バッテリーの種類MF(密閉)型、開放型、リチウム系の見分け方と特徴 | okomoto

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バイク三郎
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バッテリーの種類MF(密閉)型、開放型、リチウム系の見分け方と特徴

バッテリーの種類MF(密閉)型、開放型、リチウム系の見分け方と特徴 メンテナンス、バイクの仕組み
オコモト
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okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!


この記事にたどり着いた方は

こんな方向けの記事です
  • バイクのバッテリーってどんなものがあるの?
  • 次のバッテリーはどれにすればいいの?
  • リチウム系バッテリーにしたいんだけど・・・


と思いながらコーヒーを飲んでいる方ではないでしょうか。

バイクショップにメンテナンスを任せていれば特に気にならないバッテリーの種類ですが、バッテリー交換はかなり簡単なメンテナンスの部類に入るので自分で行う人も多いと思います。



そこでちょっと気になるのが「バッテリーの種類」ではないでしょうか。

知らなくてもなんとなくうまく行きますが、知っていると少しだけバイクライフが潤うバッテリーの話をまとめてみました。

この記事では

この記事でわかること
  • MF型(密閉型)の特徴・メリット・デメリット
  • 開放型の特徴・メリット・デメリット
  • リチウム系バッテリーの特徴・メリット・デメリット
  • あなたが次に使うべきバッテリーの種類


ということについて解説してきます。

バイクバッテリーの種類

バイクバッテリーの種類


バイクのバッテリーは

バイクバッテリーの種類
  • MF型(密閉型)
  • 開放型
  • リチウム系バッテリー


の3種類があります。

MF型(密閉型)のバイクバッテリー【バイクバッテリーの種類】

MF型(密閉型)のバイクバッテリー【バイクバッテリーの種類】
MF型(密閉型)のバイクバッテリーの特徴
  • 多くのバイクに採用されている
  • 箱が黒い
MF型(密閉型)のバイクバッテリーのメリット
  • 精製水を補充する必要がない(できない)
  • 斜めにしても取り付けられる
  • ガスの発生が少ないので爆発の可能性が低い
MF型(密閉型)のバイクバッテリーのデメリット
  • 急速充電ができない(する必要はない)
  • エンジンから離れたところにしかおけない(高温に弱い)
  • 開放型より値段が高い
  • 開放型より寿命が短い


バッテリーが入っている箱が黒ければそのバッテリーはMF型(密閉型)のバッテリーです。


多くのバイクに搭載されているバッテリーです。

MFとは「メンテナンスフリー」を表しますが、これは「充電しなくてもいいよ」という意味ではなく、「バッテリー液(精製水)を補充しなくてもいいよ」という意味のメンテナンスフリーです。


とはいえ、日常的にバイクに乗っていればバイクについている「オルタネーター」という発電機が自動で充電してくれるのでほとんどメンテナンスフリーのようなものです。




「蓋を開けて精製水を補充しないから(蓋が)密閉されている」ので密閉型とも呼ばれます。

純正のバッテリーがMF型であれば新しいバッテリーもMF型を選ぶようにしましょう。

開放型のバイクバッテリー【バイクバッテリーの種類】

開放型のバイクバッテリー【バイクバッテリーの種類】
MF型(密閉型)のバイクバッテリーの特徴
  • 古いバイクに採用されている
  • 箱が白っぽい半透明
開放型のバイクバッテリーのメリット
  • バッテリー液(精製水)の補充ができる(したくない)
  • 密閉型より寿命が長い
  • 密閉型より安い
  • 急速充電ができる(ガスはたくさんでる)
開放型のバイクバッテリーのデメリット
  • 定期的にバッテリー液(精製水)の補充が必要
  • 液漏れの心配がある
  • ガスが放出される


バッテリーの箱が白っぽい半透明であれば開放型バッテリーです。

比較的昔のバイクに搭載されているバッテリーで、定期的に精製水を補充する必要があるので蓋が密閉されていません。蓋が開放できるので開放型バッテリーと呼ばれます。


内部抵抗がMF型より低いのでバッテリーとしての性能は高いと言われていて、適切にメンテナンスをすると寿命も長いと言われています。

純正のバッテリーが開放型であれば新しいバッテリーも開放型を選ぶようにしましょう。

リチウム系バッテリーのバイクバッテリー【バイクバッテリーの種類】

リチウム系バッテリーの特徴
  • 最新のバッテリー
  • SSなどに純正採用されている
  • 冷間時の始動の儀式が面白い
リチウム系バッテリーのメリット
  • 軽い
  • 自然放電が少ない(バッテリー上がりしづらい)
  • 寿命が長い
  • 小さい
  • インジケーターがついていてバッテリー残量が見やすい
リチウム系バッテリーのデメリット
  • ブースターケーブルでジャンプできない
  • 価格が高い
  • 暑さ、寒さに弱い
  • 充電に気を使う


