okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
この記事では
ということに関して解説していきます。
先にこの記事の結論をお伝えすると、
バイクでオービスを光らせても(出頭通知がきて略式裁判を受けて)捕まることはないが、繰り返し同じ場所で速度違反を繰り返すと(通報や監視カメラの映像から違反者を割り出すのと同じ要領で)捕まることは極稀にある。
です。
事実だけお伝えすると、「さっきバイクでオービス光らせてしまった・・・捕まっちゃうのかな・・・」という方がオービスで捕まることはありません。
ピーはすぐ飛躍して解釈するから念のため言っておくけど、スピード違反を肯定しているわけじゃないよ。
自動車がオービスで捕まるという「状態」
オービス(ラテン語で眼の意味)の前を
一般道 | 30km/h超過 |
高速道路 | 40km/h超過 |
で走行すると赤いフラッシュ(最新のオービスは赤色以外もある)がたかれて
が撮影されます。
3日~3ヶ月以内に「速度違反をした疑いがあるので出頭すること」という出頭通知届きます。
オービスを光らせた場所が自宅から遠いと出頭通知が届くまで時間がかかるよ。
指定された警察署に出頭すると
を見せられ、違反の有無を尋ねられます。違反を認めると後日「略式裁判するから10万円くらい持ってきなさい」という内容の出廷通知が裁判所から届きます。
ちなみにウソをつくと偽証罪で懲役だよ。
裁判所に行くと警察の調書の内容に間違いがないかを確認されます。しばらくすると罰金が伝えられるので支払えば刑事処分が完了します。
その後行政処分(オービスが光る速度の速度超過は一発免停)を受けることになります。
バイクがオービスで捕まらない理由
ここまで解説してきたとおり、「オービスで捕まる」には
が必要です。
ナンバーと顔が同じ写真に写っていないと速度違反としての証拠能力がないのです。
バラバラの写真でいいならでっち上げ放題になるもんね・・・
バイクの場合を考えてみましょう。
自動車のナンバー
バイクのナンバープレートは後ろについているので前から撮影してもナンバープレートは写真に写りません。
運転者の顔
フルフェイスヘルメットを被っていれば運転者の顔の判別が困難です。スモークシールドやミラーシールドを被っていれば判別は不可能です。
自動車のナンバーと運転者の顔が一緒に写っている
写真をバイクの後ろから撮影しても運転者の顔と一緒に写ることはありません。クリアシールドをしていても、ジェットヘルメットでも半ヘルでも同じです。前から撮影されてたとえ顔が判別できても「ナンバーと一緒に写真に収まる」ということは不可能です。
証拠能力がある写真を撮影できない
すごく簡単なロジックですよね。少なくとも多くの方にとっては疑問の余地はないと思います。
バイクが移動式オービスで捕まらない理由
最近話題の移動式オービスでバイクは捕まるのか・・・という疑問を持っている方も多いと思います。
ここまで記事をしっかり読んだ方はもう理解していると思います。
最新の移動式オービスでもバイクを捕まえることはできないのね・・・
固定式であろうと、移動式であろうとバイクの前にナンバーが着いていない時点で証拠能力がある写真を撮影できません。
移動式オービスでもバイクの速度違反を捕まえることはできません。
バイクがオービスがきっかけで捕まる場合
オービスで撮影された写真でバイクが捕まることはありませんが、オービスで撮られた写真がきっかけになって捕まることはあります。
オービスはバイクに反応しないのではなく、あくまでも証拠能力がある写真を撮影できないというだけです。写真自体は撮影されています。
頻繁に同じオービスで同じバイク、同じヘルメットのライダーが撮影されていればネズミ捕りで捕まるかもしれません。ピースサインなど警察に挑発的なかっこうでオービスに映り続ければわざわざ張り込みをされて捕まるかもしれません。
実際にこれで捕まったという例もありますが、どれも常習性があり悪質だったために捕まっています。
かなりのレアケースだよ
「バイクはオービスで捕まる」という人の情報切り分け能力の低さに注意
府警によると、オービスの画像を解析して車種を割り出し、違反が集中していた平日の早朝に周辺を張り込みナンバーを確認。尾行して勤務先を特定した。吉本容疑者は「オービスが光ったことは分かっていたが、バイクは後部にしかナンバーが付いていないので、捕まらないと思った」と供述しているという。逮捕容疑は4月23日~8月29日、大阪府吹田市の府道で18回にわたり、制限速度の時速60キロを上回る97~110キロで走行したとしている。
引用元:オービス撮影18回…速度超過常習のオートバイ男逮捕 張り込み、尾行で特定
上の引用はオービスがきっかけで捕まった例ですが、「尾行して勤務先を特定した」とあります。つまりオービスで捕まったわけではないんです。
しかも「18回にわたり、制限速度の時速60キロを上回る97~110キロで走行」という悪質なものです。
この例を嬉々として挙げて
バイクもオービスで捕まることがあります!バイクだからといって油断せずに安全運転しましょう!
と発信するライターの方がたくさんいますが、そういった方々は情報の切り分けが能力が低いのだと思います。僕が先程の引用について解説するのであれば
- バイクはオービスで捕まりません。
- 引用の様に常習性があり、悪質な場合はオービスをきっかけに捕まる可能性はあります。それは通報や監視カメラでも同じです。
- 安全運転に関してはオービスとかバイクとか全く関係ないです。安全運転はすべての基本です。
と3つの情報を切り分けて説明します。
つまり、
バイクでオービスを光らせても(出頭通知がきて略式裁判を受けて)捕まることはないが、繰り返し同じ場所で速度違反を繰り返すと(通報や監視カメラの映像から違反者を割り出すのと同じ要領で)捕まることは極稀にある。
ということです。
ウサギ(バイク)は罠(オービス)にはかからんけど、「この辺りは朝ウサギが通るよ」という住民の情報(通報)や足跡を残したり(付近の監視カメラ)罠に触れた痕跡(オービス)があれば猟師(警察)に待ち伏せされて撃たれる(取り締まり)かもしれんということじゃの。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
情報を切り分けて「バイクはオービスで捕まらない」ということを解説しました。個人的にはバイクの前後から写真を撮影し、それが証拠能力がある写真として扱われるようになり、バイクの速度違反もオービスで捕まえられるようになればいいと思っています。
今どきスマホにアプリを入れておくだけでオービスは回避できるしね・・・。
バイクの前にナンバーを付けるのだけは勘弁!
この記事を読んで「この場合は捕まりますか?」「速度違反をしてもいいわけないじゃないか」などのコメントはお控えください。以前YouTubeにオービス関係の動画を投稿した際、このような不毛なコメントが多く寄せられてバイク乗りの程度の低さに戦慄した経緯があります。
だから説明がくどかったんだね。「なんで記事後半でこんな当たり前のことを繰り返し説明してんだ?」と思ったよ。
ここまで説明して伝わらなかったらもうどうでもいいです。
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