バイク用のものが1双2000円程度するのに対して、綿手袋は1双40円程度で購入することができます。
実に1/5の値段・・・。バイク用インナーグローブの口コミには「高価だが、破けやすいので扱いに気を使う」というものが目立ちましたが、白手袋は普段履いている靴下のように雑に脱いで雑に洗うことができます。
冬でも手汗は結構な量をかいているので、ツーリングのたびに洗濯機に放り込むだけで常に清潔に保つことができます。
白で汚れが目立つのでグローブの汚れ移りを目視しやすく、普段できないグローブの内側の汚れをチェックすることができます。
「汚れチェック」とは言いましたが、インナーグローブを使うと本当に洗濯の必要がないくらいグローブが汚れません。外側の手入れだけで何年も使用することができます。
直接身につけるものは縫い目が肌に触れるストレスを感じることがありますが、綿手袋を裏返しにしてしまえば「外縫い(高級グローブで使われる手法)」の状態にすることができるので縫い目が手に触れず、快適に使用することができます
左右の区別があると着脱の際にほとんど1/2の確率で「ああん!これ右手用じゃん!」と左手が泣いてしまいますが、裏返しにすれば両手兼用になるので左手(右手)に優しい仕様になります。
しかも綿手袋はつけたままスマホを操作することができ、(少なくとも僕が使っている上のリンクのものは)スマホにも優しいです。
夏用、冬用のくくりがないので不安になるかもしれませんが、僕は真夏も真冬もこの綿手袋で快適にライディングしています。

メリットがありすぎて興奮します。バイク用のインナーグローブの前に、綿手袋でデビューすることを強くおすすめしています。
バイクインナーグローブ使用の注意点

インナーグローブの使用上の注意を解説します。
インナーグローブはとても軽く風で飛んでいってしまうのでバイクグローブのようにシートの上においていたりするとなくしてしまいます。ツーリング先ではポケットなどに収納しておくか、グローブから出さずに、入れっぱなしにしておくのが良いです。

グローブを脱ぐときはインナーはグローブ内に残ります。僕はよほど手汗で濡れていない限りそのままにしておきます。
自宅で保管するときに入れっぱなしにすると雑菌が繁殖してインナーグローブの意味がなくなってしまうので必ず出しておきましょう。というかインナーグローブは使用の度に洗うようにしましょう。

靴下は毎日洗う。これ当たり前。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
YouTubeなどをみていてもわかりますがインナーグローブを使用するライダーは少数派です。しかし、実際に一度使い始めると、それまではなんとも思わなかったはずなのに、

うわ・・・この人素手でグローブしてるわ・・・汚ねぇ・・・
と思ってしまうくらい効果が実感できる素晴らしいものです。清潔に爽やかにバイクライフを送るのであれば必要なバイクインナーグローブの記事でした。
あなたが靴下を履く文化圏で育ったのであれば次のツーリングからインナーグローブを使うことを強くおすすめします。
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