okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は
というストレスを抱えた方ではないでしょうか。
原付やバイクのミラーはそれぞれの構造が微妙に違うものですが、だいたいどんなミラーでもこれを知っておけばうまくいくだろうという内容を書いていきますので参考にしていただければと思います。
ちなみに僕が乗っている2台のバイクはそれぞれバーエンドミラーとトライアルミラーに変えているので写真を使って解説することができません。適宜イラストを入れて解説していきます。
この記事では
ということを解説していきます。
先に結論を書くと、
- 緩みやすいところや緩んでいるミラージョイントにはネジ滑り止め液を塗る
- 新しいミラーに変えるのが最良の方法
という内容になります。
ガチャガチャ面倒な説明をしますが実際の作業はロックナットとアダプターボルトを押さえてガチャガチャやっていればすぐ終わります。しっかり読み込まず気楽に読み流してください。
原付やバイクのミラーの構造
解説の前にちょっと面倒くさいバイクのミラーの構造について解説します。
先に仕組みを解説した方が理解が深まるかなと思って解説します。なんとなくイラストを見ていただければOKです!
ミラーの根本をみてみると、2つのナットが重なった状態になっているように見えます。
下のナットは実はナットではなくボルトです。これはアダプターボルトと言って、ミラーを差し込む土台となるパーツです。
上のナットはロックナットと言って、アダプターボルトに差し込んだミラーがクルクル回らないようにするためのパーツです。
バラすとこんな感じです。
ちなみにミラーを取り付けるときは
という感じになります。
それぞれの回転方向に注目すると、
時計回り | 反時計回り | ネジの種類 | |
アダプターボルト | 締まる | 緩む | 正ネジ |
ロックナット | 上に移動(緩む) | 下に移動(締まる) | 逆ネジ |
ミラーステー | 緩む | 締まる | 逆ネジ |
回す方向で締まると緩むが違います。ちょっと面倒くさいですが、これはロックナットを機能させるために必要なことなのです。
手元にミラーがないので合っているかちょっと不安ですが説明を続けます・・・。たぶん合ってます・・・。
ヤマハのバイクのアダプターボルトは正ネジではなく逆ネジになっています。これは転倒時にミラーがライダー側に折れることで破損を最小限にするための心遣いです。
原付やバイクのミラーがゆるい時のミラーの首の締め方
ここから原付やバイクのミラーがゆるい時のミラーの首の締め方を解説していきます。
それぞれ解説します。
ゴムキャップを上に持ち上げる
ミラーによってはロックナットとアダプターボルトがゴムのキャップで保護されているのでそれを上げておきます。
ちなみにこういったゴムパーツは定期的にシリコンスプレーを吹くことで長持ちしますよ!
アダプターボルトを時計回りに回す(締める)
スパナでアダプターボルトを時計回りに回して締めます。アダプターボルトが結構回った場合はミラーの緩みの原因はアダプターボルトの緩みということになります。
アダプターボルトを回そうとしても全く回らなかった場合(それ以上締められなかった場合)はロックナットをみていきます。
アダプターボルトを押さえながらロックナットを時計回りに回す(緩める)
次にアダプターボルトを押さえながらロックナットを時計回りに回して緩めます。同じサイズのスパナでもいいですし、モンキーでもOKです。
ミラーの角度を調整する
ミラーの角度を調整します。
アダプターボルトを押さえながらロックナットを反時計回りに回す(締める)
ミラーの位置が決まったらアダプターボルトを押さえながらロックナットを反時計回りに回して締めます。締めるときにミラーも一緒に動いてしまうので、動く範囲に当てをつけて締めるか、もう一度緩めてやりなおすか、ミラーを押さえな方ロックナットを締めてください。なんとなくうまくいきます。
ゴムキャップを下げる
ゴムキャップを戻して作業は終了です。
ガチャガチャ説明しましたが、ロックナットとアダプタボルトを押さえてガチャガチャやっていれば簡単にできます。
原付やバイクのミラーの首が緩む原因
原付やバイクのミラーの首が緩む原因の多くは走行中の振動によるものです。ミラーステーかロックナット、土台であるアダプターボルトのどれかが振動によって緩んできてしまうのです。
原付やバイクのミラーの首が緩むときの対処方法
それぞれ解説します。
スプリングワッシャーを噛ませる
スプリングワッシャーはその弾性力で常に上下にテンションをかけ続けてくれるのでボルト、ナットの間に噛ませればほとんどミラーは緩まなくなります。また、振動吸収交換もあるので振動による緩みも防止してくれます。錆びにくいステンレスのものがおすすめです。
ゴムキャップがで隠せればいいけど、ゴムキャップがないミラーだとワッシャーが丸見えになるのがデメリット
ネジ滑り止め液を塗る
本来はナメてしまったネジなどを外すためのネジ滑り止め液ですがミラーの緩み防止に使えます。
ネジ滑り止め液の中には尖った粒子が含まれていて、これが喰いつくことによって摩擦力が上がるという仕組みです。
少量塗るだけで効果があり何度も使えるのでおすすめです。
ロックタイトで固める
ネジ滑り止め液とは違ってロックタイトは接着剤です。ミラーを強く固定してしまうと転倒したときにミラーへのダメージが大きくなってしまうので低強度のものを使いましょう。
固まったあとにミラーを外すこともできますが、ネジ滑り止め液とは違い、ミラーを再設置するときに掃除をして新しいネジロックを塗布する必要があります。
バイクや原付ミラーのボールジョイントが緩む原因
バイクや原付のミラーのボールジョイント(くるくる回す部分)が緩む主な原因もやはりバイクの振動です。頻繁にミラーの調整をする方や、
バイクや原付ミラーのボールジョイントがゆるいときの対処方法
ボールジョイントを止めているネジは外側から確認できません。ミラーをドライヤーで温めて接着剤を溶かし、マイナスドライバーなどで端をコジってミラーを外せばボールジョイントを止めているネジを締めることができます。
しかし、この方法は高確率でミラーを割ってしまうのでおすすめしません。
おすすめの方法は前述の「ネジ滑り止め液」をボールに直接塗ってします方法です。
マラー部分が振動でグラグラゆれてしまうときにも有効な方法です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
作業的には簡単ですが、説明すると長くなる原付やミラーの調整方法と、ゆるみ対策について解説しました。
スポーツバイクを狭い駐輪場に出し入れするたびにミラーをたたんでいる方などは特に劣化しやすいと思うのでミラーが緩くなったときに参考にしていただければと思います。
正直最良の方法はミラー交換ですけどね・・・
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