okoんにちは!okomoto店長のオコモトです!
この記事にたどり着いた方は、
という方ではないでしょうか。この記事では、
といことについて解説していきます。先に洗濯のコツをまとめて載せておきます。
という感じです。
バイクジャケットをクリーニングに出した時の料金の目安
先にクリーニング料金の目安を載せておきます。もしもあなたの時間単価よりも安いようでしたらクリーニングに出すことをおすすめします。ただし、クリーニングに出したからと行って100%洗濯がうまくいくとは限りません。プロとは言え、他人に任せることのリスクや返却までに時間を要することも知った上で利用しましょう。
クリーニングで失敗した方の情報はこちら
バイクウエアのクリーニング料金は1000円~3000円程度ですが、中綿が入っているウインタージャケットや大きな汚れがあるものは別途追加費用がかかります。
レザーの場合は1万円~2万円程度になります。
スーツなどのクリーニングとは違って、プロテクターも入っていますし、汚れ方が特殊なものなのでクリーニング前に簡単に見積依頼することをおすすめします。
クリーニング業界最大手の白洋舎のリンクを張っておきます。しばらくバイクに乗らないときに宅配でまとめて出すのがおすすめ。
白洋舎のらくらく宅配便バイクジャケットの洗濯方法(手洗い編)
クリーニングに出さずに自分で洗えば2日もあればジャケットは乾くので急いでいる方におすすめです。まずはジャケットが傷みにくい手洗い方法から解説していきます。
準備
ジャケット本体を洗う前に洗濯表示を確認し、プロテクターを洗っていきましょう。
タグで洗濯マークを確認
まずはタグに記載されている洗濯表示を確認してください。バイク用品に関係ありそうなもののみ解説します。不明な表示が記載されている場合は画像引用元の消費者庁のサイトを参照してください。
洗濯処理できない
引用元:消費者庁
洗濯桶にバッテンがついているものは洗濯することができません。クリーニングに出しましょう。
手洗い可
引用元:消費者庁
洗濯桶に手が入っているものは40℃以下のお湯かお水で手洗いすることができます。
洗濯機可
引用元:消費者庁
洗濯桶に数字が書いてあるものは洗濯機で洗うことができます。洗濯桶内の数字は水温の上限を示しています。上の画像だと30℃までのお湯で洗うことができるということです。
他にもさまざまな洗濯表示がついていると思いますが、手洗いか洗濯機かいずれかでの洗濯の可・不可さえわかればこの記事の内容を実践するのに問題ないので表示の解説は以上にします。
バイクウェアを漂白やアイロンがけする人はいないだろうし、クリーニングの表示はクリーニング屋さんが見るしね。
洗濯処理できないバイクジャケットは表示通りにクリーニングに出すのが無難ですが、
OK!表示通りクリーニングに出すわ!
という方はそもそもこの記事を読まないと思いますし、バイクウェアはウールやカシミヤ、麻やレーヨンなどと行った水洗いすると縮んでしまう素材は使われていません。ほとんどが革かポリエステルなどの化学繊維が使われています。
そもそもバイクウェアなんて作業服の様に衣類の中でもかなり過酷な環境で使用されるものです。
洗濯程度でへこたれられると今後長くお付き合いしていく相棒としては不合格。
防水効果が多少落ちたとしても雨が降ったら多くの人はレインウェアを着ると思いますし、そもそも防水効果が必要な局面ではツーリングには行きません。
・・・という考えで僕は今でたくさんの「洗濯処理できない」バイクウェアを洗ってきました。ここからの内容はその方法を解説するものです。自己責任でお試しください。
本当にクリーニング以外で洗えないウェアなんていらねーや!という気持ちが必要。ちなみに失敗したウェアは今までありませんでしたよ。
プロテクターを外して洗う
まずはバイクウェアに仕込まれているプロテクター類を外しましょう。かなりキツキツに入っているのでプロテクターポケットを破かないように注意。
ハードタイプのプロテクターは湯船の洗剤湯で洗っても、別途薄めた食器洗い用洗剤で洗ってもどちらでもいいです。洗って洗いでタオルで拭いて、陰干ししておきます。
ウレタンパッドの場合は水を吸うのでジャケットと一緒に洗いましょう。
洗い
ジャケットは大きいので湯船で洗うのが楽です。足を湯船に入れたときに足首くらいの高さまでお湯を張りましょう。
タライや洗面台でも洗えるけど、洗うときに水がこぼれやすくなったりして思い切り洗えなくなるから湯船がおすすめ!お好みで!
