この記事ではバイク教習のコツを解説しますが、「予習した内容よりも教官の教えを優先できる」という方のみ読み進めてください。詳しくは>>>こちらの記事を読んでみてください。
okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
という方ではないでしょうか。
MT四輪車の坂道発進を苦手とする人は結構いますが、バイクに関してはとても簡単です。平地で発進できるのであれば問題なくクリアすることができます。
この記事では
ということについて解説していきます。
僕は普通自動二輪免許、大型二輪免許の両方を延長なしのストレートで卒業し、且つ、「免許取得をとても楽しめた成人平均身長平均体重よりそれぞれちょっと上の成人男性」です。体格に恵まれない方、苦労して免許を取得した方や女性ライダーが書いている記事のように
あたし頑張って免許取ったよ!だからあなたも諦めないで!一本橋のコツは遠くを見ることよ!
という共感するための記事を書くことができません。ただ、問題を解決するため、気持ちを切り替えるための記事は書けるかもしれないので興味がある方のみ読んで頂ければと思います。
- バイクの坂道発進とは?
- バイク教習での坂道発進の手順
- 坂の中腹の左側に1速で向かう【バイク坂道発進のコツ】
- 前後ブレーキで停止し、左足を着く【バイク坂道発進のコツ】
- (1速でなければ後方確認をしっかりして1速に入れる)【バイク坂道発進のコツ】
- ブレーキペダルをしっかり踏みブレーキレバーを離す【バイク坂道発進のコツ】
- やや前傾姿勢にする【バイク坂道発進のコツ】
- スロットルを回してエンジンの回転数を上げて一定にする【バイク坂道発進のコツ】
- 半クラッチにする【バイク坂道発進のコツ】
- バイクが前に動き出そうとしたらブレーキペダルを離す【バイク坂道発進のコツ】
- 坂の頂上付近で2速に入れて坂道発進終了【バイク坂道発進のコツ】
- まとめ
バイクの坂道発進とは?
坂道で止まって、また発進するシンプルな課題です。
逆行(小) | 0.3~0.5m | 10点減点 |
逆行(中) | 0.5~1m | 20点減点 |
逆行(大) | 1m以上 | 試験中止(不合格) |
おそらく卒業検定を受けられる方で坂道発進に失敗(試験中止)になる方はいないと思います。
スラロームや一本橋を教官のように行うにはかなりの練習が必要です。坂道発進は手順をこなすだけでできてしまうので、坂道発進ができた時点で「教官と同じレベル」「日本一のレベル」ということになるとても気分がいい(?)課題です。
普通に発進できれば問題ないです。もっとも難易度が低い課題のひとつです。
バイク教習での坂道発進の手順
それぞれ解説します。
坂の中腹の左側に1速で向かう【バイク坂道発進のコツ】
坂道発進をする場所には1速で向かいます。というかバイクを止める直前に1速に入れればOKです。
停止線が惹かれている場合はその線を超えないように止まりましょう。
前後ブレーキで停止し、左足を着く【バイク坂道発進のコツ】
通常の停止と同じ手順く、前後ブレーキを使ってバイクを停車させます。
坂道なので左足をつくときはいつもと少々足をついた感じが違いますが、どちらかというとリアサスが沈んでいるのでほんのわずかですが足つきは良くなります。
(1速でなければ後方確認をしっかりして1速に入れる)【バイク坂道発進のコツ】
2速や3速で停車しても減点にはなりません。きちんと後方を確認して足を入れ替えて1速に入れればなんの問題もありません。
ブレーキペダルをしっかり踏みブレーキレバーを離す【バイク坂道発進のコツ】
公道ではフロントブレーキで坂道発進することもありますが、教習所ではリアブレーキです。
フロントブレーキを使うと右手でブレーキ操作とアクセルの操作をしなければならなくなるのでシンプルに面倒です。
停止後にフロントブレーキを離たときにバイクが後ろに下がらないようにしっかりブレーキペダルを踏みましょう。
やや前傾姿勢にする【バイク坂道発進のコツ】
上り坂ではただでさえ「後ろに引っ張る力」がかかっています。そこに勢いよく発進した加速Gが加わると体を後ろに持っていかれるので少しだけ前傾姿勢をとって加速Gに耐えやすい姿勢を作っておきましょう。
スロットルを回してエンジンの回転数を上げて一定にする【バイク坂道発進のコツ】
例えば普通自動二輪の教習車CB400SFは平地で発進する時は
3000回転くらいに回転数を上げてから半クラッチで発進してくださいね
という指示が教官から出ていると思います。
この、「指示が出ている回転数」よりも多め、5000回転くらい高めの回転数になるまで回転数をあげます。そしてその回転数を維持した状態にします。
正直3000回転でも十分上がることができるのですが、教官が
というのがわかると安心するので+2000回転のエンジン音を聞かせてあげましょう。
回転数を多めに回せばそれだけ前に進む力が強くなるので安心です。
アクセルを一定にすることで「半クラッチが繋がったかどうか」がメーターを見ることで知ることができます。
半クラッチにする【バイク坂道発進のコツ】
通常の発進と違うのが、「半クラッチをつないでも、リアブレーキをかけているのでバイクは発進しない」という点です。
いつもの発進のつもりでそのままクラッチを離しすぎるとエンストしてしまいます。半クラッチが繋がっているかどうかの判断は「タコメーター」をみて行いましょう。
アクセル開度を一定に保っていているので、タコメーターの針が下がったらクラッチが繋がり始めたことがわかります。
音でもわかるよ。
すごく微妙だけどバイクが前に進もうとして少し車高が下がるよ。
クラッチが繋がり始めたら「バイクは前に行きたいけど、ブレーキでそれを止めている」という状態になります。
バイクが前に動き出そうとしたらブレーキペダルを離す【バイク坂道発進のコツ】
クラッチが繋がり始めたことが確認できたらアクセル開度とクラッチは一定に保ってゆっくりブレーキペダルを離していきます。
ブレーキを完全に離しきってもゆっくりしか前進しない、もしくは後ろに下がる力と前に進む力がつり合ってしまって前進しない場合はクラッチをもう少し離していきます。
必要に応じてスロットルを捻ってもOK
不安な方は坂を登りきるまで半クラ状態を維持するとエンストの心配がありません。
坂の頂上付近で2速に入れて坂道発進終了【バイク坂道発進のコツ】
あとは坂の頂上で2速に入れてスロットルオフで下れば坂道発進は終了です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
リアブレーキをしっかりかけて、エンジンの回転数をしっかり上げ、半クラッチを長めに使えば失敗しようがない気楽な課題です。
ちなみに公道ではこの記事の手順で行う必要があるような坂道発進は滅多にしません。というかしません。ほとんどしたことないです。
公道では「こんな場所にバイクを停車する局面に陥らない」という走り方をするからの。渋滞中のアンダーパスくらいかの?
他の教習のコツが知りたい方は下の記事を読んでみて下さい。
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