箱は密閉式と同じで黒の場合が多いですが、「リチウム」と誇らしげに書いてあります。そしてとても小さいです。それで見分けてください。

比較的新しいバッテリー形式でとても軽量なのでCBR1000RRなどのスーパースポーツなどで純正採用されています。

密閉型と開放型とはバッテリーの作りが根本的に違うので取り扱い方法が変わってきます。

他の形式よりも寒さや暑さに弱いとされています。特に冬場の始動方法は面白く、寒さでエンジンが指導できないときは「灯火類を5分程度つけっぱなしにしてからエンジンをかける」という他のバッテリーではありえないかけ方をします。

バイク三郎
バイク三郎

普通のバッテリーでこんなことしてたらひっぱたかれちゃうよ・・・


インジケーターがついているバッテリーであればバッテリー残量がひと目でわかるので安心感があっていいと思います。

新しく交換するバッテリーはどのバッテリーがいいのか?

しく交換するバッテリーはどのバッテリーがいいのか?
コスパ厨okomoto
コスパ厨okomoto

コスパ重視で開放型にするか

マジョリティokomoto
マジョリティokomoto

みんな使ってるからMF型にするか

ミーハーokomoto
ミーハーokomoto

最新のがいいからリチウムにするか


と思うかもしれませんが、バッテリーはメーカー純正バッテリーに合わせてバッテリーを選ぶのが最もいい方法です。

つまり、純正が開放型であれば開放型、純正が密閉型であれば密閉型、少ないですが純正がリチウム系ならリチウム型がいいです。


というのは、そのバイクについているオルタネーター(発電機)の最大発電量によって適切なバッテリーが決まるからです。


古いバイクは過充電になることが多く、過充電によってバッテリー内にガスがたくさん発生しても大丈夫なようにガス抜き機能があり、ガスが抜けた分のバッテリー液(精製水)を補充できる開放型が適していたりするためです。

一方で、最新のバイクは充電量が電子制御されているので過充電になりにくくガスの発生をおさえられるのでメンテナンスフリーの密閉型バッテリーが適していることが多いです。また、密閉型だと斜めに置いたりすることにも比較的強いのでバイクのパーツレイアウトの幅も広がります。

メーカー選んだバッテリータイプは変更しないほうが無難です。

とはいえ、最近はMFバッテリーからリチウム系バッテリーに変える方もちらほらいるので少し興味があります。

オルタネーターとの相性などもあるので、同じ車種に乗っている方でリチウム系に交換した人を検索して不具合がないかチェックしてから交換するようにしましょう。

オコモト
オコモト

先輩のバッテリー交換を参考にしましょう。

バイク三郎
バイク三郎

自分が人柱先駆者になってもいいけどね・・・

バイクバッテリーの種類まとめ

バイクバッテリーの種類まとめ


いかがでしたでしょうか。

バイクに使われているバッテリーに関して一通り解説しました。

特に知らなくてもいい情報かと思いますが、バイク仲間が「リチウムバッテリーに変えたんだ」と言ってきたときに「バイク軽くなった?やっぱ違う?冬の始動方法が面白いやつだよね!」と言えるようになればいいかなと思います。

オコモト
オコモト

バッテリーに関して網羅的に解説している下の記事もどうぞ

バイク次郎
バイク次郎

コーヒー飲み終わった?

コメント

  1. 匿名 より:

    「市販のバッテリー液は精製水なので補充するたびに希硫酸の濃度は薄くなりバッテリーの性能は下がっていきます。」

    バッテリー液が減るのは希硫酸の水分が蒸発しただけで、硫酸は蒸発していない。
    なので精製水を補充しても、希硫酸の濃度が薄くなることはない。

  2. 匿名 より:

    Pansonic

    バッテリー液は、希硫酸を補充するのですか?

    回答
    バッテリーの補充液は、希硫酸ではなく市販している、バッテリー用の精製水(または蒸留水)を入れてください。
    バッテリー液自体は、希硫酸と呼ばれる「硫酸」と「精製水(または蒸留水)」を合わせた液体となります。液減りは、充電中に電解液中の水分が蒸発することにより起こります。硫酸成分は蒸発しませんので、液の補充は、高純度に精製されたバッテリー用の補充液(市販している精製水)をご使用ください。

    https://carbattery.support.panasonic.com/faq/show/45?category

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