39℃は牛の平熱と同じ温度なのでレザージャケットに使える適正温度の上限と思って僕が行っているだけですが、皮脂は34~38度で溶け始めるのでナイロンジャケットの袖や襟の皮脂汚れを落とすのにも効果的。袖や襟、手首、脇は汚れやすいので軽く揉んであげましょう。
衣類への攻撃性が低いおしゃれ着洗い用洗剤(衣料用中性洗剤)を使います。
湯船の中でよく混ぜたらジャケットを入れて10分程度つけ置きしましょう。
つけ置きが終わったらジャケットを足で踏んで洗っていきます。タライなどを使って手で押すよりも楽に洗濯できます。
お湯に汚れが溶け出して、お湯が変色してきますがお湯の色の濃さが変わらなくなったら汚れが出きったサイン。変色が終わるまで踏みましょう。
汚れによるお湯の「濃さ」が変わらなくなるまで踏み続けようってこと
すすぎ
ジャケットにシャワーなどでお湯をかけながら踏みます。
張ったお湯の中で踏むという方法もありますが、それだと洗剤が薄まるだけで完全に洗剤を排出できないので流しながらのすすぎが良いです。
脱水
すすぎ終わったらお湯をかけずにジャケットを踏み、水分を排出していきます。あらかた踏み終わったらお風呂場に30分程度吊るしておきます。そうすると残った水分が袖や裾の下の方にたまってくるので、握れば簡単に大量の水を出すことができます。
水を出せたら、敷いたバスタオルの上にジャケットを乗せ、バスタオルごとグルグル巻いてのり巻きのようにします。それを上から踏むと楽に水分をタオルに染み込ませることができます。
生地が傷んだり伸びたりするから絞っちゃダメ。
屋外で陰干しする
風通しの良い日陰に干します。直射日光は避けて影干ししましょう。ジャケットに残っている水分がしたたりおちるので部屋干しはしないようにしましょう。部屋が水浸しになります。
干す際は変なくせがつかないように、肩が幅広になっているハンガーを使うのがベター。
乾燥機は超NG
ジャケットに使われている接着剤は50℃で溶け出してしまうので乾燥機や浴室乾燥は絶対に使用してはいけません。
プロテクターを入れる
ジャケットが完全に乾いたらプロテクターを入れて洗濯ミッションは完了です。
バイクジャケットの洗濯方法(洗濯機編)
バイク用装備はある意味作業服です。洗濯表示で洗濯機NGとなっていても、洗濯機で洗うために敢えてレザーではなくナイロンのものを選ぶ方もいるほどです。正直僕もナイロンのジャケットやメッシュジャケットは洗濯機で洗っています。
中綿入り、防水ジャケットは洗濯機非推奨
中綿入りのウインタージャケットは洗濯機の回転で中綿の偏りが起きるので中綿入りのものは手洗いしたほうが良いです。
また、レインウェアに近いような防水性能を持つものも洗濯機に負担をかけるので手洗い推奨。
プロテクターを外す
プロテクターは外して別で洗いましょう。プロテクターを付けたままだと脱水のときに洗濯機からゴツンゴツン音が鳴ります。
気軽に洗えるのが洗濯機の魅力なので、正直僕はプロテクターを外さずに洗っています。
タオルと一緒に洗濯ネットに入れる
洗濯機の回転からジャケットを守るために洗濯ネットに入れますが、この際バスタタオルなどにくるんで養生材にすると守る力がアップします。
脱水まで洗濯機で回す
乾燥機能付きの洗濯機だとついうっかりいつものように乾燥までかけてしまいそうですが、乾燥はNGなので脱水までにしてください。
メッシュジャケットなんて洗濯機で洗うのに最適だね。汗をかく季節に着るしね。
メッシュジャケットの洗い方は別記事にしています。内容はこの記事をほとんど同じです。
バイクジャケットの普段の手入れ方法
バイクジャケットの普段のお手入れについて簡単に解説します。
メッシュジャケットは洗濯機で洗濯する
メッシュジャケットを着る季節は汗をかきやすいので普段の手入れは洗濯です。
化学繊維のジャケットは中性洗剤を薄めて拭く
ナイロンなどの化学繊維のジャケットは薄めた衣料用洗剤で固く絞ったウェスで汚れた部分をふいてあげると良いです。潰れた虫や襟、袖などです。排気ガスなどの全体的な汚れが気になったのであれば洗濯です。
レザージャケットはレザーオイル
レザージャケットは汚れ以外にもオイルで保湿してあげる必要があります。39℃のお湯で固く絞ったウェスで拭き上げ、レザーオイルを塗りましょう。詳しくは下の記事で解説しています。
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