okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
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多くのスポーツと同じで、バイクに乗るのも、先に「型」を覚えてそれをトレースし、慣れてきたら型を崩して自分のものにする・・・というのが効率の良い上達方法です。
この記事では
というバイクの4つの型のうち、ハングオンについて深掘して解説していく記事です。
他の型も気になる方は下の記事も読んでみてください。
この記事では
ということについて解説していきます。
ハングオンとは?ハングオフとの違い
先にハングオンとハングオフの違いについて解説します。
ハングオンとは?
ハングオンとは腰を大きくコーナーのイン側に落とし、バンク角(バイクの傾き)を測るために膝を大きく突き出し、ライダーがバイクにぶら下がるようにコーナーを曲がるライディングスタイルです。
ハングオフとは?
「ハングオフ」とは「宙吊り」という意味の英語です。
ライダーがバイクにぐら下がるように見えるライディングフォームをハングオフと言います。つまりハングオンもハングオフも同じライディングフォームを指す言葉です。
その昔、ヨーロッパのレースを取材した日本人が「ハングオフ」を聞き違えて「ハングオン」として日本に持ち帰ったことで広まった言葉だと言われています。(真偽不明)
しかし、「ハングオン」には「掴まる」「待つ」という意味があります。
ハングオフではブレーキング区間でフォームを作ってじっと待つ瞬間がありますし、バイク(の外側)に掴まっているフォームだと考えればあながち英語的に正しくないとも言えないような気もしてきますね。
この記事ではGoogle検索最適化のために「ハングオン」という言葉を使って解説を進めます。
ハングオンの3つの種類
ハングオンは
という3つのスタイルに分けられることがあります。それぞれ簡単に解説します。
ヨーロピアンスタイルハングオン
サーキットの路面が比較的良かったヨーロッパでは自然と「リーンウィズ気味のハングオンスタイル」が浸透ました。
頭をセンターよりも少しインに入れる程度のハングオンで、最もオーソドックスなスタイルと言えます。
アメリカンスタイルハングオン
サーキットの路面が比較的悪かったアメリカでは、タイヤが滑ったときの立て直しをしやすくするために自然と「リーンアウト気味のハングオンスタイル」が浸透ました。
頭をセンターに残し、体を「くの字」にするスタイルです。
路面状況が悪く、不測の事態が起きる可能性がある峠などでハングオンをするにはこのスタイルがもっとも向いています。
ジャパニーズスタイルハングオン
サーキットの路面がとても良かった日本ではタイヤが滑りにくいのでよりインに体重を預け、強烈に曲がるために自然と「リーンイン気味のハングオンスタイル」が浸透ました。
頭と上半身をイン側に大きく落とすスタイルで、サーキットでは主流になっているスタイルです。
ハングオンのフォーム
ハングオンのフォームについて解説します。ここでは先ほど挙げた3つのスタイルの内、もっとも公道走行に向いているアメリカンスタイルについて書いていきます。
それぞれ簡単に解説します。
頭はトップブリッジの上に固定
頭はトップブリッジの上から外れないようにします。こうすることて視点が低くなりすぎず、リーンアウト気味に乗れるようになります。
腰を大きくイン側に落とす
外足のステップから足が離れるか離れないか、いや、離れない・・・というくらい腰を大きくイン側に落とします。
イン側の上半身を落とす
上半身もイン側に落とします。
肘はタンクに引っ掛ける
タンクに肘をひっかけられればひっかけます。
イン側のステップを踏みこまずに膝を斜め前に開く
イン側のステップを踏みこむと反力で体が必要以上にアウト側に逃げてしまうのでステップを踏みこまないように膝を大きく開きます。
イン側のステップで体重を支えたくなったら、外足とタンクに当てた肘で支えるようにします。
体の移動は頭を軸に扇形に
体の移動は頭を軸に扇形に動かすようにするとライディングが安定します。
フォームを作れない方へのちょっとしたコツ
コーナリング前のブーレキング区間で
という方法をするとちょうどいいところまで腰がずれます。
肘と膝を触れさせるだけだと体が窮屈になって苦しいのですが、腰をイン側にずらしていくと苦しくなくなるポイントがあります。
その体制のままブレーキをリリースし、内足にかけたくなる荷重を肘と外足に分散させるように意識するとレールに乗ったように安定してバイクを曲げることができます。
膝を擦りたい方は下の記事を読んでみてください。
ハングオンのメリット
サーキットでは「速く走れる」「バンク角を探れる」というメリットがあるハングオンですが、公道では
こんな感じです。
ハングオンはリーンウィズと比べて、同じ速度でコーナリングしたときのバンク角は浅くなります。浅くなるということはもっと倒せるということなのでリーンウィズよりもっと速く走ることができるということになります。
多くの方が誤解しているのが
サーキットじゃあるまいし、公道では膝を出さない方が速く走れるだろ
という考えです。
少なくとも僕は速く走るためではなく、楽しく走るためにバイクに乗っています。
公道で速く走るには膝は出さない方が早く走れますが、多くの走りを楽しむライダーが膝をだしているのは純粋に「楽しいから」です。
膝を擦らずに楽しく乗りたい方は下の記事を読んでみてください。
ハングオンのデメリット
姿勢変化が大きいので結構疲れます。とはいえハングオンはスポーツ走行の代表的なフォームなので仕方ないです。「サッカーしたいけど疲れたくない」という人はあまりいないと思います。
視点が低い位置にくるので、リーンウィズやリーンアウトと比べると危険察知が遅くなってしまいます。峠の1本目はリーンウィズでゆっくり走って下見をしましょう。
サーキットガチ勢の方に「公道でハングオンなんて・・・」と思われますが、我々は楽しんで草野球をやっていればいいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ハングオンに関して解説をしました。
リーンウィズで荷重やバイクへの入力を一通り練習してからハングオンを試してみてください。
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